さて、カネロvsクロフォードウィークは、ウィークデイから世界タイトルマッチがあるという豪華さです。
世界タイトルマッチとはいえどもやはり話題性が低いのが現状ですが、我らがアンソニー・オラスクアガが出るのであれば見なければなりません。
アンソニー・オラスクアガがいくら日本で人気、とはいっても、単独の世界戦興行は難しい。それはトニーに限らず、日本人ボクサーでもほとんどがそうで、大きな興行に組み込まれることがなければ赤字を覚悟しなければならない状況ですね。
ここ数年で単独世界戦興行ができたのは矢吹ぐらいでしょうか。その矢吹もプロモーターに恵まれず。。。という感じですが。
さて、今回のブログは、そんな矢吹の対抗王者となるオラスクアガ、米国での防衛戦の観戦記。

↓プレビュー
9/11(日本時間9/12)アメリカ・ラスベガス
WBO世界フライ級タイトルマッチ
アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)9勝(6KO)1敗
vs
ファン・カルロス・カマチョ(プエルトリコ)19勝(8KO)1敗
天井は高いですが、小さな会場ですね。車が飾ってあるほどスペースに余裕があります。チケットはリングサイドのみかもしれませんね。なんだか自由な雰囲気はアメリカっぽい。
リングは余分な宣伝が入っておらず、「RING」と「UNDERDOG」の文字のみで、良いですね。ボクサーのトランクスもそうですが、いつからボクシングというのはどこでも宣伝をつけるようになってしまったのか。。。
ともあれゴング。
まずプレスをかけるのはオラスクアガ。プレビュー記事でも書きましたが、このプレスとパワーでなんとかできる相手であれば、そう難しくはないでしょう。
カマチョはサークリングしながらまずは見ます。ステップはよく、ガードを高く掲げ、時折ジャブ、ボディをリターン。
オラスクアガはパワージャブで距離を詰め、インサイドで戦うことを試みますが、カマチョもなかなかジャブが良いですね。
カマチョのコンビネーションに対してオラスクアガは力強い左フックをリターン、ちょっと力みが見えるか。リングを大きく大きく使うカマチョ、グイグイとプレスをかけるオラスクアガ。想像通りの展開と言えますが、まだ趨勢はわかりません。
2R、1段ギアを上げたように見えるオラスクアガですが、カマチョも同じくギアアップ。ジャブは当たると見てパワージャブになっており、大振り気味のオラスクアガの打ち終わりにリターンは怖いタイミング。
中盤、カマチョの左アッパーに対して左フックカウンターのオラスクアガ、当たりは浅い。後半に入ろうかというところで距離がつまりはじめ、これはオラスクアガの距離!
この近い距離からオラスクアガは上手くアッパーをヒット、上体の動きが良いカマチョですが、その後のジャブからのアッパーも浴びてしまい、これはダメージあるか、ロープに後退!
強打で攻めるオラスクアガ、激しく上体を動かして逃れつつ、なんとかカウンターを狙うカマチョ!
この上体の柔らかさは脅威ですが、オラスクアガのパワーは芯を外しているカマチョのディフェンスを圧倒的に上回り、カマチョはどんどんダメージを蓄積!手が出なくなったところでレフェリーがストップ!
アンソニー・オラスクアガ、2RTKO勝利!!!
嵐のような連打で圧倒でしたね、アンソニー・オラスクアガ!立ち上がりは良かったし、2Rの序盤はこのままアウトボックスしてしまうのではないか、というパフォーマンスを見せたカマチョでしたが、それが続いたのはわずかな時間でした。
アンソニー・オラスクアガは、やはり破格のパワーを持っており、しかもそのパワーパンチを連打できるという特性を持っています。これはやはり怖いボクサーですね。
そして今回の戦いでは見られませんでしたが、京口戦ではそのリングIQすらも披露しています。
オラスクアガはこれで母国アメリカでの初防衛、非常に良い形でクリアしました。
今後の戦いも楽しみですね。

FLY!FLY!!FLY!!!
さてさて、もっと評価されてほしいアンソニー・オラスクアガ。
リングマガジンのフライ級ランキングでは8位、正規のWBO王者で3度の防衛をこなし、元2階級制覇王者を降しているのですから、もっと評価されても良いはず。
1位はリカルド・サンドバル、これは拳四朗に勝利したから仕方がないとして、その拳四朗と互角の勝負をしたユーリ阿久井政悟が続き、次に矢吹正道。
ガラル・ヤファイはまだ戦績に「1敗」とついたままで、これは不憫でなりませんね。PEDボクサーと戦ったことで気持ちが切れていなければ良いですが。
アンヘル・アヤラの実力には個人的には懐疑的で、アルバラードの実績は認めますが、そのアルバラードに負けたトビアス・レイジェスもまだ実力は未知数と言えます。そして10位に飯村樹輝也、つまりは4/10が日本人という大豊作です。オラスクアガも入れれば半分。
今後で言えば、WBA・WBCの統一王者であるリカルド・サンドバルに対し、WBCが暫定王者のガラル・ヤファイとの指名戦をオーダー。これは拳四朗時代にやっておいてほしかった戦いですね。
拳四朗は、というと復帰の意欲で、目指すはサンドバルへのリベンジ、とのことで、この再戦が組まれれば拳四朗が返り咲きの可能性は高いと見ます。
あとはユーリ阿久井の復帰戦がいつになるのか、そして、王座返り咲きなるか、というところが見ものですね。矢吹vsユーリ阿久井2なんていうこともあるのでしょうか。
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