信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】いよいよLIVE BOXING第4弾!大注目の那須川天心vs与那覇勇気と、試合順の発表!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

いよいよ発表されました、4/8(土)LIVE BOXINGの試合順。

発表当初、大きく騒がれた那須川天心vs与那覇勇気の試合はメインイベントではなく、第三試合とのこと。

これはボクシングファンにとっても非常に納得のいくものかもしれませんが、この発表がここまで遅かったのはチケットの売れ行きでも見ていたからなのかもしれませんね。

もしかすると、チケットがあっという間にさばけたならば、「那須川効果」としてメインイベントになったのかもしれません。

ともあれ、まだチケットは余っているようなので、みなさま現地でお会いしましょう。

ということで今回のブログは、那須川天心vs与那覇勇気のプレビュー。

 

4/8(土)LIVE BOXING

那須川天心(帝拳)デビュー

vs

与那覇勇気(真正)12勝(8KO)4敗1分

キック界で「神童」と呼ばれた那須川天心、大注目のボクシングデビュー戦。これだけの注目を集めて、ボクシング界に来てくれてありがとう、です。

井上尚弥でもデビュー戦でここまでの注目は集めていなかったし、同じくキックから転向した武居由樹もそう。近年でいうと、村田諒太のデビュー戦は一般まで広く注目を集めた事がありましたが、あれは金メダル効果でしたから、今回の那須川もそれに準ずる注目度があると言えます。これはすごいことですね。

那須川天心が「ボクシングで通用するか否か」という議論については、はっきり言って既に無意味なところまで来ています。

ほんの少しの動画を見れた南出仁(セレス)とのプロテスト、Amazonプライムビデオでの特集で結構ちゃんと見せてくれたスパーリング、そして先日ガッツリ見せてくれた福井勝也(帝拳)との2Rのスパーリング。

素晴らしいパフォーマンスを見せた那須川天心が、ボクシングという競技で通用しないわけはないでしょう。

焦点は、今後那須川天心が一体どこまで行くのか、ということです。

 

那須川天心ex福井勝也

これは以前に書いた記事をそのまま載せますが、このスパーリングが行われたのは4/1、試合の一週間前です。試合の一週間前にこの動きができるということは、やはりこのスーパーバンタム級では減量については余裕がある、と考えて良いと思います。

やはり、主戦場はバンタム級でしょうか。

さて、肝心のスパーリングの観戦記。

やっぱり天心はオーソドックスの右ストレートの打ち終わりに左ストレートをあわせるのが得意なようで、このカウンター(というかリターン)についてはこれまでのスパーリング映像でも散見されていました。

素晴らしいカウンターセンスの持ち主ですね。踏み込みも非常に鋭く、1段、2段とステップも変えるので、相手にとってはちょっとタイミングも読みづらいでしょう。

更に左ストレートは迫力充分ですね、フォロースルーもしっかりと効いた良いパンチ、ただフォローするーが効いている分、打ち終わりからの戻りはやや遅い。この辺を与那覇が突けるのかどうか。

 

あとはやっぱりディフェンスは素晴らしい、反応も素晴らしいですがダック、スウェーの動きが速い。以前誰かが天心は塩漬けにするボクサーだ、みたいなことを言っていた気がしますが、そうは全く見えませんね。自ら攻める事もできるし相手に合わせることもできる、これは非常にバランスの取れたボクサーファイターに見えます。その中で、ディフェンスから組み立てる事ができるボクシングだと言えばそうなのかもしれません。

奥手のダブル等も含めて、非常にアングルと回転力もある。これは、強い。

疑いのないようなセンス、やはりリング慣れや度胸、どれをとっても一級品の那須川天心。

しかし、ボクサーというものの真価は、「本番のリング」に立って見ないとわからないのもまた事実。

那須川天心が噂通りの、いや噂以上の実力を見せつけて与那覇勇気を倒すのか、それとも与那覇が意地を見せるのか。

 

那須川天心はどんなボクサーか?

よく言われていたのは、那須川はかなり塩分濃いめのスタイル、というような噂だったと思います。ただ、スパーリングを見る限り、自分から行くべきところは行くし、自らプレスをかけるし、フェイントを使って自分から仕掛けてボクシングを形作って行けるボクサー。

ディフェンステクニック、カウンターは言うまでもないほど上手く、たしかにこのボクサーが完全にアウトボックスに回るとかなり怖い。

アンジェロ・レオ(アメリカ)とのスパーリングではしっかりと足を使って回るスタイルでレオとの距離をしっかりととっていましたが、ルーキーたちとのスパーでは自ら攻めていた姿が印象的で、やはり様々なものが高いレベルで融合したオールラウンダー。

まあ何よりもスピードが素晴らしいのはもちろんのことですが、そのスピードを十二分に活かしたフェイント、更にタイミングというものが素晴らしい。このタイミング、というのが、一拍早かったり一拍置いてみたりと自在であり、これはかなり厄介です。相手としては思ってもいないタイミングで那須川のパンチ(これは主にジャブですが)が飛んでくる、というのはかなりきつい。

 

変則ファイター、与那覇勇気

そしてその那須川天心の相手は、与那覇勇気。

非常に華のあるボクサーで、アマチュアからしっかりとした実績を残してきたボクサー。

プロデビューは2013年、B級でデビューした与那覇は、プロデビュー4戦目でのちの日本王者、奥本貴之(当時グリーンツダ)に判定負けで初黒星。

この初黒星後の再起戦でもフィリピン人ボクサーを相手に判定負けで連敗を喫してしまいます。そしてこのあと4連勝も、長嶺克則(当時マナベ)に初のKO負け、グローブを吊るし、当時から所属していた真正ジムでトレーナーとなりました。

しかし、そこから3年後、カムバック。

再起戦こそドローでしたが、その後は3連続KO勝利を含めた5連勝。

その中で、引退前には為し得なかった日本ランキング入りを果たし、更には日本王座挑戦権の決定戦にも出場。この試合は南出仁(セレス)に惜しくも敗れてしまいましたが、いつ日本王座に挑戦してもおかしくないボクサー。

 

常にプレッシャーをかけ続けられるボクサーで、これこそがオキナワン・ファイター。かつてのボクシング大国の系譜を辿るようなファイタースタイルながらも、そのガードはやや甘く、被弾も多い。ここで与那覇の強さというものは、打たれながらも打ち返すそのハートの強さにこそある、と言えます。

打たれるとガードする、が当然なのですが、この与那覇はもらいながらでも打ち返せます。もらう前提で打ち返す、とか、相打ちのタイミングで振り抜く、とか、こういうスタイルというのは実はスパーリングでは体験しづらいもののはず。

スパーリングはあくまでもトレーニングなので、イチかバチかの無茶はしないはずで、こういうタイミングでパンチが出てくる事が那須川にとっては初めてのことなのかもしれません。そう考えると、与那覇はいつもどおりのボクシングが吉、でしょう。

与那覇勇気、現在日本バンタム級4位。日本のボクシング界を背負って、「黒船」那須川天心を止めてくれ、とは思いません。

しかし、この与那覇勇気というボクサーは、沖縄出身のボクサー、あの金城監督の教え子なのです。金城監督が育てた、最後の高校王者、それが与那覇勇気。与那覇はその後、大学進学後も金城監督からの教えを受けています。

今回の解説には具志堅用高氏が来るらしいが、その辺のことがしっかり伝えられているのかどうかを少し心配しています。もしテレビ局が伝えていなくても、村田諒太氏がちゃんと伝えてくれるか。

 

ともあれ、私は那須川天心に期待をしているし、そのポテンシャルはものすごいものだと思っています。どうか存分に、ボクシングのリングでも暴れまわってほしいと。

しかし、相手が与那覇勇気であれば、ちょっとここは与那覇を応援しなければいけません。

「ボクサー」として、那須川天心にはまだ思い入れがありません。

しかし、この与那覇を倒す事ができたならば、「与那覇に勝ったボクサーだから頑張ってもらわないと」ということで応援していくわけです。これは当然、逆もまた然り。

一般の人たちから見ると、「勝って当たり前」の那須川天心、そして一晩でヒーローになれる与那覇勇気。この二人の置かれる状況や、プレッシャーや、そしてこの試合の勝者がいかにすごいのか、これはボクシングファンにしかわかりません。

この試合の素晴らしさがわかるボクシングファンで良かった、そんなふうに思いながら、当日は楽しみたいと思います。

 

試合順!!

さて、そして引っ張って引っ張って、忘れた頃に出てきた試合順。おおよその時間も発表してくれているところが非常にありがたい。

ちなみにこの第1試合の前に、アマプラでは放送されない試合が一つあり、それは15:30の開始です。

第1試合 キコ・マルティネスvs阿部麗也(16:00〜)

boxingcafe.hatenablog.com

第2試合 佐々木尽vs小原佳太

boxingcafe.hatenablog.com

第3試合 那須川天心vs与那覇勇気(18:15頃)

※おそらくこの18:15は、待ち時間を作ってでもあまりずれないと思います。

 

第4試合 井上拓真vsリボリオ・ソリス(19:00頃)

boxingcafe.hatenablog.com

第5試合 寺地拳四朗vsアンソニー・オラスクアガ(20:10頃)

boxingcafe.hatenablog.com

しかし改めて見ると全部メインイベントですね。

これは疲れそうです。

私は当日、その日のうちに帰らなければならないので、今回は車でクソ行きにくい有明アリーナまでいきます。

そして、もう一度いいますがチケットはまだ余っています。

みなさん、会場で会いましょう!!

放送・配信

Amazonプライムビデオ presents 4/8(土)「LIVE BOXING」は16:00からの放送開始。

話題の5試合はすべて生配信の対象のようです。

現在Amazonプライム・ビデオでは、那須川天心デビュー戦直前スペシャルも配信中!

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