信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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生観戦、勅使河原弘晶vs河村真吾!久々に後楽園ホールへ行ってきました。【観戦記】

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行ってまいりました!久々の後楽園ホール。

 

1Fで取り置きしてもらっていたチケットを受け取り、その場で名前と電話番号をチケットの半券に記入。5Fへ上がって、いつもと違う入り口から入場。

その入場の前に体温を測り、流れで会場へ。

↓今回の出で立ち。

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いつもと違う雰囲気ですね。会場はソーシャルディスタンスを確保するため、一席ずつ空いています。声を出しての応援はNG、応援は拍手で、との注意。

尚、この試合は10/11(日)26:00からフジテレビで放送予定。関東ローカルです。

58.0kg契約4回戦

齊藤歩志(川崎新田)vs遠藤裕介(湘南山上)

身長差のある両者の対決。長身の遠藤はジャブを突き、いきなりの右ストレートで先制。内に入り込まなければ勝負にならないとばかりに齊藤は低い姿勢からフックを放って行きます。

しかし遠藤は長い距離から右ストレートをボディに散らし、優位に立ちます。

2Rにはボディを嫌がるそぶりを見せる齊藤に、遠藤は右アッパーを効果的にヒット。効いているのか、手数が少なくなってくる齊藤。

 

ジャブ、左フック、上下への打ち分けと完全にペースを掌握した遠藤が、最後は左ボディを決めてフィニッシュ!

遠藤雄介の3RTKO勝利!

遠い距離から冷静に齊藤の攻撃を見極めた遠藤、自分の思い通りのボクシングができた感じがしましたね。ファイタータイプの齊藤にとっては、パンチも力強く打てる長身の遠藤は苦手な部類に入るかもしれません。

これで2勝(2KO)2敗1分と、5分に星を戻した遠藤。基本もしっかりしていて良いボクサーです。今後に期待! 

スーパーバンタム級4回戦

海野利樹(伴流)vs脇一隼(北澤)

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青コーナー、脇はものすごく不器用そうなボクサー。リングに上がった後や選手コールのときもじっと動かず、不思議な感じがします。いざゴングが鳴ると、ガードを高々と掲げ、前進してフックを振り回します。対する海野は器用そうなボクサーで、サイドに回りつつボクシングを展開。ジャブ、ボディストレートが良いです。

既に完全にペースを握った海野、コンビネーションもスムーズです。海野の陣営からは「打ち合うなよ」という指示が盛んに飛んでいます。それほど、脇の一発一発は重そうです。その指事を守った海野、2R終盤に脇の入り際に左ストレート?を当て、脇は尻餅をつくダウン!

 

3R、思い出したかのように頭を振り始めた脇。しかし海野は冷静で、速い。そのスピードについていけない脇に海野は左ボディをヒット!完全に動きが止まった脇!追撃に出た海のですが、ここでレフェリーがストップ!

海野利樹の3RTKO勝利!

1試合目もそうでしたが、好対照な両者。無骨な昭和のボクサーの匂いを漂わせた脇は、もしかすると会場にいたおじさんたちが心の中で応援してしまったかもしれません。馬力勝負の展開になれば分かりませんが、今後も付き合ってくれるボクサーはいなさそうです。

さて、海野。デビュー戦黒星から、これで2連勝、2勝(1KO)1敗としました。スピード豊かなボクサーです。

 

スーパーフェザー級8回戦

中川兼玄(三迫)vs源大輝(ワタナベ)

元王者を含め、ランカー相手に3連勝。昇り龍の勢いの中川。そして元日本フェザー級王者で、前回の挑戦者決定戦で敗れて再起をかける源。

両者ともに負けられない注目のセミファイナルです!

まずはジャブの差し合いからスタート。源のジャブに合わせた中川の右クロスがヒット!両者ともに良いジャブを出しますが、やや中川の方が見栄えが良く見えます。

 

2R、源は打ち終わりに体が流れますが、そこを狙って中川がまっすぐの右ストレート、右クロス、フックからアッパー等、多彩な右を見せます。源対策がバッチリハマっている感じの中川。利き手である右のブローが多彩!終盤には源の左がヒットしますが、このラウンドは明確に中川。

3R、疲れなのか、効いているのか若干動きが鈍くなってきたように見える源。ペースを掌握した中川は、左ボディから右の打ち下ろしをヒット!上手い!

4R、源はややリズムを取り戻してきたかのように見えます。ただ、中川の右は変わらず良く、源もスリッピングアウェーで直撃を避けますが見栄えが良くないです。

 

5R、跡がなくなってきた源はペースアップ。右の被弾が減ってきて、後半につながる戦い方ができたラウンドです。左ボディも強烈、上に返せればもっといいですが、序盤にもらいすぎたダメージがありそうです。

6R、ぐっと距離が近くなり、火の出るような打ち合い!中川が技ありの右アッパーで先制します。終盤、源の右で一瞬動きが止まったように見えた中川でしたが、気持ちの強さを見せて力を込めて打ち返します!

7R、8Rも壮絶な打撃戦!中川の右ストレートを中心とした多彩な右に、源は左フックで対抗。両者ともに魂のこもったファイトを見せてくれます!

最終ラウンドの最後の最後まで、手数も減らずパワーも落ちない中川、勢いだけでは片付けられない実力を見せつけてくれたと思います。

 

78-74が二者79-75. 3-0の判定で中川兼玄の判定勝利

中川はこれでランカー相手に4連勝!そのうち元日本王者が2人。今回は4位(中川)と5位(源)の上位ランカー対決だったため、日本王座挑戦に大きく近づきましたね。内容についても一度掴んだペースを取り返されそうになったところを踏ん張っての完勝であり、次戦が日本タイトル戦でも驚きはありません。

三迫ジムの勢いはすごい。これで中川はA級昇格後、負けなしで10勝(5KO)6敗。黒星スタート、3連敗も経験しているボクサーが腐らず、これだけの実力を有することができるようになったのは、本人の努力はもちろん、ジムの力も大きい気がします。

中川兼玄、今後も大注目のボクサーです!!

 

メインイベント

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ

勅使河原弘晶(三迫)vs河村真吾(ミツキ)

圧倒的な内容で勝つ、という宣言をしている勅使河原。今、日本で世界に最も近いボクサーとしての期待を背負い、OPBF王座の4度目の防衛戦に挑みます。

挑戦者河村は竹原ピストルの「オーバー・ザ・オーバー」で入場です。

↓元アマボクサー、竹原ピストルについて書いた記事です。

boxingcafe.hatenablog.com

そしててっしーはいつもの通り踊りながら入場。細川バレンタイン(角海老宝石)がてっしーのニックネームを「Masquerade」にしては?と言っていましたが結構いいと思います。ただ、今回はコロナの影響か、お面はなし!残念です。

しかしリングインの際には自身の応援者たちに向かってパフォーマンスを披露。プロフェッショナルのエンターテイナーです。

 

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冨樫アナのリングコールは「Crush boy!勅使河原〜“てっしー”!ひろあき〜!」でした。どうしても「てっしー」と言いたいらしい。

開始ゴングを待つ間、背中が一回り大きくなったかと錯覚するほど、ヒットマッスルが発達しているのがわかります。身体も厚く、動きもキレています。

そしてゴング。

勅使河原はいつものように低いガード。細かいステップを刻みつつプレッシャーを与えます。この、何もしないで、更にノーガードで、プレッシャーを与え続けられる姿に既に圧倒されます。河村との距離を一定に保ち、河村が出れば引き、引けば出る。

そして時折放つ右ボディストレートは、静まり返った会場に大きな音で響きます。

 

勅使河原陣営、「顔の位置!」という指示が飛んでいます。これまで河村は結構な頻度でバッティングでの負傷判定というのがあるので、バッティングを警戒してのことのような気がします。

2Rに入ると、勅使河原はプレッシャーを与えつつ、右を起点としたコンビネーションで踏み込み、そしてワンツーのツーをボディに持っていき、主導権を確たるものにしていきます。

河村は負けじとがんばるものの、既に勅使河原の術中にはまり、為す術なしの印象です。

3Rも同様の展開、完全に支配領域を拡大していきます。

 

今日の勅使河原は、空振りしても体勢を崩しません。バランスがものすごく良くなっている用に感じます。河村との力量差だけではなく、重心の置き方が上手く修正されているように見えます。これが三迫効果か。

いつもは右を強振し、そのままダッキングするパターンや、バックステップしたらそのまま後ろに流れるパターンが散見される勅使河原ですが、この日は強く打っても前のめりにならず、バックステップも細かく、後ろに下がったと思ったらすぐ前に詰め、河村の追撃を出させません。

 

正に役者が違う、本人が言うように圧倒的な強さを明確に示していく時間が続きます。

4Rも完全に距離を支配した勅使河原。ここまで、ほとんど上体の動きを使わず、ステップのみでボクシングをしてきましたが、ここでようやく上体の動きも織り交ぜ始めます。

5R、河村が疲れを見せます。これまでのダメージと、多くの空振りによる疲労かもしれません。対する勅使河原はマイペース、挑発、師匠譲りのよそ見、等々、やりたい放題です。しかし河村も本当によくがんばります。被弾も多く、自身のパンチは空回り。心が折れてもおかしくない時間が続きますが、その心は折れず。

6R、距離が近くなったところで、恐れていたバッティングで勅使河原が軽く出血。しかしそこから勅使河原がワンツーを好打、そして猛攻!耐えきれず倒れた河村!立ち上がった河村でしたが、その後も勅使河原の猛攻にさらされ、ここでレフェリーがストップ!

 

勅使河原弘晶の6RTKO勝利!

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まさに圧巻のTKO勝利。世界を目指す勅使河原が、「圧倒的なスター性と強さを持って必ずKOで勝つ」と宣言していた通りになりました。

自身の展開として、中盤以降、6〜10Rのどこかで倒す、とも語っていましたので、もう預言者です。

細かなステップと、バランス。傍目に見ても進化したと感じるこの勅使河原というボクサーは、そのスター性で我々ファンをどこまで連れて行ってくれるのでしょうか。

個人的には初戴冠戦は日本でやってもらいたいな、と思っていますが、如何に。

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現在のスーパーバンタム級の世界王者

WBAスーパー・IBF統一王者

ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)

WBA王者

ブランドン・フィゲロア(アメリカ)

WBC王者

ルイス・ネリ(メキシコ)

WBO王者

アンジェロ・レオ(アメリカ)

IBF暫定王者

岩佐亮佑(セレス)

勅使河原はIBFで3位、WBCで7位というランクですが、IBFはアフマダリエフと岩佐が統一戦、というのがまずは既定路線。WBC王者はJBCに出禁をくらっているネリ。ネリは挑戦者決定戦を勝ち抜いたダニエル・ローマン(アメリカ)との一戦が決まっています。

 

個人的には、勅使河原が岩佐に挑む試合よりも、ローマンにネリを懲らしめてもらってローマンに挑む試合の方が見たい。日本人対決はお互いが持つ王座をかけて統一戦の方が絶対におもしろい。

WBAやWBOのランキングに入ってないですが、もし挑戦できるのであればフィゲロアはアツい。噛み合って、好ファイトになりそうな気がします。

どの王者に挑むとしても、てっしー応援です。その日が来るのが本当に楽しみ!

↓ブランドン・フィゲロアの最新防衛戦

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↓ルイス・ネリとダニエル・ローマンが競演。

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↓アンジェロ・レオの戴冠戦。 

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しっかりと健闘を称え合う両者。勝者と敗者は残酷なまでに異なりますが、勝っても敗けても互いに称え合うこの瞬間は大好きです。

田舎では「こんな時に東京に行くなんて」とか言われるのがオチなので、家族以外には殆ど言わず。10/8(木)は、たまたま休みの日でもありました。日帰りでしたが、行きに首都高で事故渋滞に巻き込まれ、迂回する勇気のない私はそのまま車内で我慢、行き6時間、帰り3時間を車の中で過ごしました。

ということで翌日(10/9)は首が凝ってまあ全く仕事になりませんでしたが、本当に素晴らしいボクシングが久々に生で見れて大満足です!

また次回の生観戦を楽しみにしたいと思います!!!

 

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