信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

村田諒太、井上尚弥、井岡一翔。日本ボクシング界ビッグ3の次戦、現状は?

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

日本人ボクサーといえば、村田諒太(帝拳)、井上尚弥(大橋)、井岡一翔(志成)。

この3名のボクサーが知名度は抜きん出ています。

「世界王者」というだけでは一般の方に認知もされない、そんな時代になってもうしばらく経ちますね。

このメジャーな3人の王者ですら、「いつ試合をやるのか」とか、「誰と戦うのか」とか、気にしているのはボクシングファンだけなのかもしれません。

ともあれ、日本政府はコロナの水際対策を段階的に緩和することを発表したことにより、大きく動くことになった村田、井上、井岡の次戦。今回のブログでは、そのことについて書いていきたいと思います。(先に言っておきますが、内容については取り留めもないです。)

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WBO世界スーパーフライ級王者

井岡一翔(志成)

井岡は2021年12月31日、福永亮次(角海老宝石)を相手に防衛戦を行い、12R判定勝利で防衛に成功しています。

もともとこの日程で行われる予定だったIBF王者、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との統一戦は、日本政府のコロナ水際対策により延期になっていました。

ここでわずかな希望として残ったのは、アンカハス、及びアンカハス陣営がこの一戦に前向きであり、自身の転級という予定をずらしてまでも交渉を継続してくれるようになったこと。どこぞのフィリピン人ボクサーとは大違いです。

勿論、アンカハスにとってこれまでで最も大金を稼げるチャンス、という事がこの背景にはあると思います。

当時の時点で交渉継続ということは伝えられており、アンカハスは別の防衛戦を行うという情報もすぐに流れました。

結果的にアンカハスの防衛戦は2/26(日本時間2/27)に行われる事となり、この防衛戦にアンカハスが勝てばすぐさま交渉に入ると思われます。

3月初旬から日程を詰める、という算段になるので、おそらく早くて5月。アンカハスがウェイト面で限界を迎えているということもあるので、井岡陣営はもちろんのこと、アンカハス陣営としても早めに行いたいでしょうから、5〜6月くらいが頃合いではないか、と思います。

 

このスーパーフライ級は、ほんの少し前まで「トップ戦線が動かない」階級ということで有名でした。しかし、ここに来て勢力図が大きな変動を見せています。

WBCは王座決定戦を控えていたシーサケット・ソールンビサイ(タイ)が離脱、代役として王座決定戦に出場したジェシー・ロドリゲス(アメリカ)がカルロス・クアドラス(メキシコ)に勝利して世界初戴冠。

WBAスーパー・WBCフランチャイズ王者のフランシス・エストラーダ(メキシコ)も離脱、当初対戦予定だったローマン・ゴンザレス(ニカラグア)は1階級下の王者であるフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)と戦うことに。

離脱したエストラーダは、WBAレギュラー王者のジョシュア・フランコ(アメリカ)との防衛戦をオーダーされており、この交渉期限は3/11(日本時間3/12)とのこと。

それが過ぎ、井岡vsアンカハスも3月中くらいには決まると思うので、2月3月はスーパーフライにとってビッグな月間となりますね。

今月、来月はスーパーフライトップ戦線を注視しなければなりません。

↓井岡の対戦相手候補、アンカハスは2/26(日本時間2/27)に防衛戦!

【プレビュー】いざ井岡戦へ、アンカハスの防衛戦!怪物アントワン・ラッセルは元王者を迎える。 - 信太のボクシングカフェ

 

WBAスーパー世界ミドル級王者

村田諒太(帝拳)

2021年、最大のボクシングイベントとなる予定だったゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)vs村田諒太の一戦は、井岡vsアンカハスと同様に、政府のコロナ水際対策により露と消えてしまいました。

はっきり言って、井岡vsアンカハスよりもこちらの方が状況は逼迫しています。

ゴロフキンは今年でもう40歳、しかもやや衰えを見せている部分もあることで、「ゴロフキンを倒して名を上げたい」というボクサーは非常に多い。

そんな人気者のゴロフキンを独占している状況になってしまっているのが、我らが村田諒太なわけですが、村田は2019年12月以来試合の機会に恵まれず、世界的評価を上げる事ができていません。

 

もし村田が日本人ボクサーでなかったとしたならば、私は文句を言う立場だったと思います。

しかし、私は日本人で、日本人ボクサーを応援しています。

ゴロフキンには申し訳ありませんが、待ってくれた事に大きな感謝をして、是非とも4月上旬開催(これはゴロフキンがツイッターで言及したこと)でまとめてもらいたいですね。

このゴロフキンの来日に関しては、2月開催でも検討をしていた、とのことなので、引き続き日本政府vs帝拳プロモーションの間で交渉が続いているはずであり、4月上旬開催であれば、本当にもう間もなく、正式発表が出るはずです。

プロモーションの観点からいくと、どんなに最低でも正式発表から1ヶ月は必要でしょう。

おそらく、ボクシング界において、2022年初の「外国人ボクサー招致」については、このゴロフキンが第一例目となると思われます。

そしてこの一戦は、アマゾンプライムが日本で放映するスポーツ中継の第一発目、色々と歴史に残るイベントとなりそうです。

そして、アマプラの第二発目のスポーツ中継(ボクシング中継かも)となりそうなのは、井上尚弥vsノニト・ドネアです。

 

WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者

井上尚弥(大橋)

井上尚弥の次戦の対戦相手は、ノニト・ドネア(フィリピン)が最有力。

このニュースが流れたのは、井上尚弥が2021年12月14日の防衛戦で、アラン・ディパエンに勝利した直後の会見だったと記憶しています。その席で、放送はアマプラ、とも言及されていたような気もしますが、その後、ひかりTV等の名前も出ていましたね。

ただ、経済力の観点から言うとアマプラでほぼ決まりかな、と思いますし、村田→井上というコンボを月500円で見れるとするならば、ボクシングファンならどんなにライト層のファンでもアマプラに入りますね。さすがに4,000円もするPPVを買え、と教え子(大学生)たちに言うのは気が引けましたが、500円くらいなら私も言えます笑。

当時、宙ぶらりんだったWBO王者、ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と比べると、「ノニト・ドネアが日本に来る」という安定感は非常に強いものがありますね。

 

ドネアはもともと親日家であり、素行もよく、試合が流れるというイメージは湧きません。

対してカシメロは、ポール・バトラー(イギリス)と戦う予定でしたが計量会場に現れず、試合をキャンセル。胃腸炎ということで事なきを得ているものの、試合会場のあるドバイに入った時には太り過ぎだった、との証言もあるほど、信用のできるものではありません。

そして、2/18現在詳細は明らかになってはいないものの、何か犯罪めいたことをやらかしてしまったようで、その王座の行方は既にカシメロの手中にはないと思われます。

↓おおよそ何をやったか想像できてしまう杉浦さんのツイート。

そもそも、4月に再セットされたバトラーとの試合をキャンセルした場合はWBOは王座を剥奪する予定であり、井上がドネアと戦う頃、WBO王座は空位か、もしくはバトラーと王座決定戦を争うボクサーの誰かになっている可能性が大きいと思われます。

 

問題はそのボクサーが、井上との4団体統一戦を受けてくれるかどうか、ということであり、もうジョンリエル・カシメロというボクサーのことは忘れたほうが良さそうですね。

2022年、井上は「3試合やりたい」ということを明言していました。

当初、大橋ジムでは4月頃にこのドネア戦を実現し、8月か9月にもう一戦、そして年末にもう一戦という具合にスケジュールを組んでいたようです。

しかし、コロナの水際対策は長引き、4月開催というのは難しくなってきたようです。

これは、帝拳ジムの本田会長が「4月開催は難しい」との発言をしており、こちらも井岡と同じく早くて5月か6月になると思われます。

但し、もしこの機を逃してしまうと、ノニト・ドネアですら捕まえられないかもしれません。ドネアはスーパーフライ級への転級も考えているほど選択肢は多く、前途が洋々としています。これは羨ましいし、ドネアには心ゆくまで頑張ってもらいたい。

とにかく実現に期待

とはいえ、今書いた事はすべて絵に描いた餅。結局まだ何も正式発表はありません。

アンカハスについてはウェイトの問題、ドネアについては多すぎる選択肢という問題。どちらにしろ、井岡、井上のためだけに「待つ」ということに対しては限界があるでしょう。

そして、それはゴロフキンについても同様です。

話がそれてしまいますが、サウル・アルバレス(メキシコ)がマッチルームとの2試合契約に合意したというニュースがありました。

 

この2試合というのは、5月にドミトリー・ビボル(ロシア)戦、9月にゲンナディ・ゴロフキン戦というものだそうです。(PBCからのチャーロ戦、べナビデス戦という2試合契約を蹴って、マッチルームと契約)

5月はシンコ・デ・マヨ、9月は独立記念日とメキシコの祭日にあわせてのボクシング興行は、例年のことであり、当然ビボル、ゴロフキンにも話が通っているはず。

つまり、ゴロフキンは9月にカネロとの一戦に臨む用意がある、とのこと。

そうすれば、必然的に村田との一戦のリミットは5月か6月頃となり、これ以上の延期についてはゴロフキン側としても良しとはしないでしょう。

まあ、ここは村田に何とかしてこのカネロ側の思惑を覆してもらいたいですし、できることなら取って代わってカネロvs村田という夢を見させてもらいたいとは思いますが。

と、こういうふうに書いているうちにとりあえずGGGvs村田の正式発表が届かないかな、とか思いつつ、恐る恐るこのブログをアップしておきます。

とりあえず、次のコロナの○○株とかが来る前に、せめてこの三試合はやってもらいたい。

 

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