信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

戦国フェザー級で抜け出すのは誰か。王者とコンテンダーをピックアップ。

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フェザー級。

先週末はサウジアラビア興行でWBC王者レイ・バルガス(メキシコ)がニック・ボール(イギリス)引き分け、その前の週はIBF王者ルイス・アルベルト・ロペスが阿部麗也(KG大和)に圧勝、そして同日はレイモンド・フォード(アメリカ)がオタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン)を降してWBA王座を獲得。

メジャー4団体のうちの3つのタイトルが、たった1週間のうちに登場したフェザー級ウィークが終わったので、現在のフェザー級を整理していきましょう。

ということで今回のブログは、世界フェザー級戦線について。

 

 

 

WBA王者:レイモンド・フォード(アメリカ)

オタベク・ホルマトフとの王座決定戦で世界初戴冠を果たしたレイモンド・フォード。

マッチルームUSA所属のフォードがアウェーとも言えるトップランク興行に出場、若干ビハインドの展開から強豪ホルマトフにストップ勝利した戦いは、FOTY候補とも呼べる一戦でした。

その後はマッチルームに戻っての防衛戦が期待されたフォードですが、フェザー級での減量はキツいらしく、勝利後早々にスーパーフェザー級への転向を表明しています。

もし初防衛戦を行わずに返上ならば、またも王座決定戦と相成りますね。

 

 

 

4月頭に発表されるランキングでどうなるかが見どころですが、3月(ホルマトフvsフォードの前)発表のランキングでは1位にホルマトフ、2位にフォード、続いて3位はスティーブン・フルトン(アメリカ)。

フルトンが王座決定戦に出場、というのは結構カタいかもしれませんね。ホルマトフのランキングがどうなるか。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

WBC王者:レイ・バルガス(メキシコ)

ニック・ボール(イギリス)と分の悪い引き分けを演じたレイ・バルガス。かつての評価の高さは何処へやら、フェザー級では間違いなく穴王者の一人と言える状況になってきましたね。

ただ、やはりやりにくさは健在で、フェザー級でもその長身を活かしてのボクシングをし続ければまだまだ崩しにくい。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

ただまあ、このレイ・バルガスが大好きというファンは(日本では)あまり聞いたことがないですね。そのボクシングスタイル、というよりもこれまでの優遇されすぎの経歴が鼻につくのかもしれません。(少なくとも私はそう)

ニック・ボールとの再戦なのか、それとも暫定王者ブランドン・フィゲロア(アメリカ)との王座統一戦なのか、いずれにしろボールに対してのドロー防衛でさらに停滞感が増したことも事実。次戦、どのような道を選ぶのかに注目です。

 

 

 

IBF王者:ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)

阿部麗也(KG大和)を全く寄せ付けない8RTKO勝利。フェザー級の壁は日本人にとって非常い高い、というのを再認識させられた試合となりましたね。

阿部は国内で強豪とのマッチアップを勝ち抜いた、まさに「日本代表」と呼べるボクサーでしたが、とりわけフィジカル面でロペスに遠く及ばなかったイメージ。

フェザー級の中でも突出したフィジカルと突進力を誇るベナド・ロペス、無手勝流に見えるこのボクシングは非常に見栄えがあり、華があり、そして隙もあるがとにかく強い。

IBFでは指名挑戦権をかけたエリミネーションバウトがレラト・ドラミニ(南アフリカ)とアーノルド・ケガイ(ウクライナ)の間で行われるらしく、その勝者がベナドに挑戦するらしいですね。非常にアクティブなロペスのこと、この勝者を待つ間にもう1回位防衛戦を挟みそう。

 

 

 

ちなみに4位のルイス・ヌネス(ドミニカ共和国)なるボクサーは非常にスキルフルなカウンターパンチャー、私の推しです。ディフェンスも非常に得意なので、もしかしたらロペスの強打を躱し切れる感じもするし、パワーレスでもないのでカウンターを打ち込んだり、ロペスの前進をストップできる可能性もあります。

このIBFのフェザー級は激アツ。ロペスもスーパーフェザー級転向を仄めかしていますが、ここはフェザーで踏ん張ってほしいところ。

WBO王者:ラファエル・エスピノサ(メキシコ)

群雄割拠のフェザー級、最も謎の多いボクサーといえばこのラファエル・エスピノサ。

身長185cmという体躯を誇る、軽量級版のタワーリングインフェルノです。

世界王座を射止める前までの戦歴といえば光るものはなかったわけですが、当時フェザー級最強の呼び声もあったロベイシー・ラミレスを撃破、まさかの王座初戴冠を果たしています。

↓観戦記

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これにはびっくりしましたね。

階級制のボクシングでは、身長が高いというのはどうしても肉付きが少なく、やや撃たれて脆いイメージを持ってしまうものです。しかしこのエスピノサはとにかく止まらない手数、スタミナ、絶え間なき反復練習を思わせる生真面目なボクシングで五輪連続金という偉業を成し遂げたラミレスを根負けさせました。

プロ叩き上げがアマエリートを倒す、とか、ロッキー・バルボアがアポロ・クリードに善戦するとか、そういった本物のアップセットを見せてくれました。

何よりもそのハートの強さは、ボクシングファンを虜にしたのではないでしょうか。

私はもちろん、ラファの大ファンになりました。

今後も非常に楽しみなボクサーですが、もし次戦がラミレスとの再戦になろうものなら、早くも大ピンチかもしれませんね。

 

 

 

コンテンダーたち

こうして王者たちを並べてみても、突出している王者はいないかもしれません。

パフォーマンス的にはルイス・アルベルト・ロペスが比較的圧倒している戦いが多い、ということはあげられるものの、戦った相手によってそのパフォーマンスの見え方は変わる、とも言えます。

4人の王者の他には、期待のブランドン・フィゲロアもいるし、前段で名前を出した元スーパーバンタム級の統一王者、スティーブン・フルトンだっています。

 

 

 

その他にもリングマガジンのランキングにはリー・ウッド、ジョシュ・ウォーリントンの名前もありますね。この2人はスーパーフェザー級と言っても良いかもしれませんが、その2人を倒したこともあるマウリシオ・ララ(メキシコ)もまだいますし、繰り返しになりますがルイス・ヌネスにも注目です。

そして何よりも、阿部麗也が敗れたとはいえ日本人ボクサーは豊作です。

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そして来年か再来年にはモンスターの襲来も予感させる階級、是非とも今のうちに大いに盛り上がってほしいところです。

 

 

 

 

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