信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】9/22DANGAN!高山涼深vs村地翼は期待通りの大激闘!京口紘人、丸田陽七太も登場!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

本日はDANGAN興行!!

DANGANはBoxingRaiseでの生配信時代と比べると、ABEMAという資本が入ったからか演出やカメラアングル等々がグレードアップし、より見やすくなっていますね。

それでも、世が大配信時代に突入する前、見たい試合を月イチペース(もないくらい)ではありましたが、ライブ配信してくれた恩を忘れず、BoxingRaiseは契約したままです。

さてさて、ABEMAは配信数も多く、さらにABEMAプレミアムに加入しておけば見逃し配信もすぐ見れるし追っかけ再生もできるので本当に重宝しています。

ということで今回のブログは、9/22(金)DANGAN260、追っかけ視聴の観戦記!

 

 

 

 

9/22(金)DANGAN

関根幸太朗(ワタナベ)6勝(6KO)無敗1分

vs

兒玉麗司(三迫)5勝(2KO)1敗

第2試合、スーパーライト級8回戦。非常に贅沢な「第2試合」ですね。

これは非常に楽しみな一戦です。

初回、リング中央でにらみ合うようなスタイルでスタート。プレスをかけるのは関根、兒玉は良いタイミングでコンビネーションで押し返します。

関根の力強いジャブと、兒玉の鋭いジャブ。のっけから好試合が期待できる立ち上がりです。

2R、関根のプレスが強い。兒玉も足を使って、ブロッキングもしっかりとしていますが、ちょっと圧されているイメージ。関根はブロッキングも固いですね。

3R、序盤、兒玉のジャブが非常に伸びます。このジャブをもっと打てれば良いのですが、それにはある程度距離をキープしなければなりません。その後は関根がフック、ボディを打てる距離まで詰められており、兒玉は関根の力強いパンチをガードの上とはいえ受けてしまっています。

 

 

 

4R、関根の打ち分けが見事。角度をつけたコンパクトなアッパー、力強い左ボディから顔面への左フック。関根のパワーパンチによく耐える兒玉は、中盤ワンツーをヒットしたあと左フックをカウンターでヒット!!一瞬動きが止まったように見えた関根ですが、その後はダメージを感じさせず強いプレス。

5R、関根は相変わらず強気のプレス、兒玉もさほど下がらないので必然的に打撃戦へ。兒玉はブロッキングに頼ると関根がどんどん手をだしてくるので、サイドへ回るか反撃をしたいところ。

関根は非常に強弱、上下の打ち分けが巧いですね。

6R、関根のジャブが素晴らしい。一見変哲もないように見えるジャブ、リーチもさほどでもないはずですが、貫通力のあるジャブですね。その後のディフェンスも良く、兒玉は打ち返すも効果的なヒットを生み出せません。

7R、兒玉はここで腹を括ったか、チャージ。近い距離での打撃戦となりますが、ここでも関根のショートのジャブが非常に有効。加えてフィジカル差も感じる打ち合いとなりますが、兒玉も素晴らしいタイミングの右アッパーをヒットする等して応戦します。

ラストラウンド、当然ここは兒玉がチャージ。頭をつけての打ち合い、やはりクリーンヒットは関根が多い印象ですが、兒玉にはハートを感じます。

軽いコンビネーションを見せてからサイドへ回って右強打を見舞う関根、お見事。

最後まで諦めずに戦った兒玉でしたが、ここでゴング。

 

 

 

判定は77-75、78-74、80-72、勝者は関根。

いやはや、素晴らしい戦いでしたね。やはり関根は強い。藤田炎村(三迫)との戦いとなったら、盛り上がること間違いないですね。

ポンラワット・ナンシンダ(タイ)vs丸田陽七太(森岡)

元日本フェザー級丸田の復帰戦。動きは良いですね。

身長180cmはライト級でも十分でかい。逆にフェザー級の阿部はよくこれに勝ったな、と思いますね。

非常に長いジャブ、突き刺すこのジャブは非常に効果的で、ナンシンダは全く近づくことができません。更に右ボディストレートも非常に長く、ナンシンダは何もできない時間が流れます。

4R、ナンシンダも飛び込みフックが良くなってきたところでしたが、丸田は強いボディを叩いてからオーバーハンド気味の右フックをヒット。これでナンシンダはダウン。

立ち上がったナンシンダに対して、右アッパーから強い左ボディをヒットすると、ナンシンダは2度目のダウン、レフェリーはテンカウントを数え上げて丸田のKO勝利!

丸田陽七太、4RKO勝利!

 

 

 

素晴らしい復帰戦でした、丸田陽七太。外側から回ってくる左ボディ、これはなかなか独特なアングルです。今後の戦いも非常に楽しみですね。

日本スーパーフライ級タイトルマッチ

高山涼深(ワタナベ)6勝(5KO)無敗

vs

村地翼(駿河男児)10勝(3KO)1敗1分

さてさて、セミファイナルながらも本日のメインイベント。

私はやはりオールドファンなので、どうしても渡辺雄二の影がちらつく高山を応援してしまいますね。

初回、まずプレスをかけるのは高山。村地はサークリング、しつつも時折攻め込む村地は良いタイミング。どちらかというと良い距離をキープしていると思われる村地の右がヒットしたかと思うと高山も左ストレートを返して譲らず。

 

 

 

2R、高山のプレスが良い、ですが先手は村地。そこから高山がリターンを返すという展開。高山はジャブを突いてプレスをかけるまでは良いですが、自ら距離を詰めることができていないように見えます。

3R、村地は攻めつつもしっかりと頭の位置を変えているところが良いですね。高山は相打ちを狙っている感じですが、前半に高山も左が浅くヒット、これで村地はバランスを崩します。その後高山が巻き込むような右フックでダウンを奪取。

これは押し倒したようなダウンでダメージはなさそうですが、その前の左がダメージを与えていたか。高山がその後強く攻めます。

高山は村地の右アッパーをもらいながらも左フックをリターン、その後もゴリゴリと村地を攻め立てます。

ちょっと圧されている村地、ここを強引に攻める高山!村地も何とかゴングにエスケープ。

 

 

 

4R、最短距離でプレスの高山。倒す気マンマンです。

ただ、村地の足はもうよく動いており、動いての右ストレート、動いての左フックが良い。

一発当てれば詰めが鋭い高山、村地、駿河男児陣営としては怖いですね。

しかし村地も非常にハートが強く、高山の右フックに右をあわせます!これは素晴らしいタイミング、このラウンド、ダメージを負ったのは高山か。

5R、完全にダメージからは回復しているように見える村地、右のタイミングが素晴らしい。

高山は追うものの、村地の左ジャブのリターン、もしくは同時打ちで右、これは高山にとってかなりまずい展開です。

47-47、48-46×2で村地。やはりダウン以外はほぼ村地が取っています。

6R、打って離れるは村地。高山の後続打が打てない場所に移動するのは素晴らしいですね。

しかし中盤、高山もいきなりの左ストレートがヒット!これで顔を跳ね上げられた村地。高山はこの左から入るパターンが良さそうです。

村地はその後素早く動いて高山の攻撃を外そうとしており、一気に余裕がなくなったイメージ。やはり一発で試合をひっくり返すパワーが高山にはありそうです。

 

 

 

7R、高山は少し焦りもあるか。村地は上手く同時打ちのタイミングでのカウンター。この危険なパンチを受けつつもリターンを返す高山、タフネスもさすがのものです。

ただ、前ラウンドから高山の左も当たるようにもなってきているように見え、この被弾により村地がどれくらいダメージを溜めているのか、が残りのラウンドに響いてきそう。

とかく足を止めることができない村地、徹底して一つのことをすれば良い高山。ここからの大逆転の可能性はあります。

8R、高山のプレス、村地の止まらない足。ただ、確実に高山の左は届くようになっていると思います。

村地はエスケープの戦法か、クリンチを多用。後半、これが執拗なホールドの判断(たぶん)で、村地に減点。

 

 

 

この再開後、高山が左をヒットして一気にラッシュ!足に力が入らないのか、村地は膝をつきますがこれはスリップ裁定、再開後も同様に膝をつき、今度はダウン判定。高山の左がカウンター気味にヒットしており、これはかなりのダメージか。

ここは当然いく高山!!左右を当て、村地はもう足が動きません!!

村地が高山に抱きつきつつも膝をついたところで、レフェリーが試合をストップ!!!

これはレフェリー、ナイスストップと言えますね。村地のダメージはかなりのものでした。

そして最後、見事に詰めきった高山涼深、このボクサーは素晴らしいロマン砲を持っており、エキサイティングです。

すごいしか言葉が出てきません。

村地翼も本当にナイスファイト。クリーンヒットでは明らかに上回っていたと思います。

 

 

 

フライ級10回戦

京口紘人(ワタナベ)17勝(11KO)1敗

vs

ジャーベン・ママ(フィリピン)13勝(7KO)3敗1分

で、ホントのメインイベント。しかしジャーベン・ママは前日計量をオーバー。当日計量は何とかクリアして、本戦を迎えたようです。ちなみに追っかけ再生で見始めましたが、ここで追いつきました。

初回、思った以上に良いジャブ、ストレートを打つママ。京口はいつも通り頭を振り、パンチもキレていますね。

中盤、京口はジャブから右ボラードからの左ボディ。このコンビネーションは非常にスムーズで、良いですね。ママはちょっと臆したか、下がりつつの戦いを強いられます。

2R、ここも京口はハイガードからしっかりとプレス、上下に打ち分けるコンビネーションで強い左ボディをヒット。その後も強い右ボディをヒットしたあと顔面への右ボラード、全然穴がありませんね。

ママも時折叩きつけるような右を打ちますが、京口のガードは固く、安心感が半端ない。

 

 

 

3R、ママは大きく動いて鋭いジャブ。ただ、このステップでは京口のプレスは躱せません。

行く手を阻むようなカットオフザリング、相手が回ろうとする方向の大きなフックで逃さず、コーナーに詰めてコンビネーションの中で左フックを穿つ。

ファイターのお手本のような戦いの京口紘人、こういう作品を見ているようです。

終盤、ママの右を躱してからの得意の左アッパー!これでママはダウン、レフェリーはカウントを数え上げて試合をストップ。これまた京口らしいパンチで、完璧なノックアウト。

京口の良いところが本当によくでた、という試合だったと思います。

ジャーベン・ママも当然京口との間に実力差はあったものの、良いジャブやストレートを持っており、それなりのボクサーだったと思います。

ともあれ、素晴らしい試合を見せてくれた京口紘人。3階級目奪取に期待ですね。

もしサニー・エドワーズがジェシー・ロドリゲスに勝てれば、サニーとやって欲しい。

 

 

 

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