いよいよ本日はAmazon Prime ビデオ presents LIVE BOXING 9。
もう第9弾、なのか、それともまだ第9弾なのか、というのは人によって様々なのでしょうが、個人的には「もう」です。
2022年4月、ゲンナディ・ゴロフキンvs村田諒太という黄金カードから始まった、Amazonジャパンが取り組むボクシング興行。毎度素晴らしいカードが目白押しで、気づけば地方から毎度参戦、皆勤賞です。その分、ホールに通う回数が減ったのは言うまでもないのですが。
7月最終週はかれこれ20回以上は参戦しているフジロックですが、今年は妻と話し合って断念。キャンプでも行こうかと思っていたらそこになんと出張が入り、さらにそこにセミナー的なやつが入ってしまったのでこれはもう大変です。
連盟の仕事も忙しいですが誰も助けてはくれず、7月入ってからは色々と諦めてほぼ寝ておりません。
ブログを書かなければ少しは時間ができるのですが、とはいえこれはある種のストレス解消なので書きます。
ということで今回のブログは、いよいよ本日アマプラ興行について。
ジョナタンのほうがウェイトオーバー
ジョナサン・ロドリゲスとジョナタン・ロドリゲス。
前日計量で2.9kgオーバーしたのはジョナタンのほうで、田中恒成の相手です。
契約したんだからちゃんと体重作ってこいよ、というのが正論ですが、結局のところ健康優先という考え方には勝てません。今回の場合、痙攣を起こしたという7/17(水)にすでに試合中止を検討もしくは決定しても良かったのかもしれませんが、それも非常に難しい話でしょう。
さて、不憫なのは田中恒成。
こういうリングに上がれない問題は、細川バレンタイン氏(そういえば最近はめっきり見ていない)も昔言っていたと思うのですが(今も言ってる?)、ウェイトオーバーなりした選手に負けをつける、というのは正しい見解だと思います。
これをするとおそらく計量に来ない、無理そうだったら早々に試合をキャンセルする、等色々出てくるのでしょうが、ボクシングや格闘技、そのほかどんなスポーツも含めて「コンディショニングも強さのうち」であり、かつ、「そうは言っても毎回がベストコンディションではない」というのも当たり前のことです。
例えば風邪をひいていようとも、拳を怪我していようとも、実は肋骨が折れていようとも、メンタルが不調であろうとも、ブルーシールのアイスクリームが食べられなかったとしても、決められた日時、場所、規定体重でリングに上がらなければならないのです。プロボクサーである限りは。
で、私の頭の中にも「ウェイトオーバーは起こり得る」「脱水症状、痙攣を起こした、救急搬送されたのなら仕方ない」との思いはあります。が、この考えこそが「体重制競技」への甘えでもあることにも気づきます。他のスポーツだって当然コンディションを整えなければならず、ウェイト調整もただのそれの一環。減量しているから偉いわけでも大変なわけでもない。(実際は大変ですし、減量してリングに上がるボクサーは尊敬していますが、それもボクシングの範疇という意味です)
ジャニベック・アリムハヌリ、ジョナタン・ロドリゲス。さて、来週は誰でしょうか。そろそろ今回のこの興行でウェイトオーバーがあるのか、それは何人なのか、誰なのか、何キロなのか、といった賭けが成立する頃合いになってくるかもしれません。
第一試合
荒本一成(帝拳)のプロデビュー戦
85勝7敗というアマ戦績を引っ提げ、堂々のプロデビュー。
相手は名前を覚える必要がない(覚えられない、ともいう)37歳のモンゴル人なので、試合としての見どころは皆無、荒本の試合を見たことがない人はそのパフォーマンスを楽しみに見れば良いし、アマ時代の荒本を知っている人はプロになってどう変わったか、を見れば良いでしょう。ただ、この段階ではおそらく対戦相手とはレベルが違いすぎて、今回披露するボクシングが今後の荒本のボクシングなのか、というと難しいところ。
村田のデビュー戦の相手のようにはいきませんね。B級デビューなんですかね。もはやこのボクサーはA級デビューが相応しく、こと日本、東アジアにおいて6回戦で相手を見つけるのは非常に難しいのではないでしょうか。
さて、本来はこの荒本のデビュー戦は中継予定がなしでしたが、アマプラで中継されることになったそうです。
第二試合
加納陸(大成)vsアンソニー・オラスクアガ(アメリカ)
第三試合
ジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)vs那須川天心(帝拳)
第四試合
中谷潤人(M.T)vsビンセント・アストロラビオ(フィリピン)
ルディ・エルナンデスは大忙しですね。とはいえ、オラスクアガも中谷もKOで勝ってくれると思いますから、きっと24ラウンズもは仕事をしないはず。
ということで本日はみなさん楽しみましょう!
1日1〜2時間くらいしか寝れておらず、寝不足すぎるので軽い塩試合でもあろうものなら寝てしまいますよ!現地であろうとも!