信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

カネロ・アルバレス次戦の相手はエドガー・ベルランガ!。。。盛り上げられるのか!?

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うっかり時間が過ぎてしまいましたが、9月のメキシコ独立記念日興行が正式発表され(てからもう2週間が経ち)ました。

なぜうっかり時間が過ぎたかというと、やはりそのカードがさほど興味深いものではなかったからというのが正直なところです。

ただもちろん、この興行には大きなお金が動きます。メキシコの赤毛は、いまだにボクシングの「顔」をキープしていると思われるからです。

ということで今回のブログは、9/14(日本時間9/15)に行われるカネロ・アルバレスvsエドガー・ベルランガの一戦について。

 

 

 

9/14(日本時間9/15)アメリカ・ラスベガス

WBA・WBC・WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ

サウル「カネロ」アルバレス(メキシコ)61勝(39KO)2敗2分

vs

エドガー・ベルランガ(プエルトリコ)22勝(17KO)無敗

この正式発表の前日なのか当日なのか、IBFはカネロの王座剥奪を発表。IBF王座はウラディミール・シシキン(ロシア)vsウィリアム・スカル(キューバ)の間で行われるとのことで、7月末から交渉を開始しているはず。交渉の期間は30日間で、そこで決まらなければ入札になるとのことなので、遅くも年内には行われるのでしょう。

さて、IBF王座を剥奪されたとはいえ、リネアルの王者はカネロ・アルバレスです。

常に対戦相手は誰だ、と注目される訳ですが、今回の対戦相手はエドガー・ベルランガ。

ベルランガは2016年4月にプロデビュー、その後2020年12月の試合まで初回KO勝利を続け、なんと16連続初回KO勝利という記録を打ち立てます。

 

 

 

デビュー17戦目でデモンド・ニコルソン(アメリカ)を相手に初の判定勝利を挙げると5戦連続での判定勝利。ただ、対戦相手の質はしっかりと上がっており、GGGとも対戦経験のあるスティーブ・ロールズ(カナダ)、元タイトルチャレンジャーのローマー・アレクシス・アングロ(コロンビア)、ジェイソン・クイッグリー(アイルランド)。前戦では久々のノックアウト勝利を挙げています。

世界ランキングも4団体でランクイン、WBAでトップコンテンダーの位置におり、WBCは9位、WBOとIBFでは4位。もちろん、世界タイトルに挑戦する資格を有したボクサーです。

ただ、この初の世界挑戦がカネロというのはどうなのでしょうか。

ベルランガのこれまでの対戦相手に、世界挑戦経験者はいても世界王者となったボクサーはいません。この状態で、衰えているとはいえかつてのP4Pに挑む、というのはなかなか世間に認められづらいのではないでしょうか。

ここ最近のベルランガのパフォーマンスが輝くものであれば、何かしらの期待が高まるかもしれませんが、それもそうではありません。

 

 

 

前戦のハイメ・ムンギア(メキシコ)戦、カネロは久々にKOを見せられるのでは、という話が上がっていましたがそれは見れず、今回はそれ以上に可能性としては高そうです。

これは非常に残念なマッチアップであり、おそらくカネロはここから強くなる、ということもないのでしょうから、せめて力のあるうちにベナビデスとやって欲しいところですが。

ともあれ、「The Choosen One」(選ばれしもの)の名の通りチャンスを掴んだエドガー・ベルランガ。レジュメは置いておいて、基本的技術もしっかりとしており、もちろんパワーもあるボクサーです。ただ、流石に経験が足りなさすぎるとも思えます。ベルランガが勝てば、今年最大のビッグアップセット。

果たしてどのような決着を見るか。

 

 

 

アンダーカード

この興行は、北米Amazon Prime VideoのPPVファイトです。

日本ではきっとWOWOWが中継してくれるでしょう。

当然興味深いアンダーカードが揃っていますが、おそらくセミファイナルがエリスランディ・ララ(キューバ)vsダニー・ガルシア(アメリカ)。

ビッグネーム同士の戦いではあるものの、ダニー「スウィフト」ガルシアは半分引退状態であり、すでにプロモーターとして活動しています。さらに、25ヶ月ぶりの試合。

果たしてこの試合はビッグネーム同士の戦い、ということ以外に何か注目すべき点があるかどうかは謎です。

他には、8月に行われる予定だったケイレブ・プラント(アメリカ)vsトレバー・マッカンビー(アメリカ)がここにスライド。マッカンビーの怪我で延期となったのですが、たった3週間程度で良いのでしょうか。

 

 

 

このプラントvsマッカンビーのアンダーに組み込まれていたスティーブン・フルトン(アメリカ)の復帰戦もここにセット。対戦相手はかつてのプロスペクト、カルロス・カストロ(アメリカ)、何ならこれが一番楽しみな試合になりはしないか。

ただ、このフルトンvsカストロはPPVに組み込まれず、Prelimsの最終試合だそうです。あと発表されているカードはある種みんなが大好きなロランド・ロメロ(アメリカ)とマヌエル・ジェイムス(アメリカ)というボクサーの一戦ですね。

申し訳ないですが、Amazon興行としては若干豪華さに欠ける、そんなイメージです。

 

 

 

カネロvsアラルシク R1

カネロは今回、ベルランガを非常に煽っています。ベルランガがファンに求められる相手ではなく、圧勝しなければならないということは彼自身がよくわかっていることです。

イラついているようにも見えるその言動、この先、彼はどのような道を歩むのでしょうか。

Amazonでベナビデス戦、これを最終ファイトとするならば、今ならまだファンは納得するでしょう。

ビボルとの対戦、というのは、ビボル側が振り向いてはくれないでしょう。

そしてここ最近浮上しているのが、テレンス・クロフォード戦。

このカネロvsクロフォードの実現のために表立って動いているのはサウジアラビアのトゥルキ・アラルシクです。

おそらく莫大な報酬を提示してはいるものの、カネロにその気がない、という状態。

それについてアラルシクはカネロを責め、カネロはアラルシクを責めているとのことです。

この両者の折り合いがつくことはあるのでしょうか。

 

 

 

カネロはアラルシクのビジネスが好きではない、と語っています。これはつまり、アラルシクがボクシングをエンターテイメント寄りにし過ぎている、ということを言っているようです。先日のリヤド・シーズンinラスベガスのように、エミネムが出てきたり、ビッグマッチを連発するが故にとにかく長時間興行になりがちなリヤド・シーズン。エンターテイメントが先走りすぎるこういう興行を良しとしないのは各国共通のようで、コアなファンにとっては(たとえエミネムが好きであったとしても)苦痛を伴うようです。

カネロはファンに会場に足を運んでもらいたい。そのためには、カードはある程度限定し、あまりにも長時間になることはあってはならない(とは言っても日本の興行よりもアメリカの興行はかなり長いですが)し、カジュアルになり過ぎてはいけない、ということなのでしょう。

このことをしてアラルシクは「カネロはクロフォードを避けている」との言。そんなことを言えばまとまるものもまとまりません。大人になれ、アラルシク。

 

 

 

大人だったのはクロフォードの方で、「カネロが私を避けているとは思っていない」だそうです。

ともあれ、このカネロvsクロフォードを望んでいるファンはそう多くないと思います。

本当に見たいのはカネロvsベナビデスのはずです。

カネロvsアラルシク R2

まあそんなこんなで「揉めている」ほどではないにしろ、互いの主張が全く噛み合わないカネロとアラルシク。

いつまで続くのかは分かりませんが、カネロはボクシング界に大金を産み落とし、アラルシクは常識を破った、いずれもボクシング界に貢献してくれた二人です。

 

 

 

さて、これはアラルシクの嫌がらせなのか、それともたまたまそうなっただけなのか、同日に開催されるUFCのイベントで、アラルシクは資金提供を行なっているそうです。

カネロへの当てつけか、それともただの金を持て余した格闘技ファンなのか。

これでカネロの試合に人が集まらない、ということはないと思うのですが、相手がベルランガということも含め、PPVの売り上げには若干の影響は出るのかもしれませんね。

今回のベルランガ戦のPPVの売り上げはどうか。また、ゲート収入はどうか。勝敗なんてつけられないのかもしれませんが、カネロvsアラルシクはなんだか長引きそうなトピックです。

 

 

 

 

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