信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】デビッド・べナビデスvsデビッド・レミュー!期待のプロスペクトも登場のPBC興行!

5/21(日本時間5/22)はボクシング三昧。

とは言っても、あまり日本での放送はありませんでした。

私は幸いにもESPN、Showtimeを見れる環境を整えているので、両方を試聴。

↓まずはジャニベック・アリムハヌリvsダニー・ディナムの観戦記から

boxingcafe.hatenablog.com

そして今回はShowtimeで行われたデビッド・ベナビデスvsデビッド・レミューの一戦。アンダーカードにはヨエルビス・ゴメス、ルイス・ヌネスといったプロスペクトたちも登場のPBC興行の観戦記です。

5/21(日本時間5/22)アリゾナ

フェザー級10回戦

ルイス・ヌネス(ドミニカ共和国)16勝(12KO)無敗

vs

ジョナサン・フィエリョ(メキシコ)13勝(12KO)無敗

初回、サウスポー、フィエリョが力強いワンツーを打ち込んでスタート。このワンツーが非常に速く、そして明らかにパワーもありそう。これがダイヤモンド・レフト!

ヌネスはステップで被弾を避け、勇敢に打ち返し、また左フックのカウンターを狙います。フィエリョの左がヌネスのガードの上にでも届くと会場からはため息にも似た歓声がもれ、ヌネスからタイミング抜群のカウンターが放たれても同様。

非常に若く、才能あふれるボクサーを目の当たりにし、会場は感嘆にあふれています。

非常にディフェンス勘のあるヌネスに、フィエリョのパンチはしっかりと届き、後半にはクリーンヒットも奪っています。これはすごいボクサーです。

2R、フィエリョはちょっと荒々しくなってきました。入り際にはヌネスのカウンターでバランスを崩す事もしばしばです。

しかしこのフィエリョのすごいところは、カウンターを恐れずに鋭く踏み込むところです。

ヌネスはややディフェンシブな戦いになっていきますが、しっかりとカウンターを狙っています。

このラウンドの序盤、アクシデンタル・ヘッドバットによってフィエリョは左耳付近?を出血しています。

3R、フィエリョも自ら攻めるだけではなく、カウンターも狙います。しかしカウンターテクニックは、ヌネスの方が少し上かもしれません。ヌネスは引っ掛けるようなフックでフィエリョのバランスを崩し、これはジャッジへの印象的に良い。

後半にもフィエリョの大きな左をかわし、空いた脇腹に右ボディカウンターをヒットしたヌネス!

4R、比較的アクションの少ない序盤、ここはフィエリョが長いジャブが印象的。ボディにも伸ばしたこの長いジャブ、ダメージはさほどではないものの、他にクリーンヒットが少ない分、見栄え的には非常に良い。

しかし、残り30秒ほどのところでヌネスのカウンター、今度はアッパーカットがヒット!ヌネスは大きく後退してしまいます。

5Rもともに狙い合う展開、ここではフィエリョのジャブがやはり非常に良い。フィエリョは強いワンツーでも攻め込み、このワンツーをヒットして大いに会場を沸かせます。

後半にはこの左が少し効いてしまったか、ヌネスはやや動きが緩慢に!

フィエリョは自信を持って攻め込み、終盤にも左ストレートをヒット!!!フィエリョにとっては潮目が変わるかもしれない、ビッグラウンドです!

6R、ここが菖蒲の分かれ目と踏んだのか、ヌネスも下がらずプレス。フィエリョが入ってこれないようにこれまで以上にジャブを打ちます。

中盤、フィエリョが不用意にボディジャブを放つと、ヌネスは右フックをカウンター!フィエリョは少しぐらつきます!

7R、フィエリョはジャブから左オーバー気味のストレートをヒット!したかと思えば、ヌネスは左右のフックをカウンター!!なんという攻防。。。

その後もヌネスの方がカウンターでやや優勢か、やはりヌネスは当て方が上手く、フィエリョはバランスを崩すことが多い。

8R、ヌネスがジャブから右アッパーを繰り出すと、揉み合いとなったところでフィエリョも左右の力強いフックを見舞います。この間、バッティングも発生していますが、オーソドックスとサウスポーでのこの距離はある程度仕方ありません。

両者ともに明らかにパンチに力がこもっており、ここまでおそらく劣勢と思われるフィエリョはもちろん、ヌネスもストップを狙っているのかもしれません。

ゴツゴツと頭があたりつつも、お互いに強いパンチを振るう好勝負!

9R、ボクシングテクニックとしては、もう大きく差が開いているように見えます。ヌネスは自ら攻め、フィエリョを下がらせますが、その後フィエリョが反撃にでてくるところを狙ってバックステップ、右カウンター!!上手すぎる。

フィエリョのパンチングパワーは侮れませんが、ヌネスのカウンターを警戒して前に出れなくなるとフィエリョにとっては逆効果かもしれません。

フィエリョは左ストレートの打ち終わりに気をつけて、もっと行きたいですね。

ラストラウンド、このラウンドもヌネスのカウンターが冴えます!ワンツーだけでなくもっとコンビネーションで攻めたいフィエリョですが、パンチのアングルがやや少ない。ここまではワンツーのパワーパンチだけで勝てていたのかもしれませんが、ヌネスはそういうわけにいきません。

10Rに渡り、非常に緊張感のある試合を見せてくれたルイス・ヌネスとジョナサン・フィエリョ。二人とも、本当に素晴らしいボクサーです。

判定は、3ものともに96−94でルイス・ヌネスを支持。微妙なラウンドがいくつかあったため、これくらいの差にはなるのでしょう。ただ、やはりヌネスの勝ちは揺るぎません。

非常に良いものを見せてもらった、このヌネスvsフィエリョ。ヌネスは22歳、フィエリョは18歳、世界のフェザー級というものは本当に恐ろしいところです。

スーパーウェルター級10回戦

ヨエルビス・ゴメス(キューバ)5勝(5KO)無敗

vs

ホルヘ・コタ(メキシコ)30勝(27KO)5敗

ゴング。非常に雰囲気のあるゴメスはやや後ろ荷重のスタイルから、早々に力強いワンツーを打ち込みます。

ゴメスの後ろ姿が映りますが、ヒットマッスルがものすごく隆起しており、見事な逆三角形を形作っています。

中盤に入るとプレスをかけ始めたゴメス、ガードを高く上げてややクラウチング気味、ぐいぐいとプレスをかけてコタをロープ際へと追い詰めます。

その後はまた後傾にしてカウンターを狙ったり、後半にはプレスをかけてコタを追い込んだりとやりたい放題です。歴戦の雄、コタがアンダードッグに見えます。

終盤もコタをロープ側に釘付けにして、力強いアッパーをヒットしたゴメス。

2R、コタはゴメスの強いプレスに押され気味。体の大きさもずいぶん違うように見えるので、体でも押されてしまい、ロープ際での戦いを強いられています。

ロープに詰められても手数で応戦するコタ!しかしゴメスのディフェンスはよく、ブロッキングも完璧で、クリーンヒットを奪えません。

3Rもロープ際に誘導されるコタ。ここで反撃したコタの攻撃をいなし、ゴメスが右フックをヒット!かなり効いてしまったコタにゴメスはさらに追撃!

コタはクリンチに逃げ、そのコタをゴメスは投げ飛ばしてしまいます。

これはもちろんスリップ裁定、コタは座ったまま少々の時間休み、ゴメスはコタに回復の機会を与えてしまいましたね。

後半も右フックカウンターをきっかけにコタをロープに押し込み、その後もプレスをかけるゴメス!終了ゴングと同時にレフェリーが割って入りますが、コタはパンチを止められず、コタのパンチはレフェリーにヒット笑!!びくともしないレフェリーには天晴れです。

4R、このラウンド開始早々、コタのワンツーが綺麗にヒット!初めてこんなにきれいに入ったのでは?と思った瞬間、すぐにゴメスはカウンター。

当然、流れは変わるはずもなく、やはりコタはロープ際、コーナーを背にボクシングの時間が長い。

5R、前ラウンドから手数の増えてきたコタ、軽くても良いからとにかく手を出した方が良さそうです。ゴメスはプレスをかけてカウンターを狙い、上体を忙しく動かしています。

少しずつ、コタがリング中央で戦える時間が長くなってきています。このラウンドはボディへの連打でロープ際から押し返したコタ、大きな歓声が上がります。

6R、このラウンドはコタの右フックでゴメスがバランスを崩す場面もあり、ゴメスも少々荒くなってきています。ゴメスはちょっとイラついているのかもしれません。

揉み合いくらいの距離になると、コタの手数が有効ですね。そこから距離を作り、強いパンチを打つのがゴメス。

7R、序盤にジャブの相打ちでコタが後退。その後、コタもアッパーをヒットしますが、このラウンドはゴメスのパワーパンチが優っているのではないでしょうか。

8R、やはり中間距離では圧倒的にゴメス。鋭いジャブでコタの顔を弾いたゴメスは、続いてジャブのフェイントからの右フックをヒット。

その後、ロープに詰まったコタに左アッパーをヒットしますが、コタもゴメスのボディを乱打してここを脱出。

しかしやはりゴメスがパワーパンチで優勢、ジャブでも大きく顔を跳ね上げられるコタは限界が近いのではないでしょうか。

9R、コタは勝利を諦めているのか、ロープからロープへの旅を決行。少しイラついたそぶりを見せるゴメスはジリジリと追っていきます。

コタは完全にサバイバルモード。ゴメスの連続KOを止められるかどうか、という戦いです。

ラストラウンド、前半にジャブからワンツーで攻め込んだゴメス。コタがバランスを崩すと、一気呵成に攻め込みます。コタはもちろんロープ際、ですがここは打ち返して逃れます。

その後はゴメスの攻めに対して大きくステップを使い、稀にコンビネーションを放つコタ。

ゴメスのパワーパンチでコタは何度もバランスを崩すものの、10Rを戦い抜いて試合終了。

判定は3者ともに100−90でヨエルビス・ゴメスを支持しました。

コタは「倒されなかった」というだけであり、ゴメスのデビュー以来の連続KO記録はこれにてストップ。

序盤には早期決着を予想させる立ち上がりだったものの、その後のコタのデイフェンシブな戦いにより、ゴメスは倒し切ることはできませんでした。

しかし、デビュー6戦目でホルヘ・コタとやるというのがそもそも異常ですし、メキシカンだらけの会場でのこの堂々としたパフォーマンスはたいした者です。

怪物性を持ったスーパーウェルター、ヨエルビス・ゴメス。今後も要注目です。

WBC世界スーパーミドル級暫定王座決定戦

デビッド・べナビデス(アメリカ)25勝(22KO)無敗

vs

デビッド・レミュー(カナダ)43勝(36KO)4敗

そしてメインイベント、大人気のデビッド・ベナビデスが登場です。デビッド・レミューのリングコールには大きなブーイング。

そしてベナビデスのリングコールには、大きな大きな歓声が。このベナビデスは大人気ですよね。

初回、レミューは低い姿勢からアグレッシブに攻め入ります。レミューはジャブとバックステップで対応、非常に反応は良い。

序盤、レミューはベナビデスをロープに詰めて左フックをヒット、非常に良いスタートを切りましたね。

ただ、今日のベナビデスは非常にディフェンス面が良いように感じます。レミューのアタックにちょっと面食らってそうなっているだけなのかもしれませんが、そのガードは非常に固く、被弾に気を付けて戦っているイメージ。

そして素晴らしいジャブをいくつか放ち、後半にはいよいよ強い右ストレート。この突き刺すようなストレートパンチは、ベナビデスの数ある武器の一つ。

そして終盤、ベナビデスはレミューの入り際に左フックをカウンターでヒット!この左が効いてしまったレミューはよろよろと後退、ロープにもたれ掛かります。

それをゆっくりと仕留めにいくベナビデス、ラッシュをかけます!が、残り時間も少なかったことからレミューは何とか生き残り、次のラウンドに望みをつなぎました。

2R、開始早々に強い左フックを放ったのはレミュー!「まだまだできる」というアピールでしょう。しかし既に反応はあまり良いとは言えず、ベナビデスのジャブ、左右のフックをいくつも喰らい、左のアッパーをヒットされてダウン!!何度も何度も左アッパーをかち上げられた末のダウンは、あわやリングアウトという痛烈なものでした。

しかし、立ち上がったレミューはそれでもなお弱気になることはなく、小さい体を目一杯振って左右のフックを繰り出し、ベナビデスに迫っていきます。

ベナビデスの強打をもらいながらも、一歩も退かないレミューには強い意志、意地、誇り、覚悟、いろいろなものを感じてしまいます。

パワー差は明らか、中盤にはまたもロープ際のレミュー。それでも強い左ボディ、左フック、右ストレート!!その打ち終わりに丁寧に、また様々なアングルからパワーパンチを返すベナビデス!!!

既にレミューの顔面は鮮血に染まり、足もふらついているように見えます。レミューのこれは、特攻、バンザイアタックです。

後半、またもアッパーでぐらついたレミュー、ロープ際に詰まるも打ち返し、この状態でも試合を投げません。

3R、物凄い回復力を見せたレみゅーは、ふらふらの状態から回復しているのか、トリプルジャブで攻め込みます。槍のようなジャブとストレートを使って攻め込むベナビデス、その間隙を縫ってレミューの前手のストレートがヒット。

その後も前進してパンチを振るうレミュー、体を押し付けてベナビデスをロープに押し込んでいきます。しかしまたもベナビデスの右アッパーでよろめき、ボディ攻めをしている途中にベナビデスの右ストレートのクリーンヒットをもらって腰を落とすなどしたレミュー。

このダメージを溜めていっている状態を見て、レフェリーはストップを宣告しました。

デビッド・ベナビデス、3RTKO勝利。

突然の幕切れ、ではあるものの、ちょっと安心しました。

レミューは明らかに打たれすぎでもあり、かなりのダメージを溜めているように見えました。レみゅーのように、1分間のインターバルで回復してしまうボクサーのダメージは、見誤りやすいとも言えます。

このストップが正解かどうかなんて誰にもわかりませんが、あそこまで痛めつけられるレミューを見るのは忍びなかったのでホッとしてしまいました。

ともあれ、またも強さを見せつけたデビッド・ベナビデス。

今日は非常にディフェンスに気を付けて戦っていたようなイメージで、バランスの良さも感じました。今後も楽しみですね。

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