信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

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9/26世界戦プレビュー。ドルティコスvsブリエディス、テイラーvsルアワイキン!

 9月最終週はボクシング三昧!

↓まず国内編はこちら

boxingcafe.hatenablog.com

国内の興行は、兵庫県神戸市、静岡県富士市ですが、ともにYoutubeで生配信されるので必見!ですね。

そして海外でも注目試合がありますが、注目試合が多すぎるのでまずはヨーロッパの注目自愛をプレビューしていきます。

 

9/26(土)ドイツ

IBF世界クルーザー級タイトルマッチ

ユニエル・ドルティコス(キューバ)25戦24勝(22KO)1敗

vs

マイリス・ブリエディス(ラトビア)27戦26勝(19KO)1敗

WBSSクルーザー級セカンドシーズンの決勝戦!延期に延期を重ね、いよいよ開催です。

シーズン1で主だったボクサーがしのぎを削り、クルーザー級というヘビー級よりひとつ軽い階級は、さして注目の集まらない階級でもあります。

しかし、WBSSのシーズン1は非常に盛り上がりました。怪物的な王者が出揃い、ヘビー級のように「大きいものが勝つ」という単純明快なものではなく、パワーだけでなくスピード、テクニックも必要なこの階級は、ボクシングの本質的なものが感じられると言っても過言ではありません。

 

2m越えのボクサーがトップに君臨し、大型化が進むヘビー級とは違い、他の階級同様ボクシングという競技が持つ美しさも兼ね備えた階級であり、更に迫力は満点。見ていて非常におもしろいです。(が、何故か人気はあまりないようです。)

そこで誕生したのが、比類なき王者、オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)。このWBSSを通して主要4団体を見事に統一したウシクは、ヘビー級へ進出。

↓少し前の記事ですが、クルーザー級の考察。

boxingcafe.hatenablog.com

絶対王者がいなくなり、戦国時代に突入したクルーザー級のWBSSは、一戦ずつがサバイバルマッチであり、そこを勝ち上がってきた者同士の決勝戦は、まさに次代の覇権を争うマッチメイクとなりました。

まずは現IBF同級王者、キューバから亡命したユニエル・ドルティコス。2009年、アメリカでプロデビュー。キューバから亡命したボクサーの宿命ともいえますが、なかなかチャンスには恵まれなかったようです。2016年、WBAの暫定王座を獲得。(その後正規王者に昇格)

 

2017年、WBSSシーズン1に出場、1回戦を突破しましたが準決勝で当時のIBF王者、ムラト・ガシエフ(ロシア)にTKO負け。

2018年に始まったWBSSシーズン2にも出場、2019年の準決勝でIBFタイトルを獲得。

ドルティコスは、思いっきり振るタイプの強打者。少し振りは大きく、わかりやすいかもしれません。しかし、どんどんフォロースルーの効いたパンチを放っていくので、見ていて気持ちの良い闘い方です。

↓ドルティコスのKO集

 

対するブリエディスは、元キックボクサーでボクシングに転向。

こちらもプロデビューは2009年。

2017年にマルコ・フック(ドイツ)とWBC王座の決定戦を闘い、判定勝利で初戴冠。WBSSシーズン1でオレクサンデル・ウシクに敗れましたが、判定までもつれ込んだ技術戦。大いに苦しめたと言っても良いでしょう。ちなみにラトビア初の世界王者だそうです。

 

ステップを踏み、ジャブから攻めるスタンダードなボクシング。時に力み空転する時もありますが、やはり一発の破壊力はものすごいものがあります。丁寧に戦うときもあれば、かなりラフになる時もあるのでドルティコス戦はどうなるか。

準決勝でクリストフ・グロワキ(ポーランド)とWBO王座決定戦。グロワキに後頭部を打たれたブリエディスは肘打ちで反撃。そして、ラウンド終了のゴングに主審が気付かず、その間にグロワキがダウン。。。等々、荒れに荒れた決定戦を制し、WBO王座を戴冠。まあ、どういう展開になってもブリエディスの方が地力が上、という展開ではありました。

WBOは両者の再戦を指示しましたが、ブリエディスはドルティコスとのWBSS決勝戦を選択。これによりWBO王座は剥奪という憂き目にあいました。

WBSSの決勝はよほどのことがない限りはKO決着でしょう。荒れた試合展開にならないことだけを祈りつつ、両者とも技術はしっかりしているので見応えのある試合になりそうです。

↓ブリエディスのKO集

 

(正直準決勝から時間が経ちすぎて、終わっていなかったのを忘れた時期もありましたが)

これで2018年からはじまったWBSSセカンドシーズンがようやく終わります。当初、1年間の予定でしたがファイトマネー未払い問題等々で揉め、その後のコロナで結局まる2年の歳月を費やしてしまいました。

サードシーズンはあるのでしょうか。階級最強を決めるトーナメント、試みとしては素晴らしい。ただ、これまでを見るとやはりアメリカの選手を呼ぶ事が容易ではないので、もしサードシーズンがあったとしてもヨーロッパ、アジアでの人気階級での開催となるかもしれませんね。いわゆる不人気階級の活性化、と捉えてみてもおもしろいかもしれません。サードシーズンの開催にも期待です。

 

9/26(土)イギリス

WBAスーパー・IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ

ジョシュ・テイラー(イギリス)16戦全勝(12KO)

vs

ダオヌア・ルアワイキン(本名・アピヌン・コーンソーン/タイ)16戦全勝(13KO)

WBSSセカンドシーズン、スーパーライト級を制した「タータン・トルネード」、ジョシュ・テイラー。これまでにビクトル・ポストル(ウクライナ)を降して名を上げ、WBSS出場でイバン・バランチェク(ベラルーシ)、レジス・プログレイス(アメリカ)を降して勢いに乗っています。

スコットランド出身のサウスポーは、非常に総合力の高いボクサーです。華麗なヒット&アウェイのボクシングから、インサイドでの打ち合いまで幅広くこなしますが、テイラーの最大の武器はハートの強さのように思います。

 

前戦、レジス・プログレイス戦で見せたハートの強さは本当に感動的なまでのものでした。強打のプログレイス相手に一歩も退かず、自分から試合を作っていったテイラー。私はプログレイスを応援していましたが、プログレイスはテイラーのボクシングにかなり困惑しているようにも見えました。

地元スコットランドの声援を一身に受け、スーパースターへの階段をかけあがるテイラー。この試合をクリアした暁には、WBC・WBO同級王者のホセ・ラミレス(アメリカ)との4団体統一戦が用意される予定です。

この4団体統一戦には、プロモーターの壁がなく(両者ともトップランク所属)、すんなりと決まりそうです。

↓テイラーのハイライト

 

↓ラミレスの前戦、ポストル戦の観戦記

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対するは、ダオヌア・ルアワイキン(タイ)。2019年2月に来日した際は、アピヌン・コーンソーンと呼ばれていたボクサーです。

日本では現在、タイ人ボクサーは本名で呼ぶ決まりになっています。なので来日した時はコーンソーンという名前で呼ばれていました。

海外の試合で、おそらくイギリスではルアワイキンのリングネームで呼ばれると思いますので、このブログでは今後はルアワイキンに統一しておきます。

【オフィシャルも本名のコーンソーンでした。この記事の記載はそのままにしてありますが、次回以降に変更します。】

さて、このルアワイキン、戦績はテイラーと似たようなものですが、闘った相手の質はアジアの域を出ません。アジア圏以外のボクサーと戦うのは、今回が初めてのようですね。

 

ルアワイキンは、IBFの挑戦者決定戦でディフェンスの名手、世界ランカー近藤明広(一力)を右アッパー一撃で屠っている事でもわかるとおり、とてつもない強打の持ち主でもあります。

ただ、ボクシングが上手いか、というとそれほどでもなく、スタミナにも不安を感じます。

順当にいけばテイラーの勝利は間違いないと思いますが、ルアワイキンには一発があります。

テイラーには油断せず、一蹴してもらって、統一戦へ進んでもらいたいですね。

↓ルアワイキン(コーンソーン)の衝撃KOは5Rです

 
 
9月26日、ヨーロッパでもアツい闘いが繰り広げられます。

ドルティコスvsブリエディスはどちらにも勝ち筋があり、勝敗として非常におもしろい一戦ですし、テイラーvsルアワイキンも、アジアの雄、ルアワイキンがテイラーにどこまで食い下がれるかも楽しみの一つですね。

クルーザー級、そして統一志向のスーパーライト級、どちらも楽しみな興行ではありますが、そうはいってもアメリカで行われる興行には内容では敵いません。

次回はいよいよアメリカ興行、チャーロ兄弟の興行をプレビューします。

 

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