今週末、個人的に最も注目しているのはロシア・エカテリンブルグでのRCC興行、ザウル・アブドゥラエフvsホルヘ・リナレスの一戦。
その次に楽しみにしているのが、遅れてきたライバル対決、アミール・カーンvsケル・ブルック。
↓プレビュー記事はこちら
【プレビュー】おそロシアに臨む。ホルヘ・リナレスvsザウル・アブドゥラエフ!リナレス復活に期待! - 信太のボクシングカフェ
【プレビュー】斜陽の中のスペシャルマッチ、アミール・カーンvsケル・ブルック! - 信太のボクシングカフェ
そしてもうひとつ、週末はメキシコ・ティファナでも興行があります。
こちらはメインにハイメ・ムンギアが登場ですが、やはり対戦相手が世界的強豪というわけではなく、そのマッチアップ自体はやや興味をそがれる一戦。
しかし、アンダーカードを見渡してみると、注目すべきプロスペクトたちがこぞって登場することがわかりました。
つい最近発売された、2022世界ボクシングパーフェクトガイド、そこに名を連ねているプロスペクトたちで、ウィリアム・セペダ、ラファエル・エスピノサ、そしてディエゴ・トーレス・ヌネス。勿論すべてメキシカンです。
2022年以降、世界戦線を賑わす事になるかもしれないプロスペクトたちをリアルタイムで鑑賞するのも、楽しみの一つですね。
↓もし未購入であればこちらから。これは1年間、楽しめます。
2/19(日本時間2/20)メキシコ・ティファナ
WBOインターコンチネンタル・ミドル級タイトルマッチ
ハイメ・ムンギア(メキシコ)38勝(30KO)無敗
vs
ドミトリウス・バラード(アメリカ)21勝(13KO)1分
2018年5月にWBO世界スーパーウェルター級タイトルを獲得したムンギアは、2019年9月の防衛戦を最後に返上。そこからはや2年以上が経過しています。
ムンギアはなかなか世界挑戦の機会に恵まれませんね。
とはいえ、ミドル級に転級後、ゲイリー・オサリバン、トレアーノ・ジョンソン、カミル・シェルメタ、ガブリエル・ロサドを退け、そのキャリアは停滞するところを知りません。
完全に準備が整っていると思われるムンギアですが、今回の相手はドミトリウス・バラードというボクサー。
無敗のボクサーで、DAZNに上がっていたハイライトを見るとハイガードスタイルのプレッシャーファイターだと思われます。
そうなると、ムンギアのハイペースのボクシングについていけず、ストップされてしまう可能性が高そうです。
バラードとしては、もう思いっきりくっついてドロ試合に持っていけば、ムンギアの困る距離にすることができるかもしれません。
いつまで経っても世界挑戦の話が来ないムンギアのモチベーションはやや心配ですが、ここは地元興行ということもありますし、ムンギアの快勝を期待したいものです。
そういえば、ムンギアはWBCの挑戦権を持っていたような気がしますが、WBC王者のチャーロは逮捕されてしまいましたね。まあ、すぐに保釈されるでしょうし、チャーロが求めているのはムンギア戦ではなく、カネロ戦だとのことなので、果たしてムンギアの挑戦はいつになるのやら。
さて、話が逸れましたが、この試合は実はプロスペクトたちをチェックする大チャンスの興行。
アンダーカードはメキシコのプロスペクトたちが登場!
ライト級10回戦
ウィリアム・セペダ(メキシコ)24勝(22KO)無敗
vs
イェレル・シェザール(コスタリカ)19勝(8KO)無敗
セミファイナルには24勝(22KO)無敗、サウスポーのメキシカン、ウィリアム・セペダが登場です。対戦相手のイェレル・シェザール(コスタリカ)というボクサーも19勝(8KO)無敗というボクサー。
ただこのシェザールのこれまでの対戦相手はほとんどが負け越しのボクサー相手で、対戦相手の質としては余り期待できるものではありません。
それだけではわからないのも事実ですが、ここはセペダのお披露目的な意味合いが強いでしょう。
フェザー級10回戦
ラファエル・エスピノサ(メキシコ)17勝(14KO)無敗
vs
アリー・ローレル(フィリピン)18勝(11KO)6敗1分
セミセミかどうかはわかりませんが、とりあえずBoxingSceneのサイトではこの順番で紹介されていたので、セミセミだと思います。
このエスピノサ、身長185cmのフェザー級。しかもサウスポーと、敬遠される要素がたっぷりとあるメキシカン。
KO率もものすごいですね。ただ、フィリピン人ボクサーはこういう時に侮れないですよ。
スーパーライト級10回戦
ディエゴ・トーレス・ヌネス(メキシコ)13勝(13KO)無敗
vs
ジョナサン・エスコベド・マルティネス(メキシコ)8勝(2KO)2敗1分
ライト級のプロスペクト、ヌネスが前戦に続きスーパーライト級戦。このヌネスは、いわゆるマッチョな戦いをするメキシカンとは一線を画すボクサーのようです。
これは非常に興味深い。
ちなみにこの3試合が、DAZNの放送カードに載っているかどうかはわかりません。
このピックアップした3つのアンダーカードにAサイドで出場するセペダ、エスピノサ、ヌネスの3人は、先日発売されたボクシングマガジン特別編集号、「2022世界ボクシングパーフェクトガイド」にもピックアップされているボクサーなのです。
映像を探してもYoutubeでパッと出てこなかった分、こういうタイミングで見れるのは嬉しいですね。
放送・配信
このムンギアvsバラードをメインに据えた興行は、DAZNで生配信。日本時間2/20(日)11:00〜の配信開始のようです。
皆さんご存知の通り、DAZNは2/22以降、値上げです。
「順次」適用とのことなので、もし今、月間プラン(現在1,925円)で申し込んでいる人がいるとすれば、2/22以降に次の支払いが来る人は3,000円となってしまいます。
月間プランは1,925円→3,000円という値上げです。これは半端ない。
なので、2/22が来る前のこのタイミングで、年間プラン(一括払い)に変更すれば最もダメージが少なくなります。
2/22までなら、年間プランに変更した場合、19,250円/年で登録されるので、2023年の2月まで旧料金で粘れます(新料金が適用されるそれ以降は27,000円/年)。
ということで、とりあえず2022年2月から1年間は、「旧料金の年間プラン」である19,250円で乗り切り、その後は状況に応じて考えるのが一番良い。
DAZNは今後もほぼ毎週、ボクシングを配信してくれることが予想されますが、これが旧料金で加入するラストチャンスと言って良いでしょう。
今後のDAZN配信は、
2/28(日)ローレンス・オコリーvsマイカル・チェスラック
3/6(日)ローマン・ゴンザレスvsフリオ・セサール・マルティネス
3/13(日)リー・ウッドvsマイケル・コンラン
3/20(日)バージル・オルティスJr.vsマイケル・マッキンソン
3/27(日)キコ・マルティネスvsジョシュ・ウォーリントン
といった試合が控えています。入っておいて損はないと思うので、是非。
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