【2024年10月分を更新】
間違い、足りていない興行等があればコメントで教えて下さい。よろしくおねがいします。
【スケジュール】
【国内戦注目】
いよいよやってきました、10月。
10回目を迎えるAmazon Primeのボクシング興行が2日間にわたって開催され、そのマッチアップも非常に興味深いものです。
初日は井上拓真vs堤聖也、その他にも拳四朗がフライ級王座に挑戦、そして同じくフライ級でユーリ阿久井政悟が防衛戦、さらに岩田翔吉が2度目のタイトル挑戦です。
翌14日も中谷潤人、田中恒成、アンソニー・オラスクアガと那須川天心も登場ですが、マッチアップは13日の方が良さそうですね。
この2日間で最も興味深いのは井上拓真vs堤聖也、楽しみなのか見たくないのか。ファン心理からすれば堤は別の王者に挑んで欲しかったのが本音ではありますが、彼個人の思いも含めて、宿命づけられた対決と言って良いのでしょう。井上拓真としても、95年世代を代表するボクサーとして絶対に負けられない戦いです。こちらはもちろんAmazonPrimeVideoでライブ配信です。
↓井上拓真vs堤聖也のプレビュー
そして13日というのはものすごいことになっていて、日中には横浜武道館でTBプロモーションの興行。メインイベントはジョンリエル・カシメロvsサウル・サンチェスという素晴らしいマッチアップ。サンチェスは非常に地力が高く、またフルラウンドにわたって落ちないボクサーだけに、好不調の波があり、また集中力が途中で切れるカシメロに対してアップセットを起こす可能性は十分過ぎるほどあります。
セミファイナルのビンス・パラスvs京口紘人というのは個人的には若干食傷気味ではあるのですが、その前の小國以載vsフィリップス・ンギーチュバは素晴らしいマッチアップ。アマプラ興行と同等、とまではいかないまでも、こちらの興行も大注目です。
さらにさらに、その前日である12日にはシベナチ・ノンシンガvs矢吹正道。
これは素晴らしいファイトとなり得るマッチアップであり、個人的には世界タイトルマッチにおいて何の気兼ねもなく矢吹を応援できることがものすごく嬉しい。
この3日間が10月のメイン、という戦いですが、その他にも国内で注目試合は盛りだくさんです。
まずは10/8(火)のダイヤモンドグローブ。FODプレミアムというこれまた絶妙に忘れ去られそうなプラットフォームで放映されるこの興行は、メインイベントが出田裕一vs加藤寿という39歳同士のタイトルマッチ。この二人の39歳は共にまだまだハングリーであり、本当に尊敬できるボクサーです。全てを曝け出して勝ち方を見出す力を得た出田が優位かと思いますが、この階級では何が起こるかわかりません。
セミファイナルも富岡浩介vs苗村修悟という大変興味深いマッチアップ。
10/17(火)のフェニックスバトルはLemino興行。力石政法が大橋ジム移籍後の初戦を迎え、いわゆる世界前哨戦。大橋ジムであればスーパーフェザー級の世界戦でも組めると思うので、この次の戦いに期待ですね。セミには松本圭佑が登場です。
U-NEXTで放映されるダイナミックグローブは、10/5(土)と10/18(金)。
10/5(土)の方は村田昴のWBOアジアパシフィック王座決定戦で、初の日本人戦。対戦相手の山﨑海斗は六島ジム所属でホール初登場、関東のファンからするとあまり馴染みはないかもしれませんが、元国体3位の実績を持ち、アップセットの得意な六島ジム所属とあって侮ることはできませんね。
10/18(金)の方は阿部麗也の復帰戦、安直なタイ人ではなく21歳の川本響生。川本にとっては一気に名前をメジャーにする大チャンス、失うものがないボクサーの怖さがありますね。
10/20は3つの興行が大阪、京都、熊本で開催。大阪は様々なジムが合同で行う興行で、関わるジムはなんと4つ。興行の名前の長いこと。。。
10/26(土)、DANGAN興行。この興行は、ライブ配信あるのでしょうか。最近の国内興行で「これライブ配信ないのか?」と思えるものはほとんどありませんでしたが、これはライブ配信をすべき。BoxingRaiseではなく、もっと有名なプラットフォームで、一般の人の目にも触れるほどのやつで。
日本スーパーライト級挑戦者決定戦、関根幸太朗vs渡来美響。9勝中8KOで無敗、唯一の引き分けはあの佐々木尽戦という関根、素晴らしい攻撃力を持つボクサーと、フィリーシェルのスタイルとほんとにスーパーライト級かというほど驚くべきスピードを持つ渡来の試合、これがノンタイトルの8回戦というのはなんともまた。しかもこれに勝てば李健太への挑戦というこれまた破格の注目試合が組まれるわけです。これは見なければなりません。久々のホール観戦も視野に入れて。
【海外戦注目】
海外でも注目試合が盛りだくさん!なんですが、今回は意外と見れる試合は少ないかもしれません。
もちろん最も注目される試合はアルツール・ベテルビエフvsドミトリー・ビボルであり、これはDAZN PPVで視聴可能(多分)だから問題はありません。この興行はアンダーカードも当然注目なので、もはやこれで1ヶ月の海外ボクシングを楽しめそうなレベル。
↓ベテルビエフvsビボルのプレビュー
この興行のメインイベントは10/13(日)の明け方から朝ぐらいなので、真のボクシングファンの理想は下記のスケジュール
①10/12(土)愛知県国際展示場にてノンシンガvs矢吹を現地観戦
②ホテルで一泊、夜を徹してリヤドシーズン興行をDAZNで視聴、終了後、新幹線で横浜へ
③横浜武道館でTB興行を現地観戦、メインまで見る場合はアマプラを視聴しながらの観戦。なお、途中で出る場合はU-NEXTでTB興行を視聴しながら移動。
④有明アリーナ(遠い)に移動してPrime Video Boxingを現地観戦、一泊。
⑤10/14は12:00開始で中日本・西武日本新人王対抗戦があります。ここで大分に行くのはさすがに無理だと思うので、ベジータ石川Youtubeチャンネルで視聴。そして夕刻からPrime Video Boxingの2日目を観戦しに有明アリーナへ。
これこそがToo Much Boxingですね。
ともあれ、情熱と時間とお金のある人は頑張ってください。応援してます。私は全て配信で、それでも全てを見ることはできないでしょう。
さて、話を戻すと、10月の海外ボクシングで日本でも視聴可能な注目ファイトはもう一つあって、10/27(日)ジャック・カテラルvsレジス・プログレイス。ダーティーファイター(だと思っている)カテラルは絶好調ですが、なんとかプログレイスに頑張って欲しい。
現時点では日本で配信情報がない注目ファイトの一つは、10/5(土)のジャニベック・アリムハヌリvsアンドレイ・ミハイロビッチ。まあこれは仕切り直しの一戦で、アリムハヌリに若干の落胆を覚えてしまったので大注目というほどではありません。
ただ翌日の10/6(日)のニック・ボールvsロニー・リオスは何とかならないものか。フェザー級という、これから日本でも盛り上がっていく階級なのだから、フルトン戦を放映してくれたWOWOWさんになんとかして欲しいところです。
そして何と言っても10/20に行われるバフラム・ムルタザリエフvsティム・チュー、このIBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチは是非見たい。アメリカのAmazon Prime Videoでは無料放送(厳密に言えば無料ではなく、非PPVの意味)で行われるファイトで、これが日本で見れないのはかなり残念です。ここで頼れるのはWOWOWなのか、それともアマプラなのか。
ともあれ、10月も盛りだくさんのボクシング界。寒暖差の激しい季節になってきますが、体調気をつけて楽しみましょう。
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ボクシング用品専門店、やってます。
日本では手に入りにくい商品を扱っています!是非覗いてみて下さい!
Amazon Prime Video
AMAZONプライムは、年数回、ボクシング興行の生配信を予定しています。
月額600円という非常に良心的な値段設定、もともと配送費用の関係で入っている方も多いと思いますが、お得だと思うので是非!!
ABEMA
ABEMAはここ最近、非常にボクシング興行の配信を増やしてくれています。このABEMAとボクシング界の仲を取り持ってくれたのは3150FIGHTで、この3150FIGHTは基本ABEMA。そのほかにも、志成ジム主催のLIFE TIME BOXINGの中継なんかもあり、基本的には月に何度かのライブ配信を行なってくれています。
個人的には、ABEMAプレミアムに入っておいて損はない、と思います。
U-NEXT
基本的には日テレG+で放映されていたダイナミックグローブ、全日本新人王決定戦なんかを中継してくれるようで、TBプロモーションの試合も流すことが多い。
他には米国のスポーツ配信サービス、FIGHT SPORTSと契約。これにより、海外ボクシング競技のライブ配信が始まりました。これはいよいよ入らない理由がなくなってきました。
WOWOW
ボクシングファンになくてはならないWOWOW。他の予算は削れても、これだけは削ってはいけません。毎週月曜日21:00〜レギュラー放送、その他ビッグマッチは生中継してくれます。
DAZN
DAZNもほぼ毎週、興行を生配信してくれます。フルでアーカイブが残るのは1週間(ハイライトは1ヶ月)、見逃し配信もついているので生配信を見逃しても問題ありません。
Lemino
すでにボクシング配信実績十分のLemino。NTTドコモが仕掛ける映像配信サービスは、ボクシングでは井上尚弥の試合、そして月1回程度のフェニックスバトルを中継してくれています。
FODでもフェニックスバトルを見ることができますが、こちらはFODで放映されるものとは別興行ですね。Leminoのフェニックスバトルの方が力が入っているマッチアップが多い。
現状、無料で見られますが、アーカイブ配信を見るにはLeminoプレミアムに入っておくと良いようです。
FODプレミアム
フジボクシング(ダイヤモンドグローブ、フェニックスバトル)の生配信をしてくれます。
2022年1月から、毎月第二火曜日はフジボクシング生配信!
アンダーカードも全て見られるのがありがたい!しかもライブ配信に遅れても、追っかけ再生、見逃し配信があるので安心です。
BoxingRaise
2000試合以上の試合が月額980円で見放題。国内ボクシングにおける最高峰のサービスです。月に1度、生配信があるのでお得です。
DANGAN興行のほか、地方の興行の放映権も買い取って配信してくれます。
国内のボクサーたちを調べるのには非常に重宝しますね。