今週末に向けて、もうお祭り騒ぎです。
少なくとも、私の脳内は。きっと、多くのボクシングファンがそうでしょう。
10/12(土)は我らが矢吹正道がシベナチ・ノンシンガのIBFタイトルに挑むライトフライ級の世界タイトルマッチ。ノンシンガは強い王者ですが、きっとやってくれるはずです。
こちらはABEMA.TVで生配信です。
そして現地時間では同日となる10/12(土)、日本時間では10/13(日)の未明から始まるサウジアラビアのリヤドシーズン興行では、いよいよアルツール・ベテルビエフvsドミトリー・ビボルです。世界中が注目するファイトは、たった3,100円のPPV料金を支払うことでDAZNで視聴可能。
その10/13(日)はとにかく忙しい1日で、ベテルビエフvsビボルが終わったかと思えば昼過ぎからはジョンリエル・カシメロvsサウル・サンチェスをメインに据えたTBP興行。U-NEXTでライブ配信されるこの興行は、アンダーカードも極上です。
そしてそれが終わる前に始まるのが(これはなんとかならんもんかとは思う)Prime Video Boxing、day1。井上拓真vs堤聖也という注目ファイトをメインとして、拳四朗、ユーリ阿久井、岩田翔吉が登場、2つの戴冠劇を見れるはずです。
そして翌日、Prime Video Boxingのday2では中谷潤人がこのボクシングウィークのメインを飾り、那須川天心、田中恒成も登場。この日最も注目すべきファイトはアンソニー・オラスクアガvsジョナサン・ゴンサレスであることは言うまでもなく、非常に楽しみです。
さてさて、そんなビッグマッチだらけのこの週末、実はまだ、ボクシングファンに知っておいてもらいたいファイトがあることをご存知でしょうか。
ということで今回のブログは、今週末のマイナー・ファイトについて。
10/9(日本時間10/10)OFF→10/16(日本時間10/17)
クリス・コルバート(アメリカ)17勝(6KO)2敗
vs
オマール・サルシド(メキシコ)19勝(13KO)1敗
誰も興味はないでしょうが、クリス・コルバートvsオマール・サルシドを書こうと思ったらその瞬間に1週間の延期に。理由は、ハリケーン「ミルトン」の影響によるものだそうです。
ということで初っ端から「今週末のマイナーファイト」が嘘になってしまったわけですが、ご容赦ください。
この興行が延期と発表されたのは日本時間で10/6(日)の話で、すでにこの記事を書いてしまっていたわけです。この時期、もうウェイトの調整に入っているだろう二人にとっては調子を崩してしまわないか心配ですね。
このコルバートは恵まれない環境の中で這い上がって「エリート」となったボクサーで、いっときはWBAの暫定王座を獲得するなど「塩」界隈のニュースターとして注目を集めました。
しかし2022年に当時無名のエクトル・ルイス・ガルシアに敗北、その後ホセ・バレンズエラに勝利するも疑惑の判定と騒がれ、再戦では見事にノックアウト負け。厳しい道のりを歩んできたボクサーで、本当に日の目を見て欲しかったですが、その夢は潰えかけています。
このまま若手の踏み台になってしまうのか、それともここからの復活があるのか。個人的にはコルバートには頑張ってほしい。彼はその人生をボクシングに救われたボクサーの一人ですから。
この興行はPro Box TVで生配信です。
10/11(日本時間10/12)プエルトリコ
ジャン・ポール・リベラ-ピサロ(プエルトリコ)10勝(6KO)無敗
vs
アンディ・ベルトラン(アメリカ)8勝(5KO)無敗
無敗プロスペクト同士の一戦です。たまにはこういう海外の若手同士、まだその名前が知れ渡っていないボクサー同士の戦いも良いでしょう。余裕があれば。
リベラ-ピサロはプエルトリコの出身、おそらくプロモーション会社もプエルトリコの所属ですが、ドミニカ共和国やアメリカで連戦している無敗プロスペクト。23歳と若く、何よりもフェザー級という階級で、分厚いフィジカルを持ち、パワーパンチを持っているボクサーです。
このボクサーに着目すべきところは、すでに3戦連続で無敗のボクサーを破っているところです。
そのうち2つは6回戦で、前戦で8回戦を初めて戦い、TKO勝利。もしかしたら、ここからKO勝利が増えていく可能性のあるボクサーです。キャリアの形成期から脱したばかりのボクサーをメインイベントで見れる、という機会は実はあまり多くありません。
リベラ-ピカソは4戦連続で無敗のボクサーを相手に迎えるというなかなかなキャリアを築いているわけで、これは期待の表れなのかもしれません。対戦相手のベルトランは初の8回戦、勝てばリベラ-ピカソの評価を一気に奪い取ることができますね。
こちらの興行はDAZNで生配信。ベテルビエフvsビボルでDAZNに入るならこれも見てみましょう。
⇩DAZNはこちら
10/12(日本時間10/13)アメリカ
ジェレミー・ラモス(アメリカ)vsアンドリュー・エルナンデス(アメリカ)
いや誰やねん、と思ったあなた。正解です。
誰でもないボクサーの対戦は、「Combat Sports Now」というプラットフォームで中継されます。多分PPVを買えば日本でも見られるはずです。価格は19.99ドル。何せベテルビエフvsビボルと同じぐらいです。
このファイトに登場するエルナンデスは、最近ではアリ・アフメドフ、そのほかにもケイレブ・プラントやパトリック・ティシエイラ、ジェシー・ハートといった錚々たるボクサーと戦い、そして負けているボクサーです。
実はこのエルナンデスと戦う、と喧伝されていたのがヘクター・カマチョJr(プエルトリコ)だったというのがこの興行のキモなわけですが、いつの間にやら対戦相手はジェレミー・ラモスという勝ちの数よりも負けの数が多い(13勝15敗)ボクサーに変わっていましたね。このカマチョJr.vsエルナンデスは「公式戦」とされていたのですが、残念ですね。
ちなみにこの誰も興味のないラモスvsエルナンデスはしかもリマッチという。
そしてこの興行のアンダーカードには、なんとあのアーロン・プライヤーJrも登場です。
ごめんなさい、無駄な時間を過ごさせてしまいました。
あ、そういえばもう一つ貴重な情報を。
この興行の解説は、あのバター・ビーンです笑。
10/12(日本時間10/13)ブラジル
アセリノ・フレイタス(ブラジル)vsホルへ・ミランダ(アルゼンチン)
想像してみてください、ヘクター・カマチョJrがリングに上がると思っていた同日に、アセリノ・フレイタスの名前を見つけた時を。
ちなみにBoxRecにも載っていない激レア情報です笑。しかし、これは確実に行われる試合で、プラットフォームはTriller TVです。
アセリノ・フレイタスは49歳になるらしく、2007年にファン・ディアスに敗北して引退した後、2012年、2015年、2017年に公式戦に出場しています。そしてそこから7年のブランクを経て(この間、エキシビジョンのリングに上がったりはしているらしい)、復帰というか何というか。
対してホルへ・ミランダというボクサーは、41歳で59勝(22KO)22敗1分という戦績で、まだ現役のボクサーらしい。
その興行の名前は「Fight Muxic Show」、イロモノ系の匂いがプンプンしますね。
あのフレイタスが現在どのようになっているのか。興味のある方はぜひご覧ください!
いやほんと、こんな意味のない記事をここまで読んでくれてありがとうございます。
お付き合いいただいた皆様に小さな幸せが訪れますように。
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