信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

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オスカル・バルデスとアイザック・ドグボエが登場のTR興行観戦記!【動画有】

既におなじみとなった、トップランクの無観客興行。

これまで、現役王者のシャクール・スティーブンソンや、メキシコの興行ではミゲル・ベルチェルト、エマニュエル・ナバレッテなど、注目ボクサーがリングに上がってきました。

いずれもどちらかというと調整試合、勝敗よりもリアルタイムでボクシングを観る、ということと、顔見せ的なマッチメイクだったことは否めません。

このシリーズはこれで一区切り(8月からは新たなシリーズが始まるそうです)、ということもあってか、過去最高のマッチメイクであることは明白です。

 

フェザー級王座を返上し、スーパーフェザー級へ挑むオスカル・バルデスは世界タイトルマッチの前哨戦に臨み、ナバレッテに連敗してしまったアイザック・ドグボエは14ヶ月ぶりに再起を志し、リングに上がります。

更にスーパーミドル級のプロスペクト、13戦全勝全KOというパーフェクトレコードを誇るエドガー・ベルランガがセミファイナルを務めます。

今回のブログでは、このトップランク興行の観戦記を書いていきたいと思います。

アイザック・ドグボエvsクリス・アバロス

↓フルファイト動画です

この興行は緒戦でドグボエが登場。

前戦でナバレッテに痛烈な敗北を喫してしまったドグボエ。かつてアズマー・ネルソンの再来と謂われたドグボエは、再浮上を目指し再起戦に臨みます。相手は世界挑戦も経験しているクリス・アバロス。契約ウェイトは126ポンド、フェザー級リミットなので、フェザー級を主戦場としていくのでしょう。広背筋がすごい。

アバロスも27勝中20KO(7敗)というハードパンチャー、油断はなりませんね。

低い姿勢からプレッシャーをかけるドグボエ。動きは、悪くないです。

アバロスはジャブをついてサークリング。ただ、ドグボエの方が速く、パワフルです。ナバレッテ第二戦では少し弱気に見えたドグボエでしたが、今日は強気に打ち返していきます。

ドグボエ、反応も良いです。ただ、攻め急ぐ事なく、じっくりと攻めている感じ。2Rの終盤には、アバロスが攻め込む場面もありますが、ドグボエは余裕があります。

 

4Rに入ると、アバロスは足が止まってしまいます。近い距離での打ち合い。ボディが効いているのか、スピードも落ち、ジャブの打ち終わりに右クロスをあわせられる場面も散見されます。それでもスイッチを駆使するなど、粘るアバロス。

5R、ドグボエがローブローで減点。しかし、ほぼ一方的ともいえる試合展開です。ドグボエはパンチのアングルが多彩、アバロスはそれを防ぐ術を持っていません。

ドグボエの方が背が低く、リーチも短いにもかかわらず、ジャブの差し合いでも負けません。

7R、先程までのラウンドよりもプレッシャーを強めたドグボエ。その動きは更にギアを上げたようにも感じます。対するアバロスは疲れか、効いているのか、動きが落ちてきています。

最終ラウンド、かなり雑になってきたアバロスにおもしろいようにドグボエのパンチがヒット。これまでも飛び込んでいきなりの右や、ジャブにあわせたオーバーハンドライトを見せてきたドグボエ、このラウンドでも右オーバーハンドをクリーンヒット。ここでレフェリーが割って入り、TKOを宣告。

アイザック・ドグボエの8RTKO勝利。

順当勝ちです。ドグボエの動きも切れていて、ドグボエファンとしては嬉しい限り。ナバレッテ戦で弱点を露呈してしまったドグボエですが、まだまだ大丈夫!再浮上を期待します!

エドガー・ベルランガvsエリック・ムーン

↓フルファイト動画です

13戦全勝(全KO)、その全てが1RKOというパーフェクトレコードを誇る、ベルランガ。相手のエリック・ムーンも11勝(6KO)2敗と好戦績のボクサーです。

注目の第一ラウンドが開始、先に振っていったのはムーン。迎え撃ったベルランガの左フックがヒット。その後はガード一辺倒になるムーン。やっぱりパンチが破格の強さなのでしょうか。

ガードの上からの右フックで効かされ、その後はガードの隙間を縫った右フック。

そしてムーンは立てず、エドガー・ベルランガ、14連続1RKO。

エドガー・ベルランガの1RKO勝利

 

これはもう反則級のパンチの強さです。エリック・ムーンがどれほどのレベルの選手かは解りませんが、ガードしてても効かされてしまうとどうしようもないですね。そしてベルランガのキラー・インスティンクトとも言うべき最後の右フック。ガードして若干空いたところを狙っての右フックは、恐ろしいです。

スーパーミドル級、大注目のプロスペクトですね。まだ全く底を見せていないので、これから対戦するボクサーたちにとってはトップランカーといえども脅威そのもの。

オスカル・バルデスvsジェイソン・ベレス

↓フルファイト動画です

前WBOフェザー級王者バルデス、スーパーフェザー級への転向第2戦。前戦では、アダム・ロペスに善戦を許し、スーパーフェザーでの適正に疑問符をもたれたところもあります。

↓そのロペスも無観客興行に登場!

boxingcafe.hatenablog.com

今回はジェイソン・ペレスを相手に世界タイトルの前哨戦と位置づけられている一戦です。スッキリとした勝ち方で、希望のWBC世界スーパーフェザー級王者、ミゲル・ベルチェルトとのメキシカン対決へ駒を進められるのでしょうか。

27戦全勝(21KO)の元王者、オスカル・バルデス。ジェイソン・ベレスは29勝(21KO)6敗1分。

どちらかというとバルデスの出来がどうか、という試合ではありますが、ベレスもあなどれません。

立ち上がりは比較的慎重。バルデスはスピードがあり、身体の動きはキレています。始まった時からバルデスの顔面の中心あたりが赤いのがちょっと気になります。何なんでしょうか。

ベレス、ジャブやストレート等のまっすぐのパンチは悪くないですが、その打ち終わりをバルデスに狙われ、打たれた後に打ち返すも既にバルデスはそこにいません。

バルデスは相手をよく見て、入り際に左フックのカウンターを合わせようとします。手数は少ないながら、パンチも力がこもっており、なかなか強引には攻められないベレス。

バルデスは鋭い左フックを放ち、相手がひるめばそこから鋭い踏み込みを見せます。その一発一発が速く、力強いです。そして5R、残り時間30秒で左ボディを効かせ、残り15秒で左ストレートでダウンを奪います。ここは時間がなく、ゴング。

後半に入った6R、より力を込めて打つバルデス。既にベレスに力はなく、役者が違った感じがします。バルデスがいつ仕留められるか、が焦点になってきましたが、粘るベレス。超接近戦の方が安全とみたか、身体を押し付ける場面が増えていきます。

 

バルデスは強引にはいかず、あくまでも自分のスタイルを崩しません。つまり、相手が出て来るのを待ち、そこにカウンターを御見舞するというスタイルです。そのカウンターのあとに連打が出るので、相手としては恐ろしい。しかしベレスもカウンターを恐れず、よく手を出します。

8R、後がなくなってきたベレス、ガードを固めて頭を振り、前に出ます。まだまだ粘る、ベレス。

9R、ローブローによりベレスが減点。いよいよベレスは倒して勝つしかなくなりましたので、やや強引に距離を詰めます。しかしそうするとカウンターの危険性も上がります。

これだけもらっていますが、ベレスはタフですね。気持ちも折れず逆転を狙って前に出る最終ラウンド。ワンツーで顎を跳ね上げられ、ジャブで止められ、それでもバルデスを置い続けるベレス。バルデスはさながら闘牛士のように距離で、状態で外し、左フックを叩き込みます。

バルデスの左フックでぐらついたベレス。攻め込むバルデスですが、懸命に迎え撃つベレス。もみ合いから右オーバーハンド!そして左フックというコンビネーション。立ち上がったベレスですが、バルデスの容赦ない追撃にあい、試合はストップ。

もう少しで判定までもっていけたベレスですが、力尽きました。

そしてバルデスは見事最終回TKO勝利。

これまで一度もKO敗けのないタフ(打たれ強い、というか芯をはずしているのかもしれません。)なベレスを見事ストップして、前哨戦をクリアしたバルデス。顔を見ると内出血、実力ではバルデスが1枚も2枚も上に思いますが、少々手こずったという感じがします。

しかしこの勝利で、ベルチェルト挑戦に向けていよいよ動き出します。

 

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ただし、ベルチェルトのハードパンチ、そして連打にカウンターを合わせられるか、そして今回のような被弾が命取りになる可能性はおおいに考えられます。コロナ禍という状況の中、日本でもそうですが同国人対決の機運も高まり、機が熟しているといえますので、ミゲル・ベルチェルトvsオスカル・バルデスというビッグマッチの実現を願い、そのビッグマッチが無観客ではなく、通常の客入れ状態で行われることを祈っています。

 

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