信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ジョシュ・ウォーリントンvsアルベルト・ロペス!手数vsパワー、大激闘必至!?

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

井上尚弥vsポール・バトラーまでもう一週間を切りました。

開始時間のこと、会場のこと、配信プラットフォームのこと、アンダーカードのマッチアップのこと、等々色々とありますが、せっかくだから楽しみたいですね。

日本ではじめてPFPキングとなったボクサーの、日本史上初の4団体王座統一戦。

こんなことは、もう二度とないかもしれません。

 

さて、その前にも色々と盛りだくさんなボクシング界。

個人的にはそこに毎年恒例、国公立大学ボクシング大会というものも加わりまして、アップアップの状態なわけですが、今回も書けるところを書いていきたいと思います。

ちなみにこのブログ、お陰様で974記事目、だそうです。

あと26記事で1,000記事。年内にいけるかなー?

ということで!

今回のブログは、週末興行の中で、最も勝負論のあるメインではないか、と思っている、ジョシュ・ウォーリントンvsルイス・アルベルト・ロペスのプレビューです。

 


12/10(日本時間12/11)イギリス・リーズ

IBF世界フェザー級タイトルマッチ

ジョシュ・ウォーリントン(イギリス)31勝(8KO)1敗1分

vs

ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)26勝(15KO)2敗

IBF世界フェザー級王者、ジョシュ・ウォーリントン。2018年にリー・セルビー(イギリス)との同国人対決を制し、IBF世界フェザー級王者となったウォーリントンは、カール・フランプトン(イギリス)、キッド・ガラハッド(イギリス)、ソフィアン・タコウシュ(フランス)を退けて3度の防衛。

タコウシュは置いておいて、自国のライバル対決を制したウォーリントンは、当時のフェザー級でかなりの評価を受けていたように記憶しています。

この3度の防衛ののち、当時のWBAレギュラー王者シュ・ツァン(中国)との戦いを求めて王座を返上。一説によると、キッド・ガラハッドとの再戦を避けた、ともいわれていますが、その真偽のほどはわかりません。

 

この当時、WBAの「レギュラー」王者だったシュ・ツァンとは王座統一戦をすることができなかったため返上した、ということなのですが、なぜシュだったのかは未だによくわかりませんから、こう言われても仕方ないかもしれません。

さて、このウォーリントンはその王座返上後のノンタイトル戦で、超がつくほどの大激闘の末、マウリシオ・ララ(メキシコ)に敗北。ララが可哀想だったのは、このときウォーリントンが王者でなかったことで、再戦(こちらもノンタイトル戦)では偶然のバッティングによるドロー、そしてララは今も王座戦の機会が巡ってきていません。

↓ウォーリントンvsララの第一戦

boxingcafe.hatenablog.com

↓ウォーリントンvsララの第二戦

boxingcafe.hatenablog.com

 

結局ララにリベンジを果たしていないにもかかわらず、またも王座戦の機会が巡ってきた元王者、ジョシュ・ウォーリントンは、当時キッド・ガラハッドを破って王座に返り咲いていたキコ・マルティネス(スペイン)の持つIBF王座に挑戦、これを見事に獲得しています。

ひと呼んで「リーズ・ウォリアー」、ノンストップ連打、とも言うべき旺盛な手数が武器のボクサーファイターで、パワーレスを感じるもギリギリで競り勝てるボクサーです。

さて、対戦相手はルイス・アルベルト・ロペス。

こちらはケンカファイター、という気概を持つメキシカン。KO率以上に力強さを感じるボラードを持つ、メキシカンらしいメキシカンです。

シントゥーラ(身体の振り)、シントゥーラ、沈み込んでボラード!という「メキシカンの基本」がしっかりと練り上げられたボクサーであり、これはウォーリントンにとって非常に危険なのではないか、と思っています。

当然このロペスはマチズモを持つアグレッシブなファイターで、ウォーリントンはこのロペスを相手に打ち合いに出るのか、どうか。

 

予想としては、ララ第二戦と同様、序盤についてはヒット&アウェイの戦法を取るのではないか、と思います。

ロペスは非常にルーズなガードを持っているので、ウォーリントンが出入りのボクシング(入るときには細かな手数)で運動量の多いボクシングができて、なおかつ一発に気をつける事ができれば、比較的積極的なアウトボクシングを持って完封できるかもしれません。

ウォーリントンにとってまずい状況となるのは、やっぱり序盤からロペスに巻き込まれること。いくらウォーリントンが手数に勝る、ロペスのガードがルーズとはいえ、ロペスの思い切り体重の乗ったパンチをもらってしまってはダメージを負ってしまいます。

 

ウォーリントンも非常にタフではありますが、このロペスはもっとタフかもしれません。

ど付き合いの耐久力勝負となってしまえば、損をするのはウォーリントンだといえ、これはある種の賭けになってしまいます。

とはいえ、ルイス・アルベルト・ロペスは容易にアウトボックスできるレベルの選手ではなく、2021年9月には当時無敗のプロスペクト、ガブリエル・フローレスJr(アメリカ)を追いかけ回して判定勝利を挙げています。

↓ガブリエル・フローレス戦!

boxingcafe.hatenablog.com

突進力と攻撃力を持ったロペスに対して、ウォーリントンが完璧にアウトボクシングに徹するか、というとそうは思えず、要所要所で打ち合う必要もあるでしょうし、中盤から後半にかけては我慢比べになっていく可能性は大いにあります。

必然的に、手数vsパワーという打撃戦に発展していくはずです。

だからこそ、序盤のウォーリントンの戦い方が非常に重要になってきますね。

序盤、ウォーリントンがダメージを負うことなく、ポイントをピックアップしていけば中盤から後半にかけても失速はしないでしょうし、序盤からロペスのプレッシャーに押されるようであれば、ウォーリントンに逆転の芽はないように思います。

意外と、この試合は週末の海外戦で最も勝負論のある世界タイトルマッチかもしれません。

ウォーリントンは比較的器用な方のボクサーだと思いますが、ロペスができることはその攻撃力を活かしてのプレッシャーファイト。

 

ここにウォーリントンがどのような戦いを選択し、如何に勝ち、もしくは如何に負けるのか。

これは純粋にボクシングとして非常に面白い戦いだと思います。

放送・配信

セミファイナルはIBF世界女子バンタム級タイトルマッチ、エバニー・ブリッジvsシャノン・オコーネル。他にはミドル級の無敗プロスペクト、フェリックス・キャッシュ(イギリス)が登場しますね。

放映はDAZNで、日本時間12/11(日)AM6:00からの放映です。いつもより少し遅いですが、メインは一体何時なんでしょうかね。

↓DAZNはこちらから

 

DAZN

 

 

 

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そしてもうあと1週間、井上尚弥vsポール・バトラーの世界バンタム級4団体統一戦。

同じ時代に生まれたならば、必見である日本人初の4団体統一戦です。

この興行はひかりTV及びdTVで生配信、現在、dTVでは「井上尚弥選手全力応援キャンペーン」を開催中。その一環として、dTVに「入会&継続でdポイント(期間・用途限定)1,000pt還元!キャンペーン」を実施中とのことです。

初回一ヶ月は無料なので、今入れば井上vsバトラーは無料で見れます。その後一ヶ月を継続すれば1,000ptがもらえる、というキャンペーンですね。エントリーも必要だそうなので、ご注意下さい。

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