信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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寺地拳四朗vs久田哲也を視聴。他、熱戦揃いのTHE REAL FIGHT!!【観戦記】

いよいよやってきた週末。

4/24(土)、未明から堤麗斗の世界ユース選手権制覇に湧き、そして(仕事中)昼過ぎからは大阪の興行を「カンテレドーガ」で観戦、を終わってからは沖縄の興行をTwitter観戦。

更に明日はナバレッテvsディアスという興行も控える中ですが、今日はひとまずこの興行の観戦記です。

 

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

4/24(土)THE REAL FIGHT

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フェザー級6回戦

此村勇(ミツキ)vs浅井大貴(オール)

浅井が強くプレスをかけ、足を使う此村を追いかけるスタート。サウスポー此村は右リードを伸ばして距離を測り、浅井の入り際に合わせて左をコネクト。

2R、浅井は近い距離でボディにパンチを集め、それが奏功しているように見えます。しかし此村はかなり斜に構えるボクサー、浅井はなかなか距離を掴みづらそうです。

3R、右から入る浅井、この右が単発ながらヒット。終盤、左の相打ちの場面も、此村の方がやや劣勢か。

4Rも浅井は強いプレス、そして右をヒット。苦しくなってきた此村、どうしても後手に回ってしまいます。このラウンド後半は此村も意地を見せ、中間距離での打ち合い。この打ち合いでは此村もヒットを奪い、一縷の望みを残りのラウンドにつなげます。

 

5Rのファーストヒットは此村の左ストレート!このラウンドは腹を括ったか、この村は足を止めての打ち合いを選択。両者の利き手のストレートが交互にヒットする互角の展開、後半にやや浅井か。

最終ラウンド、ともに低い体勢での打ち合い。浅井のボディが此村にヒット、これはかなり効いているか。レフェリーのブレイクのあと、浅井が飛び込んでの右をクリーンヒットしたところで、レフェリーがストップ!!!

浅井大貴、6RTKO勝利。

苦しい苦しい時期を乗り越えた浅井がプロ初勝利、歓喜の涙。

デビュー戦、亀田京之介を相手にデビューも、良いところなく2RTKO負け。非常に気持の入った、プロらしいボクシングでした。

インタビューも人柄が現れていて、良いですね。

 

スーパーフライ級8回戦

近藤冬真(蟹江)vs重里侃太朗(仲里)

初回、重里はステップから距離をつくり、近藤の入り際にカウンター。重里は速い左フックの使い方が上手く、ポジショニングも上手い。

2R、近藤は中間距離では分が悪く、接近戦を仕掛けようにも重里にいなされます。接近したところでは重里の細かい連打でガードさせられ、このしげさとの旨さに翻弄されています。

と、少し距離が空いたところで重里のワンツーがヒット、近藤がダウン!残り1分、ダメージはあまりなさそうな近藤ですが重里は接近戦でパンチをまとめ、攻勢をアピール。

3R、近藤はガードを固めて前進、しかしガードを固めてしまうと重里がものすごい手数で近藤を磔にします。あまり力を入れていないように見えますが、この回転力はすごいですね。

 

やや打ち疲れたか、重里は後半カウンター狙い。その重里に対して、近藤がグイグイと攻め、ややラフに踏み込んで重里は露骨に嫌がります。

4R、近藤は先程のラウンド同様、グイグイとプレス。重里をロープに詰めて連打を見舞うと、重里も負けじと高い回転力で打ち返し、逆襲。両者ともに気持ちの入った素晴らしい試合です。

5Rも近藤はプレス、そして重里は前に出てくる近藤に対してカウンター狙い。両者ともに手数が素晴らしく、ヒットを奪い合い、激闘です。

6R、近藤がプレス。下がりつつカウンターを狙う重里は、速い右フックを狙います。中盤に入り、足を止めてボディを叩きあう展開は互角。その打ち合いの中で、重里の右フック!近藤は崩れ落ち、レフェリーが間をおかずにストップ!

重里侃太朗、6RTKO勝利。

重里はアマ経験豊富、巧さのあるボクサーですね。近藤も非常に頑張りを見せましたが、重里のあの右フックは初回からよく、中盤以降はタイミングも合ってきていました。

 

これで3戦全勝(2KO)、楽しみなボクサーですね。

51.5kg契約6回戦

花田歩夢(神拳阪神)vsマンモス和則(中日)

勝者はA級昇格となる注目のパンチャー対決!

初回は、やや落ち着いた立ち上がり。マンモスの体がかなりゴツイですね。高身長の花田は丁寧なジャブ、相手との距離感が良いボクサーです。

探り合いの静寂の中、マンモスの左オーバーハンドをかわし、右ストレートをヒットした花田はダウンをゲット!花田の右は非常に伸びますね。

いきなりのダウンはきついマンモスですが、立ち上がった後は強気、こちらも右のフック、左ストレートが強力です。緊張感のある第一ラウンドが終了。

 2R、花田は何よりジャブが良い。ポンポンジャブを出し、誘い込んで右。その右がマンモスにクリーンヒット。

マンモスも踏み込みスピード速いですが、身長の高い花田相手にやや攻めあぐねている印象です。近い距離であれば回転力で勝負できるマンモスは、よりプレスを強めたいところです。アッパーを交えた攻撃は良いですね。ハーフタイム、ガードを固めたマンモスに花田が猛攻、上下の打ち分けは見事としか言えません。

 

マンモスは花田の打ち終わりを狙いますが届きません。花田は遠い。危険なパンチの交錯、非常に緊張感がありますね。

3R、マンモスはかわして打つよりもジャブは被弾覚悟で自分から攻めたいところ。花田は上体も柔らかく、ディフェンスも良いですね。ボディが効いたとみるやラッシュする花田、アッパーもうまいですね。

このラウンドは、あわや試合を決めてしまうのではないか、というほどの猛攻を見せました。

4R、花田ジャブで誘います。マンモスはなかなか入りあぐねています。しかし、ハーフタイム頃、マンモスは左ストレートをヒット!しかし花田も負けじと右ストレート、左フックで応戦、後半もジャブを3連打でヒット。

マンモスもタイミングが合ってきたか、クリーンヒットを奪い始めます。最後は花田の右!少しぐらついたかマンモス、残りのラウンドに望みをつなぎます。

5R、マンモスの右フックがヒット!この右フックは死角から飛んでくる右フックで見づらそうです。ただ、花田のジャブは相変わらず良いですね。

 

それでもマンモスは気にせず、早いコンビネーションから攻めます!!後半に入り、良い攻撃が出始めているマンモスは徐々に優勢に。

 

6R、花田の打ち終わりにマンモスの左がヒット!花田は効いたか、きつそうです。ここまでダウンを奪われているマンモスはポイント的に不利、逆転につなぎたい。

マンモスが出て、花田が狙ってきたカウンターをはずして、マンモスが打つ!このパターンがはまっています。マンモスは逆転間近か?

しかし残り1分、マンモスも疲労か、なかなかいけない。花田のボディのコンビネーション!それを耐えてマンモスは反撃!これは素晴らしい激闘です。

 

花田も効いています!マンモスも効いています!花田が攻めた所で、最終ラウンドのゴング。

判定は、3-0で花田を支持。(58-55、57-56、57-56)

意外と競っていましたね。ダウンポイントがなければ、ドローだったんですね。

とはいえ、前半は花田が距離を支配していたように見え、後半はマンモスの方がよりダメージを与えているように見えました。

素晴らしい好試合、花田のこれからが楽しみなのは勿論、マンモス和則の次戦も非常に楽しみになりましたね。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ

寺地拳四朗(BMB)vs久田哲也(ハラダ)

初回、久田のフルスイングから世界戦がスタート。しかしファーストヒットは拳四朗のジャブ。久田はハナから出てくるかと思っていましたが、じっくり見ています。手数が少なく感じますね。

拳四朗もやや慎重、というか硬い。ジャブの伸びがよくない。久田はしつこく攻めたいですね。後半は2発3発と出ましたが、ちょっと挑戦者らしくない立ち上がりです。

2R、拳四朗はちょっと意識をしてジャブを飛ばしている印象。いつもの自然なジャブではないように思え、ぎこちないように見えます。

 

逆に久田は落ち着き、独特の構えから手数で攻めていきます。攻めたてられた拳四朗はここで動きがよくなってきました。というところで見事なワンツー、久田がダウン!

 

この後、無理に攻めなかった拳四朗ですが、心に余裕が出てきたのか、ここまでと比べ明らかにジャブがスムーズに出て、ステップも警戒になってきました。いつもの動きに近づいていきます。

3R、試合のペースが上がってきます拳四朗はモーションのないジャブが良く出て、距離で外す。久田は拳四朗の打ち終わり狙い、ガードをかためて入るタイミングを伺います。

しかし拳四朗のジャブは一発だけでは終わらないので、ガードを固めて前進するだけでは、2発目、3発目のジャブで止められてしまいます。

このままではいけないと思ったのか、終盤、久田は猛攻。

4R、久田は強引にいけば拳四朗にも届く。吹っ切れた感じがありますね。

拳四朗のパンチも入りますが、久田は次々と手を出します。ジャブの相打ちは成功、しかしやはり久田の被弾の方が圧倒的に多い。

久田の高いガードの間隙を縫う拳四朗のパンチ、それでも久田はかまわず打ち返します。この気合の入った戦いには胸を撃たれますね。

 

4R終了後の公開採点は、38-37×2、40-35で拳四朗。しかし意外と久田に流れており、地元判定(拳四朗も本当は京都ですが。。。)を疑ってしまいます。

5R、拳四朗がアグレッシブに攻めます。採点への対策でしょうか。

拳四朗の突き刺すようなジャブはノーモーションで非常に厄介。

基本的には拳四朗のジャブが試合を支配しており、久田も打ち返しますが当たらず。終盤、拳四朗は攻勢に出て久田を削ります。

6R、久田は拳四朗のジャブにあわせた右に活路を見出したい。このパンチは非常に効果的に思います。

半分がすぎる頃、拳四朗のバックステップ時に大きく踏み込んだ久田の右がヒット!このもらい方は見栄えが悪く、久田はヒットを印象づけます。しかし残り1分で攻守が逆転。今度は拳四朗が猛攻。

ただ、こういうラウンドは、久田に流れるのでしょうか?久田の攻撃のときの方が歓声がが大きい。。。

7R、8R、ともに久田はなかなか手が出ません。全体を通して拳四朗のジャブの距離。久田は拳四朗の打ち終わりにしか手が出せないという状況。こうなるとかなり苦しい。

 

8R終盤、久田は手数で攻め立てますが、拳四朗はディフェンスも良い。

この回終了後の途中採点は、78-73×2、79-72の3-0で拳四朗を支持。序盤の4Rのうち、2Rを久田に与えていたジャッジも修正したのか、拳四朗が差を広げています。

久田は、もう後がありません。

9R、久田はここから逆転を狙って前に出たい。ここまで拳四朗を脅かしている強い右オーバーハンドを狙いますが、逆に拳四朗にストレートの距離で串刺しになってしまいます。

クレバーな拳四朗は、フィジカルが強くタフな久田をガードの上から打ち崩せないと見るや、自らのガードを下げて久田を誘います。久田は一発当たれば攻め立てますが、拳四朗はかわし、終盤にはワンツーからの技あり左アッパーをヒット。

10R、このラウンドも拳四朗のジャブは冴え、久田はもらいながらも前進。久田もタフ、実力差は明確ながら、久田の一発はまだ死んでいません。

 

11R、拳四朗は下がりながらのカウンター、打てばバックステップ。常に距離をキープし、相手が入るところでジャブ。終盤、やや近めの距離での攻防となりますが、ここでも拳四朗のパンチの的確性が上。久田はかなり苦しい。

12R、久田は最後とばかりに攻めます。しかし、拳四朗のステップワーク、ディフェンスの前にそこまで連打を打てません。拳四朗はまわりながらジャブ、サイドに回ってはカウンター。
最終盤、久田はものすごい手数で攻め立て、いくつかのヒットを奪いますがここでゴング。
ジャッジは118-109×2、119-108で拳四朗を支持。

終わってみれば圧勝、実際はポイント差以上に競った内容、というか久田のがんばりが目立った試合ではあったものの、このポイント差はラウンドマストシステムを採用していることから、妥当なものだと思います。

各ラウンド、やはり拳四朗はポイントのピックアップに非常に長けており、軽めに打つストレートやジャブの中に力強いパンチを入れ、それらを的確にヒットしていきました。

 

クリーンヒットはもちろん、与えたダメージでも明らかに上回っている内容でした。

4R終了後の途中採点にはいささか驚きましたが、ジャッジも雰囲気に流されたのかもしれませんね。

さて、この試合後、リング上の勝利者インタビューで、涙を見せた拳四朗。

おくびにも出しませんでしたが、様々なプレッシャーがあったことでしょう。それを乗り越え、見事防衛を果たした拳四朗は、やはりボクシングの神様に愛されているボクサーで、そして強靭なメンタルを持っています。

今回、久田の強いパンチもヒットしてはいたものの、拳四朗はタフネスも持っています。結局文春砲以外、本当のクリーンヒットは奪えないのかもしれません。

個人的には、その超人ぶりを見せつけ、13度以上の防衛に成功してもらいたいと思いますし、その道中、他団体との統一王座戦にも勝ち残ってもらいたい、と思っています。

 

さて、敗れた久田哲也は引退。「出し切った」とのことですが、おそらく負ければ引退と決め手臨んだ試合だったのでしょう。これはおそらく拳四朗も、「負ければ引退」と思って戦った試合だったでしょうし、ここで負けて引退し、勝った方が生き残るというのがボクシング界の自然の摂理でもあります。

久田の引退は非常に残念ではありますが、その久田のことも背負って、拳四朗には防衛ロードを歩んでもらいたいですね。今後馬鹿な事はせぬように。

 

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