信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

井上尚弥vs歴代グレート。リングマガジン掲載、井上と歴代グレートがもし戦わば、という記事について。

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ボクシング界のレジェンドが、年を取って復帰、もしくはエキシビジョンに出てその醜態をさらす、というムーブメントは、21世紀になってからもう4半世紀が経とうというのに終わりを迎えません。

フロイド・メイウェザーJrしかり、マイク・タイソンしかり、マニー・パッキャオしかり。ロイ・ジョーンズJrもいたか。

個人的には現役選手のパフォーマンス以外に興味がありません。引退した後は、現役時のようなギラギラ感がなく、目標をもってトレーニングしていたころとは全く異なり、例えば同じようなトレーニングをする中でもその効果は全く違います。たとえ現役を退いて数か月程度だったとしても、その力は現役時に遠く及ばない、ということは個人的に思っていることです。

なのでレジェンドがどんなに醜態をさらそうとも、やめてほしいと思うこと以外に感情はない、と思いつつ、この競技はやはりわざわざ「レジェンド」と呼ばれるボクサーがいるほど、歴史があることは素晴らしいことだと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は井上尚弥vsGreatsというリングマガジンの記事について。

リングマガジンの記事はこちら

 

 

 

記事の概要

この記事はリングマガジンのWeb版に掲載されている記事で、井上尚弥が殿堂入りのボクサーが戦えばどっちが勝つのか、という題材で語られています。

勝敗の判定をするのはエリック・ボッチャー、ロバート・ディアス、ジョー・ロトンダという3人の著名なマッチメイカーたちで、もちろん個々人の想像の域を出るものではないにせよ、現在の井上尚弥の世界的評価、ポジションというのが若干は垣間見れるのではないかと思ってシェアします。

ジェフ・フェネック

世界3階級制覇王者、オーストラリアのグレートです。日本の新垣諭を降してバンタム級王座を獲得、そのスーパーバンタム級とフェザー級を制覇しています。

ライト級の王座挑戦はアズマー・ネルソンに挑戦、ドローで獲得ならず。ただ、このドロー判定は大いに物議をかもし、なんと2022年に王座獲得認定されているようです。じゃあ4階級制覇ということで良いのかな?

ともあれ、このオージーレジェンドの対戦では、3人のマッチメーカーはいずれも井上のストップ勝利を予想しています。

 

 

 

ウィルフレド・ゴメス

122ポンド、といえばウィルフレド「バズーカ」ゴメスである、というのは言うまでもありません。122という数字を見るとゴメスと浮かび、それをジュニアフェザーに脳内変換してからスーパーバンタム級と言い換える、というぐらいのレベルのボクサーです。

それだけ長くこの階級にとどまった、ということなのですが、このゴメスは17度の防衛記録を打ち立て、さらにそのすべてをノックアウトするという前人未踏の記録を持っています。122lbsでは無敗であり、このボクサーがスーパーバンタム級を代表するレジェンドであることは疑いようがありません。

井上vsゴメスは1人がゴメスの勝利を支持、そして1人が井上の勝利を支持。井上はゴメスのパワーに危険を感じてボックスするだろうとの意見です。

そして最後の1人は50-50としながらもゴメスの勝利を支持しています。

マルコ・アントニオ・バレラ

ベビーフェイスド・アサシン(童顔の暗殺者)というのはよくつけられるニックネームだと思いますが、やはり一番にバレラのことが思い浮かびます。

非常にオーセンティックなメキシカンファイターといえるバレラは、ナジーム・ハメド、エリック・モラレスといった大人気ファイターというライバルがいることでそのキャリアは非常に光り輝いています。アグレッシブですが非常に堅実で堅牢、さらに勝利を求めて特攻できるハートも持っています。

この戦いは1人がバレラ勝利としましたが、2人は井上を支持しています。

 

 

 

エリック・モラレス

そんなバレラのライバル、エリック・モラレス。この時代のメキシカンスーパーファイトは紛れもなくこの二人でしたね。

モラレスはその後スーパーライト級まで戦いますが、このスーパーバンタム級で戦っていたときはその恵まれた体躯も含め、相対的にみれば一番とびぬけていたでしょう。

そんなモラレスと井上尚弥との戦いは、1人が井上、2人がモラレスとのことです。

マニー・パッキャオ

スーパーバンタム級のマニー・パッキャオというのは、あのレドワバに代理挑戦をしたころです。まだ世界がパッキャオを知る前だとも言えます。

ただ、すでにその役割を終えたレジェンドを語るとき、やはりその後の活躍すらも混同して語られる場合が多い。この井上vsパッキャオを語るとき、その後のパッキャオの活躍を知る上で語らなければ語ることはできないでしょう。

その結果をもって、パッキャオ勝利を支持するのがロトンダで、ディアスがドローの予想、そしてあろうことかエリック・ボッチャーは答えを出すことをあきらめており、不明と答えているようです。

 

 

 

ファイティング原田

黄金のバンタム、エデル・ジョフレを破ったファイティング原田は、間違いなく日本ボクシング史上最高のバンタムでした。井上尚弥が登場するまでは。

ジョフレほどの圧倒的なパフォーマンスを持つボクサーを相手にしたことがない、ということにおいて、井上vs原田というのはまだまだ勝負論があるのかもしれません。

ファイティング原田は実質フェザー級までを制しており、この時代においての3階級制覇というのは非常に意味のある事です。

ただ、やはりここは相性の問題も大きいのかもしれません。

生粋のファイタータイプであるファイティング原田は(これは時代のことで、致し方のないことです)井上にとってはやりやすい相手かもしれません。

3者ともに予想は井上の勝利。

エデル・ジョフレ

さて、そんなファイティング原田にこそ敗れたものの、ジョフレの生涯戦績は78戦してわずかに2敗、その2敗は原田に敗れたのみです。

しかも原田からつきつけられた2度の敗戦のあと、ブランクを作ってフェザー級に階級を上げ世界王者となっており、黄金のバンタムはさらに偉大さを極めています。

それでもやはり時代に隔絶されたスキルの差は非常に大きいとも言え、2者がそれぞれ井上のストップ勝利、判定勝利を予想し、もう1者は「コイントスのようなもの」としながらジョフレの勝利を予想しています。

 

 

 

ルーベン・オリバレス

ミスター・ノックアウトという異名を持つ、オリバレス。88勝中77KOというとてつもないKO率を誇るボクサーで、とてつもない人気を誇っていたらしい。バンタム級、フェザー級2冠を制した王者ですが、その全盛期は間違いなくバンタム級だったというボクサーです。

井上尚弥と対戦すれば、パンチャー同士の対戦はKO決着必至、と見られているようで、この戦いは3者共に井上尚弥のストップ勝利を予想しています。

カルロス・サラテ

同じくパンチャーであるカルロス・サラテ、こちらは長身のボクサーで、66勝中63KOというこれまたとてつもないKO率を誇っています。

私も生まれる前の話ではありますが、アルフォンソ・サモラとのZボーイズ対決というのは聞いたことがある方も多いでしょう、この人気者同士の戦いを4RKOで退けています。

パンチャーである、ということは、井上尚弥に勝つための必要条件です。

このパワーに一縷の望みを託したディアスは井上との対決でドローという評価をしており、他の2者は井上勝利につけています。

 

 

 

ファン・フランシス・エストラーダ

スーパーバンタム、バンタムときてスーパーフライ級のボクサーまでが登場し始めました。当然、このボクサーは非常に高い評価を得ているボクサーであり、アメリカ大陸において軽量級で成功した数少ないボクサーであると言えます。

クアドラス、シーサケット、ロマゴンとライバルに恵まれたエストラーダですが、最新の試合ではライジングスター、ジェシー・ロドリゲスに完敗。

そして当然、井上を相手にしての評価はというと3者共に井上尚弥です。

ローマン・ゴンサレス

同じくスーパーフライ級、というよりもロマゴンの全盛期はやはりフライ級近辺と言って良いでしょう。全盛期というよりも最もパフォーマンスを発揮できた階級は。

運動量と手数、そしてパワーとタフネス。これにより体格において不利なスーパーフライ級でも戦果を上げていますが、この階級ではやはり敗北も経験しています。

おそらくこのことが彼のキャリアを通じての評価を貶めている、とも言えるわけですが、今更後の祭り。もしロマゴンがフライ級で戦い続けていたならば、評価は異なったのかもしれません。

ここもエストラーダ同様、3者ともに井上尚弥の勝利を支持しています。

 

 

 

マーク・ジョンソン

Too Sharp。確かに素晴らしいボクサーではありますが、日本での知名度はイマイチかもしれません。フライ級とスーパーフライ級で王者となっているものの、日本人との絡みは無し。これは彼がIBFとWBOの王者であり、その頃、日本はまだ2団体体制だったことに起因しているのだと思われます。

非常にスキルのあるボクサーで、なかなかに珍しいアフロ・アメリカンのスーパーフライ級のボクサーです。

2者が井上尚弥の勝利を支持するも、1者はなんとジョンソンを支持。ジョンソンが全盛期であれば、そのスキルは井上の攻撃力を上回る、としています。

高いのか低いのか

長々と書いてしまいましたが、井上尚弥の評価は高いのか、低いのか。

例えば3者のうち2者が井上の対戦相手を支持した例は2例、ウィルフレド・ゴメスとエリック・モラレスのみです。勿論人によって考え方は様々ありますが、これは井上尚弥の評価はやはり高い、と言って良いのでしょう。それこそ、長いボクシングの歴史において、これほどの評価を受けているボクサーは他にほとんどいないという状態。

そして重要なことはまだ現役であり、さらに結果を残していけそう、というところです。

年齢的には衰えが始まってもおかしくないところに来ているのかもしれません。

それでも、それを加味した上で軌道修正をし、まだまだ圧倒的なパフォーマンスを見せてくれるでしょうから、期待値としては非常に高い。このP4Pキングに続く中谷潤人というボクサーも出てきているためか、もはや感覚が麻痺してしまっていますが、ともかくもこういったレジェンドと比べられるボクサーが出てきたことは誇りですね。

 

 

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