信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

正式発表!!ラストチャンスの村田諒太vsゴロフキン!注目度を増したアンダーカード!

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いよいよ、待ちに待った(二度目の)正式発表!

3月から緩和される予定だった日本政府のオミクロン株についての水際対策が緩和され、このタイミングでようやく発表。

「発表後の中止はしないでくれ」というのがGGG側からの要望としてあった、とのことなので、慎重な正式発表となったのだと思います。しっかりと緩和が実行され、制限こそあれど外国人が日本に入ってこれるようになったところでの正式発表。

今回のブログでは、ようやく発表になったGGGvs村田、ラストチャンスの4/9という日についてです。

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4/9(土)さいたまスーパーアリーナ

WBAスーパー・IBF世界ミドル級統一タイトルマッチ

ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)41勝(36KO)1敗1分

vs

村田諒太(帝拳)16勝(13KO)2敗

↓以前の正式発表時。ゴロフキンのキャリアをまとめてあります。

boxingcafe.hatenablog.com

↓こちらでは村田のキャリアをまとめてあります。

boxingcafe.hatenablog.com

 

村田はそれこそ何年も待ちました。

これに勝てばGGG戦という「ここぞ」の試合を落としたこともありました。

それでも、自分の力と周りの力を借りて、とうとうたどりついた夢の舞台。

思えばロンドンオリンピックが2012年、2022年は金メダルから10年というデケイド。

もし、ここに勝てば、カネロ戦も見えてくるのかもしれません。

GGGは甘くはありませんし、世界的に見れば「村田優位」という予想は海外ではほんの一握り、もないかもしれません。

「辿り着いただけで十分」と、私は正直思ってしまいますが、当然、ここまで来れば、ここまで待たされたならば奇跡を見たい。当日は、チケットが取れれば会場へ行きます。

この4月という日程は、カネロvsゴロフキンが9月という情報なのでデッドライン、村田vsGGGが実現するラストチャンスの日程でもあります。

どうかどうか、何事もなくこの日を迎えられますように。

 

セミファイナル

WBO世界フライ級タイトルマッチ

中谷潤人(M.T)22勝(17KO)無敗

vs

山内涼太(角海老宝石)8勝(7KO)1敗

中谷潤人のこの興行への出場は、以前の通りですが、対戦相手が変更になりました。以前はクリスチャン・ゴンザレス(メキシコ)という14勝(4KO)1敗という怖さのない戦績のボクサーでしたが、今回発表されたのはWBOアジアパシフィック王者の山内涼太!

8勝7KOというフライ級において驚異のKO率を誇る強打者であり、アマあがりのテクニックも有している強豪です。クリスチャン・ゴンザレスという知らない世界ランカーよりも何十倍も楽しみになりました。

↓バルデスvsコンセイサンのアンダーで登場したナカタニ!

boxingcafe.hatenablog.com

↓中谷潤人の世界戴冠前夜に書いたキャリアの記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

中谷潤人は、全日本新人王→日本ユース王者→日本王者→世界王者と一段一段、階段をしっかりと踏みしめて昇ってきたボクサーなのに対し、山内は強豪・東農大ボクシング部を経てB級デビュー、2戦目でOPBFランカーを、3戦目で日本ランカーを撃破。

5戦目で敵地・中国に乗り込み、WBAの地域王座をかけて世界ランカーのウラン・トロハツ(中国)と激突、ダウン応酬の大激闘の末、初黒星を喫しました。

このトロハツはその年の年末、田中恒成(畑中)に挑戦したボクサーです。

その後2連勝して2020年8月にWBOアジア・パシフィック王座決定戦に臨んだ山内は、戸高達(レパード玉熊)を3Rでストップして初戴冠、初防衛戦も7RTKO勝利で力を見せつけています。

ちなみに、2019年10月に行われる予定だった日本フライ級の挑戦者決定戦は棄権していますが、もしこれに出場でき、そして藤北誠也(三迫)に勝っていれば、ユーリ阿久井vs山内という世界線もあったかと思うと少々残念。

さて、ともあれ、この山内は2段飛ばし、いや3段飛ばしくらいで上がってきたボクサー。

このキャリアの対比は、どのような結果を生むのか非常に興味深い。

ただ、ここまでの対戦相手の質を鑑みるとやはり中谷優位は否めません。とはいえ、山内はアップセットを起こすための必須能力であるパンチングパワーを有し、当然侮れない角海老戦士。そして中谷はというと、171cmの長身であるが故、当然ウェイト面は厳しいとの噂。

 

本人も次の防衛戦に勝てばスーパーフライ級に入っていきたい、と語っているので、この試合をフライ級で最後にしたいようです。その場合、ウェイトはかなり厳しいのでは、と思います。

こういう言い方をすると山内、角海老陣営に失礼かもしれませんが、山内が勝てば「アップセット」。

しかし、中谷の状態、山内のストロングポイント、それを加味することによりアップセットの準備が整っている状態となります。中谷潤人が「世界に名だたる怪物王者」である事を証明するのか、それとも山内が世界初戴冠を果たすのか。

これは非常に興味深い一戦、延期したことによる唯一の恩恵の一つとも言えます。

ところで角海老宝石ジムはすごいですね。ものすごい勢いでチャンスを作っています。昨年末には福永亮次、その福永の後釜の2冠王座決定戦にも橋詰将義を排出、等々、等々。。。そりゃあこぞって角海老宝石ジムに移籍しますよね。本当に素晴らしいと思います。

OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ

吉野修一郎(三迫)14勝(11KO)無敗

vs

伊藤雅雪(横浜光)27勝(15KO)3敗1分

この試合がセミセミ。この試合がセミセミ!!すごい興行です。どう考えてもメインクラス、当然ホールなら超満員になる試合でしょう。

12月から延期になり、指名期限が過ぎてしまう日本タイトルについては、吉野は返上、日本ライト級タイトルは素晴らしい試合を経てワタナベジムの宇津木秀が吉野の後釜に入っています。

この伊藤戦が4月に開催される、という可能性にかけて、この伊藤戦を優先したことにより、日本タイトルを返上したのでしょうが、無事に開催にこぎつけられて良かったですね。まあ、この試合については単独でやっても国内の話題はかき集められそうなものですが。

 

↓吉野の最新試合、観戦記!

boxingcafe.hatenablog.com

ともあれ、吉野にとって、このチャンスは願ったり叶ったり。

 

元世界王者、という肩書きを持つ伊藤雅雪を破ることができれば、アンダードッグとしてでも何という条件でも、アメリカに呼ばれやすくなるのではないでしょうか。

国内でも、人気者の伊藤を退けて見せれば、大きくアピールできるでしょう。しかも大注目試合のアンダーカード。

勝ち続けても、未だ世界ランクは下位。ランキングは吉野の方が上でも、人気はきっと伊藤。

そんな伊藤雅雪は、パンチャー吉野ですら倒すことができなかった、細川バレンタインにストップ勝ちした選手。

 

クリストファー・ディアス(プエルトリコ)に勝ってWBO世界スーパーフェザー級王者となり、2度目の防衛戦でジャメル・ヘリング(アメリカ)に敗北して無冠に。その後のヘリングの活躍を見ると、あそこの負けは本当に痛かったですね。もしあそこに勝利していれば、ともすれば伊藤vsフランプトン、伊藤vsシャクールなんていうのが。。。。やめておきましょう。

さて、ライト級ウォーズと看板を掲げ、2020年12月に三代大訓と戦いましたがここでまさかの敗戦、そこから復帰して前述の細川バレンタイン戦。

↓伊藤vs細川、観戦記!

boxingcafe.hatenablog.com

 

三代戦ではどちらかというと戦術を間違え、「なんとかなる」と臨んだ一戦のような気がしてなりません。この細川戦では、素晴らしいコンビネーションで細川を攻めたて、全てのもので上回って見せたように思います。

上の観戦記でも書いていますが、この細川戦は、王座を獲得したクリストファー・ディアス戦と同等かそれ以上、伊藤雅雪史上最高のパフォーマンスを見れたのではないか、と思っています。

どっちにも負けてほしくないですし、どっちにも勝って欲しいですし、どっちにも世界王者になってもらいたい。

しかし、そうはいきません。

これがボクシングの厳しいところであり、悲しいところでもあります。

 

放送・配信・チケット

チケットはローソンチケットにて発売で、抽選販売だそうです。

抽選受付期間は3/4(金)18:00〜3/20(日)23:59とのことです。

金額は以下。

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放送・配信は、前回の発表通り、Amazonプライムビデオで追加料金なしで視聴が可能だそうです。これは本当にありがたいですね。月額たったの500円です。もう全部アマプラにまとまってほしい。

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