信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】IBF世界フライ級王座決定戦!!アンヘル・アヤラvsデイブ・アポリナリオ!!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

アメリカ、カリフォルニアのリヤドシーズンが終わりました。

週末は

・IBF世界フライ級王座決定戦:アンヘル・アヤラvsデイブ・アポリナリオ

・IBF世界フェザー級タイトルマッチ:ルイス・アルベルト・ロペスvsアンジェロ・レオ

・WBC世界スーパーウェルター級暫定タイトルマッチ:セルヒー・ボハチュクvsバージル・オルティスJr

といった注目試合が並び立っていますが、その先は我慢の時間を迎えます。

8/24(日本時間8/25)に予定されていたジャック・カテロールvsレジス・プログレイスはカテロールの怪我により延期、そして8/17(日本時間8/18)に予定されていたカレブ・プラントvsトレバー・マッカンビーもマッカンビーの怪我により興行自体が中止だそうです。

 

 

 

これにより、スティーブン・フルトンの再起戦も霧散しています。

こうまで試合がなくなるのは切ないですね。

そんなわけで、今週末は3週間分くらい楽しまなければなりません。

ということで、今回のブログはアンヘル・アヤラvsデイブ・アポリナリオのプレビュー記事。

 

 

 

8/9(日本時間8/10)メキシコ

IBF世界フライ級王座決定戦

アンヘル・アヤラ・ラーディザバル(メキシコ)17勝(7KO)無敗

vs

デイブ・アポリナリオ(フィリピン)20勝(14KO)無敗

本当に残念なことに、この戦いはほとんど国際的な話題になっていません。フライ級という日本人にとって伝統的で、かつ、絡みもありそうな階級であるにも関わらず、日本でも言及されていることは少ないでしょう。

ただ、この戦いは非常に興味深いものだと言えます。

両者ともに無敗であり、一人は技術を、一人はパワーを持っています。

アンヘル「カメレオン」アヤラというボクサーはまだ24歳ですが、長くトップコンテンダーの位置に居座り続けたボクサーです。2019年にプロデビュー、17戦して一つも取りこぼしがないということは非常に大したものですし、その過程でクリストファー・ロサレス(ニカラグア)、フェリックス・アルバラード(ニカラグア)をいう2人の元世界王者を破っています。

BoxRecでは確認できませんでしたが、この階級において長身と言えるボクサーであり、一見すると線が細そうに見えて実にタフ。ディフェンスも良く、ヘッドムーブは止まらないし、カウンターもよく打てます。

 

 

 

ゴリゴリのメキシカンとは違い、比較的ステップを多用しつつ、それでも後手には回らない。メキシカンらしくアッパーは上手く、足を使いつつのカウンター戦法、というのが彼の基本的な戦術のように思います。

近い距離でもコンビネーションが打てるので、逃げ回るということはしないボクサーなので、見栄えが良く接戦にも強いイメージですね。

懸念点としては、やはりまだメキシコから出たことがない、ということです。

これはなかなか珍しいことですね。フライ級という階級だからなのか、連戦連勝してもアメリカ本国に呼ばれることはなかったようです。

そしてもちろん、今回もメキシコに対戦相手を迎えます。絶対に負けられない戦いです。

さて、対戦相手のデイブ「ドーベルマン」アポリナリオ。

カメレオンとドーベルマンだったら間違いなくドーベルマンが強いわけですが、これはボクシング、そうは問屋がおろしません。

20勝中14KOというハードパンチャーで、思いっきり打ち込むパンチは本当に見ていて気持ちが良いボクサー。フィリピン人らしいフィリピン人、とも言えますが、比較的雑さは少なく、パンチのアングルも非常に良い。

 

 

 

なぜフェニックスプロモーション所属なのかはよくわかりません。当時は桑原拓の世界挑戦に備えてか、とも思いましたが、よくわかりませんね。

ともあれ、大橋会長がプロモートするアポリナリオですが、入札となったこの戦いはメキシコのサンファー・プロモーションが勝利。メキシコに乗り込まざるを得なくなりました。これは容易なことではありません。

アポリナリオは海外での戦いにアヤラよりは慣れています。

南アフリカ、日本で戦っている経験から、メキシコだからどうだ、ということはないのでしょう。

ただし、今回は完全アウェーであること、そして会場の標高が7000m(ほんとか???)だということなので、いつもと勝手が違ってしまうということは往々にしてあり得ることでしょう。

とにかくこの試合は、攻めるアポリナリオ、そして下がりながらカウンターを狙うアヤラ、という展開になるはずです。

果たして、アルバラードの強打を持ってしても倒すことができなかったアヤラに対し、アポリナリオはその強打をどれほど当てることができるのか、そして倒すことができるのか。

敵地であるだけでなく、「メキシコ」であることと、「慣れない高地」であること。そして、実績的には明らかにアヤラが大きく上回っていること。

これを加味すれば、当然アポリナリオは圧倒的な不利予想です。

 

 

 

しかし、こういった場合でも、多くを覆してきたフィリピン人ボクサーたちというのを我々はよく知っています。結局のところ、勝負というものは蓋を開けてみなければわかりません。(これは、ここのところ展開予想を外しまくっているのでそう言えます笑)

オッズを探したけれども現時点では出てきてはいません。それだけ、注目度としては低い試合なのでしょう。おそらくアヤラが圧倒的優位と出る戦いではありますが、だからこそ、アポリナリオに期待できるかもしれません。

アヤラが意外とサウスポーが超苦手、とかね。

アンダーカードと配信情報!

なんとこの試合はBoxRecにすら載っていません。(8/4現在)

そしていくつかの記事を調べてはみたものの、試合決定のニュースくらいしか出てきませんでした。もう一つのニュースは、デイブ・アポリナリオは高地に慣れるため、試合の1ヶ月前にメキシコについている予定でしたが、ビザが降りず、結局1週間前になった、とのニュース。

それでも陣営は勝利を確信している、楽観視している、との記事でしたが、これはいつものフィリピン人ムーブであり、その実根拠のあるものではないでしょう。

 

 

 

話が逸れましたが、BoxRecに載っておらず、他のニュースもない、となるとアンダーカードは不明です。

そして配信は、全くないかと思いきやアメリカでESPNで配信されるそうです。

現地メキシコではESPN Knock OutというESPN系列での放送、サンファープロモーションはESPNと締結しているため、このケーブルネットワークで見ることができますね。

とはいえ、日本ではESPNは映らず。非常に残念ですね。

 

 

 

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