10/28のESPNのニュース。
Gennadiy Golovkin and Ryota Murata have agreed to a deal for a Dec. 29 middleweight title unification bout at Saitama Super Arena in Saitama, Japan, multiple sources told @MikeCoppinger. pic.twitter.com/571VNRcjVv
— ESPN Ringside (@ESPNRingside) 2021年10月27日
IBF世界ミドル級王者、ゲンナディ・ゴロフキンと、WBAスーパー世界ミドル級王者、村田諒太との対戦は、来週(11/1〜の週)に正式発表とのことです。いつ正式発表しますよ、ということは決定ということでいいでしょう。
ネットというものは、いつも情報がフライング気味です。(そしてそれに乗っかる私。笑)
ともあれ、我々日本のボクシングファンにとっては待ちに待ったニュースですね!
↓以前の「対戦合意」のニュースを受けての記事
この記事を書いたのが1ヶ月以上前なので、そこから1ヶ月、我々はまだかまだかと待っていたわけですね。
それよりももっと以前から、この試合は(日本のボクシングファンから)切望されており、このときのニュースで「10月初旬」に正式発表とのことでしたが、遅れに遅れて結局は11月初旬。
合意以後の発表は、DAZNとゴロフキンとの間に問題が発生している、とのことでしたが、これは十中八九ファイトマネーの問題だったのでしょう。
先週時点でゴロフキンとDAZNの間に金銭面で問題発生と聞きましたが、ESPNによると解決したよう(未確認ですが、記事によるとGGG側の譲歩の模様)。場所は一時有力視された神戸でなくさいたま ゴロフキンは村田戦に同意もDAZNとの間に問題発生 - スポニチ Sponichi Annex格闘技 https://t.co/6lG8xgUKU4
— daisuke sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) 2021年10月27日
これはゴロフキン側が譲歩した、との杉浦大介さんの情報。
ゴロフキンも39歳、キャリアの停滞を避けたければ、多少のファイトマネーの減額は致し方ない、というところかもしれません。
GGGに「挑む」村田諒太という構図
場所も、当初神戸のノエビアスタジアムということでしたが、さいたまスーパーアリーナというのが最新情報。
12/29というのが日程の最新情報ですが、おそらくこれは現地時間(つまり日本時間)のことだと思いますが、どうなんでしょうか。
もしアメリカ時間にあわせれば興行の開始は午前中、昼過ぎくらいにメインが始まります。そしてそこを無視すれば、夕方に開始、夜にメインとなるはずです。
日中開催はありがたいですが(どうせこの日は休みを取るので)、この村田vsGGGをアメリカ時間に合わせるか、というとどうなでしょう。
アメリカでの話題としては如何せん低く、村田と闘うGGGに批判も多いでしょう。これが残念なことに世界の評価。
村田諒太は、ラスベガスでのロブ・ブラント(アメリカ)戦で手も足も出ず敗北したことが非常に痛い。それを現地のファンが目の当たりにしたことで、もしかすると「無名の王者」から「弱い王者」へのさらなる格下げがなされているのかもしれません。
ブラントに痛烈なリベンジを成し遂げますが、それが話題になったことは結局は一瞬のもので、もし村田が外国人ボクサーであったら、私達日本のファンも「村田は誰とも戦っていない」と言っていたかもしれません。
しかも、ブランクは2年。
私は、「出身が同じ」というだけでそのボクサーを応援する理由に十分すぎるほど足りる、と思っています。だから、村田を応援します。GGG戦締結の批判なんて関係なく、全てはリングで示せば良い事だと思っています。
↓「同郷」というだけで応援しようと決めたボクサーもいます。
同郷ボクサーを探してみました。
— 信太 (@shintaboxing) 2021年10月6日
超ど田舎なのでいないと思っていたらなんと1人いました。
しかも現役でした!
しかもなんと、今年度の西日本新人王だった!
11月の西軍代表決定戦、応援するっきゃない!
全然知らなかった事は恥じますが、やっぱりこのサイトは素晴らしい😄 https://t.co/epW7mvyaWT
ということで、実績的にははるか雲の上の存在であるゴロフキンに、統一戦とはいえ「挑む」かたちの村田諒太。ここは当たって砕けろ、の精神でがんばってもらいたい。
勝利できる可能性は非常に低いかもしれませんが、相手も同じ人間、IBF6位のタイ人が井上尚弥に挑むよりもよっぽど可能性は大きいはず。
たどりついたGGG戦
村田諒太は、ボクシング界において近年まれに見るスターです。
ロンドンオリンピックで金メダリストとなり、しっかりと敷かれたレールを歩いたとはいえ山あり 谷ありの戦歴の中で見事世界王者となり、たくさんの感動を届けてくれました。
日本人で、
オリンピックのミドル級で金メダルを獲得したのは初。
金メダルを獲って世界王者となったのも初。
ミドル級世界王座の防衛をしたのも初。
疑惑の判定で手に入れたタイトルはするりと両手から抜け落ち、アメリカでの顔見せと選んだ相手には完敗。
しかしそのそれぞれの敗戦から蘇り、嵐の夜に日本人として2人目の世界王座の獲得と、魂のこもったラッシュで大感動の王座返り咲き。
↓村田のキャリア振り返り記事
GGGvs村田は、オッズとしてはGGGの圧倒的優位が予想されます。それでも何かが起こる可能性はあります。それがボクシングというものだからです。
正式発表を待つ試合
はてさて、このGGGvs村田というのはずーっと前から噂のあった一戦で、紆余曲折を経てようやく正式発表にたどり着きました。
そして我々日本のボクシングファンが待ち望んでいる試合の噂、正式発表を待っている状態の試合を確認していきます。(すべて現地時間、希望としては年内、日本人ボクサーが登場)
11/27 勅使河原弘晶vsマーロン・タパレス
もう11月に入ってしまうんですが。。。何かあるんでしょうか。是非決まってほしいですね。
12/14 井上尚弥vsアラン・ディパエン
IBF公式サイトに載っているということはもういいんでしょうが、これもなかなか正式発表がこないですね。
12/31 井岡一翔vsジェルウィン・アンカハス
こちらは最近出たニュース。こちらも交渉中と報じられていますが、アンカハスほどの王者が隔離やら色々ある日本に来てくれるかどうか。まあ、でもGGGが受けてくれたということは可能性はあるのでしょうね。
これは決まってほしい。井岡にとってもアンカハスにとっても過去最強の相手となるかもしれませんし、互いに評価を高めるためにはうってつけの相手です。
京口紘人vsエステバン・ベルムデス
WBAから指令のあった、団体内統一戦。年内かはわかりませんが、ワタナベジムも契約が切れていなければ日本ではTBS系列、井岡vsアンカハスのアンダーカードに組み込まれる可能性はありますね。もしくはDAZNつながりでGGGvs村田のアンダー。この交渉期限は11/1とのことなので、対戦に同意しない場合は入札になるそうです。
ウィルフレド・メンデスvs谷口将隆
WBOミニマム級タイトル戦は、最低価格80,000$(910万)での入札が行われましたが、入札するプロモーターはいなかったそうです。これはめちゃくちゃ悲しいですね。。。日本で何とかならんのか。テレビマネーが引っ張れないと難しいのか。
再入札は最低価格を40,000$に下げて行われるとのことで、それがこのブログを書いている本日(10/28)のようです。さて、どうなるか。
尾川堅一vsアジンガ・フジレ
IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦は、GGGvs村田のアンダーカードに組み込んでほしいカードです。フジレが日本に来てくれるかどうかがカギとなりそうですが、果たして。。。
※追記
尾川vsフジレの王座決定戦は、11/27テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJrのアンダーカードに組み込まれるようです。こちらはDAZNで生配信予定。
中谷潤人も年内にもう一戦したい、ということでしたが、ラブコールを送っていたフリオ・セサール・マルティネスは11/19にリングに上がる事が決定してしまいました。
中谷もプロモートは帝拳プロモーション、可能性としてはGGGvs村田のアンダーカードに登場してもらいたかったボクサーですが。。。
ということで、今回のブログは午前中暇だったので思いつくままに書いた記事。いつもと違って速攻アップしようと思います。
来週の正式発表が楽しみ、そしてもう2ヶ月切っているので、アンダーカードも水面下で動いていることでしょう。メインの正式発表後、間をおかずアンダーカードの発表もあると思うので気が抜けませんね!楽しみです。