信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

「なぜか今日は」2023年ファイター・オブ・ザ・イヤー候補の話をしたい。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

最近アップする記事は、アップする2-3日前に書いています。で、予約投稿をするわけなのですが、今日の日付は12/5(火)があと数分で終わる頃。

この日、チバユウスケ氏の訃報を聞いた。涙がこぼれそうだった。

物心ついてから、こんなにも悲しいロックスターの死は、日本人では忌野清志郎以来かもしれません。他にもいたかもしれないけれど思い出せないのは、人の死は過ぎ去ってしまうものだからなのかもしれません。

兎にも角にも、青春時代に「thee michellee gun elephant」というもんのすごいバンドに出会い衝撃を受けて以来、ブランキーも大好きだった私は照井氏と組んだROSSOとかめちゃくちゃ興奮したし、ここ数年、というかもう10年以上は邦楽だったら「The Birthday」を聴きまくっていたわけで、この悲しみは筆舌に尽くしがたいもの。

 

 

 

独特のMCも大好きで、ミッシェル、バースデイ、一体何度ライブハウス(とフジロック)に足を運んだか数えきれないほど。もうこの先、これと同等のショックを受けるのはベンジーが亡くなる時くらいなのかもしれません。

とまあ、全く関係のない話から入らせてもらうのですが、せめてこの私のライフワークであるブログで追悼をさせていただきたく。もしチバユウスケのあの歌声、あの世界観を知らない人がいるならば、是非とも聴いてもらいたい。

と、書いたところで一旦やる気をなくしてPCを閉じ、放心した後に日を変えて再開。

まあ無理やり結びつけるとするならば、ミッシェルの曲には「ジャブ」という楽曲があります。歌詞は「ジャブ」しか言わない歌(?)です。サイコーです。

切り替えて、今回のブログは2023年、「ファイター・オブ・ザ・イヤー」のレースについて。

 

 

 

ファイター・オブ・ザ・イヤー

その年、最も活躍した選手に贈られる称号、それがファイター・オブ・ザ・イヤー(以下FOTY)。日本ボクシング界でいうところのMVPに当たるこの賞は、JBCも含めて様々な団体、メディアが制定しているわけではありますが、(ちなみに当ブログもw)当然のことながら最も注目されるFOTYといえばリングマガジンのFOTYです。

↓私の昨年のFOTY記事はこちら

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

これまで日本人には全く関係のないリングマガジンのFOTYでしたが、2022年には井上尚弥(大橋)だけでなく寺地拳四朗(BMB)もノミネート、日本ボクシング界は隆盛を迎えていると言っても過言ではない状況にあります。

そんな日本ボクシング界を牽引するのはもちろん「モンスター」井上尚弥であり、2023年のFOTYレースにも、この名前がノミネートされることはほぼ間違い無いのではないでしょうか。

事実、BoxingSceneの記事にも、12月のレビュー記事上ではありますが、「Inoue」の名前はFOTY候補として挙がっています。

www.boxingscene.com

 


FOTY候補、「一握り」のファイターたち

この記事では、テレンス・クロフォード(アメリカ)、デビッド・ベナビデス(アメリカ)、そしてティム・チュー(オーストラリア)という名前を挙げた後、デビン・ヘイニー(アメリカ)と井上尚弥の名前を挙げています。

これらのボクサーが無事にノミネートされるかどうかはわかりませんが、なるほど、ここに名前の上がったボクサーはその権利を得るのに十分な活躍がなされている、とも言えるボクサーたちです。

まずはテレンス・クロフォード、言わずと知れたPFPキングは、今年、キャリア史上最大の戦いで、最大級のパフォーマンスを誇示して「戦わざるライバル」と思われたエロール・スペンスJr(アメリカ)を衝撃的なノックアウトで破っています。

ただ、その後は動きがない、というのは非常に残念なことで、このFOTYレースにとってはややマイナスポイントに思われるところでしょう。

 

 

 

続いて名前があがったのはデビッド・ベナビデス。このベナビデスも、3月にケイレブ・プラント(アメリカ)を撃破、そしてつい先日は無敗のデメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)をこれ以上ない形で破り、その資格は十分にありますね。

今やスーパーミドル級において、「打倒カネロ」の最右翼。2024年のシンコ・デ・マヨ(5月上旬)、もしくはメキシコ独立記念日(9月中旬)にカネロとぶつかるのならば、期待も込めてFOTYは2024年に持っていってもらいたい。

そしてティム・チューはどうでしょうか。

元王者のトニー・ハリスン(アメリカ)を9RTKO、その後はカルロス・オカンポ(メキシコ)を初回TKO、そして先日はブライアン・メンドサ(アメリカ)に判定勝利。今年は「暫定」の余計な2文字が取れ、ようやくWBO世界スーパーウェルター級王者となったものの、そのほかのボクサーに比べるとやや実績不足は否めませんね。

ノミネートされる分には問題ないかもしれませんが。

 

 

 

12月に試合を控える二人のFOTY候補

さて、残る2人はデビン・ヘイニーと井上尚弥です。

ヘイニーは今年、元PFPキングのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を破るという殊勲を挙げており、これは実績としてはかなりでかい。

そして今年2戦目も、決してイージーな相手ではないレジス・プログレイス(アメリカ)戦を控えるとあっては、FOTYへのノミネートも大袈裟なものではないでしょう。

とはいえ、ロマチェンコとの戦いは僅差であり、文句も出ているようなのでどうなのでしょう。まあ、文句を言っているのはロマチェンコ大好き、ヘイニー大嫌いな人たちも多いと思いますし、あれはどちらが勝っても判定への文句は出る試合だったと記憶しています。

さて、我らが井上尚弥。

毎年のように「今年は3戦」と発言しているにも関わらず、今年も順調に2試合です。

特に大きなインパクトを与えたのはスティーブン・フルトン(アメリカ)戦であり、本場アメリカのトップファイターであるフルトンを全く寄せ付けずに倒し切ったあの試合は、海外でも賞賛の嵐でした。

 

 

 

フルトンの実力が認められているからこそ、非常に価値のある勝利。

そんな中、次戦はマーロン・タパレス(フィリピン)戦を控え、これはこのタパレス(対戦相手)というよりも、やはりたった半年弱で4団体統一ということに価値がある、とも思えます。

これは選考の対象にはならないのでしょうが、昨年の今頃にバンタム級4団体統一を成し遂げた、とすると、驚異的なスピードでの2階級4団体制覇となるわけで、これはもちろん運も味方しているといえますが、もしかするともう金輪際ないことなのかもしれません。

当然のことながら、デビン・ヘイニー、井上尚弥がこのFOTYにノミネートするならば、最低でも勝利することは必須のことです。

 

 

 

まだ総括はしないけれど

思えば2023年という年は、稀有な年、というのを通り越して奇跡の年となったかもしれません。

一つはジャーボンタ・デービス(アメリカ)vsライアン・ガルシア(アメリカ)というプロモーターの垣根(というかプラットフォームの垣根)を超えたメガマッチの開催、「最強」vs「最強」のクロフォードvsスペンス。

そういう中でのFOTYには非常に価値があるし、井上尚弥が選出されたならば快挙中の快挙と言えるでしょう。

そろそろファイター・オブ・ザ・イヤーだけでなくファイト・オブ・ザ・イヤーも気になってくる今日この頃、これらの発表までは後1ヶ月くらい。それまで、今年の1年の総括をしていくわけですが、少し思い出しただけでも本当に濃密な1年だったことがわかります。

残すところ、あと1ヶ月弱。

この先にヘイニーvsプログレイス、そして井上vsタパレス、さらにはサウジアラビアのヘビー級興行等々、ビッグイベントを控えるボクシング界。

まだまだ楽しみが続きますが、ボクシングの見過ぎで体を壊すことのないよう気をつけて生きていきましょう。

 

 

 

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