信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】Prime Video Boxing 10、Day1!岩田翔吉vsノリエガ、ユーリ阿久井政悟vsタナンチャイ!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

かいつまんで見ているのですが、それでも大変。

全ての興行の全ての試合をちゃんと見ている人もいるでしょうが、そんなボクシングファンの方には頭が下がりますね。

ということで今回のブログは、Prime Video Boxing、Day1の前半、岩田翔吉vsハイロ・ノリエガ、そしてユーリ阿久井政悟vsタナンチャイ・チャルンパックの観戦記。

 

 

 

10/13(日)Prime Video Boxing

WBO世界ライトフライ級王座決定戦

岩田翔吉(帝拳)13勝(10KO)1敗

vs

ハイロ・ノリエガ(スペイン)14勝(3KO)無敗

ESPN+で視聴。英語版の方は再生が上手くいかなかったので、スペイン語版(多分、ESPN Knockout向けの方)で視聴です。スペイン語になった途端に何言っているか全然わかりません。いや、英語も分かりませんけど。

やっぱりAmazon Japanの放映をそのまま持ってきている映像は、非常に画質が良く見えます。

初回のゴング。

互いに素早い動きでフェイントをかけながら、先に仕掛けるのはやはり岩田。ノリエガはステップを刻みサークリング、リズムを作りながら踏み込んでのワンツー。

岩田のプレス、自然とロープを背負う格好になるノリエガですが、ここでおそらく戦い慣れているボクサーです。

 

 

 

遠目の距離で左の差し合い、時にどちらかが飛び込んでいくという展開は、両者ともにステップワークがよく、甲乙はつけ難い。

後半にはいると今度はノリエガがプレス、岩田がロープを背負う形となります。ノリエガは結構パンチをつなげてくるし、アッパーのアングルも良い。このアッパー気味の左が岩田の顔面を捉えています。

2R、意外とノリエガを捕まえきれない岩田。もう少し強引に行ける気もしますが、サイドを上手く使い、またコンパクトなステップワークを小気味よく使うノリエガに若干先に動かれているというイメージ。

岩田のジャブの打ち終わりにノリエガの右クロス、これがヒット。

ノリエガは非常にアグレッシブに、回転力のあるパンチを出してきており、当たらずとも磐田を下がらせています。

3R、かなりハイペースに見えるノリエガ、岩田は中谷潤とのように後ろ荷重で重心を落とした構えを見せます。ちょっと距離感がうまくいっていないのか、なかなか先手を取ることができず、リターンを放つもノリエガは打ち終わりのケアが良い。

ちょっと後手にまわり、そのパンチは空を切ることが多い岩田に対し、ノリエガはスリーパーンチコンビネーションをヒット。

 

 

 

ただ、1発のパンチングパワーに大きく勝る岩田はこのラウンド後半、値千金の右アッパーをヒット!!最後は押し倒すような形になりましたが、これがダウン判定!!!

たった1発、厳密にいうと2発の右アッパーで大きなダメージを受けたハイロ・ノリエガ、立ち上がるもダメージは甚大です!ここはチャンスの岩田、残り時間は11秒!

一気に攻める岩田、なんとかエスケープを図るノリエガはカウンターを狙うも、逆に岩田の同時打ちの左フックをくらい、ダウン!!レフェリーは即刻ストップ!!!

岩田翔吉、3RTKO勝利!!!

見事WBO世界ライトフライ級王座を獲得!!!

見事見事な初戴冠撃です、岩田翔吉!!やはりこの階級で破格のパワーを持ち、その鋭い詰めたるや本当に気持ちが良いほど見事。

ノリエガは想像以上に上手く、翻弄されかけていましたが、結局1発で試合を決めてしまいましたね。

王座決定戦での戴冠ということで、初防衛戦は指名挑戦者でしょうか。今回1位が岩田、2位がノリエガで、3位レジー・スガノフ(フィリピン)です。正直、ノリエガよりもスガノフの方が危険でしょうし、その後のランキングにもタノンサック・シムシー(タイ)、ジェイソン・バイソン(フィリピン)という聞けなボクサーたちが続きます。

岩田翔吉の防衛ロードに期待しましょう。しかしESPNはインタビュー途中でぶつ切り。。。

 

 

 

WBA世界フライ級タイトルマッチ

ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)20勝(11KO)2敗1分

vs

タナンチャイ・チャルンパック(タイ)25勝(15KO)1敗

私は映画に全然詳しくないので、今回もユーリ阿久井のテーマはわからず。(前回のグレムリン?もよく分からず)とにかくバックパックはリング入場の時には邪魔そうです。

メキシコの解説者は笑いながら何か言っているので、伝わっているのでしょう。多分。

ともあれ、ゴング。

まずはジリジリとプレスの阿久井。タナンチャイがWinningでユーリ阿久井がEverlastというのはなかなか珍しい組み合わせですね。

無遠慮に歩くようにプレスをかける阿久井は王者の風格、からの右パンチを思いっきり打ちます。タナンチャイは大きくリングをサークリング、時折鋭いコンビネーションを放ってきますが、その合間にユーリ阿久井のジャブがタナンチャイの顔面を跳ね上げています。

静かですが、非常に重厚な立ち上がり。

2R、ここでメキシコの解説者もユーリ阿久井がEverlastを使うのは珍しい、日本のボクサーは普通Winningだろ、みたいなことを言っています。おそらく。

 

 

 

そんなことはどうでも良いのですが、ジリジリと攻めるユーリ阿久井に対してタナンチャイはかなりディフェンシブで及び腰、時折攻めるもユーリ阿久井は見事なまでのブロッキング技術を披露しています。

ユーリ阿久井が右のリターンをミスりタナンチャイの右を浴びてしまうシーン。このタナンチャイはなかなか回転力があり、速い。ただ、落ち着いているユーリ阿久井は聞いたそぶりを見せず強いプレスから鋭い攻撃、これは相手からしたら非常に怖いでしょうね。

3R、しかしタナンチャイ、足が長いですね。ユーリ阿久井の足が短いとは言っていません。

と、いろんなところに目が行くぐらいに落ち着いたボクシングを展開しているユーリ阿久井、タナンチャイのパンチも当たってはいますが全く当たっているふうには見えないほどどっしりとした阿久井、逆にパンチを当てればタナンチャイのバランスは一気に崩れます。

とにかくこのようにタナンチャイが足を使いまくるという展開というのは、ユーリ阿久井のパターンのはずです。主導権は明らかにユーリ阿久井であり、非常に自信を持って闘っているように見えます。

4R、ここまでESPNKnockoutでの採点はフルマークで阿久井。

 

 

 

阿久井のプレスでいよいよロープを背負い出しているタナンチャイですが、ここにきてさらに回転力は上がってきます。この阿久井が踏み込んで交錯するタイミングは非常に危険で、タナンチャイの攻撃が終わったと思って気を抜くとまずいかもしれません。

タナンチャイは手応えがあるのか、ラウンドごとに手を挙げてアピールしています。

ESPNのコマーシャルでiphone16が流れますが、1600ドル。日本は安い方みたいです。

5R、阿久井が攻めると必ず返してくるタナンチャイ、それでも遠い距離での阿久井のジャブはよく当たっています。

タナンチャイのパンチはそのほとんどをユーリ阿久井のブロッキングに阻まれていますが、なんせラウンド終わりのアピールだけは忘れません。

6R、セコンドアウトの声がけになかなかリングアウトしないタナンチャイ陣営のセコンド、レフェリーに叱られる。

パンチを出さずにグイグイと詰めていくユーリ、前半に右ストレートをヒット。強引には攻めることはないユーリ阿久井ですが、その踏み込みは徐々に強くなっているように見えます。

このラウンドはタナンチャイも鋭い踏み込みを見せてワンツーをヒット、この逃げ回る流れを変えなければいけないのはわかっているようです。

 

 

 

7R、ギアアップしたユーリ阿久井!強い攻めを見せ、接近した距離でショートの右フックをヒット。8Rも続けて強いプレス。タナンチャイは接近戦に巻き込まれることが徐々に増えてきており、攻めてもユーリ阿久井が下がらないのでかなり戦いづらさがあるでしょう。

回転力はタナンチャイが上。ただ、速い左右もユーリ阿久井のブロッキングは非常に固く、クリーンヒットは少ない。

このラウンドはタナンチャイが快調に飛ばし、ユーリ阿久井のヒットも少なかったのでもしかしたらタナンチャイかもしれません。

と思ったが、ESPNKnockoutの採点ではここまでユーリ阿久井のフルマークです。

9R、タナンチャイはよく動きますが、衰えませんね。本当のよく動くし、柔らかいし、まとめる時の手数はよく出ます。

このラウンドはタナンチャイが良いアッパーを決める場面もありましたが、その後ユーリ阿久井もショートの右をヒット。ラウンド終了後にアピールするのはもちろんタナンチャイ。

このラウンドは初めてESPNKnockoutのポイントがタナンチャイに流れています。

10R、打撃戦からタナンチャイが連打も、やはりユーリ阿久井のブロッキングに阻まれています。ただ、次々と出てくるタナンチャイの手数にユーリ阿久井が防戦に回ることも。

ちょっと集中力が切れてきたか、と思う場面もありましたが、その後はストレートの連打で反撃、これはヒットしています。

 

 

 

11R、中盤のショートの距離で確実にパンチを当てているのは阿久井の方です。タナンチャイは打たれ強く、まだ明確にダメージを喰った姿を見せません。

ちょっと倒そうという気持ちが強いのか、ユーリ悪意は若干あガードが疎かになっている場面もあり、タナンチャイの左フックカウンターもヒット。

終始プレスをかけるユーリ阿久井、最後まで油断してはいけません。

ラストラウンド、タナンチャイは本気で勝っているつもりなのか。このラウンドもしっかりと足を使います。

ユーリ悪意はコンビネーションをセットしての激しい攻撃、コツコツと当たっていますがタナンチャイはところどころでアピールが激しい。最後の最後まで攻め続けたユーリ阿久井、最後まで逃げ続けたタナンチャイ・チャルンパック。ESPNKnockoutの採点では118-110でユーリ阿久井です。

しかして判定は、115-113ユーリ阿久井、115-113タナンチャイ、117-111ユーリ阿久井。おおおお、これでタナンチャイにつけるジャッジもいるのか。というのが所感です。

まあ、ESPNKnockoutのメキシコ人採点になびいてしまったのと、もともとユーリ阿久井が負けるはずがないという先入観があったので、圧勝と見えてしまったのかもしれません。

タナンチャイに与えて良いラウンドは2R、多くて4Rぐらいという印象。いやはや、びびった。

 

 

 

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