信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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吉良大弥、堤麗斗が挑む世界ユース選手権の表彰台への闘いは、4/19深夜にゴング!

今回のブログは、アマチュアボクシングについてです。

4/10~4/24の日程で世界ユース選手権が開催。

この世界ユース選手権への出場資格、今回は2002年~2003年生まれの選手とのことです。

日本代表として開催地・ポーランドに乗り込んだのは下記の男子6名、女子3名。

 

世界ユース選手権の日本代表選手団!

【男子】

49kg級 荒竹一真

52kg級 吉良大弥

56kg級 梶原嵐

60kg級 堤麗斗

64kg級 脇田夢叶

69kg級 山本諒真

【女子】

48kg級 加藤光

51kg級 篠原光

54kg級 原田美琴

 

この世界ユース選手権は、各国のホープたちがしのぎをけずる大会であり、勿論東京五輪に出場予定の選手もいますが、次のパリ五輪を占うにもなかなか重要な大会でもあります。

過去に出場したボクサーの中では、堤駿斗が金メダルを獲得しています。

ほかにも先日、日本でのプロデビューを果たした保坂剛や、鈴木稔弘、宇佐美正パトリック、女子では木下鈴花、そして東京五輪日本代表の入江聖奈が銅メダルを獲得しています。

 

 

競技の概要

ヘッドギア着用の上、3分3ラウンド制で行われます。日本のジュニア競技(高校生以下の大会)については2分3ラウンド制なので、高校生や大学に進学したばかりの選手はそこがこれまでの競技とやや異なるところ。まあ、練習は3分でやっているでしょうし、おそらく問題にはならないと思います。

あとは今回の世界ユース選手権では、「バウトレビュー」と「ライブスコアリング」という制度が導入されています。

【世界ユース選手権】「バウトレビュー」と「ライブスコアリング」を両方実施へ – 日本ボクシング連盟

いずれも競技の透明性を担保するためのものですね。

ちなみに以下は私の心の声です。。。

現在、シニア競技(五輪や日本でいうと全日本、国体等)についてはヘッドギアなしです。ヘッドギアをつけていると脳が揺れやすくなる、との事でギアなしになったのですが、ジュニア競技はヘッドギア着用ということで一貫性に欠けます。

個人的には、ヘッドギアはあった方が良い。

アマはプロと違い連戦となるので、バッティング等の怪我が非常に怖いのです。

 

 

日本人選手の登場!

(日程はすべて現地時間)

まず、日本人選手で初陣は52kg級、吉良大弥!

4/14

吉良大弥vs RIBEIRO Ronald(ブラジル)

レフェリーのタトゥーがすごい。日本のアマ界では、選手、レフェリーともにタトゥーは認められておりませんのでなかなか新鮮。
吉良のスピードは目を見張るものがあります。接近戦でのパンチのセレクト、打ってからのサイドへの動きも素晴らしい。吉良の相手はスイッチヒッターですかね、これはやっているほうは混乱し、3Rという中ではなれる前に終わってしまいそうですが右も左も変わらないとばかりに冷静に対処。初回の最後、スウェーしながらのジャブを当てられグラついたブラジル選手。この回は5人中4人が吉良につけています。
2R頭から攻勢に出た吉良は1分頃、右ストレートでスタンディングカウントを奪い、その後もカウントを追加。2度のカウントで試合も終了かと思いましたが、再開。
しかしその後も圧を強めた吉良は、もう一度カウントを聞かせ、ストップ勝ち!

吉良の2RRSC(プロでいうTKO)勝利!

強い!のひとことですね。日本選手団の初陣を、見事RSC勝利で飾った吉良、二回戦に進出!

 

4/15

吉良大弥 vs PALACIOS Juan(コロンビア)

2回戦の相手は長身サウスポーの選手!吉良はセオリーどおり距離を詰め、パンチを放っていきます。吉良の飛び込みながらのまっすぐの右ストレートが効果的で、何度も顔をのけぞらせます。初回はフルマークで吉良。

2Rもプレスをかけ、押し切れればそのまま攻め続け、相手が反撃してきたら距離ではずしてその後鋭い踏み込みで攻める吉良のラウンド。耐久力にも大きな差があり、この吉良はフィジカルも強い。完璧です。

最終回も距離をとりたいコロンビア選手に対してプレスをかけ、逃げ道を塞ぎつつクリーンヒットを奪う吉良!国際大会でここまで安心して見ていられる選手はなかなかいません。終盤、逆転を狙って出てくるコロンビア選手を、素晴らしいサイドステップで逆にいなし、クリーンヒットを奪っていく吉良。

3Rはふたりのジャッジが10-8をつける超大差!(でも一人だけコロンビア選手につけているジャッジがいました)

吉良の判定勝利!(5-0)

 

またまた素晴らしいボクシングを見せてくれましたね。これでベスト8、準々決勝までは数日空くのでゆっくりと調整してもらいたいですね。

続いての登場は、同大会で金メダル獲得をした堤駿斗を兄に持つ、60kg級、堤麗斗!

4/15

堤麗斗vs SALERNO Daniele(イタリア)

偉大な兄を持つ麗斗ももう春から大学1年生。顔つきが大人になってきましたね。
堤は速く、そして力強い。初回から相手のパンチをはずして力強い左ストレートを当て、右フックでまわし、この国際大会においても力の差を見せつけます。ガードも強く、イタリア選手の反撃にびくともしません。初回は勿論、堤のフルマーク。
2Rもイタリア選手が懸命にパンチを放ってきたところにカウンター一閃!まずは左ストレートでカウントを奪います。再開後も接近戦でのカウンター、同じパンチでカウントを聞かせた堤は、その後自ら攻めてまたも左ストレートでスタンディングダウンを奪うという圧倒的なボクシングで勝利!

堤の2RRSC勝利!

 

力の差は歴然、さすが堤麗斗という試合でした。相手選手の右パンチをかわして打つ左カウンターで3度のダウンを演出、素晴らしい内容でしたね。

大昔の日本人ボクサーと違うところは、この吉良にしろ堤にしろフィジカルが強く、外国人選手相手にも押し負けない、どころかフィジカル面で圧倒できていることは大きいですね。

ガードしていても安心感がまったく違います。

ということで堤麗斗も二回戦に進出!日本選手団は快進撃!

4/18

堤麗斗 vs GURBANOV Jalal(アゼルバイジャン)

アゼルバイジャン。。。ボクシングにおいては決して良いイメージがないこの国。さすがにもう一度摘発されているので起こりえないとは思うのですが、不安は禁じ得ません。
堤の相手はサウスポー、それもかなりの長身です。同じくサウスポーの堤、今度は慎重な立ち上がり。ただ、このサウスポー相手にも相手の出方に合わせてまっすぐ伸ばす左ストレートのカウンターは有効。右も左も関係ありませんね。自ら踏み込んでもやっぱり左ストレートを決める堤、初回のポイントをフルマークでゲット。
2Rもやはり左ストレートでポイントを奪った堤。踏み込んだ際、ディフェンスの際のバランスにおいてアゼルバイジャン選手よりもボクシングのレベルが非常に高いです。こちらも吉良と同じく、安心してみていられますね。
3Rはストップ勝ちを狙ってか、プレスを強める堤。アゼルバイジャンの選手は反撃を試みますが、疲労からか打ち終わりに体が流れてしまい、堤のパンチを浴びてしまいます。
サバイバルモードに入っているかのようなアゼルバイジャン選手は、クリンチに逃げますが、離れ際の堤の左フックを喰らいカウント。再開後も攻め込む堤、コーナーに詰めての右フックでスタンディングカウントを追加。
残り時間がなく、ストップ勝ちは逃したものの、堤麗斗はパーフェクトなボクサーです。

堤の判定勝利!(5-0)

 

まだ大学生になったばかりでこのパフォーマンスは本当に末恐ろしいボクサーです。

最終ラウンドのアゼルバイジャン選手のあの顎の跳ね上がり方は、あそこでストップされていてもまったくおかしくはありませんでした。

吉良、堤のふたりはこれで準々決勝に進出、ベスト8入りです。4/19に予定されている準々決勝に勝てば、ベスト4入りとなりメダルが確定します。

(ボクシングでは3位決定戦は行われず、ベスト4に入れば銅メダルは2名に与えられます。)

 

女子では54kg級、原田美琴が登場!

4/15

原田美琴 vs DOGAN Sevgi(トルコ)

サウスポー対決。原田はガードを高く掲げ、ワンツーから入る基本に忠実なボクシング。トルコ選手は長身から振ってくるようなイメージですが、接近戦での連打はなかなか回転力もあります。
初回、原田のパンチが当たってトルコ選手はリングにグローブをタッチするも、スリップ判定。初回はトルコ選手にポイントが流れますが、2Rには原田がバチバチの打ち合いを制してポイントをゲット。試合は最終ラウンド勝負!
最終ラウンドも壮絶な打撃戦!原田のまっすぐな左ストレートと、外から回すような前手の右フックは非常に効果的に見えましたが、3R通しての判定はトルコ選手に。

原田の判定負け(2-3)。惜しかった!超微妙な判定。原田贔屓で見ていたかもしれませんが、勝ったと思った内容でした。

続いて69kg級、山本諒真!

 

4/15

山本諒真 vs GUDZI Vladislay (アラブ首長国連邦)

高身長、リーチのある相手選手。さらに足も速いですね。しっかりプレスをかけていく山本ですが、2Rにスタンディングカウントを奪われます。しかし山本の右も当たっており、負けていません。初回互角だっただけに2Rは痛い。。。
もみ合いになっても集中力を切らさないアラブの選手は、遠い距離はもとより接近戦でも上手い。3Rには山本に減点も課され、かなり苦しい展開。

山本の判定負け(0-5)。相手はかなり強い選手でしたね。。。

やはり日本人にとって中量級の壁は厚く、判定を落としました。ただ、まったく通用しなかったというわけではないので、期待の持てる内容でした。

ともに第一試合にて敗退となってしまいましたが、この世界大会を経験できたことは大きいはずです。日本のトップ選手目指してがんばってもらいたいですね。

日本代表を襲う不運

そしてそのほかのボクサーたちは、不運に見舞われます。

現地時間4/16、PCR検査にて日本ボクシング連盟のスタッフから陽性反応が。

それにより、国際ボクシング連盟からは、日本選手団に対して棄権の要請。

結果的には、48時間の隔離期間を設け、その後陰性反応が確認できれば参加は可能、との裁定となったようですが、その隔離期間中に初戦を迎える予定だった日本代表のボクサーたちは不戦敗ということになってしまいました。

吉良大弥は、4/14、4/15の連戦から少し空いて4/19が自戦だったのでこの期間を免れ、堤麗斗も4/15の初戦から、次が4/18だったのこでこの期間に該当しませんでした。

 

しかし、4/16、4/17に一回戦をむかえる予定だったボクサーたちは本当に無念。

【男子】

49kg級 荒竹一真 4/17

56kg級 梶原嵐 4/17

64kg級 脇田夢叶 4/16

【女子】

48kg級 加藤光 4/17

51kg級 篠原光 4/16

このコロナ禍の中で、誰のせいにもできない不戦敗という現実を突きつけられたこの若きボクサーたちの、これからの奮闘を願わずにはおれません。

尚、陽性反応の出た日本ボクシング連盟のスタッフの容態は安定とのこと、無症状なのかもしれませんね。偽陽性じゃないのか?とかいってもはじまらないので、勝ち残った選手たちに夢を繋ぎましょう。

 

 

4/19

52kg級 準決勝

吉良大弥 vs MUZAFAROV Shakhzod(ウズベキスタン)

60kg級 準決勝

堤麗斗 vs MONTERO HERRERA Jadier(キューバ)

ウズベキスタンも、キューバも世に聞こえた「超」アマ大国。

吉良、堤両名の奮闘に期待しています。ここを乗り越えてのメダル獲得を!

日本時間での開始日時についてはsakanaさんが丁寧に教えてくれています。

 

 

 

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