信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

正式発表、スティーブン・フルトンvs「挑戦者」井上尚弥!アンダーカード、チケット、日時と会場は!?

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

もうすでにファンの間では周知の事実、スティーブン・フルトン(アメリカ)vs井上尚弥(大橋)の一戦がとうとう正式発表。

フライングで情報が出たかと思うと大橋会長が否定したりと右往左往したボクシングファンたちも、これでようやく落ち着きますね。

ということで今回のブログでは、今回ようやく正式発表となったフルトンvs井上の日程と配信情報、そして改めてスティーブン・フルトンとは、ついでに現在のところのアンダーカードについて。

 

日程は5/7(日)、会場は横浜アリーナ

日程は5/23(火)、さいたまスーパーアリーナという情報が先走っていましたが、これを大橋ジム・大橋会長が即刻否定。

「日時も会場も違う」とのことで、日程は違っても会場だけは合っておいてくれ。。。とか思ったのは私だけではないはずです。

ということで、改めて発表された日程と会場は、5/7(日)横浜アリーナというもの。

日曜日というのは素晴らしいですね。

できれば日曜日の午前中からやってもらって(遠方の人は前乗りしましょう!!)、昼過ぎにメインを開始すれば、アメリカの土曜日のプライムタイムにぴったり。いつものWOWOWの海外ビッグマッチとかと同じ時間でやってもらいたいですね。

そうすれば、アメリカの人たちにとっても日本の人たちにとっても優しい時間です。アメリカの人たちはいつも井上の試合をESPNで見るために早起きしたりしなければいけませんから。

あと、横浜アリーナという会場も有明アリーナよりも断然良い。

 

中継はdTVではなく

中継はdTVではない、とのことですが、このdTVが終了し、新たな映像配信サービスとしてdocomoが提供するLemino。

4/12〜スタートする新サービスのようですね。

結局同じようなもので、このLeminoの独占配信、なのですが、なんとこちらが「独占無料生配信」とのこと。

無料にしなくてもズバズバ売れると思いますが、このフルトンvs井上を最初の目玉として、多くの会員を獲得しようというハラですね。ビジネスとしては全く間違っていませんが、当然のことながらdTVにあまりボクシング愛は感じないので、とにかくここで撮影した映像を自社のみで独占するということだけはしないでほしいものです。

改めて、スティーブン・フルトンとは

WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者
スティーブン・フルトン(アメリカ)21勝(8KO)無敗

21戦無敗、KO率はさほど高くないボクサーですが、ディフェンス勘がよく、足が速く、身体が速いというのが特徴のボクサーファイターです。

169cmの身長に179cmというリーチを持つ「クールボーイ・ステフ」は、その体躯を活かしたアウトボクシングが身上。

ただ、接近戦においても強さを発揮するボクサーで、フィリーシェルスタイルからのショルダーロールというディフェンステクニックを駆使、近い距離での攻防にも非常に長けています。

 

私がこのボクサーをしっかりと(フルランド)見たというのはWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。

それまでのハイライトや、かいつまんで見ていた時には「アメリカナイズされた(今現在よくあるスタイルの)アウトボクサー」というイメージ。これは、フロイド・メイウェザー由来のものだと思います。

しかしこのラッシャー型のファイター、レオを相手にフルトンはインファイトで迎え撃ちます。

レオとしては、自分の土俵で戦えるわけですから願ったりかなったりという距離感だったにもかかわらず、結果フルトンに完封されて敗北、フルトンはインファイトでの強さも見せつけ、世界を初戴冠。2021年1月のことですね。

↓レオvsフルトン

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そしてWBO王者となったフルトンは、WBC王者のブランドン・フィゲロア(アメリカ)との王座統一戦へと進みます。

もともとアメリカで評価の高かったフルトンだけに、ここは結構サクサクと進みましたね。

このフィゲロア戦では流石にアウトボックスをするだろう、と思いましたが、ここでもフルトンはフィゲロアのアタックを受けて立ちます。まあ、これはフィゲロアのしつこいアタックにある程度の部分で飲み込まれたのかもしれませんが。

ともあれ、ここでは接近戦でフィゲロアのクリーンヒットは少なく、フルトンはカウンター狙いの戦法ながらも印象的なヒットが多かった、という12ラウンズ。

結果としては2-0の判定勝利で王座統一を果たしたスティーブン・フルトンでしたが、フィゲロアの突進に苦しめられたのも事実でした。

↓フィゲロアvsフルトン

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フィゲロアに苦しめられたフルトンでしたが、統一王座の初防衛戦の相手は元統一王者のダニエル・ローマン。

WBA・IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に王座を奪われたものの、そのノンストップボクシングは未だに健在であり、MJ戦でもどちらが勝ったかわからない互角の戦いでした。

思えばフルトンは、世界王者だったレオへの挑戦、誰もやりたくないであろうフィゲロアとの統一戦、そして強敵ダニエル・ローマンと数々の強豪と戦い、勝利してきている素晴らしいボクサーです。

ここ5戦の相手はうち4人が当時無敗のボクサーであり、無敗ではないたった1人のボクサーがダニエル・ローマンであるという事実は、このクールボーイが如何にライバルを求めているのかを明確にする出来事です。

ともあれ、スティーブン・フルトンはこの強敵、ダニエル・ローマンを相手にその真価を存分に見せつけます。

MJも大苦戦したといえるローマンを相手に、ほぼフルマークの完封判定勝利。

↓フルトンvsローマン

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優れたジャバーであり、優れたステップワーカーであり、優れたコンビネーションパンチャーであり、優れたフィリーシェルの使い手であるスティーブン・フルトン。

アンジェロ・レオ戦、ブランドン・フィゲロア戦での近接戦闘の経験を経て長距離戦での大切さを再認識した結果、そこを磨き、ジャブやコンビネーション、そしてクリンチの使い方、ボクシングIQの使い所を学び、ボクサーとして更に向上したのではないでしょうか。ダニエル・ローマン戦というのは、ある種彼の集大成のボクシングのようにも思え、その戦いでの勝ち方を確認した試合ではなかったか、と思います。

1年近くのブランクをつくってしまうとはいえ、フルトンとしては過去最高のタイミングで過去最強の相手を迎える、と言って良いと思います。

 

「チャレンジャー」井上尚弥

さて、大して井上尚弥。

純粋な「チャレンジャー」としてリングに立つのは、いつ依頼か。

それは、2018年5月25日、ジェイミー・マクドネル(イギリス)の持つWBA世界バンタム級タイトルマッチ依頼。実に5年ぶり。

青コーナー側にチャレンジャーとして立つ井上尚弥、これは今となっては非常にレアケースであり、その並びでもう興奮しますね。

是非、王者に敬意を表して赤コーナーはフルトンに譲ってほしいものです。海外では赤も青も気にしない興行が多くありますが、日本ではそういうところにこだわる人も多いし、やっぱり青コーナー側に立つモンスターを見たい。もしかするとこれが最後になるのかもしれませんしね。

さて、そんなチャレンジャー井上尚弥。

フルトンにとって「過去最強の相手」となるであろう井上尚弥ですが、井上尚弥にとってもスティーブン・フルトンは「過去最強の相手」といえると思います。

やっぱり階級の壁というのは大きいはずで、今までそれを感じさせなかった井上尚弥も、もう4階級目(実質5階級目)です。本人が「最終章」と語るスーパーバンタム級という階級は、本人からするとギリギリという認識なのだろうと思います。

だからこそ未知であるとともに、井上尚弥の集中力、モチベーションというのも過去最大と言って良いのでしょう。

 

アンダーカード

アンダーカードには、54.0kg契約8回戦、武居由樹(大橋)vsロニー・バルドナド(フィリピン)がラインナップ。

まさかこれがセミファイナルではないと信じたい。

バルドナルドは悪くないかもしれませんが、田中恒成(畑中)、石田匠(井岡)に負けているボクサーで目新しさはありません。

武居がこれまで戦ったスーパーバンタム級よりも落とし、よりバンタムに近い54.0kg契約で戦う、というのがこの試合の一番の見どころとなってしまいそうです。この試合を経て、武居がバンタムでも身体をつくれるかどうかを見ていくのかもしれませんね。

他に発表されているのは、今永虎雅(大橋)のプロ4戦目、岩下千紘(駿河男児)の参戦。岩下は井上vsドネア2の予備カードでも戦っていたので、井上のアンダーとしては(他ジムなのに)2度目の登場。確か前回はアマプラ配信でめちゃくちゃひどい扱いを受けていたように記憶しています。その時の相手は山名生竜、好カードで好試合だっただけにあれは本当にもったいなかった。今回の興行は全試合配信があるといいですね。

 

あとは昨年の東日本新人王決勝まで進むも、棄権してしまった梶谷有樹(八王子中屋)の名前がありますね。

対戦相手が決まっていない上記3名のボクサーを尻目に、すでに対戦相手が発表になっているのが坂間叶夢(ワールドスポーツ)vs堀川龍(三迫)という超注目若手ホープ対決。

19歳の坂間、22歳の堀川はともにすでに完成度の高いボクサーで、かなりの確率でチャンピオンになれるという期待のボクサーです。坂間も井上vsドネア2のアンダーカードに出ていましたね。

ここで激突ですか。。。現在発表されているアンダーカードでは、この試合が一番の注目でしょう。

しかし、ライト層のファンに響くようなアンダーカードではないですね。もっと頑張ってもらわないといけないと思いますが。

 

チケット券種と発売日

チケット券種は、220,000円、165,000円、110,000円、77,000円、55,000円、33,000円、22,000円、11,000円。前回のバトラー戦と同じくらいですかね。

3/10(金)12:00〜大橋ジムのホームページで抽選受付を開始する、とのことです。

ところで井上尚弥・拓真後援会、井上尚弥のオフィシャルアプリはその前に抽選受付があって然るべきじゃないのでしょうか。。。

とはいってももう時間がないので、今回はないのかもしれません。ちくしょうめ。

ライト層のファンの皆様方におかれましては、是非ともLeminoの「無料生配信」をご利用いただきまして、是非ともボクシングファン歴が長い順に(笑)チケットを取らせてくださいませ。

というのは冗談として、3/10(金)12:00〜、忘れずにカレンダーに入れておきましょう!!

 

 

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