信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】天才シャクールvs破壊者エドウィン・デ・ロス・サントス!セミはナバレッテvsコンセイサンの注目ファイト!

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苛烈を極める、世界ライト級のNext Generation。

先週末はレイモンド・ムラタヤ(アメリカ)が素晴らしいパフォーマンスを見せて無敗のディエゴ・トーレスを粉砕、次世代のタイトル争いに名乗りを上げました。

しかしそのムラタヤが目指すタイトルは、果てしなく高い壁。

デビン・ヘイニー(アメリカ)が一人で総取りしている状態だからこそ動きがほとんどないこのタイトル戦線は、来週、大きな動きを見せます。

ということで今回のブログは、11/16(日本時間11/17)に行われるWBC世界ライト級王座決定戦について。

 

 

 

11/16(日本時間11/17)アメリカ・ラスベガス

WBC世界ライト級王座決定戦

シャクール・スティーブンソン(アメリカ)20勝(10KO)無敗

vs

エドウィン・デ・ロス・サントス(ドミニカ共和国)16勝(14KO)1敗

まず、この戦いはいつもの土曜日の夜(日本時間日曜日の昼)に行われる戦いでない、ということは気をつけた方が良いことだと思います。

この11/16は平日であり、日本時間の11/17(金)に当たる日です。

シャクール・スティーブンソンという稀代のボクサーを平日に持ってくるとは何事なのでしょうか。人気がないのか。

まあ、そんなことは置いておいて、この試合はWBC世界ライト級王座決定戦として行われます。

世界ライト級の4団体統一王者にはデビン・ヘイニーが君臨していますが、ヘイニーは12/9(日本時間12/10)にWBC世界スーパーライト級王者、レジス・プログレイス(アメリカ)への挑戦が決定しています。

 

 

 

この試合が決定した後、WBCはヘイニーを休養王者に格下げ、タイトルは空位となりました。(剥奪で良いのでは、と思いますが。)ちなみに他のWBAやIBF、WBOは特に動きがなかったと思います。

そんな空位のタイトルを争うのがシャクールとサントス。

シャクール・スティーブンソンは前戦で吉野秀一郎(三迫)を破って指名挑戦権を獲得、ここまで散々ヘイニーを挑発してきたものの、そのラブコールはついぞ届きませんでした。ただ、シャクールが目指すのはタイトルであり、相手はヘイニーでなくても全く問題はありません。彼は、ライアン・ガルシアとは違うのです。

なのでシャクールはしっかりとモチベーションを保ち、仕上げてくることが予想されますね。

対してエドウィン・デ・ロス・サントス、こちらはとてつもないパワーパンチを持つ非常に厄介な相手です。

荒々しいからこそ、とも言える破格のパワーを誇るサントスは、2022年1月にウィリアム・フォスターⅢ(アメリカ)にスプリットの判定負けを喫しますが、その後ルイス・アコスタ(アメリカ)、ホセ・バレンズエラ(アメリカ)といった当時無敗のボクサーたちを序盤で倒し、大復活を遂げています。

 

 

 

前戦ではジョセフ・アドルノ(アメリカ)にほぼフルマークの判定勝利。

特に圧巻なのはバレンズエラ戦であり、このアステカの戦士にルーツを持つバレンズエラを痛烈にノックアウトしています。ガードの上から効かせる場面もあり、そのパワーを物語る要素は非常に多いです。

とにかく前半からしかけ、パワーで押し切ってしまうタイプのサントスは、シャクールが相手でもある一定以上の危険性を保持しているはずです。シャクールが本来戦うはずだったフランク・マーティン(アメリカ)と比べても、危険度は上回っているかもしれません。

バレンズエラは、このパワーと真っ向から勝負し、一度はダウンを奪うも敗れました。

シャクールはそんな危険なことはしないでしょうから、十中八九、シャクールの勝利は手堅いように思います。

シャクールに限ってそんなことはないと思うのですが、序盤に油断した状態でサントスの一発をもらうとか、力を誇示しようとして接近戦を仕掛けるようなことがあれば危険。もしくは、横着してサントスの強打を序盤からブロッキングでやり過ごそうとするならば万が一がありえます。

 

 

 

とにかく体のどこかに当てることができればダメージを負わせられる、という可能性のあるサントスは、その理不尽にも思えるパワーをシャクールに当てることができるかが勝負。

とはいえ、シャクールはライト級転級後、明らかにパワーがついており、たとえブロックの上からもらったとしても、そこで勝負が決するようなことはないはずです。

更に言うと、サントスはモーションが非常に大きい分、シャクールとしてはカウンターも取りやすいように思います。

前半、シャクールがサントスを警戒し、しっかりと距離で外していけば、強振するサントスのスタミナは削られ、中盤から後半にかけてシャクールのカウンターがヒット、ここからシャクールが安全運転モードに入らなければ勝負は判定までいかないのではないでしょうか。

サントスはバレンズエラ戦でも左フックのカウンターを取られ、ダウンを喫しています。私の評価は、パワーですらシャクール>バレンズエラです。

サントスは危険ですが、シャクールの勝ちは固い、だからこそシャクールにはPFPランクに入るくらいの勝ち方をしてもらいたいものです。

 

 

 

WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)38勝(31KO)1敗

vs

ロブソン・コンセイサン(ブラジル)17勝(8KO)2敗

セミファイナルにはこの試合。ナバレッテvsコンセイサンです。

平日興行にこの豪華さは一体。。。

「スーパーフェザー級最強はナバレッテ」というのは共通認識なのかもしれません。スーパーバンタム級、フェザー級ときてスーパーフェザー級を制した3階級制覇王者は、他団体の王者に比べてその実績は群を抜いています。

しかし、この「スーパーフェザー級最強」は飛び抜けてトップなのか、というとそうではなく、はっきりいって4人の王者は非常に競っており、戦えば相性次第、というのが個人的な見解です。

ナバレッテはキャリア初期に喫した1敗を除き、世界トップレベルで全勝。独特なフォーム、アングルから放たれる意味不明のアッパーカットは、幾人ものチャレンジャーをひざまづかせてきました。

 

 

 

しかし、WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦ではリアム・ウィルソン(オーストラリア)を相手にあわやストップ負けの大苦戦、個人的にはこれがナバレッテ評価の尾を引いています。

続く初防衛戦ではオスカル・バルデス(メキシコ)をシャットアウト、好パフォーマンスを見せていますが、バルデス自体も元はフェザー級のボクサーであることを考えると、これもまた評価のしづらいものです。

ということで、ナバレッテのスーパーフェザー級での評価に直結する戦いは、このロブソン・コンセイサン戦です。

オスカル・バルデスに疑惑の判定で勝利を奪われた経験のあるコンセイサンは、再起戦を判定勝利で飾るとシャクール・スティーブンソンに挑戦。この試合、2団体統一王者だったシャクールは体重超過により王座を失い、コンセイサンに判定勝利。

「ウェイトオーバーしたシャクールに判定までいったコンセイサン」を、もしナバレッテが倒し切るようなことがあれば、この階級最強はナバレッテで間違いありません。どころか、4階級目が見えてくるのかもしれませんし、ともすればvsシャクールが取り沙汰されるかもしれません。

では、苦戦したら?ナバレッテに対する私の評価は変わらず、スーパーフェザー級は横並び、です。

いずれにしろ、どのような試合内容、結果になるのか非常に楽しみですね!

 

 

 

配信

この興行は、アメリカではESPNで生放送。PPVでも何でもなく、ESPNと契約している世帯ならば誰でも見れる興行となっています。シャクールはいつになったらPPVファイターになれるのでしょうか。

そして日本では、WOWOWオンデマンドで生配信!日本時間11/17(金)10:30〜となっていますね。私は現在、在宅勤務のフルレックスなので。。。この時間はスケジュールをブロックしておきます!!

おそらくメインの開始はお昼頃になると思われ、中継はナバレッテvsコンセイサンからですね。ありがとうWOWOW!!!

 

 

 

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