信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】SLUG FESTとダイナミックグローブは、注目のノンタイトル戦が続々!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

日本時間の3/21(日)は世界各地で注目試合がありますが、日本では来週のウィークデイにも注目試合が目白押しです。

週末だけでなく、平日からボクシングを見れるのは幸せですね。

今回のブログは、3/24(水)、3/25(木)に行われるSLUGFEST、ダイナミックグローブのプレビューです。

3/24(水)SLUGFEST

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メインイベント バンタム級8回戦

堤聖也(角海老宝石)7戦5勝(4KO)2分

vs

デカナルド闘凛生(六島)5戦3勝(2KO)1敗1分

アマ101戦を経験し、B級デビューから5連勝した堤。ワタナベジムから角海老宝石ジムへ移籍し、臨んだGOD'S LEFTバンタム級トーナメントでは、初戦をシードで通過し、準決勝は相手選手の棄権により決勝に進出。

決勝は、王者候補であり、このトーナメントを2戦連続1RTKOで勝ち上がってきた中嶋一輝(大橋)の圧倒的優位の前評判ながら、善戦。私の目には堤が中嶋の強打を封じ込め多用にも見えましたが、結果は不運にもドロー。優勢点で堤は準優勝となりました。

そしてまだまだ記憶に新しい、比嘉大吾(Ambition)との激闘でもドロー。

boxingcafe.hatenablog.com

 

2戦連続ドロー、角海老宝石ジムに来て実はまだ勝ち星がないながらも、中嶋一輝、比嘉大吾と下馬評不利の中、ドローまで持っていった事で評価は上がっています。日本、アジア圏のランクにも入り、これから真価を発揮してくれるであろうボクサーは、その闘いはインテリジェンスに溢れ、ボクシングIQの高さを感じさせます。

パンチ力にも秀でている、という話なので、今回はその強打を遺憾なく発揮できるかが楽しみです。

対して、デカナルド。こちらも堤ほどではありませんがアマ経験はしっかりとしたもので、36戦。

デビュー3連勝、A級初戦でWBOアジアのランカーと対戦、ここで1RTKO負けを喫してしまいます。そこから10ヶ月後の再起戦では、ワタナベジムの宇津見義広(ワタナベ)と闘いますが初回のバッティングで宇津見がカット、2R途中で試合がストップしたことによる負傷ドロー。

 

こちらもまだ、これから真価を発揮させるであろうボクサーです。

堤が25歳、デカナルドが24歳(4月で25歳)とともに若く、将来性のあるボクサー。

ランキングボクサーとして、そしてアマ経験でも勝る堤としては絶対に負けられない一戦。私は、中嶋戦を見て一気にファンになりました。堤には、これまで以上のパフォーマンスを期待しています。

 

セミファイナル フライ級8回戦

粉川拓也(角海老宝石)38戦31勝(14KO)6敗1分

vs

小坂駿(サンライズ)22戦16勝(4KO)6敗

セミファイナルも熱いですね。粉川は元日本王者、酸いも甘いも経験したベテラン。対して小坂は25歳ながら既に22戦ものキャリアを持ち、前戦では日本タイトルにも挑戦しています。

日本ランカー対決は、フライ級のサバイバルマッチ。

この試合に勝てばタイトル挑戦に大きく前進するでしょうし、負ければ大きく後退する一戦。

粉川は2戦連続のランカー戦(前戦はライトフライ級の日本ランカー)であり、負ければ世代交代と言われてしまうような相手。

 

長く日本のトップに居続ける粉川は、今回もその牙城を守れるか。

ライト級8回戦

粕谷雄一郎(角海老宝石)18戦13勝(4KO)3敗2分

vs

内藤未来(E&Jカシアス)10戦8勝(3KO)2敗

セミセミにセットされたこの一戦も、大変に興味深い試合。

前戦、力石政法(緑)に敗北、その前は一階級下のタイトル挑戦経験者、杉田聖(奈良)と三者三様のドロー。

2019年8月の試合を最後に勝ち星から遠ざかっており、もしこの一戦で敗北してしまうとノーランカーになってしまうかもしれません。ここは負けられない一戦。

対する内藤は、カシアス内藤の次男。前戦では、粕谷の同門である中井龍に敗北を喫してはいるものの、この一戦でランキング獲得を目指します。

 

大橋ジム勢と一緒に練習する姿をよく見ますね。強豪に揉まれ、その実力が如何ほど上がっているのかも注目です。

このSLUG FESTは、BOXING RAISE – ボクシング動画配信サービスで配信。

残念ながら生配信ではありませんが、RAISEさんは非常に仕事が早いので、当日夜にはメインがアップされ、その後前座試合が遅くとも翌日にはアップされます。

それぐらいであれば、情報遮断も悠々できると思うので、今回も情報遮断して見たいと思います。

3/25(木)ダイナミックグローブ

メインイベント スーパーライト級8回戦

李健太(帝拳)3戦2勝(1KO)1分

vs

石脇麻生(寝屋川石田)12戦8勝(6KO)3敗1分

アマ112戦、高校6冠というアマエリート、李。4戦目にしてダイナミックグローブのメインというのは期待の大きさを伺えますね。

 

前戦はIBFパンパシフィック王者を迎えたノンタイトル戦。この一戦で、李は1Rでペースを握りこのまま圧勝を期待させましたが、2Rで対戦相手のバッティングを受け、カット。

3Rにもまたバッティングを受け、ここで試合はストップ、不運な負傷判定ドローに終わりました。

ただ、そのポテンシャルを大いに発揮した一戦だったとも思います。

対して石脇は、前戦で話題のホープ、佐々木尽(八王子中屋)とのユース王座決定戦で敗れはしたものの、未だ日本ランク下位に残っている若きホープ。

李にはまだ未知数の部分もあり、石脇は良いボクサー、なかなか予想の難しい試合でもあるかもしれません。

白熱した好試合に期待です。

 

第3試合 スーパーバンタム級8回戦

福井勝也(帝拳)2戦全勝全KO

vs

英洸貴(カシミ)12戦8勝(3KO)1敗3分

福井はアマ75戦、インターハイを制した事もある帝拳のホープのひとり。2019年デビューで2020年は試合ができていないので、久々のリングとなりますが日本ランカーへのチャレンジ。

2018年の全日本新人王の英は、前戦でユース王座に挑戦、5RTKOで敗北しています。

英のボクシングは美しく、将来性を感じさせるものです。

福井は、初の日本人相手ということで、本領を発揮するのはこれから。

今後のスーパーバンタム級近辺を担うかもしれない、若い二人のボクサー。この対戦は非常に楽しみです。

 

第2試合 フェザー級6回戦

藤田健児(帝拳)vs木村元佑(JM加古川)

アマチュアボクシング界の超大物、藤田がいよいよデビュー。

格闘技一家に生まれ、ボクシングだけでなく空手、キックボクシング、総合格闘技を経験し、高校からボクシングに専念。アマ174戦というキャリアの中では、インターハイを2連覇、全日本で優勝すること3度、そして国際大会でも実績を残しています。

2019年に行われた全日本選手権の決勝、東京オリンピック日本代表候補を決める戦いで堤駿斗に惜敗、ただ内容は勝利でもおかしくない内容でした。

そこからプロ転向を表明したものの、コロナ禍によりなかなか試合が組めず、ようやくデビュー戦。

本来であれば、外国人相手にデビュー、既に2勝してA級に昇格していた頃だと思います。

ここからあっという間に駆け上がってほしい、そんな期待をしています。

 

対する木村は、ハードマッチメイクでおなじみのJM加古川所属。木村にとっては厳しい戦いになると思いますが、意地を見せてがんばってもらいたいですね。

このダイナミックグローブは、日テレG+(ボクシング | CS放送 日テレジータス(日テレG+) 日テレがお届けするCSスポーツチャンネル)で生中継。

ケーブルテレビに入っていなくても、スカパー加入で見られます。 

 

3/21(日)、見るべき試合がたくさんありますが、息つく間もなく次々と注目カードを送り届けてくれるボクシング界に感謝です。

そして緊急事態宣言も明け、もしかすると近日中に我が家の「東京行くの禁止宣言」も明けるかもしれません。明けないかもしれませんけど。

「あしたのジョー」展に行きたかったですが、間に合いそうにありません。

せめて4月以降は、久々に後楽園ホールに降り立ちたいものです。

 

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