信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】Firstest 12 Rounds、鈴木稔弘vs渡邊海!ABEMAで才能がぶつかり合う!

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今週は、ABEMAでボクシングです。

8/22(木)にLife Time Boxing、そして8/24(土)にLUSH BOMU、いずれもABEMA.TVでライブ配信という予定ですね。

それぞれ非常に興味深い戦いはあるものの、やはりLUSH BOMUは長時間興行になると思われるので、ABEMA プレミアムに加入しておくのが正だと思われます。

ということで今回のブログは、8/22(木)に行われる志成ジム興行、Life Time Boxingのプレビュー記事。

 

 

8/22(木)Life Time Boxing

WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座決定戦

鈴木稔弘(志成)5勝(4KO)無敗

vs

渡邊海(ライオンズ)12勝(6KO)1敗1分

これは両者にとって非常に難しい試合になるのではないでしょうか。

アマで多くの実績を残している鈴木稔弘、プロに入ってからも連戦連勝、6戦目で早くも地域タイトルを争う戦いに駒を進めました。

もちろん、その才能たるや申し分なく、フィジカル、技術、パワー、そしてスピード、どれも持っているボクサーであることは疑いようはありません。瞬間的な最大風速でいえば、すでに王者としての実力のあるボクサーだと思います。

ここまでの試合で初回KOが3度、5RKOが1度、そして8Rでの判定勝利が1度。非常に印象的なノックアウトを産む鈴木のサンデーパンチは、おそらく左フックと左ボディ。ブロッキングから強振するこのパンチは、近い距離で必然的にカウンターとなり、相手を次々とマットに沈めてきました。

 

 

 

実兄である鈴木雅弘(角海老宝石)と同じく、素晴らしいセンスの持ち主である鈴木稔弘ですが、唯一の懸念点はまだそのプロキャリアが浅いことであり、しかしそれは鈴木にとって大きな大きな懸念点でもある、と思うのです。

前述の通り、鈴木の戦った最長ラウンドは8ラウンズ。それもたった1度。そのほかの4戦のうち3戦は1ラウンドも戦っていないという現状で、この試合はいきなりの12ラウンズです。

「スタミナ」というものは単純ではなく、例えばどれくらい走ってるか、とか、どれくらいサンドバッグを叩いているか、どれくらい練習しているか、ということは当然のこととして、どのような組み立てをするかというのでも変わってきます。そして、スタミナというものはパンチ力やスピードと同様に、人によりどんなに鍛えても上限がある、と個人的には考えています。

 

 

 

ジェイソン・マロニーvs武居由樹はものすごく良い例で、子供の頃からスタミナトレーニングをしているはずの武居は、ラストラウンド、突然失速しました。

安静時心拍数が低いとか、42.195kmを走れるとか、そういうものとは全く別のものも絡み合っているのが、リングの上でのスタミナという分類であり、それはキャリアでこそ磨かれるものだと思います。

その点、渡邊は21歳とはいえすでに14戦を経験しており、最長ラウンドこそ鈴木と同じく8ラウンズとはいえども、そのどれもがかなり厳しい内容の試合であり、最後まで気を抜くことなく戦っているというキャリアはこの試合にとって非常に大きいものだと感じます。

渡邊も同じく素晴らしいカウンターセンスを持つパンチャーであり、鈴木よりも少し距離が遠いところでその実力を発揮する、というイメージです。

 

 

 

両者ともにカウンターパンチャーと言えると思うのですが、互いに先に仕掛けるタイプのボクサーであり、カウンターパンチャー同士の「お見合い」になることはないでしょう。

どちらが自分の距離、タイミングに持っていけるのか、先手を取って相手を誘導することができるのか、この辺りが勝負の鍵になるような気がします。そしてそこで、フィジカルに勝るであろう鈴木がプレスをかけると考えるとやや鈴木に分があるのではないか、と思います。

その上で、それが12ラウンズ継続できるかというのが鈴木の課題。当然、この12ラウンズというのは渡邊にとっても初めてのラウンド数であることは確かですが、やはりこの部分の懸念点としては鈴木の方に大きい、と思ってしまいます。

それは、どうしても兄の面影がちらつくので、序盤に強く、もしかすると後半落ちるのではないか、と思ってしまうからです。そうなった時に、これまでに幾度も接戦を経験し、ハートの強さを見せてきた渡邊のキャリアが活きる可能性は大いにあります。

いずれにしろ、両者ともに当然フルラウンド戦う準備はできているでしょう。その上で、相手を上回ることができるのは、どちらか。

タイトル戦ということは大いにあると思うのですが、この段階でぶつかるのは非常に痺れるマッチアップですね。

 

 

 

大湾硫斗(志成)vsアヌラック・マドゥア(タイ)

ものすごい才能の持ち主だ、とよく言われる大湾。

しかし、そのポテンシャルはまだ完全に発揮されているとはいえず、試合でのパフォーマンスは圧倒的なものを見せられてはいません。

ファンにとっては試合で見るものがほとんど全てであり、どんなに周りが期待していようとも12勝(7KO)2敗、二つの敗北が刻まれたキャリアが彼の今の実力です。

幾度となく、ブレイクスルーを起こしそうなタイミングはありましたが、ウェイトオーバーも含めてまだそこまで至っていない、惜しいボクサーというのが大湾のイメージです。

2018年のユース王座決定戦、2023年の日本王座決定戦、いずれもチャンスに恵まれるも戴冠はならず、この期待されたボクサーがまだまったくの無冠である、というのが事実です。

この試合でどのような勝ち方をしたとしても、正直周りが驚くことはないでしょうし、もし苦戦でもしようものならその評価は下がってしまう、ともいえます。

ここは良い勝ち方をして良いイメージを持ち、次なのかその次なのか、いつか来るであろうステップアップファイトに繋げて欲しいところですね。

ここは大湾の良い勝ち方に期待しましょう。

 

 

 

アンダーカードと配信情報

その他のアンダーカードには、由良謙神(志成)のデビュー2戦目(相手はタイ人)、阿部愛斗(角海老宝石)vs星野凌(JBスポーツ)の再戦、他に4回戦で千葉勇太(熊野)vs髙見洸太(ハッピーBOX)。比較的早めに進みそうな興行ですね。

配信はABEMA.TV、開始時間は18:00からということなのでメインは20:00頃でしょうか。

24日のLUSHBOMUのことを考えると、ABEMAプレミアムに入っておいて損はないかもしれませんね。

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