信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】タンク・デービスvsライアン・ガルシアは、伝説的ファイトとなる可能性を秘める。

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さて、春のビッグマッチ、ここに極まれり。

いよいよ、「全世界待望」といっても全く過言ではない、ジャーボンタ・デービスvsライアン・ガルシアの一戦がリリース。

ShowtimeとDAZNで中継されるこのPPVファイトは、12,000円弱という高額ファイトながらも全世界で飛ぶように売れるはずです。

このビッグマッチ、いやメガマッチを月額たったの2,500円程度で見られる日本のボクシングファンは本当に恵まれています。なぜ、日本にボクシングファンが少ないのか理解できませんね。

ということで今回は、日本ではWOWOW様様が中継してくれる、2020年代の「The Super Fight」、タンク・デービスvsライアン・ガルシアのプレビューです。

 

4/22(日本時間4/23)アメリカ・ラスベガス

ジャーボンタ・デービス(アメリカ)28勝(26KO)無敗

vs

ライアン・ガルシア(アメリカ)23勝(19KO)無敗

「無敗のスーパースター同士の夢の対決が実現します。パワフルなジャーボンタ「タンク」デービスの力と、スピードの「キング」ライアン・ガルシアが激突します。二人のボクシング界で最も人気のある選手たちが、攻撃的でダイナミックなファイトスタイルとカラフルなキャラクターを競います。果たして、タンクのパワーが勝利をもたらすのか、それともキングのスピードが優位を占めるのか。年間最大のボクシングイベントを見逃さないでください。」

というのが、Showtimeのサイトにあった紹介文をChatGPTで訳したものです。

もう多くの言葉はいらず、まさにこの通り、ではあるものの、タンクもパワーだけではないし、ガルシアもスピードだけではないのは明らかです。

タンクはその機動力がある上で、当然パワーもありますがキレがものすごいボクサーだと思っています。特に自身の身長の低さを活かしてなのか、あの直角に切り込むアッパーカットは恐ろしいなんてものを軽く超えています。

 

しかも、このタンクは(意外と?)リングIQがものすごく高いボクサーで、更に瞬発力が異常。集中した時のタンク・デービスを捕まえられるボクサーがこの世に存在するかどうかも怪しいものです。

対してライアン・ガルシアのリングIQは高いとは言えませんが、非常に愚直に思えるボクシング。ただその分、極めに極めた左フックという最強の矛を持っているから、試合が面白くなります。

実績的にも、我々のようないちファンが見た時の動きの上でも、タンク優位というのは見て取れはしますが、ガルシアの左フックがヒットしてしまう可能性も捨てきれない、それほどの当て勘を持ったボクサーだと言えます。

序盤、集中力を持ったタンクに、ガルシアの攻撃はなかなか当たらないでしょう。

ウェイトのこと(ウェイトはガルシア寄り、と思っています)もあり、今回は特にタンクは慎重な立ち上がりを見せるのではないでしょうか。タンクでも、ガルシアの左フックは警戒しているはず。

 

その慎重策を取るタンクに、ガルシアがプレッシャーをかけていく、という展開が想像でき、ロープまで詰まったところでタンクが一気に押し返す、みたいなアクションの多い展開になると思われます。

あとは常に左フックを当てようとするガルシアが、タンクの(頻繁にある)集中の切れ間にこれをヒットできるのかどうか。タンクが12Rにわたり集中力をキープするというのは不可能に近いと思っているので、ガルシアにも十分にチャンスを作れる展開ではあります。

ただ、お世辞にも打たれ強いとは言えないガルシアが、タンクのアッパーカットやカウンターに沈む画も十分に想像できます。

試合自体も非常に見応えのあるものになることが確実で、KO決着も必至と言える今戦、更には両者のファンの多さを考えると、PPVの金額が倍だったとしても売れまくるのでしょう。

もう戦う前から年間最高試合という声が上がってもおかしくはない一戦ですね。

 

現代のフロイド・メイウェザーJr.vsオスカー・デラホーヤ?

タンクはたしかにメイウェザープロモーションに所属してはいましたし、同じくアフロ・アメリカンではありますが、ファイトスタイルは異なるものです。ライアン・ガルシアはゴールデンボーイ・プロモーションに所属しているし、同じくヒスパニック系のアメリカ人ではありますが、こちらも同じくファイトスタイルは異なります。

何よりもメイウェザーvsデラホーヤのときは、既にデラホーヤは斜陽、4敗しているという状況でもありました。

この表現は適切とは言えませんね。

 

現代のレイ・レナードvsトーマス・ハーンズ?

両者ともに勢いのある時にぶつかった、この「シュガー」レイ・レナードvsトーマス「ヒットマン」ハーンズ。

当時レナードはロベルト・デュランに1敗していましたが、リベンジ済み。誰かの言葉を借りるのならば、実質無敗。

構図としてはこちらの方が近いのは、闘う両者が全盛期、もしくはそれに近いところに位置しているはずだからです。

このレナードvsハーンズという伝説的ファイトは、40年以上経った今でも語り継がれるスーパーファイト、結果こそレナードの14RTKO勝利ではありますが、それまでのポイントはハーンズが若干リードしていた、という内容。

 

期待。

当然ながらどちらも負けるつもりは毛頭ないこの無敗のスーパースター同士のメガ・ファイトには、伝説的ファイトを期待しています。

フルトンvsイノウエ、ウシクvsフューリー、スペンスvsクロフォード、期待される無敗ボクサー同士のメガファイトは数多あれど、ここまで試合内容まで期待させてくれるメガファイトはそうそうありません。

ともに負けられない意地がある中で、きっと最高のパフォーマンスをみせてくれるはず。この無敗同士の対戦というのは、いずれかに黒星がついてしまうという儚さもあいまって、陰と陽が絡み合った素晴らしい時間を提供してくれるのです。

「This is Boxing」という試合の中で、更に頭ひとつ抜け出た感じの「This is the best Boxing」というところを見れるのを楽しみにしています。

ということで本当に楽しみすぎて、過去この試合について2度も記事を書いていました。

信太も待望、タンクvsガルシアは4/22(日本時間4/23)ゴング!!

 

↓過去記事

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WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ

デビッド・モレル(キューバ)8勝(7KO)無敗

vs

ヤマグチ・ファルカン(ブラジル)24勝(10KO)1敗1分

さすがメガファイト、セミファイナルも侮れません。

現在スーパーミドル級は4団体統一王者としてカネロ・アルバレス(メキシコ)が君臨していますが、その間隙を縫うようにして誕生したのがWBAレギュラー王者のデビッド・モレル。

通常、4団体を獲得しても指名戦だなんだとすぐに返上してしまう(例:ジョシュ・テイラー)のがオチですが、まあカネロの在位は長いですね(察し)。

ということでカネロの影に隠れた超実力者、デビッド・モレル。

個人的には非常に評価している王者ですが、なかなか日の目を見ないのも現実です。

キューバン・ボクサーらしく技術の塊、本当にスペシャルなボクサーです。

 

スーパーミドル級にありながらも非常に機動力に優れ、ステップでポジショニングを変え、素晴らしいアングルからコンビネーションを打ち込むモレルは、現時点で隙らしいものが全く無いボクサー。ここで、タンクvsガルシアのアンダーに組み込まれる事で、多くのアメリカ人ボクシングファンの目に触れる事を本当に嬉しく思っています。

ちなみに前戦は「ミネアポリスの惨劇」と(私が勝手に)呼んでいるアイドス・イェルボシヌリ戦。

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さて、ヤマグチ・ファルカンはロンドン五輪(ライトヘビー級)の銅メダリストであり、こちらもしっかりとした技術のあるボクサーです。そしてお察しの通り、ロンドン五輪ミドル級銀メダリストのエスキバ・ファルカン(=村田諒太と決勝で戦った/ブラジル)の兄。

まあ最近、期待をしているボクサーや評価の高いボクサーが次々と負けまくっているわけですが、ここは流石にモレルの完勝を願いたいところ。

 

ベクテミル・メリクジエフ(カザフスタン)11勝(9KO)1敗

vs

ガブリエル・ロサド(アメリカ)26勝(15KO)16敗1分

2021年6月、当時無敗のプロスペクトだったメリクジエフは、既にロートルと思われたロサドに大逆転KO負けを喫し、目指すタイトルへは遠回りせざるを得なくなりました。

その(心の)傷も癒えたのか、4連勝(3連続KO勝利中)でロサドへの雪辱戦に臨みます。

ロサドは、というとメリクジエフ戦で奇跡とも言える勝利を挙げたあと、ハイメ・ムンギア(メキシコ)、シェーン・モズリーJr(アメリカ)、アリ・アフメドフ(カザフスタン)に3連敗。

 

試合ぶりを見ても流石にもう限界を超えているだろう、というキャリアであり、本当に前戦で勝てたのは奇跡に近いものだと思います。

あの時も、1、2Rは完全に取られていたし、完全に負けモードでした。

しかし1発で試合をひっくり返してしまった経験は、ロサドを負の連鎖に陥れてしまったのではないか、とすら思います。

ロサドといえば、GGGのノックアウト・ハイライトシーンに何度も何度も何度も何度も登場する超有名ボクサー。そろそろ、ダメージを鑑みてグローブを吊るす事を考えてほしいものです。

↓衝撃のメリクジエフvsロサド1

boxingcafe.hatenablog.com

 

放送・配信

さて、アメリカではShowtimeとDAZNでPPVという興行ですが、前述の通り、日本ではWOWOW様様様が月額料金の中で生配信。

日程は日本時間で4/23(日)、AM9:00〜ということでアンダーカードからガッチリと流すようですね。

上記3試合に加え、ミドル級のプロスペクト、イライジャ・ガルシア(アメリカ)が登場です。14勝12KO無敗の戦績を誇るサウスポーは、19歳という若さで非常に期待できるボクサー。必見の価値ありですね。

ということで4/23は全試合見たほうが良い。

↓WOWOWはこちらから!

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