信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】アジア2冠、豊嶋亮太はこれで日本を卒業?佐々木尽はサプライズを起こせるか、注目の1/14ダイナミックグローブ!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

2023年日本ボクシング界初興行、メインイベント、セミファイナルの世界タイトルマッチ、そしてアジアタイトル戦はとてつもない結末に終わりました。

そして1/10(火)のフェニックスバトルを経て、1/14(土)は大注目のウェルター級アジア2冠戦。

例年、興行の数としては少ない1月ではありますが、非常に興味深いマッチアップが続きますね。

ということで今回のブログは、1/14に行われるダイナミックグローブについて。

 

1/14(土)ダイナミックグローブ

WBOアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ

豊嶋亮太(帝拳)16勝(10KO)2敗1分

vs

佐々木尽(八王子中屋)13勝(12KO)1敗1分

ニッポンのウェルター級、といえば前日本王者の小原佳太(三迫)と、この豊嶋亮太であることは明白です。

現在、WBOアジアパシフィックのタイトルとOPBF東洋太平洋のタイトルを保持する豊嶋は、WBO世界ウェルター級11位、WBA世界ウェルター級12位と世界タイトルへの挑戦権を獲得している世界ランカーです。

しかし、この階級はWBAスーパー、WBC、IBF王者としてエロール・スペンスJr(アメリカ)が君臨し、WBO王者にはテレンス・クロフォード(アメリカ)、WBAレギュラー王者としてエイマンタス・スタニオニス(リトアニア)が君臨し、更にランカーの中にもジャロン・エニス(アメリカ)、バージル・オルティスJr(アメリカ)、ヨルデニス・ウガス(キューバ)、キース・サーマン(アメリカ)等々、等々と数え上げればキリがないほどの強豪がひしめき合っています。

このような中で、もし、世界挑戦までこぎつけることができたのならば、それは奇跡にも近い、そう思わせる階級で、個人的な意見を申し上げると、どんなに日本国内で突き抜ける事ができたとしても、世界は遠く、更に遠いというイメージです。

↓日本人ボクサーによる、ウェルター級世界挑戦の歴史

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

とりわけ、現在のウェルター級の壁は高く、非常に分厚い。

こんな時代では、「挑戦できたら奇跡」としか思う他ないようにも思います。

そんな中で、風穴を開けようとしているのがアジア王者、豊嶋亮太。

非常にバランスに優れ、リングIQが高いと感じるこのボクサーは27歳とまだ若く、期待しても良いのではないか、というポテンシャルを持っているボクサーです。

ウェルター級で世界と戦うには、「国内で突出している」ということと、「所属ジムが力を有している」ということが最低条件ではあるものの、豊嶋はこの2つの条件を満たしています。

豊嶋がそのキャリアを大きく飛躍させたのは、間違いなく2021年1月16日に行われたOPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ。

当時、王者だった長濱陸(当時角海老宝石)は、絶対不利を覆してクドゥラ金子(当時本多)に勝利、抜群のリングIQを見せつけた直後。非常に勢いもあり、浮ついたところも感じられない長濱優位は当然という見方でした。

 

しかし、この長濱を相手に終始優位に試合を進めた豊嶋はここで殊勲の勝利を挙げ、続く初防衛戦では当時のWBOアジアパシフィック王者、別府優樹(当時久留米櫛間)との統一戦を10RTKO勝利してアジア王座を統一、さらにアジア2冠王者として坂井祥紀(横浜光)を迎え撃ってこちらも完勝、と見事なまでに2021年を戦い抜きました。

2022年は8月の1試合のみ、アジア圏ではこのウェルター級で挑戦者を探すのも困難なことを物語っています。

本来、もっとキャリアを積みたいはずですが、アジアにはなかなか挑戦者はおらず、日本に至っても長濱、別府、坂井を退けたとなると残る対戦相手は小原佳太くらいしか思い当たらない、ということが事実。

そしてここで、名乗りを挙げた挑戦者を片付ければ、もう日本に用はないはずで、このアジア圏内で探すならオセアニア圏にしか敵はいなさそうです。

そんなわけで、「最後の日本人挑戦者」ともいえるチャレンジャーは、佐々木尽。

ロマンあふれる一撃を持つ佐々木は、13勝中12KOという破格のハードパンチを持つ21歳で、非常に魅力の溢れるパンチャーです。

非常にインパクトのあるノックアウト勝利を残し続けた佐々木は、2020年12月に日本ユース・スーパーライト級王座を獲得。その王座の初防衛戦で、1階級したのユース王者だった湯場海樹(ワタナベ)を迎え、初回からカウンターでダウンを奪われる苦しい立ち上がり。2Rにもダウンを追加され、フィニッシュを狙ってでてきた湯場に渾身の左フックをヒット、倒し返してKO勝利をもぎ取るというトンデモ逆転劇を演出。この試合は今でも語り草ですね。

2021年10月、その勢いを駆って平岡アンディ(大橋)との日本&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座決定戦に臨むも、ウェイトオーバー。更に、試合はTKO負け。

 

ここで一旦どん底に落ちるも、2022年にはウェルター級でマーカス・スミス(平仲)を倒して復帰、続く関根幸太朗(ワタナベ)戦では倒し倒されのドローに終わるも、11月にタイ人ボクサーを相手に再起に成功しています。

ガッチリとしたフィジカル、強固なガードを持っているにもかかわらず、スイングが大きい分、隙が大きいという印象。佐々木はそのフルスイング、パワーで対戦相手が臆してしまえば、非常に戦いやすくなる印象ですし、たとえ攻められても一発思いっきり左フックを返せば(それが当たれば)それこそすぐに逆転勝利を収められそうなボクサーでもあります。

たとえ佐々木のフルスイング、パワーが優れているとはいえ、これに豊嶋が臆するということは考えづらいということが現実。

更には、豊嶋ほどのリングIQを持っていれば、佐々木がガードしている中から思いっきり振ってくる左フックを警戒しないわけもなく、そのあたりは徹底してきそうな感じもします。

 

個人的には、佐々木が豊嶋に勝つには、これまでにないタイミングのパンチ、戦略を持っていかねば厳しいのではないか、と思っています。ボクモバの勝敗予想を見てみると、豊嶋優位も意外と競っているな、という印象すらあります。

豊嶋としては、基本的にはいつもどおりのボクシングでよく、たとえチャンスが来ようとも十分な警戒を怠らない、ということが重要。

それでも、やはり佐々木の一発に期待する声は多いのかもしれません。

一発で試合をひっくり返せるボクサーというのは、そう多くはいません。どんなに劣勢においても、期待を抱かせる佐々木の試合は、その緊張感も相まって、見ていて面白い。

こういうボクサーは本当に貴重だし、小さくまとまってもらいたくないのも本音。

豊嶋が順当に勝利を掴むのか、それとも佐々木がサプライズを起こすのか。いずれにしろ、楽しめる一戦となりそうです。

 

アンダーカード

セミファイナルは58.0kg契約8回戦。中谷潤人のジムメイト、日大出身の神足茂利(M.T)がタイ人ボクサーを相手にします。その他は白井・具志堅スポーツジムから帝拳へ移籍した屋嘉部悠大が移籍2戦目を韓国人ボクサーと、帝拳ホープ小川寛樹がタイ人ボクサーとプロデビュー2戦目。オープニングバウトは池谷一樹(宮田)vs岡村弥徳(八王子中屋)、以上の5試合というのが今回のダイナミックグローブの全試合です。

試合数は先日の3150FIGHTの半分以下、更にこのマッチアップ。。。もう少しアンダーカードを充実したほうが良いのではないか、と思ってしまいますね。

放送・配信

このダイナミックグローブは、日テレG+で生中継。

しかし、実は私、年末に加入していたケーブルテレビを解約してしまいました!

もともとこのケーブルテレビに加入していたのは、テレビ東京が見れる(地域的には基本映らないのですが、ケーブルテレビに加入すれば見れる)ことと、日テレジータスのためだけでした。

テレビ東京は内山高志氏の試合を見るため、という理由からだったので、普段からテレビをつけない私(たち)にとってはもはやテレビはいらなかったんです。

 

なので今回、思い切ってテレビを捨てたのですが、やっぱりダイナミックグローブは見たい。しかしスカパーのアンテナを設置して云々、というのは面倒だしお金ももったいない。

そんなわけで、スカパー!オンデマンドで視聴する方法を発見しました。

↓参考にしたブログ

https://kaoruya.org/blog/srtv-urawza/#index_id13

スカパー!を契約し、オンデマンドのみで視聴する、という方法です。(この場合、契約にB-CASカード番号、もしくはACAS番号が必要です。)

私はこれで日テレジータスのみと契約し、視聴環境を確保しました。まあ、なんだかんだと毎月の固定費がかかるわけですが、ケーブルテレビに加入しているよりはマシなんです。

↓ということで、スカパー!への加入はこちらから

 

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