信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】注目の橋詰将義vs田中恒成!激闘の湊義生vs神崎靖浩!盛りだくさんのPXB!!!

さて、以前のブログで報告させてもらいましたが、私は実は入院中です。

右足大腿(内側)がでかい鏡によって切れ、長さ20cm強、深さ5〜7cmの傷、筋肉の断裂と動脈の損傷、神経もやられてしまっていたので、当初足首を動かせませんでした。

が、なんだかんだで直ぐに回復、リハビリも先輩たちを追い越して、歩けるようになり、木曜日には退院することになりました。鍛えておいて良かったです。お医者さんからも「思った以上に筋力がある」と。

それでも、右大腿部はかなり筋肉が減少してしまいました。たった数日のことなのに。

そんなわけで6/29はまだ入院中、だからこそ時間がしっかりとあったのでフェニックスバトルは全試合ライブ視聴。途中、強制的にご飯の時間こそ挟まれましたが、いつになくゆっくりと視聴することができました。

ということで今回は、大注目興行フェニックスバトル、その観戦記です。

 

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

6/29(水)フェニックスバトル

佐藤友規(パンチアウト)vs小川魁星(伴流)

ひかりTVで番組を作って、注目を集めようとはしていましたが、一体どれくらいの注目度が集まったのでしょうか。「ボクサーズ・ロード」。私はYoutubeで無料で見られる範囲くらいは見ました。結構面白かったですね。

初回、両者ともにステップを踏んで様子見。4回戦とは思えない落ち着いた立ち上がり。慎重すぎると言っても良い。終盤、どっちが仕掛けたのか見ていませんでしたが、中間距離の打ち合い、ここで佐藤の右がカウンターとなって入って小川がダウン!立ち上がったところでゴング。

2R、変わらずアクションは少ない。佐藤はリズムが良くなり、小川はちょっと手が出ません。3Rもリズムが良い佐藤、小川が入ってくるところにカウンターを狙う、消極的ではありますが盤石な戦い方。

ラストラウンド、結局攻めきれない小川。中盤以降ようやく小川が距離を詰めますが、ここでも佐藤が上手く捌きます。後半、攻め入る小川でしたがワンパターン、佐藤も打ち返して終了。

判定は39-36×2、40-35で佐藤の勝利。4回戦で120万円は夢があって良いですね。

 

内田勇気(KG大和)vs桜井昌幸(川崎新田)

初回、軽快なステップワーク、内田。桜井はちょっと力んでいるのか、固い。内田はリズムが良いのでポンポンと手数が出ますが、桜井はそれに対応ができていません。

2R、内田はどんどんよく動くようになっています。この試合もややアクションが少ないですが、やはり内田の方がジャブ、左フックが良く優勢。

3R、展開は変わらず、桜井はもっとプレスをかけなければいけません。自由に動かれています。桜井は「追い詰めるような追い方」、もしくは「鋭い踏み込み」あるいはその両方を鍛えてくるべきだったと思いますが、今は内田の踏み込みに併せて強振するというのが精一杯。

4Rも内田ペースは変わらずですが、少し距離が詰まりすぎたか桜井の攻撃も徐々に当たり始めますそれでもやはり内田が先手。5Rもラウンドも内田が先手、ただ近距離で桜井のボディが内田を襲う場面も。

ラストラウンドも内田は良く動き、良くカウンターを打ち、良くコンビネーションを打ちます。桜井はどうしても後手、回転力でも内田に負け、ハートの差もでたところで最終ラウンドのゴング。

判定は、59-55、60-54×2で内田。

内田がしっかりとコントロールした一戦、桜井は追い方も良くなく、何も出来なかったに等しい一戦でした。もっと打ち合ってくれる、と思っていたのかもしれませんね。

 

今永虎雅(大橋)vs浜崎隆広(仲里)

アマ10冠、今永のプロデビュー戦。浜崎は3勝(1KO)8敗3分という戦績、残念ながら今永のお披露目戦、という感が強い。

初回、今永はデカい。サウスポースタンスから速いジャブ、浜崎のパンチは距離で外します。

今永はいろいろなアングルからのコンビネーションを使ってビシビシと強いパンチを決めて優勢。浜崎は強く振るうものの当たりません。

初回ですでに実力差は明らか。浜崎はここからなにかできるか。

2R、浜崎が忙しくジャブを突くようになります。しかしそれも絶妙な距離で外した今永、残り2分頃のところで左ストレートを突き刺してダウンをゲット。

その後もアングルを変えながらのコンビネーションをヒットしてダウンを追加、カウント中にセコンドが棄権。

今永虎雅、2RKO勝利でデビュー。

抜群の距離感でしたね、今永。浜崎はタフで、終わった瞬間にも納得いかずアピールもしていましたので、良いプロの姿を見せてくれたと思います。

今永の強さは、勿論まだこの試合だけでは測れません。少なくともA級に上がってからでなければわからないでしょう。今後も楽しみです。

 

安達陸虎(大橋)vs加藤寿(熊谷コサカ)

日本ランカー安達陸虎に、定年間近の加藤寿が挑みます。

初回、距離の探り合いからスタート。前手での攻防には、さほど差がないように思います。やや、安達の方がパンチがシャープではありますが、少しずつ動く加藤の方がポジショニングにおいてほんの少し良いように見えます。ともに悪くない立ち上がり。

2R、安達がプレスをかけます。加藤は少しガード低く構え、軽くパンチを伸ばしてカウンターを狙いつつ、安達のプレスを捌きます。

と、残り30秒、安達が踏み込んだところで加藤の左カウンターがヒット!安達はダウン!!!

ちょっと効いているように見える安達に、加藤が攻め入り、左フックカウンター!!!安達は倒れ、レフェリーがストップ!!!!

何ということでしょうか!!加藤寿、2RTKO勝利!!

日本ランクを獲得、これで引退回避!!!

ここで、値千金の勝利を持ってきた加藤寿!無欲の勝利というか、「いつもどおり」「しっかりと準備して」臨んだ、「最後になるかもしれなかった」試合で会心の勝利。

本当に素晴らしい。

 

松本圭佑(大橋)vsナクハリン・ハンギュ(タイ)

初回、もう体の大きさが違いますね。ナクハリンはあまりボクシングに長けていないように見えますが、そこに松本は容赦なくボディのコンビネーション。

明らかにひるんだナクハリンに対して、上下に散らせるとレフェリーがストップ。

松本圭佑、初回TKO勝利。

まあ、これは仕方ないことですが、何とも。久々に見たこの無気力相撲。このタイ人は、もう呼ばれる事はないでしょうね。

日本ユース・スーパーフライ級王座決定戦

湊義生(JM加古川)10勝(5KO)5敗

vs

神崎靖浩(倉敷守安)7勝(2KO)2敗1分

さあ、いよいよ楽しみなセミファイナル。瀬戸内海でつながるふたりの若きボクサーが、後楽園ホールで雌雄を決します。個人的には、見たくなかった試合。ただ、だからこそ、見届けなければいけない試合でもあります。

初回、ともにキビキビとした動きから左ジャブの差し合い。序盤を過ぎると湊がプレスをかけ始めるか。ただ、ここは神崎のリードが冴え、ガードもしっかりとしています。後半も近い距離で神崎の右カウンター。

2R、中間距離、ジャブとストレートでの攻防。神崎のジャブが非常にシャープ。湊はもう少し距離を詰めたいところなのでしょうが、なかなかそこまでいけません。

中盤に湊の左フックでバランスを崩した神崎ですが、これはダメージングブローというよりも押されたパンチ。

後半になると湊はフック系のパンチを振り回し、これは神崎の体に届きます。神崎もカウンターをヒット、非常に怖い距離での攻防。

 

3R、序盤はちょっと神崎のパンチが当たります。神崎はどんどん回転力も増し、様々なアングルのコンビネーション。ヒットアンドラン、いつのまにやらペースは神崎です。

しかし後半、湊のワイルドな攻撃で盛り返します。これはヒット率は良くありませんが、驚異です。

4R、湊がプレスを強めて前進!ここからが真骨頂でしょう。

神崎は鋭いジャブで対応、湊の強いプレスに対して少し、神崎がブロッキングの場面が多くなってくるか。湊のアッパーが幾度となく神崎の顔を跳ね上げます。

中盤から後半にかけては神崎のカウンターも冴え、一進一退の攻防です。

5R、湊は攻撃からリズムを掴み、今、非常にリズムに乗っています。神崎も当然悪くないですが、距離がつまってしまうとやはり湊のパワーが勝つか。神崎が近い距離でコンビネーションを打てればまた違うのでしょうが、このラウンドは前に出てくる湊に対してやや下がらされている印象も受けます。と思ったら後半は神崎が良い。下がりながらのコンビネーション、これは非常に難しいラウンドが続きますね。

6R、このふたりは中間距離でも極上のペース争奪ファイト、甲乙つけがたい時間が続きます。後半に入ると湊がプレスを強め、距離が詰まります。湊が距離を詰めたところで神崎がコンビネーションで突き放す、これは神崎良いボクシング。湊はちょっとガードが低く、まとまってもらってしまって印象が良くありません。

7R、前半、神崎のステップワーク、中間距離でのジャブ、ストレート、左フックが冴えています。後半には湊のプレスにより距離の詰まる場面も多くなりますが、回転力とパンチのアングルで応戦する神崎。クリーンヒットは神崎の方が多いイメージで、ここまでの全体的な流れも神崎のような気がします。

 

ラストラウンド、神崎はちょっと大きめのサークリングから、タイミングを見てワンツー。湊はガードを固めて前進、近い距離で左ボディを打つも打ち終わりを狙われてしまいます。

神崎のベストパンチを幾度ももらいながらも、効いた素振りを見せずに前進する湊!

この戦い方に、いつも胸を熱くさせられます。

後半、そのプレスが実り、ワンツーをヒットした湊!神崎は明らかにダメージを負い、後退!

最後の最後まで諦めない湊!効かされつつも凶悪なカウンターを取る神崎!

とんでもないラストラウンドが終わった後の判定は、77-75、78-74×2で、神崎の勝利。

実力としては互角、と言って良い内容だったと思いますが、やはりそれぞれのラウンドで優劣をつけるのならば、神崎優位のラウンドが多かったと思います。

ユーリ阿久井は大阪や東京への出稽古で鍛えられていますが、神崎もそうなのでしょうか。

湊もそうですが、地方ジムのボクサーたちのレベルもむちゃくちゃ上がっています。

倉敷守安ジムは、ここに来て隆盛を迎えているのかもしれません。そして、やっぱり「間違いない」のがユースタイトル戦。今回のユース戦も本当に素晴らしいタイトルマッチでしたね。

神崎のユースタイトル奪取を喜ぶとともに、湊の再起にも期待したいところです。

 

WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ

橋詰将義(角海老宝石)19勝(11KO)2分

vs

田中恒成(畑中)16勝(9KO)1敗

病院の消灯時間が21:00なので、できれば21:00までには終わってほしかったですが、ちょっと難しそうですね。

さあこのメインは楽しみです。

初回のゴング、と同時に出たのは橋詰!サウスポースタンスからワンツーアッパーをいきなり田中にヒット!

その後も距離をあけつつもアグレッシブなのは橋詰、田中は被弾をしつつも、どちらかというと見ているか。

後半に入ると、橋詰の攻撃にもややアジャストしてきたように見える田中。序盤はちょっと距離が分かりづらかったのかもしれません。橋詰は良い滑り出し。

2R、「技巧派」と呼ばれる橋詰は、田中が攻めてくれば右手を伸ばしてシャットダウン、その後、嫌タイミングでコンビネーションを打ちます。流石です。

田中はジリジリとプレス、サイドにまわる橋詰に対してやりづらそうですが、距離が詰まれば持ち前のハンドスピードでラッシュを仕掛けます。

3R、プレスをかけつつリズムに乗ってきたのは田中。橋詰は田中の素早い攻めにやや過剰な反応か。序盤に田中が右をヒットして攻勢、近い距離でのこの回転力はさすがの驚異。

この試合は序盤からガードもしっかりと固く、これまでの田中のように打っている時にガードが空く、ということもありません。

 

シャープニプレスをかけ続ける田中、やや後手にまわり、右手を伸ばす事が少なくなってきた橋詰。パンチのキレに大きな差が現れ初めたこのラウンド後半、橋詰をコーナー側に詰めてラッシュ!橋詰は打ち返すも単発気味、ちょっと厳しいか。

4R、序盤は様子見、その後はしっかりとプレスをかけて強く、シャープ菜パンチで追いかけていきます。追いかけつつも非常に反応が良く、ときにダック、ときに固いブロッキングで橋詰のパンチを捌き、強打をリターン。

狙いすました右ストレートを入れた田中、ここでラウンド終了のゴング。

5R、田中はブロッキングからのリターン。橋詰は打ち終わりのケアが甘い、というわけではないはずですが、これをもらってしまっています。プレスをかけて速いコンビネーションで攻勢をかける田中、橋詰はどんどんできることが少なくなっていきます。

橋詰は右目尻をカット、流血。田中のパンチによるカットのようで、ドクターチェック。

再開後、チャージをかける田中!上手く右をヒット、その後ラッシュをかけ、残り10秒を切ったところでレフェリーがストップ!

田中恒成、5RTKO勝利!!

 

田中恒成、とんでもない強さを見せつけてくれました。レベルが違った、というのは結果論であり、橋詰将義というボクサーは紛れもないアジア2冠王者だったはずです。

田中恒成は、勝利者インタビューでも「攻めまくります」と語っていましたが、その「攻め」が今までよりも緻密になった感じがしました。

初回、一気にはいかず、結果的におそらくポイントを取られてしまいましたが、ちゃんとラウンド終盤にはアジャスト出来ていたと思います。

ガードの固さ、ブロッキングをしても体が流れない、バランスが良くなっているのか体幹が強くなっているのか。距離ごとバーンといく、勢いのあるパンチとはまた別の、比較的コンパクトに振る強打。ブロッキングからのリターン、このあたりも非常に向上しているように見えました。

 

ブロッキングが非常に良くなっており、打っている時、打ち終わりの腕の位置が素晴らしかったと思います。今の田中ならば、井岡のあのカウンターはもらわないかもしれません。

井岡に負けて、「学ばなければならない」となった事柄=ディフェンスについては、決して無駄なことではありませんでした。

さて、スーパフライ。

この強い田中恒成ですらも、世界王座に届くかどうかは解りません。それでもあえて、期待しましょう。いつかまた、この階級のベルトを田中恒成が巻いてくれる事を。(なんとか消灯時間に間に合いました。ありがとう。)

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