信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】イサック・クルスvsレイモント・ローチ!オシャーキー・フォスターvsスティーブン・フルトン!波乱のPBCファイト!

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決して暇ではありません。

しかし、PPVファイトとなれば「見なければならない」と思ってしまうのは、WOWOWは実質無料と思っているにも関わらず、やはりお金を支払っているという頭があり、やはり「もったいない」精神からくるものでしょうか。

最近はほとんどWOWOWの月曜日放送を見る時間も機会もなく、果たしてこのWOWOWに加入し続けていることは正解なのか、ということすら頭がよぎります。

来月、ライブ配信がないなら考えよう。

さて、ということで今回のブログは、12/6に行われたPBCファイト、オシャーキー・フォスターvsスティーブン・フルトン、そしてイサック・クルスvsレイモント・ローチの観戦記です。

 

 

 

12/6(日本時間12/7)アメリカ・テキサス

WBC世界ライト級暫定王座決定戦

オシャーキー・フォスター(アメリカ)23勝(12KO)3敗

vs

スティーブン・フルトン(アメリカ)23勝(8KO)1敗

前代未聞なのかどうかはわかりませんが、元々はWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチだったのが、フルトンの体重超過によりWBC世界ライト級暫定王座決定戦に。

来年の1月、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソンがテオフィモ・ロペスに挑戦、これに勝てばこのライト級王座は返上する可能性が高いことから、この勝者は間もなく正規王者になるのでしょう。

1億歩以上譲って、この試合が「ライト級」の試合になるとするならば、フォスターはその「ライト級」のウェイトを(アンダーの方で)つくれていないのですが、それはどういう説明になるのでしょうか。不思議です。

やっぱり、WBCはもう体重制を取っ払いましょう。

初回、まずはリング中央でジャブの差し合い。まず前手はフォスターの方がキレてます。フルトンはちょっと体が重そうに見えますが、きっと気の所為ではないでしょう。

想像どおりの立ち上がり、ほとんどリードのみのやり取りは、お互いの間合いの確認、フェイントをかけて相手の反応の確認に終始。

 

 

 

2R、フォスターがプレス。フルトンはサークリング、圧されているように見えます。フォスターが右を伸ばす場面が増えており、この右は非常にまっすぐ、思いっきり力を込めていいるようには見えませんがビッとキレがあります。

フルトンは右のオーバーハンドを使いますが、ちょっとこれは速さがありません。

3R、フルトンの動きが変わります。フォスターのジャブを躱してのコンビネーション。しかしフォスターはこれに崩されることなく、マイペースをキープ。

もうこれは大勢が喫した感じがします。ここまで、フォスターがペースをキープし、距離を把握している状態であるならば、おそらくなんですがフルトンがこの状況、この場面の劣勢を覆す術をフルトンは持っていないと思われます。

4R、フォスターがスイッチ。すでに完璧に近いボクシングを展開し始めたフォスターでしたが、展開の仕掛けも先です。フルトンはインサイドに入ろうとガードを固めて前進、これはもう「これ以外に作戦がない」というような状態だと思います。

5R、フルトンは前進も、フォスターに届かず。6Rもフォスターのジャブ、ストレートの距離に釘付けにされるフルトン、やはり届かないですね。

半分が過ぎても集中力が抜群のフォスター、かなりの余裕をもって距離をキープしつつ、いくべきところでコンビネーション。全くとどかないフルトン、そしてプレッシャーもかけられてもう何もできませんね。

8R、フルトンも手数、カウンターも出てきましたが、両者ともに空間を叩くようなボクシング、つまりはともに相手のパンチを外しているのですが、まるで素晴らしいマスボクシングを見せられているよう。

 

 

 

9R、フォスターがオーソドックスに戻します。この事が奏功し、フォスターがまたジャブを当て始めました。そこから右にもつなげるフォスター、幾度か攻め入る場面も作ります。

10R、フルトンはブロッキングしてからのリターンを狙おうか、というところでしょうか。しかしブロッキングした時にもまだ打てる距離ではなく、さらにフォスターの打ち込みに対して若干上体が揺らされます。

後半、おそらくこの試合通してはじめてフルトンの前手のストレートがフォスターを捉え、顔を跳ね上げます。

11R、またもサウスポーにスイッチのフォスター、ジャブ、ジャブ、ジャブ、軽いジャブで煽り、リターンがきたら左ストレートを発射。非常に巧い戦い方のオシャーキー・フォスター、見事なものです。

一方でフルトンは様々を試しているように見えますが、そのほとんどが通じず。

ラストラウンド、フォスターがプレスしてフルトンがサークリングです。ちょっと、フルトンは前に出てがむしゃらに行かなければなりませんが、それができるボクサーではありません。

フォスターはもうあとダンスを踊れば良いだけですが、とはいえ、ちゃんとリスクを取って攻めていきますね。ただ、このリスクはフォスターにとって非常に小さいもの、と言えるでしょう。初回からほとんど展開が変わらないまま、36分間が終了。

特段何もなかった、というのが感想で、勝つべくボクサーが勝つべくして勝った、というような感じ。波乱が起こりそうなこともなく、序盤こそヒリヒリした場面がありこそすれ基本的にはマスボクシングに毛が生えた程度のものでしたね。

判定は、117-111、118-110、119-109、3-0でオシャーキー・フォスター。

ライト級のウェイトを作れていないのに2階級制覇。これは前人未到ではないでしょうか。

フォスターに全く罪はありませんが。

 

 

 

WBC世界スーパーライト級暫定タイトルマッチ

イサック・クルス(メキシコ)28勝(18KO)3敗1分

vs

レイモント・ローチ(アメリカ)25勝(10KO)1敗2分

この戦いも全く「曰くがついていない」戦いではありません。そもそもWBCスーパーライト級に「暫定王座が必要か」という問題があります。

現在はサブリエル・マティアスが正規王者、但し、今は薬物陽性反応が出てしまったそうなのでこのまま剥奪→この試合の勝者が正規王者に繰り上がり、というのが順当なものでしょう。

ただ、この暫定王者が設定されたのがそもそも王者(当時はアルベルト・プエリョ)がピンピンしていた頃なので、まあいずれにしろ微妙なタイトル設定でした。まあ、意味不明のWBCののやることですから、これはどうでも良いとしても、やはりちょっとPPVのメインイベントとしては弱い。それをサポートする形で他のPPVファイトを充実させるも、結果的にはそのほとんどが微妙な状態に。

果たしてこのPPVはどれくらい売れたのか気になる所ですね。

さて、「いよいよ」なのか何なのか、メインイベント。

 

 

 

初回、しっかりと仕上げてきた感じのローチ。それに対して、クルスは当然のようにガードを固めてインサイドに入ろうと前進。ローチはジャブを突きつつ、入ってきたところに右という戦法。クルスのオーバーハンド気味の右が届きます。クルスのステップインジャブも入っており、結構早々に捕まえ始めた印象がします。

2R、チョンチョンとジャブを突くローチに対し、いつもどおりフルスイングのクルス。浅くもクルスのパンチがコネクトしているように見えますが、ローチもカウンターで対抗。後半はローチも接近戦で対応もし始めたでしょうか。

3R、良いジャブを持っているローチ、ストレートも含めてクルスの突進をストップ。しかしもちろんもらいながらいくクルスは、後半、若干飛び込んでの左フックをヒット!これでローチは大きくバランスを崩し、グローブをマットについたか、ダウン判定!

一気にいくクルス、ローチはクリンチ、ブロッキング、ディフェンスに全振りでサバイブ。

4R、クルスのパワーパンチ対策で逆に密着し始めたローチ。この距離のディフェンス、巧いですね。中盤、お互いのマン振りの打ち合いを経て、後半は互いにボディを打ち合って、ローチも一歩も退きません!これは良い試合です。

5R、恐ろしいクルスの左フックに対して、ローチは左フックを合わせようとしています。これは結構危険なタイミングです。

中盤、クルスの右がヒット、ある程度ダメージを流しているように見えるローチですが、見栄えはよくありませんね。

 

 

 

6R、クルスのジャブから右ボディ、顔面への左フックのコンビネーションはよく当たっているように見えます。ローチはこの左フックのタイミングに左フックを返し、ポジションを変えて左のスリークォーター、ヒットはしているように見えますがクルスは全く落ちません。

7R、このローチが狙っている左フックカウンターがこのラウンド前半にもヒット、クルスは若干よろめいたようにも見えます。ローチの学習能力が高いのか、クルスがワンパターンなのか、微妙なところではありますがここからローチが盛り返していくか。いや、5Rあたりから盛り返し始めてはいます。

このラウンド、クルスに減点。ちょっと何の減点かはよくわかりません。あ、なんかジェスチャーを見る限りはローブロー、というか背面打ちみたいな感じでしょうか。

8R、流れ的にはちょっとローチに傾きかけているか、クルスの空転が多くなってきています。ローチが気持ちよく足を使い始めた印象で、序盤のようにクルスが詰めきれないのと、ローチが近い距離ではない、中間距離をキープしながら戦えています。これは結構まずい流れです。

9R、クルスは前ラウンドから若干足を使いはじめ、このラウンドは打ってサイドに回るという体の使い方。これまでのワンパターンよりも良いかと思いますが、どうしても攻撃力としてこれまでより低くなってしまいます。両方をドッキングしていけないものか。

10R、前ラウンドの戦い方はイマイチだったか、それとも休憩ラウンドだったのか、いずれにしろクルスはこのラウンド再度のプレス。

よく足が動くローチ、鋭いジャブと左フックカウンター、これらはうまく機能しているように見えます。クルスはちょっとまっすぐいっても当たらないことから焦れているか。

 

 

 

11R、チャンピオンシップラウンド勝負、でしょうか。クルスの前半の攻めに対して、ローチが思った以上に削られていないイメージで、これはローチの対応力にもよるのでしょう。

しかし終盤、クルスの右がとうとうヒット!そこから猛チャージのクルス、時間は10秒もありませんでしたが、この微妙なラウンドでこれはでかい!!

ラストラウンド、自信を取り戻したかのようにクルスが全力チャージ。ローチはクルスの入り際に前手のアッパーカウンター、これは巧い。

左フックの相打ち、ダメージを受けたのはローチの方でしょう。ちょっと前ラウンドのダメージもあるか、ローチも足の動きが若干怪しくなりながらも、今度は速いコンビネーションでクルスをやり過ごそうとしています。が、これもまた巧いですね。

引き出しの多いレイモント・ローチ、引き出しはなくとも一点突破のイサック・クルス。

ここでラウンド終了のゴング!全くもって特徴が異なる二人のボクサーのメインイベント、期待以上の好試合でした!

クロスファイトとなった今戦、このPPVファイトで唯一、ポイントがどうかと気になる試合です。

判定は、115-111クルス、113-113×2でドロー、1-0のドローでイサック・クルスの防衛。

結局のところ、ローチというのはポイントを取りづらいボクサーなのでしょう。チャンピオンシップラウンドでクルスが巻き返した、という部分もあると思うので、ローチとしてはその終盤での振る舞いというのも大事なことでしょう。

ともあれ、この判定には両者ともに納得せず。再戦もあるのでしょうか?

 

 

 

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