信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】亀田京之介vsエストラーダ!野中悠樹vs能嶋宏弥!週末の国内ボクシング!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

7月の後半は、国内ボクシングが非常にアツい。

個人的には海外ボクシングでは注目興行が少ないような気がしていますが、国内に目を向けてみればタイトルマッチでなくても注目試合、というのはいくつも出てきます。

ビッグマッチがなくても興味を持っていられる、しかもオフシーズンもない、これこそがボクシングファンの数ある利点の一つなのだと思っています。

ということで今回のブログでは、7/23(土)、7/24(日)に行われる国内興行をプレビュー。

 

7/23(土)Fighting Beat Boxing

フェザー級8回戦

亀田京之介(ハラダ)7勝(6KO)3敗1分

vs

ジョンジョン・エストラーダ(フィリピン)15勝(14KO)8敗1分

「亀田」と聞くとアレルギー反応を起こすボクシングファンも、まだいるのかもしれません。それについては私もその時代を生きてきた人間なので、否定することができません。

個人的には、引退後の亀田興毅氏の業界を盛り上げようという頑張りも評価しているので、「亀田」という事自体に関してはフラット。(になりました。そうなるまでには結構な時間を要したのが現状です。そして、実はその亀田興毅氏の努力の全てを肯定する気になれないのもまた事実です。。。なので、フラット。申し訳ない。)

ということで、フラットな目で見ると、亀田京之介というボクサーは、非常に魅力的なボクサーです。

卓越したスピードとカウンターを持つボクサーで、やや待ちの姿勢なのも事実なのですが、決める時のフィニッシャーぶりもすごいもの。とりわけ前々戦の奈良井翼(RK蒲田)戦は見事としか言いようがありませんでしたね。

前戦、2021年11月の英洸貴(カシミ)戦ではメンタル面の弱点を突かれた、と言って良いと思うのですが、判定負けで3敗目を喫しています。

 

そこからの再起戦の相手がジョンジョン・エストラーダ。3度目の来日となるエストラーダは、既に日本でもお馴染みの存在であり、「未知」ではありません。

2018年の来日では中川祐(当時竹原&畑山)に7RTKO勝利、2019年の来日では竹嶋宏心(当時松田)に判定負けを喫しています。

当然底の知れたボクサーで、33歳、それでも危険度の高いボクサーであると言えます。

竹嶋戦後、チャーリー・スアレス(フィリピン)に判定負けがありましたが、その後は4連続KO勝利で好調をキープ。現在はWBOアジアパシフィック、OPBF東洋太平洋のランカーに留まっており、亀田としてはここに勝ってランキングを奪いたい、というところなのでしょう。

亀田のスピード、カウンタースキルを持ってすれば、このエストラーダからカウンターを取れる、とは思いますし、そうなればタフなエストラーダすらも倒せる可能性はあります。相性的には亀田が優位。(ただし、前半には気をつけなければいけません。)

しかしエストラーダもプロ24戦というキャリアを持ち、経験豊富なボクサーです。当然一筋縄ではいかず、万が一、エストラーダが本気で亀田に勝利するための研究をしてきたならば、ホームとはいえ亀田危うし、かもしれません。

いずれにしろ亀田京之介というボクサーはその言動に疑問の残るボクサーではあるものの、しっかりと強敵を選んでキャリアを積んでいるボクサー。この一戦は非常に楽しみですね。

 

フライ級8回戦

浅海勝太(ハラダ)9勝(4KO)10敗

vs

狩俣綾汰(三迫)8勝(4KO)無敗

これまた、ハラダジムのハードマッチメイクには恐れ入ります。

浅海は2022年3月、真正ジムのホープ、井上夕雅との日本ランカー対決に惜敗し、連敗を喫してしまいました。この試合は矢吹正道vs拳四朗2という世界タイトルマッチのアンダーカードで行われましたが、大いに会場を盛り上げてくれた素晴らしい大激闘でした。

しかし浅海はこれで2連敗、黒星先行となってしまいました。後がない状況にも思えますが、ここで自ジムの興行で1階級下とはいえ強敵、日本ランカーである狩俣を迎える勇気たるや。

狩俣は比嘉大吾の同級生、2020年度の全日本新人王。アマキャリアもしっかりとある、オキナワン・ファイター。非常にフィジカルが強そうで、そのパンチはダイナミック。ライトフライという軽量級にあるまじき戦い方をする、エキサイティングなファイターです。

 

浅海も非常に打撃戦が得意で、狩俣も非常に強いプレスからグイグイと攻めるでしょうから、打撃戦は必至。これは互いが得意な土俵で戦うわけですから、お互いに負けられない意地もあるでしょう。

通常をフライ級で戦う浅海の方がウェイト面では分があるかもしれませんが、ファイターとしてのテクニックは狩俣の方が上のように感じます。

これもまた、非常に面白い打撃戦が見られそうです。

 

放送・配信と注目のアンダーカード

この興行は、BoxingRaiseで後日録画配信。遅くとも当日の深夜には、メインカードはアップされると思うので、気になる方はBoxingRaiseに登録(月額980円)、そして情報遮断してみてください。

尚、このほか、4回戦の試合が5試合あり、全7試合で行われる興行です。

その中でも注目なのは、第一試合にあります。

www.asahi.com

 

引きこもりだった少年が、ボクシングと出会い、その才能を開花させていくストーリー。。。とはいかないが、この山田定幸というボクサーはみんなの応援の対象となるボクサーではないでしょうか。

対戦相手の北島利樹(ハラダ)も1戦1敗と未勝利のボクサー。

互いに初勝利を目指すボクサーですが、ここはずっと我慢して、ずっと辛い思いをしてきたであろう山田に、勝利への執念を見せてもらいたい。

 

7/24(日)LA FIESTA DEL DIAMANTE×ミツキ杯SURVIVE

WBOアジアパシフィック・ミドル級タイトルマッチ

野中悠樹(渥美)35勝(10KO)10敗3分

vs

能嶋宏弥(薬師寺)9勝(4KO)1敗

44歳、野中のWBOアジアパシフィックタイトルの3度目の防衛戦。

世界でも数少ない、私より年上の現役王者です。

歴戦の雄、野中は2019年2月に細川チャーリー忍(金子)からOPBF東洋太平洋王座、WBOアジアパシフィック王座を強奪。初防衛戦では韓国のヤン・ヒョンミンを相手にスプリット判定、2度目の防衛戦では越川孝紀(一力)をユナニマス判定で撃破。

ベテランらしく老獪で、試合の作り方に長けている印象で、圧倒的な強さこそ感じませんが非常に安定感のある王者です。

そんな安定王者に挑むのは、新鋭、能嶋。

2019年プロデビューの能嶋は、2020年の全日本ウェルター級新人王となりました。その後3連勝してのタイトル挑戦となりますが、これまでの戦いはほとんどがウェルター級で、前戦のみがスーパーウェルター級、今回は初のミドル級戦となっています。

 

ランキングがどうなっているのかはわかりませんが、WBOアジアパシフィックの最新ランキング(今の所6月更新が最新?)では能嶋の名前はランキングにありません。まあ、この辺はうまくやるのでしょうが、何とも不可解ではありますね。

ともあれ、この能嶋はテクニックのあるストレートパンチャー。

純粋な技術では野中にも負けていないのではないか、と思うほど、能嶋は新人時代から巧みなアウトボクシングを見せています。

しかし、相手は老獪さも兼ね備えた、キャリアのある大ベテラン、野中。しかもミドル級戦ということで、体格も野中に分があります。

能嶋としては、何か秘策を持って望まなければ、勝利を手繰り寄せるには難しそうですが、果たして。能嶋のアップセットに期待したい。

 

50.0kg契約8回戦

冨田大樹(ミツキ)17勝(5KO)2敗

vs

アディサク・ケトピアム(タイ)8勝(7KO)3敗

2020年、堀川謙一(三迫)とのOPBF東洋太平洋王座決定戦に敗れて、2敗目を喫した冨田。しかしその後は井上夕雅(真正)、浅海勝太(ハラダ)、山下祥希(KG大和)とランカーを3タテ、しっかりと実力を証明して現在は日本ランク1位をキープしています。

改めて見るとすごい戦歴ですね。

冨田は日本のトップコンテンダー、アジアのランクや下位ながらも世界ランクを手にしているボクサーで、今はひたすら「待ち」の期間だと思います。

しかし、この試合もただの調整試合とは言えず、8勝中7KOというハードパンチャーを呼んできたようですね。

ただ、戦績だけでは判断できないタイ人ボクサー。戦歴を見てみます。

このケトピアム、プロデビュー戦の相手はパンヤ・プラダブスリ(タイ)。あのワンヘンに勝利した、現在のWBC世界ミニマム級王者ですね。このケトピアムのデビュー時、すでに23勝していたパンヤの調整試合に抜擢される辺り、やはりタイのマッチメイクはよくわかりません。

 

やはり勝利しているボクサーのほとんどは、負け越しのボクサー相手。前々戦ではデビュー戦の相手にTKO負けを喫しています。

そう考えると(映像を探す気にもなりませんが)、ここは冨田に快勝してもらい、ランキングをキープすることで堀川vs岩田の勝者に挑戦、もしくはその勝者が返上による、王座決定戦が巡ってきそうですね。(後者の可能性の方が大きいか?)

放送・配信

このほか、4回戦が4試合、男子6回戦が1試合、女子6回戦が2試合、合計9試合で行われます。配信予定は今の所不明です。またわかったらお伝えします!

 

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