信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】LF級世界目前のアジア3冠戦!堀川謙一vs岩田翔吉!!アンダーに帝拳ホープがわんさか!

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怒涛の6月が終わりました。この6月、日本ボクシング界は大きく動きましたね。

一番のビッグニュースは井上尚弥vsノニト・ドネア2という試合そのものと、それにより井上が日本人初となるPFPキングに輝いた、というニュース。

その他にも京口紘人がどアウェーの敵地メキシコで防衛等々、ニュースが多かったですね。

さて、そんな6月が終わり、7月。

7月も注目試合が盛り沢山の国内興行、今回のブログでは、目前に迫ったライトフライ級アジア3冠戦、堀川謙一vs岩田翔吉のプレビュー記事です。

 

7/2(土)ダイナミックグローブ

OPBF東洋太平洋・日本ライトフライ級王座統一戦

WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王座決定戦

堀川謙一(三迫)41勝(14KO)16敗1分

vs

岩田翔吉(帝拳)8勝(6KO)無敗

これは本当に素晴らしいマッチアップ。

現役最多のキャリアを誇る大ベテラン、堀川謙一と、新進気鋭、勢いのある岩田翔吉の一戦。

OPBF王者、堀川謙一、42歳。プロデビューが2000年、様々なタイトルへのアタックと失敗を繰り返し、日本王座を初めて獲得したのはなんと2015年。その王座は寺地拳四朗(BMB)に奪われますが、2017年にWBOアジアパシフィック王座、2019年に日本王座を獲得し、前戦となる2020年7月、新鋭冨田大樹(ミツキ)を退けてOPBF東洋太平洋王座を獲得しています。

この間にも敗戦を経験しながらも、着実にいぶし銀のボクシングを完成させてきた堀川は、「老獪」というよりも、キャリアを着実に、真っ直ぐなボクシングに昇華してきたようなイメージです。

 

それは、相手を騙すようなボクシングというよりも自分自身の戦い方を突き詰めていったかのようなスタイルで、非常に好感が持てます。1980年3月の生まれは、1979年12月生まれの私と同じ学年。これは応援するのに、これ以上ない理由です。

さて、相手の岩田翔吉。こちらはU-15からアマキャリアを築き、2018年にアメリカでプロデビュー。その後も着々とキャリアを積み、2021年に日本ライトフライ級王座決定戦で芝力人(真正)を9RTKOして初戴冠。初防衛戦では、大内淳雅(姫路木下)を初回TKOで降しています。

岩田は、プロデビュー以来圧巻のパフォーマンスを維持し続けており、接戦も苦戦もしていません。ライトフライ級という軽量級の戦いの中で、判定までもつれ込んだのはわずか2試合のみ。連打をまとめる力はもちろんありますが、前戦のように一発で倒すタイミングも持っているボクサーで、帝拳ボクサーらしく非常にバランスが良く、今の所穴というものが見当たりません。

 

こういう底を見せていないボクサーを崩せるのは、一発必倒のパンチングパワーを持って、振り回すボクサーか、もしくは総合的に技術力が上、そして「岩田が知らない、ボクシングという競技の一端」を示せるかもしれないベテランボクサーではないでしょうか。

なので、堀川謙一には岩田に勝利するための条件はあるのかもしれません。

とはいえ、この岩田翔吉というボクサーは、帝拳のお眼鏡に叶ったボクサーであり、村田諒太のお眼鏡にも叶ったボクサーでもあります。更には、現在の勢いは凄まじく、評価の高い芝力人を後半ノックアウトというのはまた評価を高める内容でしたし、一度判定で勝利しているベテラン大内を再戦で初回TKOというのも力を示したと言えます。ともかくこの勢いは侮る事はできません。

どちらかというと、岩田が勢いで押し切ってしまいそう、とも思えるこの一戦で、堀川は真っ向勝負というよりも、そのキャリアを存分に使っていく必要がありそうです。

 

前戦で良い勝ち方をした岩田だからこそ、「今回も」と思って力みがでるかもしれません。そうすれば、堀川にとってはやりやすいでしょう。

様々な要因がからみあって、ライトフライ級のアジアタイトルがまとまります。このライトフライ級という階級は、日本タイトルをはじめとしたこのアジアタイトルというのは世界に直結します。

日本人ボクサーを中心に盛り上がるライトフライ級、そこに食い込んでいくのは、どちらか。

↓京口、拳四朗に続くのは。

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フライ級8回戦

薮﨑賢人(セレス)vs亀山大輝(ワタナベ)

セミファイナルは薮崎と亀山のホープ対決!

薮崎は9勝(5KO)4敗2分、2021年は日本ランカー対決、宇津見義広(ワタナベ)とドロー→再戦で勝利というキャリアの24歳、日本フライ級11位にランクされています。

対して亀山は8勝(2KO)5敗1分という戦績で、A級初戦。

A級初戦でランカー挑戦、というのはなかなかですが、亀山はC級時代、一度はこの薮﨑に勝利しています。

前戦で薮﨑に破れた宇津見は亀山の同門(おそらく先輩)にあたるボクサー、亀山はここで先輩のリベンジを、薮﨑は自身の過去の敗北のリベンジを目指す、リベンジマッチと言えます。

 

帝拳ホープたちが次々と登場!

フェザー級・藤田健児(帝拳)1勝(1KO)無敗

スーパーフェザー級・齋藤麗王(帝拳)デビュー

スーパーフライ級・増田陸(帝拳)デビュー

ライトフライ級・高見亨介(帝拳)デビュー

これは錚々たる顔ぶれですね。東京五輪への夢が絶たれ、プロ入りした多くの元トップアマボクサーたち。そこにコロナショックが重なり、延びに延びていたプロデビュー。

 

ようやく日の目を迎えることになったこれらのボクサーたちは、すでにデビュー前から順風満帆とはいきませんでした。

ここまでの帝拳ジムは、村田諒太への注力が凄まじく、ジムを開ける時間を区切ったり、他のボクサーたちが出入り禁止になったりと、おそらくたくさんの我慢を強いられてきたのだと思います。その結果、GGGvs村田諒太という素晴らしいものを我々に見せてくれたわけですが、これらの若いボクサーたちの犠牲によっても成り立っていたものだということを、忘れてはいけません。

そして今回登場するこの帝拳ホープたちは、日本ボクシング界の未来そのもの。ここに登場するボクサーたちが、世界王者になったり、歴史に名を残すボクサーになれるかどうかはわかりませんが、すんなりと登って行っても、途中で足踏みしたとしても、それらは日本ボクシングを大いに盛り上げてくれる事でしょう。

そのためにも、今回は強さを見せつけての完勝を期待したいものです。

そして第1試合には、先だって監督デビューも果たした赤井英五郎(帝拳)も登場、昨年のデビュー戦での初回TKO負けからのリスタートです。

放送・配信

このダイナミックグローブの興行は、日テレG+で生中継!

第1試合から生中継してくれる上、録画もできるので見逃す事がありませんね。

放送日時は7/2(土)17:45〜となっています。

最近は、スカパー受信のためのアンテナがなくても、ネット視聴のみでの加入もできるようですね。私はこのG+を見るためにケーブルテレビに加入しているのですが、それもかなりもったいないと思っているところ。G+ネット加入で、アーカイブが残るのであれば検討したいですが、なさそうですね。

 

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