信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】山中竜也vsジョナサン・タコニン!混戦のライトフライ、世界ランク獲得なるか。

多くのボクシングファンがタブレットやらスマホやらTVやらにかぶりついていたと思われる8/14。お墓参りは大丈夫ですか?

私はすべての興行をその日の夜、ディレイ視聴。このディレイ視聴をするために、わざわざお金を払ってABEMAプレミアムに加入しているのです。

日中の時間は、家族孝行の時間に使わなければいけませんので。。。

ということで、今回のブログでは、8/14に行われたREAL SPIRITS興行の観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 


8/14(日)兵庫県神戸市 REAL SPIRITS

全ての興行、全試合を見る時間はないので、ピックアップして視聴。今回は第5試合から視聴しました。

スーパーフライ級6回戦

ジョナサン・アルマセン(フィリピン)7勝(2KO)5敗3分

vs

小田切俊平(RST)デビュー

元芦屋大主将、アマキャリア豊富とはいえプロデビューの相手がキャリア15戦のフィリピン人、というのはかなり強気なマッチアップ。小田切はさすがリング慣れしており、非常に堂々とした出で立ちですね。

初回、まずは落ち着いた立ち上がりの小田切。アルマセンはやはりフィリピン人らしく強くパンチを振るパワフルさをもち、上体が柔らかいボクサー。

体躯は小田切の方が随分大きく見え、中盤以降は小田切がプレス。

後半、小田切は左ストレートでアルマセンのバランスを崩す場面をつくり、これにより、より落ち着いたという雰囲気の小田切。

2R、続いて強いプレスをかける小田切。アルマセンは非常にディフェンシブに戦います。ちょっとアルマセンは小田切の多角的なパンチ、カウンターを警戒することでちょっと手が出づらくなっていますね。

中盤以降はアルマセンもパワーパンチを振り回し、怖い場面も。

 

3R、開始早々アルマセンが積極果敢にジャブを突き、攻め入ります。アウェーにおいて、こうして勝とうとする気持ちの強いボクサーには好感が持てますね。

小田切は奥手である左の角度を変え、ストレートやオーバーハンドを使い分けてヒット。外側からまわす軽めの前手の右フックも非常に効果的に見えますね。

4R、中間距離でのにらみ合い、から小田切は左ストレートをヒット。アルマセンの右オーバーハンドは非常に鋭く、怖さがある中ではありますが、小田切の左は切れ味鋭く、そして距離が長い。

5R、更にプレスを強めた小田切、対してアルマセンは足を使って非常にディフェンシブ。エスケープを主体として一発を狙うスタイル。アルマセンはちょっと苦しいか。

追いまくる小田切ですが、さすがキャリアを持っているアルマセン、柔らかい上体とステップワーク、クリンチワークを駆使してサバイブ。

ラストラウンド、ここもまた小田切がグイグイと攻めます。明らかにフィニッシュを狙う小田切と、明らかに「逃げるのみ」となっているアルマセン。

 

こういう時はアルマセンにとってチャンスが出てくる展開でもある分、不用意な一発をもらわないとも限りません。

中盤、アルマセンは左目付近をカット。これで試合は終了しました。

バッティングかパンチか、いつ切れたのかすらもわかりませんでしたが、ものすごく広い傷。深さもありそうですね。

小田切はスカッと倒したいところではありましたが、プロ15戦の曲者を相手に終始冷静で、また攻撃力も防御力も見せて見事な勝利を見せてくれましたね。

スロー映像を見ると、やはり小田切の左ストレートを完全にはかわせず、カットしてしまったようですね。

バンタム級8回戦

穴口一輝(真正)2勝(2KO)無敗

vs

ラネリオ・クイーゾ(フィリピン)10勝(3KO)2敗

さて、前回はGGGvs村田のアンダーカードに登場した、穴口のプロ3戦目。

初回、しっかりとしたファイティングポーズから、鋭いジャブを飛ばす穴口。クイーゾは奥手の右ボディを伸ばしますが、穴口は遠い。

クイーゾが右ボディを打つと穴口は必ずカウンターを放ちます。これはまだ当たりませんが、タイミング的には間もなく当たりそう。

クイーゾの右ストレートに対しては左ストレートも合わせられそうな穴口、まずは様子見という初回が終了です。

2R、クイーゾがより強く踏み込むようになりました。この踏み込みに対して軽く左ストレートを伸ばし、右フックを振るう穴口は、タイミングを図っているようにも見えます。

 

1分頃、右から入ったクイーゾの左に合わせて、穴口の左ショート!クイーゾはダウン!!!

立ち上がったクイーゾに対して、ハイガードスタイルで非常に冷静にプレスをかけながらカウンターを狙う穴口。クイーゾが出てくるところに対して引っ掛けるような右フック、後半にはクイーゾをロープに詰めてラッシュを見舞う等、総合力の高さを見せつけます。

3R、ポンポンと長いジャブを突く穴口、ここでクイーゾの右オーバーを被弾!やはりこのフィリピン人は危険なパンチを持っています。ここは警戒しなければいけません。

頭を振って右を強振、これが当たれば一発逆転もあり得るクイーゾ。しかし穴口は優勢の中にも油断はなく、冷静な戦い。後半は近い距離でガードを固めてリターンを狙う穴口ですが、この距離は非常に危険も伴います。クイーゾはとりあえず穴口の体に当てて攻め入りたい、穴口は本来外した方が良いと思いますが。

4R、しっかし思い切りの良いボクサー、クイーゾ。このクイーゾに対して、穴口は前ラウンドから近い距離を選択しています。これはかなり強気な選択と言えますね。

中盤、左のボディを強く叩く穴口、クイーゾも負けじとボディで応戦。ここでも穴口がプレスで押し勝ち、左カウンターもヒット。クイーゾはロープに詰まり、鼻から出血、穴口の多角的な攻めに対して徐々に手数も減っていきます。

 

5R、やはり穴口は相手の土俵で戦うつもりのようです。クイーゾの左フックに対して返しの右フック、クイーゾの右ストレートに対してはかわして左ストレートを狙う穴口。巧いですねぇ。ただ、クイーゾは穴口のカウンターに慣れ、すでに見えているかもしれません。

6R、ここから穴口は作戦変更、サークリング。ジャブを飛ばし、相手が出てきたところで外してカウンター、こうすれば被弾は圧倒的に少なくなるはずです。

ただ、やはりクイーゾは穴口のカウンターに慣れているようで、打ち終わりにしっかりと気をつけています。

7R、前ラウンド同様、カウンター狙いの穴口。ここでクイーゾがそれを恐れずしっかりと攻め込むあたりは素晴らしい。穴口のカウンターはクイーゾに大いに警戒され、的中率は下がっています。クイーゾはハートの強さを見せて右オーバーを相変わらず思い切り繰り出します。

ラストラウンド、クイーゾはこれが最後と手数を増やします。穴口は倒すことを意識してか、近い距離でブロッキングしてのリターンを再開。

このクイーゾの距離で、元気を取り戻したクイーゾ、そしてやや疲れの見える穴口。クリーンヒットこそ穴口だと思いますが、これはなかなかに危険な距離。

 

このままラストラウンド終了のゴングを聞き、勝負は判定へ。

判定結果は、78-73、79-72、80-71、3-0の判定で穴口。

ポイント的には、フルマークかどうかはわかりませんが穴口の勝利で全く問題ない勝利でしょう。遠い距離での巧さ、カウンター、そして接近戦でのフィジカル等々、今回はいろいろなものを見せてくれましたね。

仕留めきれなかった事は全く恥じる事ではありませんし、今後はオールマイティーなボクサーになってくれそうで楽しみです。

スーパーフライ級8回戦

ジュン・ブラゾ(フィリピン)16勝(12KO)6敗3分

vs

田井宜広(RST)3勝(3KO)1敗

個人的に非常に期待しているボクサー、田井。この興行でのこれまでのフィリピン人の戦いは素晴らしいものですが、このブラゾも危険がいっぱい。田井には、是非とも自分のボクシングを貫いてもらいたいですね。

リングコールのステップワークが最高です。飛び回る姿を見たい。

初回、まずは田井はサークリングスタート。ブラゾは田井の動きにしっかりとついていって、丁寧にジャブをついて追いかけます。こういうしつこく迫られる展開は田井にとっては有り難くありませんね。

田井はやわらかい上体とステップワークを活かし、しっかりとブラゾのパンチをかわしていますが、今後更にプレスを強めるであろうブラゾをいなしきれるか。

2R、田井はサウスポースタート、ややしっかり目のファイティングポーズ。スイッチしつつ、近い距離ではブロッキングも駆使して近い距離での戦いを選択します。

ここではブラゾの方がコンパクトなパンチを打てているというイメージ。ちょっと遠い距離の方が良いような気がします。

3R、ともに非常に手数が多い攻防。田井がプレスをかける事もあれば、ブラゾが押し込んでいく事もある、という展開から、中盤、田井の左ボディが炸裂!これによりブラゾは立てず、田井の3RTKO勝利!!!

田井宜広、3RTKO勝利!

 

ブラゾはかなり危険な相手でしたね。体で押し込んでいくのは、体躯に勝る田井の方が多かったですが、特に2Rにおいてはクリーンヒットで上回れた、という印象でもありました。

田井は危険を冒して前に出て、見事に競り勝ちました。

このピンチを乗り切った、という経験は、非常に大きいのではないか、と思います。

今後、スーパーフライ〜バンタムで戦いたい、という田井。減量が大丈夫なのであれば、スーパーフライ級だとこの体格は驚異でしょう。

田井に期待したのは、華麗なステップワークではありましたが、今回は気持ちの強さを見せてくれました。今後にも期待したいですね。

 

50.0kg契約10回戦

山中竜也(真正)17勝(6KO)3敗

vs

ジョナサン・タコニン(フィリピン)29勝(22KO)4敗1分

いよいよメインイベント。

元WBO世界ミニマム級王者、山中竜也。今回はライトフライ級リミット+1.03kg、相手はハードパンチを持つジョナサン・タコニンということで危険な戦いでもありますね。

ライトフライで、世界にあと一歩届かないタコニン、ここを倒して世界ランクゲットなるか。

どうでも良い事ですが、「ボクサーの奥さんは美人」という説がありますが、あれが何故本当なのかは解明される日が来るのでしょうか。などと思いつつ、注目の一戦、ゴング。

初回、山中は速い前後のステップからジャブ。これは非常にキレています。体は、というと山中の方が大きく見えます。この階級へのフィットというのは素晴らしいですね。

タコニンは、というと山中のスピードについていけない風の序盤のあと、とにかくなりふり構わず追いかけてくる中盤。ここをステップワークで巧くかわした山中、打って離れのリズムで寄せ付けません。

 

2R、タコニンが入ってこようとするところにパンチをあわせる山中。タコニンの前進は非常に強い踏み込みですが、山中を捕まえる事は簡単ではありません。

山中はタコニンが嫌がるタイミングでコンビネーション、素晴らしいヒット&アウェイのボクシング。

3R、当てては動く山中。タコニンはさらに手数を増やし、猛チャージ。これは判定は考えていないかもしれません。

しかし山中のステップワーク、というかこれはポジショニングというものかもしれませんが、これが完璧。安心してみていられます。

4R、この山中のボクシングに必要なものは、十分な練習量からなるスタミナ、そして決して弱気にならないメンタル、そして集中力。

山中は一切ガードも下がらず、全くもって乱れず、まるで極の違う磁石のように、詰めてくるタコニンから反発して距離を取ります。

その中で山中の立ち位置の選択が素晴らしく、そこにカウンター、絶えず出すジャブ、タコニンとしては強引に詰めていっても捕まえきれず、フラストレーションもたまりスタミナは浪費していくでしょう。

5R、右へ左へ、自由自在に動く山中。タコニンは当たらない事で集中力が切れ、疲労も出てくるでしょうし、かなりきつい展開ではないでしょうか。前にでるも手数が減ってしまったタコニンに対して、山中は絶好調。素晴らしい左フックをヒット、その後もタコニンのパンチをかわしてはジャブを当て、翻弄。タコニンは明らかに疲労が見えてきました。

 

6R、かわして右、かわして左。集中力を切らさない山中に対して、タコニンは打ち終わりがやや雑になってきた印象。7Rも安定感抜群の山中は、中盤に右のプルカウンターをヒット。しかしこのラウンドはタコニンも意地を見せ、ノーモーションの左ストレートを繰り出し、山中の顔面にパンチを届かせます。

8R、疲れもあり、集中力もやや欠けてきたように思うタコニンですが、まだまだそのパワーは健在で、怖さがあります。その分、山中も強くは出れず、アウトボクシングをキープ。

1分頃、山中の右でタコニンが動きを止めると、山中はチャージをする場面も作ります。終盤にも山中は右を叩き込んで優勢。

で、試合が終了。。。??

 

10回戦というアナウンスでしたが、8回戦の公式試合だった、とのことです。なかなかこんなこと、ないですよね。。。

驚いたので判定は聞き漏れてしまいました。10回戦だったならば、ストップできていたかもしれませんね。(3者ともにフルマークだったようです。)

ともあれ、山中竜也、見事なアウトボクシングで判定勝利。

危険なハードパンチャーを相手に、安全圏を貫いた辛抱が必要なボクシングでもありました。その中でチャンスを作れたことも大きいですし、8R目が最終ラウンドであればそのまま倒してもらえれば最高でしたが、後は時間の問題だったと思います。

さて、激アツ階級ライトフライ級。これで山中は世界ランク奪取が確実だと思うので、世界戦線へ一歩近づいた、ということで良いでしょう。

↓ライトフライ級についての記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

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