信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】井上vsドネア2、アンダーカード!平岡アンディvs赤岩俊、井上拓真vs古橋岳也!

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いよいよ、あと一週間を切りました。

6/7(火)に行われる井上尚弥vsノニト・ドネアによる世界バンタム級統一戦。

この一戦はアマゾンプライムで生配信されることが発表されており、井上尚弥の注目度、そして第1戦が年間最高試合に選ばれたことにより国内外での注目度は高いものだと思われます。

そして、会社の共有PCの背景を井上vsドネアの画像にしておいたので、私の会社でも認知されているはずです笑。

メインの井上vsドネアについては以前の記事で取り止めもない話を書きました。↓

boxingcafe.hatenablog.com

ということで今回は、さいたまスーパーアリーナ決戦、そのアンダーカードについてです。

 

6/7(火)さいたまスーパーアリーナ

日本スーパーライト級タイトルマッチ

平岡アンディ(大橋)19勝(14KO)無敗

vs

赤岩俊(マナベ)7勝(5KO)3敗1分

WBOアジアパシフィックと日本の王者として君臨する、平岡アンディ。すでにラスベガス進出を果たし、日本中量級の星である平岡の、日本タイトルの防衛戦として組まれた試合です。

2021年10月、待望の地域タイトル戦では体重超過した佐々木尽(八王子中屋)に圧勝、11RTKO勝利で王座初戴冠を果たした平岡は、2冠の初防衛戦となる前戦、2022年2月のアオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)戦でも10RTKO勝利。

現在5連続KO中であり、現在のスーパーライト級を見渡すと頭ひとつ抜け出た存在だと思います。

対して赤岩俊は、日本ランキング8位(5月現在)、日本タイトルへの挑戦権を有するボクサーとしては最下位に位置するボクサーです。

 

前戦で松本北斗(三迫)に6RTKOで勝利、初めて日本ランクを手に入れたと思えばすぐにタイトル戦の話が巡ってきた、というのは非常に運のある選手と言えますが、相手は平岡アンディ。厳しい戦いが予想されます。

この赤岩というボクサーは6回戦時代、佐々木尽に初回KO負けを喫していますが、これはあまり参考になりません。この頃の佐々木はとにかく速攻型のパンチャーで、恐れ知らずでした。

その後、藤田裕崇(現・炎村/三迫)に判定負けの後、森田陽(M.T)に初回KO勝利を上げてA級昇格を決め、次戦のランカー戦(松本戦)で勝利。ものすごくトントン拍子ですね。

やや腰高に構える赤岩は、7勝中5KOというハードパンチをもち、非常に粘り強く戦うボクサーというイメージ。

ただ、ここは流石にキャリア差、実力差がありすぎる、といって良いマッチアップのようにも思います。

平岡アンディも、前戦のアオキ戦のパフォーマンスは良いとは言えませんでしたし、減量の影響か?と思うようなところもあり、今後もスーパーライトで大丈夫か?という疑問もでた一戦ではあったものの、さすがにここは何もさせずの完勝を目指したいところ。

 

ということは、赤岩にとっては、千載一遇のチャンス。赤岩にとっては失うものは非常に少なく、得るものは非常に多いという一戦。アマゾンプライムで生配信、アメリカでもESPNで放送されるというこの一戦は、全世界で流れます。ここで赤岩が勝てば、とんでもないことになります。その分、モチベーションは高いなんてもんじゃないでしょう。

個人的には、さすがに平岡が負けるという予想はしづらいですが、そのコンディショニングに注目したい。平岡アンディ、その才能こそ間違いはありませんが、まだ若干の不安要素があります。ここは是非良い勝ち方をして、日本卒業を決定づけてほしい。

WBOアジアパシフィック・日本スーパーバンタム級王座統一戦

井上拓真(大橋)15勝(3KO)1敗

vs

古橋岳也(川崎新田)28勝(16KO)8敗2分

これは非常に興味深い、スーパーバンタム級の地域王座統一戦!井上拓真は、和氣慎吾(Flare山上)に勝利した後、「バンタムに戻る」ということを発言していたと思うので、このマッチアップは本当に予想だにしませんでした。

そして今回、「日本人キラー」である井上拓真に挑む日本トップレベルのボクサーは、古橋学也。「王座統一戦」とはいうものの、井上に古橋が挑む、という構図で間違いないでしょう。

 

ここ数戦、どんどん安定感の増している感じのする井上拓真。どんどん穴がなくなり、兄・尚弥とは違った魅力が見えてきています。ただ、個人的に求める「井上拓真の覚醒」はまだもう少し、先のような気もします。

軽量級の枠を超えたハードパンチの持ち主である栗原慶太(一力)、切れ味鋭いカウンターと階級随一のスピードを持つ和氣慎吾ときて、今度は無類のタフネスとスタミナを誇る古橋学也。ここをクリアすれば、さすがにもう、対戦相手はいないのではないでしょうか。

苦労人、古橋岳也は2021年1月、当時の日本王者である久我勇作(ワタナベ)に挑戦し、9RTKO勝利で日本タイトルを初戴冠。3度目の日本タイトル挑戦で初めて叶えたこの初戴冠は、試合内容は「超」が100個つくほどの大激闘で、当時久我を応援していた私も非常に感動した一戦でした。

同年8月に初防衛戦をクリアした古橋は、2022年1月に久我勇作と再戦、ここはドローとなり2度目の防衛に辛くも成功。

興味深いのは、この一戦が大橋ジム(と、川崎新田ジムの共同開催)である「フェニックスバトル&ホープフルファイト」のメインカードとして行われていることです。

 

この試合後のインタビューで、久我との再戦ではなく「次はアジアのベルトを目指したい」と語っていた古橋について、私は当時若干の違和感を覚えたものですが、この頃すでにこの試合の青写真は描かれていた、ということなのでしょう。

古橋はとにかく心も体もタフで、スタミナがあり、歩んできたキャリアそのものを試合に出せるボクサーです。15年に及ぶプロ生活、40戦近いプロキャリア、どれも素晴らしいものだと思います。

Bサイドから勝ち上がってきた古橋にとって、この更なるステップアップファイトは「最も力を発揮できる」という状況だとも思います。前戦、久我戦では細かなステップも見せた古橋ですが、今回は技術に勝るであろう井上が相手、かつてのノンストップファイトで攻め、未だ試されていないと思われる井上の心のスタミナの部分を削っていくべきでしょう。

井上拓真というボクサーは、敗北を喫したノルディーヌ・ウバーリ戦以外では劣勢に立たされたことがありません。そこからの挽回ができるボクサーなのかどうなのか、未知数な部分はここだと思います。

なので、古橋は前半からガンガン行くべき。

井上としては、その古橋の心と体、そしてあくなき前進を捌き、カウンターをとり、ついにはその動きを停止させられるか。

井上拓真優位は揺るがないものの、井上にとっても非常にやりづらい相手である古橋。このセミセミは非常に楽しみな一戦ですね。

 

その他のアンダーカード!!

上記3戦がアマゾンプライムで放送されるカードですが、この興行はその他のアンダーカードも激アツです。

55.8kg契約8回戦
石井渡士也(REBOOT.IBA)vs福永輝(沖縄ワールドリング)

上手さと強さを兼ね備えた、非常にバランス良く穴の少ないボクサーに見える石井。井上尚弥のスパーリングパートナーとして名を上げ、デビュー以来富施郁哉(ワタナベ)、石川春樹(RK蒲田)らの強豪と戦い、デビューたった4戦目で世界ランカー、石田匠(井岡)に挑戦。この石田へのチャレンジは実らなかったものの、その後も南出仁(セレス)をノックアウト、前戦では井上vsディパエンのアンダーカードで藤岡拓弥(VADY)に完勝。

石井は、「大橋ジム主催の注目興行」といえば欠かせないボクサーになってきているのかもしれません。

その相手は沖縄から参戦の福永輝。このボクサーは非常にフィジカルが強い印象のモーレツファイター。

2019年の新人王戦は西軍代表決定戦で前田稔輝(グリーンツダ)に敗北、2020年の新人王戦は西軍代表となるも、コロナに罹患して全日本決定戦を辞退。これは本当に残念でしたね。

 

その後、木村蓮太朗(駿河男児)に敗れたものの、その果敢に攻めるボクシングは評価されるべきものでした。

ドミニク謙心(リングサイド)を3RTKOに退け再起、ここでまた勝負の一戦を迎えます。

常に強豪との対戦を選び続ける両者がぶつかるという試合。

やるべきことがはっきりとしている福永は、石井を相手にもまた攻めに攻めるでしょう。そして石井はどう対応するのか。石井としては捌く展開の方がリスクが少ないように思いますが、もしこれを打撃戦で迎え打てばとてつもない大激戦となるかもしれません。

これは素晴らしいマッチアップ、両者の健闘を期待したい。

 

ライトフライ級6回戦
坂間叶夢(ワールドスポーツ)vs石垣芙季(ユナイテッド)

2021年の全日本新人王、坂間叶夢というボクサーは、大物感漂うボクサーです。非常にクレバーで、ハードパンチを持っています。

その出たち、ステップ、パンチを返すアングル等を見ると、おそらく昔から、ボクシングに対して真摯に取り組んできたことが想像できます。

現在5勝(4KO)、期待のボクサーです。まだ高校卒業間もないボクサーで、現在19歳という新鋭は、この大舞台でかつてないほどアピールできるボクサーであるはずです。是非、見てもらいたいボクサーです。

そして東日本新人王・ウェルター級4回戦がオープニングバウト。

岡村弥徳(八王子中屋)とデビュー戦の松野晃太(神奈川渥美)が戦います。岡村は赤井英五郎(帝拳)のデビュー戦を務め、その年の東日本新人王ミドル級決勝までいったボクサー。

ミドル級からウェルターへ落として、2022年の新人王戦に挑戦のようです。

後は予備カード、でこれまたとんでもないマッチアップ。

 

58.0kg契約4回戦
岩下千紘(駿河男児)vs山名生竜(HKスポーツ)

岩下は2021年の新人王、フェザー級の西軍代表(全日本新人王決定戦はドロー、敗者扱い)。対して山名は2021年の新人王、スーパーフェザー級の西軍代表(全日本新人王決定戦は2RTKO負け)。

ここで、このホープ同士が激突するというのは、見たいような見たくないような。

ただ、3勝(2KO)1分という岩下も、2勝(1KO)1敗という山名も、規定の4勝に達していないため未だC級のボクサー、こういった地区新人王たちがいつまでも4回戦にいる、というのはそれはそれでまた違和感。

特に岩下に関しては、C級で相手を探すのは非常に大変なような気がします。

岩下はアマキャリアがあり、非常に完成度が高いサウスポー。体格に勝る山名は、それを活かして戦えるか。

 

放送・配信

この興行は、日本ではアマゾンプライムで生配信。上にも書いた通り、全3試合の配信の予定です。

ESPNでもしかしたらプレリムス(アンダーカード)が流れるかも、と思ってスケジュールを見てみましたが、放送予定はアマゾンプライムと同じ時間だったので、やはりESPNでも3試合の放送のようです。

こればかりは致し方ないですが、どうせカメラは回すのでしょうから、Youtubeでも何でも放送してもらいたいですね。私は会場に行きますが、この記事を見てくれれば分かるようにアンダーカードだって激アツ、ボクシングの面白さを堪能できると思います。

ということで、もう入っていない人はいないのかもしれませんが、アマプラに入りましょう。

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