信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】井上拓真、平岡アンディ登場のSSA!井上vsドネア2のアンダーカード!

お祭りが終わった。

井上尚弥vsノニト・ドネアは衝撃的なKO決着、この決着方法については想定の範囲内ではあったものの、そこに至る道程というものは想像を遥かに超えるものでした。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

やや抜け殻状態なわけですが、今日のうち(もう日付は変わっていますが)に全試合の観戦記をしたためておきたいと思い、深夜に書いています。

いろいろなことを引きずってはいられません。

折角埼玉に来たので、明日はKODの春日部に行って出稽古です(ただの体験練習笑)。

ということで、今回のブログでは井上vsドネア2のアンダーカードの観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 


現地でメモを取ったものを文章化しているので、思い違いや見間違いにご容赦下さい。

6/7(火)さいたまスーパーアリーナ

岡村弥徳(八王子中屋)vs松野晃太(神奈川渥美)

第1試合は、デビュー戦で赤井英五郎(帝拳)に勝った岡村と、今戦でデビューながらアマキャリアのある松野の新人王トーナメント予選。

初回は岡村のジャブが冴え、距離を詰めたい松野との間で熾烈な距離感争いでスタート。中間距離でのコンビネーションに秀でる岡村ですが、後半に松野は右カウンターをヒットします。

2R、岡村はジャブ、アッパー、コンビネーションが良いですが、ガードがややルーズ。対して松野はブロッキングがしっかりしており、岡村の攻撃もアングルこそ変えますが左→右→左→右と規則的すぎて中々クリーンヒットが少ない印象。松野は振り回すとヒットする感じです。

 

3R、1分頃に松野の左フックがカウンターとなりヒット、これで岡村はダウン!松野はダウン奪取後も冷静に攻めます。

ラストラウンドになると岡村も懸命に攻めていきます。これまでは前に出ていた松野ですが、岡村は体も強いようで下がりながらも対応、クリーンヒットは松野という印象。ただ、岡村はタフネスを持っています。

新人王初戦、というにはあまりにハイレベルな4回戦は判定へともつれ込み、39-36×2、38-37の3-0で松野が勝利。

ライトフライ級6回戦

坂間叶夢(ワールドスポーツ)vs石垣芙季(ユナイテッド)

開始ゴングと同時にアグレッシブに攻め込む石垣!気概を感じます。しかし坂間は石垣の攻めに対して最小限に抑えたバックステップで追撃を許さず、石垣が出てきたところに鋭いジャブ(というか左ストレート)を槍のように突き刺し、ダウンを先取。

ラウンド後半に行くに従い、坂間のタイミングがあってきた印象で、終了ゴングと同時に左フックでまたもダウンを奪います。

2R、坂間がギアを上げて攻め始めます。石垣の左フックのあとに右をリターン、ここでまた石垣はダウン!立ち上がった石垣を攻め立て、最後に右をヒットしてストップに持ち込みました。

坂間叶夢、2RTKO勝利!!

強い!のは知っていました。全日本新人王も現地でみていますし、その前の東日本新人王決勝も見ています。

石垣もパワフルかつスピードのある左フックは良かったですし、ハートも強かった。ですが坂間は本当に強い。今後期待のボクサーです。

 

55.8kg契約8回戦

石井渡士也(REBOOT.IBA)vs福永輝(沖縄ワールドリング)

初回、ジャブの差し合いからスタート。石井も福永も非常にパワフルなボクサーですが、ジャブの差し合いとなると石井の方が上ですね。

右の相打ちという恐ろしいタイミングでのパンチの交換をするというスリリングな展開、終盤には石井の左のダブルで福永はバランスを崩します。

2R、福永がギアをアップして攻め入ります。本領発揮のようです。

序盤に福永が良い詰めを見せ、石井は後退、しかしその後すぐに盛り返した石井は後半、福永にボディを効かせ後退させます。

3R、やはり前半にチャージする福永。石井はディフェンスも上手く、後半にまた福永が見せ場をつくりますがクリーンヒットは少ないという印象。

攻防こそめまぐるしく入れ替わるものの、クリーンヒットの量は明らかに石井に分があります。

4R、打撃戦の展開で、福永は非常にしっかりとパンチを打ちますね。派手なパンチですが、石井はそのパンチを芯ではもらわず、逆に石井のパンチを福永はブロッキングでがっちりと受け止めます。石井の方がアングル、強弱に優れている印象。

 

5R、前半にチャージするも途中で手が止まってしまう福永。石井は福永のパンチを見事にずらし、逆にクリーンヒットを奪っているので、福永のダメージは相当ではないでしょうか。

6R、ここもやはり手数とクリーンヒットで石井が優勢か?

1分が過ぎた頃、石井がワンツー(逆ワンツーかも)をヒットしたところでレフェリーが割って入り、ストップ!

このレフェリー(名前は伏せておきますが)、ストップのタイミングはいつも微妙。確かに止めるべきタイミングではあったものの、見ている方としては若干「?」というタイミング。まあ、レフェリーはストップすることを躊躇してはいけません。これは最大に配慮すべきことなので、そんな事を言ってはいけないか。

 

58.0kg契約4回戦

岩下千紘(駿河男児)vs山名生竜(HKスポーツ)

この試合は本当はセミの次、メインの前に行われた試合。予備カードとして行われた一戦です。これも非常に楽しみなカードでした。

初回、序盤なかなか距離が噛み合わないように見えましたが、岩下の飛び込みの右フックが良い。山名もボディムーブや反応に成長を感じますが、やはり技術的に岩下が一枚上手か。

2R、山名が長い右を使ってうまく距離を取っているように見えます。岩下はジリジリと距離を詰め、パンチを振るっていきますね。

この試合はモニターでは流れていないため、クリーンヒットがどうなのか私の位置からはよくわかりません。タイミング的には山名のストレート系のパンチは良いように思いますが、岩下のガードの上なのかもしれません。

3R、このラウンドは山名がよく動き、非常にリズムにのってきた印象。ただ、岩下の踏み込みも相当なもので、ここも甲乙つけがたい。山名のボディムーブは非常によく、岩下はミスブローも多い印象。

ラストラウンド、山名は長いワンツーが良い。想像以上に伸びるのか、岩下はこの長いワンツーに苦労しているようにも見えます。しかし、このラウンドで岩下は大きな右をヒット。

 

勝負は判定にもつれ込み、40-36、39-37×2で岩下。

フルマークはちょっと驚きで、私の目にはドローでもおかしくないほどだと思いました。残念ながら山名の勝利と言われるとちょっと違うと思いますが、両者とも良いボクサー。

WBOアジアパシフィック・日本スーパーバンタム級王座統一戦

井上拓真(大橋)15勝(3KO)1敗

vs

古橋岳也(川崎新田)28勝(16KO)8敗2分

井上拓真と古橋岳也の統一戦。

初回、古橋は速いリズム。思ったよりも前に出ず、まずは様子見のラウンドでしょうか。井上はジャブに優れ、更にカウンターの左フックを幾度かヒット。

古橋はやや気負っているように見えます。もっとじっくりとコーナーやロープに詰めていきたいところ。

2R、いよいよ古橋が前進。井上は機動力を活かしたいところですが、今日はそこまでステップワークを使いません。これは使わないのか、使えないのか。

井上は接近したところで左アッパーを三連打。兄がディパエン戦で見せた、「新井田式3連アッパー」です。古橋もガチャガチャした攻めになってきて、持ち味を発揮し始めました。

 

3R、距離は詰まっています。古橋の得意の距離にはなっているものの、ここでも巧さを発揮するのは井上拓真。小気味良いディフェンスを見せ、再三に渡りアッパーをヒット。

4R、幾度となく井上はロープに詰まります。この距離は、というか後ろに逃げ道がなくなると流石に危険ではないでしょうか。まだ井上が当然のように優勢ですが、やや古橋のプレスを持て余し始めたのではないか、と思うラウンド。

5R、あと一息で自分の好む展開に持っていけそうな古橋は、猛烈なプレス。しかしその猛烈なプレスに対して井上はカウンター、特にアッパーはヤバい。

それでも前進を止めない古橋も流石です。

おおよそ予想通りの試合展開ですが、ここからが古橋は勝負。そして井上は集中力を切らさない事が肝要です。

途中採点は3者ともフルマークで井上拓真。

途中採点を受けての6R、古橋は当然強くラッシュ。しかし井上のアッパーカットを防ぐ術を持たず、またラッシュを仕掛けても井上のディフェンスによりクリーンヒットを奪えません。

7R、引き続き近い距離で捌き、アッパーを入れる井上。古橋はこのアッパーを何とかしたい。

8Rも展開は変わらず、ディフェンスで魅せる場面もつくります。その後カウンターをヒット、時折当たる古橋のパンチもほんの少しずらし、ダメージはほとんどなさそうです。

 

9R、劣勢においても古橋の勢いは衰えず、その強いハートも萎えません。井上はほんの少し、ところどころ集中力を切らしているように見えます。上体のディフェンスに頼りすぎると事故が起こってしまう可能性が出てきます。

10R、タフな古橋はどんどん押していきます。井上はそれを受けて立ち、粘り強くカウンターをヒット。この古橋のプレスにも負けていません。

11R、なりふり構わず、ものすごい気迫とものすごい手数で攻める古橋!その古橋の連打の途中でカウンターをあわせるという離れ業を見せた井上、その後も古橋の突進にひるまず打ち合い、時にサークリング。

ラストラウンドもしつこく攻める古橋に対して、捌き、時に反撃、と集中力を切らさなかった井上拓真。

勝負判定に持ち越されましたが、2者が120-108のフルマーク、残りの1者は119-109という完勝でスーパーバンタム級の2冠王者となりました。

 

井上拓真のボクシングは、見ていて非常に小気味良い。勝利者インタビューで、「もっと足をつかって。。。」と話しており、今回あまり機動力を活かせなかったのは古橋のあのしつこい攻めが原因だったようですね。

あれだけ攻められると、足を使って捌こうとすると「逃げている」と取られるのかもしれません。井上拓真は、テクニカルなアウトボクサーが戦い方の根本にあるはずですが、とにかく気が強く、時にパンチをモロに浴びてしまう時があります。今回も、危ないタイミングがなかったわけではありません。

とはいえ、一階級上の日本王者を相手にこのボクシング、やはりこのボクサーは日本人キラーであり、バンタム、スーパーバンタムであればこの井上拓真を倒さなければ上に行ってはいけないかもしれません。

日本スーパーライト級タイトルマッチ

平岡アンディ(大橋)19勝(14KO)無敗

vs

赤岩俊(マナベ)7勝(5KO)3敗1分

セミファイナルには、平岡アンディが登場。個人的には、かなり力の差のあるマッチメイクだと思っていますし、ここはアンディは勝ち方を問われる試合だと思っています。

初回のゴング。

赤岩はやや固いか?と思わせる立ち上がりで、ガードこそしっかりと上げているものの中々手が出ません。そんな赤岩に対して、自由に攻め入るアンディ。

その中でアンディがアッパーを掠めて(?)ダウンを演出。その後アンディは攻めるも、やや荒いか。

終盤、赤岩の左フックがヒット、その後も右をヒット。アンディがやや下がってラウンド終了。

 

2R、アンディは力強い攻めを見せます。赤岩は固いブロッキングで耐え、アンディの打ち終わりにリターン。これが煽りVで言っていた「秘策」というものなのか?このパンチはいくつかはヒットするも、浅い。

3R、アンディが足を使い、赤岩が追うという展開、ですが赤岩は引き続き、なかなか手を出す事ができません。

4R、赤岩のガードは非常に固い。それは褒めるべきところですが、このガードを中々崩さないからこそ手が出ません。アンディもこの固いガードをこじ開ける事ができません。

5R、このラウンド開始早々、サウスポーにスイッチした赤岩。あ、これが秘策なのでしょう。

スイッチした赤岩はなかなかアグレッシブ。良い攻撃を見せるものの、左ストレートの威力に乏しい気がします。

6R、このラウンド、アンディのアッパーがヒット、明らかにダメージを負った赤岩は後退!アンディはその後、冷静に一発一発をヒットし、ストップに持ち込みました。

平岡アンディ、6RTKO勝利。

やや変則スタイルに思える赤岩は非常によくがんばりましたが、これはミスマッチと言われても仕方のないような試合、とも言えます。A級2戦目で平岡アンディ、というのはどこをどう見てもキツい。対戦相手が現れないのでしょうか。

アンディは「いつでも倒せる」と思っていたのか、余裕を持ちすぎていたようにも感じましたし、ディフェンス面でもオフェンス面でもやや雑な印象を受けました。

日本国内で敵を探すのは、難しいのかもしれません。

是非ともアメリカで戦ってほしい、とも思いますが、今回の様なパフォーマンスで本場のトップレベルには通用するのでしょうか。

もっと緊張感のある中での真剣勝負が見たいものです。もっともっと良いパフォーマンスを魅せられるボクサーだと思いますので、今後に期待です。

あとやっぱり、アンダーカードも第1試合から流してほしいですね。海外戦のように、Youtubeで第1試合から配信、それに興味を持った人をアマプラに誘導する、みたいな流れが欲しいものです。坂間叶夢のパフォーマンスや、石井vs福永の攻防なんかは、素人目にもわかりやすかったと思いますが。

 

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