信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ダイヤモンドグローブ!吉野修一郎vs細川バレンタイン他を視聴!【観戦記】

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ようやく見れた、注目のタイトルマッチ。

アジア無敵、絶対王者・吉野修一郎(三迫)に挑む元日本スーパーライト級王者、細川バレンタイン。

バレンさんは非常に応援したくなるボクサーですが、吉野には日本のライト級を託したい思いもあります。どちらを応援するか非常に迷う一戦ですが、ここは予想不利な細川バレンタインを応援です。

今回のブログは、ダイヤモンドグローブの観戦記です!

 

↓プレビュー

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この日は公式戦としては2試合。そしてエキシビジョンが1試合、観客有りで行われました。

第一試合 63.0kg契約 6回戦

藤田裕崇(三迫)vs中村堅亮(BMB)

↓フルファイト動画

https://www.youtube.com/watch?v=-1xjWhqRutc&feature=emb_logo

 

名古屋大橋ジムでプロデビューした藤田は三迫ジム移籍初戦&昨年の全日本新人王決定戦でのTKO敗けからの再起戦です。

藤田はそのハードパンチを活かした強気のボクシングが持ち味です。

開始後、速いジャブ、探りの右ストレートを繰り出したあと、強い左フックがヒット!中村はジャブを警戒してか両手を前に出すディフェンスをしてしまったので、その左フックの喰ってしまいましたね。

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脱力からヒットの瞬間に力を込める、素晴らしい左フックでした。

この左で中村はストップ。藤田が1R19秒でTKO勝利。すごいです。

 

そして先日45秒TKO勝利した佐々木尽が宣戦布告!これはおもしろい6回戦になりそうですね。実現に期待!

↓A-SIGN興行に登場した佐々木尽はこの興行のMVPを獲得。 

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エキシビジョンマッチ 2R

寺地拳四朗(BMB)vs勅使河原弘晶(三迫)

↓ハイライト動画

https://www.youtube.com/watch?v=P8vjL5QrmjY&feature=emb_logo

WBC世界ライトフライ級王者、寺地と世界を狙うスーパーバンタム級上位ランカーで東洋太平洋王者、勅使河原のエキシビジョンマッチ!

4階級差の1戦。ともに距離を大切にするボクサーでもあります。まずは開始30秒で勅使河原が師匠、輪島功一ゆずりのカエル飛びを繰り出します!その後も突然の右、大振りのフックとセオリーにない動きでいつも通りの勅使河原。パンチもかなり強く打ち込んでいるようです。

 

勅使河原の深いダッキング(カエル飛びの予備動作)のあと、拳四朗も同様の動きをするというエンターテイメント。

しかしエンターテイメント性だけでなく、拳四朗はしっかり右を打ち込み、勅使河原も迎え撃つ!かなり本気の打ち合い。しかし4階級上の選手とここまでしっかり打ち合える拳四朗とはいったい。。。

ダイジェストなので急に時計が進みますが、終盤には拳四朗が勅使河原のお株を奪うような踏み込みながらの右ストレートをクリーンヒット。

これはかなり見応えのあるエキシビジョンスパーリングでしたね。

拳四朗は前回の堀川謙一(三迫)とのスパーリングの際もそうでしたが、結構普段の体が大きいです。13度の防衛記録を抜くには減量がネックになってきそうな気もします。そういう意味でいうとこのコロナショックのブランクは大きいですね。

勿論防衛記録を更新する姿は観たいとは思いますが、13度防衛に固執せず、体重がきつくなったら転級も視野に入れておいてもらいたいですね。

 

日本・OPBF東洋太平洋・WBOアジア・パシフィック ライト級タイトルマッチ

吉野修一郎(三迫)vs細川バレンタイン(角海老宝石)

↓フルファイト動画

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=QJjleHLy_vU&feature=emb_logo

 

世界を伺う吉野、まだまだ元気な39歳、細川。この注目の対決は、吉野が闘いたい相手として細川の名前を挙げた事からはじまりました。

実績、実力からいえば吉野優位は動きません。しかし、意地を見せられるか、細川。

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両者ハイガードのスタイル。第1R、吉野は慎重です。長いジャブを効果的に使い、距離をキープ。身長、リーチに勝る吉野は細川を懐に入らせず、この終盤には強い右を振っていきます。ともに調子は良さそうです。

吉野は1Rにも左フックを当てました。その左フックとジャブ、そして真っすぐ伸びる右ストレートが大きな武器となり、細川はなかなか距離を詰められません。2R終盤には細川の右スイングが浅くヒット。しかし少し攻めあぐねている感じもします。

3R、互いの左フックが危険なタイミングで交錯!徐々に距離が近くなってきた両者。細川はジャブをかわすことに勝機がありそうです。細川は吉野の右を警戒し、左ガードはガッチリ。

4R、ジリジリとプレッシャーをかけ、踏み込むタイミングを測る細川。吉野はサークリングしながらジャブ、左フック、左アッパー、そして右ストレート。互いに速く、パワフルなパンチが繰り出されます。

途中採点は40-36、39-37×2で吉野。もっと競ってても良いような気がします。

吉野はこの闘い方でよくて、細川はよりプレッシャーをかけなければならなくなった5R。細川の入り際に何度かバッティング。ここで吉野がさほど動じないところに吉野の集中力、気持ちの強さを感じます。やはり強い王者です。

6Rに入ると吉野もガードを固め、頭を下げて接近戦を挑みます。身体で押していく吉野に対し、細川が下がってしまいます。細川は手数も減り、ついには吉野の連打を浴び後退!その後も吉野は右で細川の体を持ち上げ、左フックをヒット。吉野が打ち勝ったラウンド。

 

7Rも王者は前に出ます。それを迎え撃つ細川、両者ともに手数も増え、試合は激戦へ!このラウンドも良しのがクリーンヒットで上回ります。

8R、細川は前半に比べるとやや左ガードが下がってきたのが気になりますが、近づいてボディを打ちます。しかし細川が打ち込むと吉野はうまくサイドにまわり、後続打を打たせません。

このラウンド終了後の途中採点は79-73×2、80-72で吉野。

ダウンを奪わなければ挽回不可能な点差。細川にとっては酷な採点結果です。

吉野はステップを使いながらも、細川の入り際に合わせてパンチを打ち、その後コンビネーションへつなげる非常に上手いボクシング。細川は全く諦める素振りを見せず、気迫のこもったパンチで前に出ます。

10R序盤、吉野は速いコンビネーションで細川を攻め立てます。ポイントで大きくリードしているにも関わらず、倒しに来る吉野!終盤にも細川を下がらせ、細川は一時防戦一方に!

11R、ポイントで圧倒的なリードを保ちながらも、全く集中を切らさない吉野。明らかにKOを意識した戦いかたです。細川は吉野の手数におされ、なかなか手が出ません。しかし一発一発を強く打つ細川のパンチにも、まだ気力は宿っています。

 

ラストラウンド、倒すしかない細川。最後までしっかり自分のボクシングを貫きながらも、やはりKOを狙う吉野。吉野がKOを狙い、前に出てくるなら細川にもチャンスは充分にあります。しかし吉野、集中を切らさず、コンビネーションを主体に攻め込みます。

結果は3-0の大差判定で吉野に凱歌があがりました。

史上初となる、3冠の防衛。試合終了直後から会場には大きな大きな拍手。

ポイント差は大差がつきましたが、細川の粘りも驚異的なもので、ポイント差ほどの差は感じない名勝負でした。

両者ともハートが強く、ポイント的には完勝ながらも12R中一瞬も集中力を切らさなかった吉野修一郎と、いつも通り、いやいつも以上に熱いハートを見せつけてくれた細川バレンタイン。その諦めない心の強さには感動を覚えます。

 

今後のライト級戦線!

吉野vs細川が決着!日本、アジアの地域タイトルの移動はありませんでした。そしてもう一つのライト級頂上決戦は、既に発表されている11/5。

元WBO世界スーパーフェザー級王者である伊藤雅雪(横浜光)と、現OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者である三代大訓(ワタナベ)がぶつかります。

 

この試合の勝者と、吉野が本当の頂上決戦となると明確にライト級の日本人ナンバーワンボクサーが決まる事になります。

その頃、コロナがある程度収束し、もし世界に挑戦できるとしたら、夢のある話です。

楽しみですね!!

↓過去のライト級挑戦の歴史

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