信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】テレンス・クロフォードが挑む4階級目。vsイズライル・マドリモフ、カリフォルニアのリヤド・シーズン!!

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あっという間に、あと10日。

7月の後半は、世界的に言えばビッグマッチと呼ばれるものはないから、この時期すでに注目を集めているのは8/3(日本時間8/4)のリヤドシーズンin USAの興行です。

7/27、7/28は出張ですが、一周ずれていたらえらい騒ぎになっていました。仕事が入ってしまうと、おそらくそこそこの長時間興行となってしまうこの興行を見るのに多くの犠牲を払わなければならないからです。

この興行は、イズライル・マドリモフvsテレンス・クロフォードという注目試合を始め、イサック・クルスvsホセ・バレンズエラ、デビッド・モレルvsラディボジェ・カラジッチというトリプルヘッダー。

 

 

 

そこにアンディ・クルスやジャレッド・アンダーソン、アンディ・ルイスvsジャレル・ミラーまでもが組み込まれる超豪華興行です。まさにP4Pファイターをメインに据えた興行に相応しく、トゥルキ・アラルシクがアメリカ大陸進出第一弾として仕掛けるにふさわしい興行です。

1日で視聴するのは勿体無いと感じるほどの大規模興行ですね。(きっと私は1日じゃ見終わりませんけど)

ということで今回のブログは、その大規模興行のメインイベント、マドリモフvsクロフォードについて。

 

 

 

8/3(日本時間8/4)アメリカ・カリフォルニア

WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ

イズライル・マドリモフ(ウズベキスタン)10勝(7KO)無敗1分

vs

テレンス・クロフォード(アメリカ)40勝(31KO)無敗

P4Pキング、テレンス・クロフォード。

現在の肩書きとしてはWBAスーパー王座、WBOスーパー王座を保持する統一王者、となっています。階級はウェルター級です。

WBCは休養王座を設けてこのクロフォードに当てがい、IBFのみがその王座を剥奪、暫定王者だったジャロン・エニス(アメリカ)に与えています。

辛抱強い(笑)WBAが王座に据え置くのはまだわかりますが、WBOまでその座を確保していますね。ただ、WBAは以前からレギュラー王者としてエイマンタス・スタニオニス(リトアニア)がいるし、WBOも暫定王者ブライアン・ノーマンJr(アメリカ)を配置しています。

さて、統一王者という肩書きを持ちつつも、足元の定まらないクロフォードは、4階級目をかけてイズライル・マドリモフに挑戦します。これはWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチなわけですが、何故だかWBO世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦も兼ねるようですね。WBO世界スーパーウェルター級の正規王者はセバスチャン・フンドラであり、本来的にはクロフォードはWBOの特権(王者が階級変更をした場合は指名挑戦者となれる)を行使してフンドラに挑戦というのが筋なのでしょうが、今回その試合は成りませんでした。

 

 

 

マドリモフ戦よりもフンドラ戦の方が客を呼べそうなものですが、フンドラはティム・チュー(オーストラリア)との戦いで鼻骨骨折、完治してからのトレーニング期間を考えると致し方のない措置です。

さて、王者イズライル・マドリモフ。

前戦でマゴメド・クルバノフ(ロシア)との無敗対決を制してWBA世界スーパーウェルター級タイトルを獲得しています。この試合は本来暫定王座決定戦でしたが、ジャーメル・チャーロの休養王者認定を受けて正規王座戦に格上げされています。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

この戦いは直前にマドリモフがメディカルチェックに引っかかって中止と報じられました。なのでポスターに名前が入っていない、という事態になっています。

しかしその後の再検査でクリア、無事に挙行されています。

プロデビューからわずか11戦目、この階級でたった11戦での世界戴冠というのは非常に早い。当然、元トップアマであり、アジア選手権での優勝経験を持っています。

だからこそ技術もあり、スピードもある。そして非常に身体能力が高い上、中央アジアのボクサーらしくフィジカルも持っています。非常に安定感のある王者です。

実力は折り紙つき、前戦でもマゴメド・クルバノフを5Rでストップ。

しかし相手がクロフォードとなれば、不利予想は免れません。

ただ、当然の如くこの王者は穴王者などではありません。

 

 

 

クロフォードがもし圧倒的に勝利するようなら、P4P返り咲きもあり得るのではないか、とも思うのですが、それを可能にするにはまだマドリモフ側が実績不足との見方もあるでしょう。このイズライル・マドリモフは、非常に強い王者ながらも未だたったの11戦しかしていません。

この辺りは歯痒いところですね。クロフォードは圧倒的に勝利したとしても、あまり評価を上げられないかもしれません。

ただ、クロフォードの目的としては4階級制覇であり、この試合に勝利したのち、フンドラとの団体内王座統一戦もあれば、ティム・チューとの戦いも期待できるもの。さらにはバージル・オルティスJrも。

ウェルター級から階級を上げて、テストマッチを挟まず初戦で強敵です。

クロフォードにとって、ここは階級の壁を感じるところではないでしょうし、例えばパワーにおいてマドリモフが上回ったとしても、そのリングIQ、多彩さ、コンビネーション等々、クロフォードが上回る部分が多すぎてBudが負ける要素が見当たりません。

 

 

 

例えばマドリモフがフィジカルゴリ押しできたとして、それに対応できないクロフォードではないはずです。

ともあれ、1年ぶりとなるテレンス・クロフォード。

エロール・スペンスJr(アメリカ)戦ほどの注目度こそないものの、ここまで試合枯れが多かったクロフォードにとっては、リヤド・シーズンへの参戦は願ったり叶ったりでしょう。ファイトマネーとしても、ビッグマッチを実現できるパワーとしても。

この興行に名を連ねるのは、トップランクのボブ・アラム、TGBプロモーションのトム・ブラウン、マッチルームのエディ・ハーンとウォリアーズボクシングのレオン・マグレス。錚々たる顔ぶれが一堂に介す(かどうかは知らないが)とてつもないビッグイベント。まるで、ボクシング界は一つになったような錯覚を覚えます。実際は、殿下の前でのみ、ボクシング界は一つです。

アンダーカードも含めて超楽しみなアメリカ、カリフォルニアのリヤド・シーズン。(もはや字面が意味不明)待ち遠しいですね。

 

 

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