信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

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9/19のPBC、TR興行の観戦記。サバイバルマッチとプロスペクトの試合を振り返る。

9/19(日本時間9/20)PBC興行

シャロン・エニス(アメリカ)vsファン・カルロス・アブリュー(ドミニカ共和国)

 

25勝(23KO)無敗のエニス、23勝(21KO)5敗1分というアブリュー。戦績だけみるとKO必至の一戦に見えますが、如何に。

アブリューは前日の計量で3ポンドの体重超過。落とす気がないのでは、と思われるほどの大幅の体重超過は、悪質。体重超過に対するサスペンドは統一してほしい、と思います。今回はエニスが了承したため、試合は行われます。

ウェルター級のプロスペクト、エニスはリラックスした雰囲気から、時に鋭いジャブを飛ばします。右も左もこなす器用さも持ち合わせていますね。

発声しながらパンチを出すエニス、その身体能力の高さ、ボクシングのテクニックを存分に見せつけます。地力の違いが明らかです。アブリュー、体重超過してまで本気に勝ちに来たと思いますが、かなり闘いづらそうです。その要因は、エニスのジャブでしょう。1Rの序盤以外、サウスポーで闘うエニスですが、右ジャブが非常によく伸びます。

5Rに両者ともにローブローを打ち合い、双方が注意を受ける展開。ともすればこのまま荒れるのか、と思う位距離が近くなります。このラウンド終盤、アブリューの右ストレートをいなしたあと、エニスの右アッパーがヒット!アブリューはダウン。

 

辛くも立ち上がったアブリューに襲いかかるエニスでしたが、ここは時間が足りず。ラウンド終了後もヒートアップ!

6R、完全に決めにいっているエニス、ダイナミックなフックを振るいます。右フックの相打ち気味のタイミングで、エニスだけがヒット、ダウンを追加!立ち上がったアブリューにエニスは襲いかかり、左ストレートで後退させた後にまたもダウンを追加、レフェリーがストップ。

シャロン・エニスが見事な6RTKO勝利。

ツグスソグ・ニャンバヤル(モンゴル)vsコビア・ブリーディ(バルバトス)

11勝(9KO)1敗というニャンバヤル、15勝(5KO)というブリーディ。モンゴルとバルバドスというボクシングではあまり聞くことのない国同士の一戦でもあります。

このブリーディというボクサー、非常にスピードが豊か。ハンドスピードだけでなく、身体全体にスピードがありますね。さすがカリブのボクサーといった出で立ちです。

1R、残り数秒といったところで、近い距離でニャンバヤルの右がカウンターとなってヒット、早速ダウンを奪います。

2R、エンジンがかかってきたニャンバヤル。ニャンバヤルはボクシングもできますが1番の武器は何といってもどこからでも手をだす連打!おいかけておいかけて、1分たたない内にダウンを追加!この追いかけ方は足を使うボクサーにとっては本当に驚異。そして前に出てくるボクサーにとっても驚異でしょう。

 

2Rで2度のダウンを奪い、圧倒的優位にたったニャンバヤル、圧倒的不利に立ったブリーディ。しかしブリーディはここから巻き返します。吹っ切れたのか、ワイルドなパンチを振るいながらもよく動き、打ち終わりにも的を絞らせません。

動いて打って、打っては動く。そしてカウンター。足だけでなく上体も良く動く、非常に良いボクサーですね。ただ、惜しむらくはニャンバヤルの突進を止められない事でしょうか。

ブリーディは上手く闘っていますが、ニャンバヤルも上手く、中盤は互角の展開。ニャンバヤルの右が奏効したか、ブリーディは左目付近が腫れてきます。

終盤に入っても両者ともに手数、ステップは衰えず。10R以降は劣勢を意識してか、ブリーディがプレッシャーをかける場面が目立ちます。

最終ラウンドも安全策に徹したニャンバヤル、逆転を狙い前に出るブリーディ。

ダウンのあったラウンド以外はおおよそ互角にも思えた展開でした。ニャンバヤルは勿論、ブリーディも非常に美しく、見ごたえのあるボクサーですね。

 

ニャンバヤルが2-1の判定勝利で、挑戦権獲得!

WBC王者への挑戦権を獲得しました。WBC王者のゲイリー・ラッセルJrは、ニャンバヤルの再戦を受けるのか。階級変更の噂もありますね。

ここ数年、年に一度しか登場しないラッセルJr、レオ・サンタ・クルスへの挑戦を希望していましたがフラれ(サンタ・クルスはジャーボンタ・デービスと闘う予定)、何処へ行くのか。

エリクソン・ルービン(アメリカ)vsテレル・ガウシャ(アメリカ)

 

22勝(16KO)1敗のルービン、21勝(10KO)1敗1分のガウシャという実力者同士のサバイバルマッチ。

ともに大きく動き回らず、じっくりと構えるタイプのボクサーで、アクションは少なめです。どちらかというとルービンの方が先手をしかけていますね。サウスポースタンスから、様々な角度でジャブをしかけ、そして踏み込んでいきます。ルービンはジャブに様々なバリエーションを持っており、それによりガウシャは攻め時がわからない風です。

そしてルービンが踏み込んだところにガウシャがフック、ストレートを振るい、カウンターを試みます。しかしどうしても受けのボクシングになっていることは否めません。

中盤以降、劣勢を意識してかガウシャが徐々に前に出るボクシングを敢行します。しかしそうなってくるとパワーで勝るルービン優位。ルービンのストレートはかなり伸びがあり、ガウシャのやや単発ぎみなパンチに比べ、コンビネーションもよく出ます。

 

しかし10R、ガウシャが軽いヒットを何発か繰り出したあと、クリンチからの離れ際、右フックを効かせます。逆転のチャンス、ガウシャは攻め入り、ラッシュを仕掛けます。しかし上体が反り返っていることもあり、ルービンのパワフルな反撃にあい、このラウンドはしのがれてしまいます。

11R、ガウシャは更に攻勢を強めて攻め入りますがルービンは丁寧に左右のストレートを突き、ガウシャとの距離を一定に保ちます。実際効かされ、ピンチなのでしょうがそれが非常にわかりづらい、やはりこのルービンは只者ではない。

規定の12Rを闘い抜き、前半〜中盤はルービン、後半はガウシャが追い上げ。しかしその追い上げは届かず、エリクソン・ルービンの判定勝利となりました。

 

これでルービンはWBC王座への挑戦権を獲得。9/26(日本時間9/27)に行われるジャーメル・チャーロvsジェイソン・ロサリオの勝者への挑戦権を獲得することとなりました。

チャーロ初戦は、実力を発揮する前に敗れてしまったので、再戦でもまた見てみたいですね。

9/19(日本時間9/20)トップランク興行

ロベイシー・ラミレス(キューバ)vsフェリックス・カラバロ(プエルトリコ)

 

4勝3KO1敗、ラミレス。五輪2大会連続金メダルという実績を引っさげてプロデビューも、デビュー戦で伏兵アダン・ゴンサレス(アメリカ)に不覚をとりました。しかし前戦ではそのゴンサレスにリベンジ。26歳のプロスペクトは順調にキャリアを積んでいるように見えます。対するカラバリョは、13勝9KO2敗2分という戦績で、前戦ではシャクール・スティーブンソン(アメリカ)のノンタイトル戦の相手を務めたボクサー。

ラミレスは初の8回戦ですね。

 

カラバロはシャクール戦に続いてチャンスをもらったと言ってもいいでしょう。戦績も悪くはないですし、単なる噛ませ犬で終わらないという気概は、その前進から感じます。

しかし前進はするものの、ラミレスのジャブ、ストレートに阻まれてなかなか効果的なパンチが出ません。対するラミレスは中間距離でやりたい放題。カラバロはくっつくしか手立てがないようですが、ラミレスはガードも固いです。重い階級では、あまりガードに頼るとガードの上から効かされる事がありますが、軽量級ではそれは稀。なので軽量級においてはディフェンスはガードの重要性が高いように感じます。

さて、この一戦はさしたる盛り上がりもなく、最初から最後まで一環してラミレスがその技巧を示しながら、時にラッシュをしかけ、カラバロは前に出てボディへのフックを振るうという展開。

 

シャクールの倒しっぷり(カラバロがボディで悶絶)を見てしまったあとなのでカラバロのタフさは霞んでしまっていましたが、将来を嘱望されるプロスペクトであればここは倒してもらいたかったですね。

ラミレス、素晴らしいコンビネーションを持ってはいるものの、パワーはそれほどでもないのかもしれません。

ロベイシー・ラミレスの判定勝利

エフェ・アジャグバ(ナイジェリア)vsジョナサン・ライス(アメリカ)

 

13勝(11KO)無敗、ヘビー級プロスペクト、アジャグバの登場。対するジョニー・ライスは13勝(9KO)5敗1分。

アジャグバ。強そうな雰囲気、見た目と名前。私がこの選手を知ったのは、開始早々に対戦相手にリングを降りられ、奇妙な失格勝ちをしたカーティス・ハーパー戦でした。

アジャグバは怪物のように言われますが、以前に判定勝利した試合を観る限り、非常に冷静で、熱くならない、「怪物」よりも「精密機械」の方が近い印象がしますね。

この日もしっかりとしたボクシング、対戦相手のライスはよくいるヘビー級ボクサーのようにさしてステップをふまず、バランスを崩しながらも両の腕を振るう、パワー偏重のボクシングをします。

しかしアジャグバは基本的なボクシングスキル、ヘビー級ではおよそお目にかかれないバランスの良さ、まっすぐ出るジャブ。ヘビー級という特殊な階級でなくとも通用しそうなボクシングをします。

 

アジャグバはやっぱり丁寧な闘い方。常にオンガード、ジャブをついて、スタンスは一切乱れない。じっと相手を見据え、ミスの少ない闘い方です。この慎重な闘い方で、持ち前のパワーでKOを量産してきたところはやはり怪物ですね。

無理にはいかない、マイペースを貫くアジャグバ、ライスとは地力の差も大きいような気もしますが、試合は10R判定へ。

ほぼフルマークの判定で、エフェ・アジャグバの判定勝利。

ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)vsハビエル・モリナ(アメリカ)

 

3階級制覇を目指す27勝(13KO)3敗、ペドラサ。対するは22勝(9KO)2敗、岡田博喜(角海老宝石)を初回で倒したモリナ。

初回、両者ともに軽やかにリングに舞う、という表現があっているかもしれません。ともに反応もよく、調子が良さそう。特にペドラサは、前後、左右の動きだけでなく上下の動きも軽やかで、いつもよりかなり大きめに動いているような気もします。

そしてやはり、ペドラサのジャブは速く、的確。モリナのフックはことごとくガードされ、ポイントは勿論ペドラサに流れていきます。2R終了後、モリナは早くも鼻から出血。

ペドラサが頭、グローブを上下左右に振りながら、プレッシャーをかけていきます。モリナはなかなか手が出ません。ペドラサを突き放そうと出すジャブ、ストレートは空転。

 

5R、今度はモリナが前へ。ペドラサのテクニックに見とれる時間が過ぎます。サウスポースタンスからワンツー、右足を引いてオーソドックスになってまたコンビネーション。上手い。一方的に打ち据えるペドラサ。

モリナが攻撃に転じようとして前に出るそぶりを見せると、すかさず左右どちらかのストレートを伸ばすペドラサ。そこでモリナは止まってしまうので、もう被弾覚悟で行くしかないですね。

先程まで同じリングに立っていたロベイシー・ラミレス、エフェ・アジャグバについては、「この相手は倒してほしい」と思ったものですが、ペドラサについては実力差があろうともそうは思わない。不思議なものです。

ホセ・ペドラサ、ほぼフルマークでの10R判定勝利。

非常に安定した闘い方で判定勝利をものにしたホセ・ペドラサ。

スーパーライト級のタイトルの行方がどうなるか、まだもう少し不透明です。9/26、ジョシュ・テイラーが順当にルアワイキン(アピヌン・コーンソーン)を退ければ、4団体統一戦が既定路線。

そして4団体を統一したボクサーは、おそらくそのタイトルを返上するでしょう。

それまでは、そこに割って入れないと思いますが。

↓いよいよ今週末!テイラーvsコーンソーン!

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そして同日、国内外で注目試合が盛り沢山!

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楽しみですね!!! 

 

 

 

 

 

 

 

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