信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】2/7ダイナミックグローブ!大激闘の梅津奨利vs富施郁哉、まさかの村田昴vsガブリエル・サンティシマ!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

毎月第一週の土曜日は、ダイナミックグローブ。

U-NEXTで放映されるこの興行、今月は15日に西田凌佑の出場するIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦もあります。月に2回の興行、と考えれば、1興行あたり1300円ぐらいなのかな?U-NEXTは価格が高い、と思われがちですが、月に2度興行をやってもらえるなら、他のFODやLeminoと同じぐらいに落ち着きますね。

さて、ということで今回のブログは、2/7(土)に行われた、ダイナミックグローブの観戦記。

 

 

 

2/7(土)ダイナミックグローブ

日本バンタム級タイトルマッチ

梅津奨利(三谷大和)13勝(9KO)1敗2分

vs

富施郁哉(ワタナベ)17勝(4KO)4敗

ともに全日本新人王を獲得。そして、富施も2024年に日本バンタム級王座を獲得している元王者、梅津も前戦で日本バンタム級王座を獲得している現王者ですが、ともに王座決定戦での戴冠であり、「王者の証明」初防衛戦はまだ。

非常に似た立場にいる両者、勝ち残るのはどちらか。

初回のゴング、打ち気に逸っている感じの梅津。いきなり富施の長い左ストレートがヒットか。グイグイと攻める梅津、しかし中間距離で富施の左がよく伸びています。

梅津はやはりちょっと力みが見えるようなイメージ、後半には近い距離で打ち合い、この距離は富施にとっては非常に危険です。富施はバランスを崩しつつも上手くエスケープしているようにみえます。

2R、梅津の入り際にカウンターを狙う、は富施の当然の作戦なのでしょう。近い距離での押し合いは圧倒的に梅津、なんとか距離を取りたい富施ですが、ちょっと入られる事が増えているか。これは、富施の左を梅津が若干外せるようになってきている、ということも大きいかもしれません。

中盤、近距離での梅津の左フックが富施にヒット、これはちょと効いたのでは。

梅津は初回に比べて随分硬さが取れたようで、ヘッドムーブも出てきています。富施もアッパーを巧打、近い距離でも身体を寄せたりアングルを変えたりと技術を見せています。

 

 

 

3R、接近戦で梅津の左フックがよく当たっていると思います。対して富施は近づかれたところで奥手のボディアッパー、これが良い。

富施が足のアングル、手のアングルを変えつつオフェンス、ディフェンスともに上手く戦っていますが、フィジカルの強さが圧倒的に梅津。梅津は力押し、良いボディをヒットしますが、富施も良いタイミングのカウンター、両者それぞれに良さを出しつつ譲りません。

4R、梅津がプレス、ここで富施がロープに詰まります。これは富施にとってだめな距離、抜け出そうとするも、梅津は強引に押し返してそのエスケープを阻止。

強い左のボディ、からのボディ乱打の梅津、この回転力ある連打の最中、梅津の左フックがカウンター気味にヒット!ちょっと腰が落ちたか、富施。ちょっと手が余り出ない状況、梅津はそのままチャージ!

なんとか耐えた富施、落ち着いて立て直し、長いワンツー。中間距離では未だ富施のストレートは非常に鋭い。

近い距離に引き込みたい梅津、遠い距離からのステップインは狙われる可能性がかなり高く、もうちょっとジリジリいきたいところです。

5R、前ラウンドの前半は、このまま梅津が持っていくかと思いましたが、富施は随分と復活しています。中間距離でのやりとりは富施、しかし近距離では富施のボディも良いですがやっぱりフィジカルの強さで梅津が押します。

やるべきことが明確な両者が、それぞれに良いところを出し合う。これは好試合です。

終盤、近い距離になりますがここで富施も強打をリターン。非常に気持を感じる場面です。

途中採点は48-47×2梅津、48-47富施。差はありませんが、「王者」と「挑戦者」ではこの意味が若干異なってきます。

 

 

 

富施が王者になるには残り5Rのうち4Rを取らなければなりません。

6R、梅津のステップインが成功します。ここでカウンターを取れずガードしてしまう富施、ちょっときついか。

中間距離、梅津が左フックを振り切ってこれがヒット、右でステップインした後も頭をしっかりと大きく動かす梅津。

富施は中間距離で自分から踏み込んでの攻撃にはスピードがあって良い。

7R、富施が中間距離で左のダブル。その後も梅津の踏み込みに合わせて左。梅津も良い角度の左ボディショット、目まぐるしく攻守が交代します。

後半、梅津の大きな左アッパーの打ち終わりに富施の左、お互いに打ちつ打たれつ、頭もゴツゴツ当たりながらもどちらも退きません。

8R、開始早々、ジャブをヒットした富施ですが、その後は梅津が身体で押していきます。ここで効果的に手を出せない梅津はもったいない。

中盤にも富施をロープに押し込む梅津、ボディは良いですがここで顔面に返したいところ。

ちょっと疲労も見えてきたか、梅津は単発ではその打ち終わりに富施に打たれるのでコツコツいきたいところ、富施のパンチのキレは落ちず、足も全く衰えないのはすごい。

 

 

 

9R、梅津がグイグイと押していきます。ここはボディから顔面、良い手数が出ています。揉み合いの展開も多いですが、中間距離でのやりとりはやはり富施、梅津はちょっとプレッシャーをかけられていないか。

これはもしかすると、ラストラウンド勝負かもしれません。おそらく、流れは富施。

ラストラウンド、ここはそうそうにがっぷり四つの打ち合い。ここはやはり梅津、しかし揉み合いとなって引き剥がされ、中間距離では富施の左ストレートがヒット。

中盤、富施が左をヒットすると、梅津も右をお返し。後半に入ろうかというところで梅津がプレス、富施をロープに詰めます。そのまま近い距離、から引き離されての中間距離、富施のカウンターを外して梅津の左フック!その後はまたも近い距離でボディの打ち合い、最後の最後まで両者ともに良いところを出し合い、気持ちのこもった10ラウンドが終了!!!

とんでもない好ファイト!さすが日本タイトルマッチです!

両者に拍手、この試合の判定は、96-94梅津、96-94富施、そして95-95、1-1のドロー!

これは十分にありえる内容だったと思います。

残酷ですが、チャレンジャー富施は立派に戦いましたが、ほんの若干届かず。

梅津はこのタフファイトに、ドローながも薄氷の防衛。

ギリギリの防衛ながらも、梅津に安堵の色が見えるのは、強いチャレンジャーを退けたという事は大きいでしょう。

両者の次戦に期待しましょう。

 

 

 

WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチ

村田昴(帝拳)10勝(10KO)無敗

vs

ガブリエル・サンティシマ(フィリピン)8勝(7KO)1敗1分

とんでもないセミファイナルを見せられましたのでもう今日は満足です。

はっきり言って、実力差があってしかるべき、と思われるメインイベントなので、村田昴のスカ勝ちに期待したいところ。

ガブリエル・サンティシマはお馴染みジョー・サンティシマの実弟。弱いボクサーではないのだと思いますが、おそらくステージが違うと思います。

サンティシマのトランクススポンサーに日本のお店があるのは良いですね。

さて初回のゴング。

村田はデカいですね。果たして減量は大丈夫なのか、と心配になります。

まずは届かない距離でのジャブの差し合いから、若干距離が縮まり、ジャブの届く距離に。アグレッシブなのはサンティシマの方で、サンティシマは非常に回転力がありますね。良いコンビネーション。

サンティシマはポンポンと手数を出してきますが、村田はまだまだほとんどジャブだけ。まずは様子見ラウンドでしょうが、ポイントはサンティシマに流れるでしょう。

2R、ここもサンティシマが先手。ポンポンと手数が出てくる上、村田の打ち終わりにもどんどん手が出るのでちょっと危ないですね。

 

 

 

村田がプレスを掛けはじめますが、そのプレスのあとにサンティシマはやはりよく手数が出ています。村田もようやくパンチのつなぎが良くなってきました。

3R、村田がプレスを強めます。ガードを高く掲げ、煽って煽ってのカウンター狙い。

左のボディストレートも出るようになってきた村田、後半にはボディを交えたコンビネーション。

4R、村田は引き続きプレス、ちょっと距離が近くなってきています。近い距離でサンティシマも右フックのカウンターを狙っています。これはタイミングも良い。

しかし村田も左ストレートカウンター、そして得意のボディショット、今度はこちらがポンポンとリズムよく手を出して、サンティシマの出先をどんどん制していくような戦い。

終盤、サンティシマの左オーバーハンドが入ったか、しかし流れは村田にきているでしょう。

5R、しっかりと距離を詰めてから細かなパンチを打ち込む村田。サンティシマの反撃に対してはカバーリング、とにかく近い距離で戦います。

後半に入ろうかというところで右フックカウンターそこからボディを交えてコンビネーションの雨あられです。

サンティシマは徐々に手数がでなくなってきていますが、あまり雑な打ち終わりにするとまだまだリターンは危険でしょうね。ただ、サンティシマのダメージはかなり溜まってきているように見えます。

 

 

 

6R、サンティシマは右フックに全てをかけているかのような強振。やっぱりこれをもらうと危険ですね。

村田はそれに対して細かなコンビネーション、これば適度にボディへと伸び、さらに細かなステップでアングルを変えながらで坪井智也のボクシングを「回転力を抑えて」「力強さを増した」感じ。

かなり苦しそうなサンティシマですが、試合を投げることはせず、気持ちのある良いボクサーですね。

スピードも落ちているサンティシマですが、それでもパンチを返し、村田も後半一息付きながらもボディショット、そこから下がったサンティシマを追いかけてチャージ!チャージ!

とここでなんとサンティシマの左がカウンターとなってヒット、村田がまさかのダウン!!!!

行き過ぎてしまった、村田。。。!!立ち上がったところでゴングです。

7R、さあ、これは大きくエスケープする村田、サンティシマは当然グイグイきます。かなり厳しい展開の村田、ですがサンティシマも序盤ほどの迫力はありません。

村田の足は時間を経るごとに復活し、サンティシマの追い足は時間を経るごとに減退。村田はこのラウンド、エスケープ。

 

 

 

8R、村田は随分と回復したようには見えますが、慎重です。サンティシマのスピードは回復しておらず、これまで村田が叩いてきたボディが奏功しているのかもしれません。

いずれにしてもこのラウンドは両者ともに勝負をかけることはなく、嵐の前の静けさというラウンド。

9R、サンティシマが鋭いステップインで出てきます。その後、村田もプレスをかけつつ、ですがどちらもビッグヒットは生まれません。

この試合も、微妙な判定になるかもしれません。

ラストラウンド、ここはさすがに強いパンチを出してくるサンティシマ。ただ、完全に勝利を掴み取ろうと出てくる素振りはありません。どちらかというと、近い距離でボディを打たれるよりも、微妙な判定にかけよう、というところでしょうか

村田はプレス、長いパンチを出していきます。ちょっと打ち終わりには気をつけたい。

明確に差をつけたい村田はコンビネーションで追いかけていきますが、これは危険を伴います。後半は近い距離での場面もありますが、ほとんどの時間、サンティシマはリングを逃げ回って終了。

最終ラウンドのゴング、勝ったように大喜びするのはサンティシマ。

判定は、96-93×2、97-92、ガブリエル・サンティシマ。

おっとこれはまさかの結果。ギリギリ逃げ切ったか、と思いましたが、ちょっとこれは知らずしらずのうちに村田よりに見てしまったか。

村田昴、ここでまさかの敗戦。

ガブリエル・サンティシマは強かった、それでもやはり、村田の方が地力は上だと思ってしまいます。(ただの負け惜しみ)ともかく、ビッグアップセットをしたガブリエル・サンティシマ。この強者、しばらくは日本人のターゲットになりそうですね。

 

 

 

 

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