信太のボクシングカフェ

信太のボクシングカフェ

ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

続・読書のはなし。不要不急の外出を控え、ボクシングに思いを馳せて。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

全世界でコロナ禍。貴方の地方はどうでしょうか。

まだまだ外出自粛。一ヶ月前から不要不急の外出を控えましょう、という話でしたが、コロナの勢いは収まらず。。。

我らがスーパーチャンプ、井上尚弥も自身の発信力をきっと理解して、外出自粛を呼びかけます。

boxingcafe.hatenablog.com

とはいえ、まだ一ヶ月前は私ものんきなものでした。今はボクシングジム自体も営業を控えている所も多いようです。

さて、我々にできることといえば、なるべく外出をせず、やむを得ず外出する際は人混みを避け、残念ながらジム通いも自粛する、という我慢のとき。

ロードワーク、シャドー等で体をなまらせないようにする、というところでしょうか。

私が教えている国立大のボクシング部では、部活動は4月中旬まで活動自粛、しかし4/8から学校は始まるらしいのです。まあ部活は仕方ないとして、全国から人が集まる国立大で、講義をはじめてしまっていいのか?と思いつつも、当然何の権限もないので指を加えて見ていることしかできません。

せめて、自分も含めて見知った人の中で、感染者が出ないことを祈るのみです。

さて、前回も少しボクシング関連のオススメ本を紹介しましたが、今回はノンフィクション、自伝又は評伝にしぼって、追加で紹介させていただきます。

ジョージ・フォアマンの自伝

 かつて「象をも倒すパンチ」を持つとして恐れられたジョージ・フォアマン。モハメド・アリに「キンシャサの奇跡」と呼ばれた一戦で敗北を喫し、その後カムバック。復帰後、45歳でヘビー級王者に返り咲くという奇跡を起こします。

そのヘビー級王座返り咲きしたすぐ後くらいに発刊された本です。

私もあと少しでその時のフォアマンと同じ年齢。人は何度でも立ち上がれるんだ、と非常に勇気づけられる一冊。

イベンダー・ホリフィールドの自伝

そんな復帰したフォアマンが挑んだ世界チャンピオンがイベンダー・ホリフィールド。ホリフィールド戦の善戦(ホリフィールドの判定勝ち)が話題となり、フォアマンにチャンスがまた巡っていった、という敬意もあります。

ホリフィールドはフォアマンの他にも、マイク・タイソンやレノックス・ルイスといった時代を象徴するボクサーと、何度も激戦を繰り広げます。ザ・リアル・ディール(本物)というニックネーム、まさに強敵との対戦を恐れない、真実の男でした。

ちなみにこの本は1997年発刊、タイソンに耳を噛みちぎられる前です。共著のバーナード・ホリフィールドはお兄さんです。 

 

 ロベルト・デュランの伝記

ロベルト・デュラン "石の拳" 一代記

ロベルト・デュラン "石の拳" 一代記

 

パナマの英雄、ハンズ・オブ・ストーン(石の拳)ロベルト・デュランの伝記です。ライト級〜ミドル級まで4階級を制覇した怪物王者で、ガッツ石松や小林弘との対戦で日本にも馴染みが深い。黄金の中量級をささえたボクサーの一人でもあり、その中でも最もスリリングなボクサーでした。

特にライト級時代は無類の強さを発揮し、今だにライト級史上最強との呼び声も高い。

とにかく人気の高いデュラン、私もそのファイトスタイルが大好きなボクサーの一人、その半生記。

ロッキー・マルシアノの評伝

無敗の王者 評伝ロッキー・マルシアノ

無敗の王者 評伝ロッキー・マルシアノ

 

これは割りと最近出た本です。発売日に買いましたが、かなり読み応えがあります。

「ロッキー」といえばバルボアですが、そのバルボアが憧れたボクサー、マルシアノ。生涯戦績49勝43KO無敗、無敗のまま引退したヘビー級チャンプ。体格的に恵まれていたわけではありませんでしたが、20歳でボクシングをはじめると、ジョー・ルイス、ジャーシー・ジョー・ウォルコット、アーチー・ムーアといったヘビー級の強豪を次々とKO。

ムーア戦後、闘う相手がいなくなった、と引退。

決してボクシングセンスに秀でたボクサーではなかったと思います。本当に強打、ただそれだけで登りつめ、その頂上から突然引退したという空前絶後のファイター。

 モハメド・アリ。

モハメド・アリの書籍は数あれど、この評伝は本当に素晴らしいものです。

アリ自身、アリをとりまく人々からのインタビューをまとめたものですが、その当時のことが生々しく語られています。

もう絶版になっているとのことですが、ボクサーとしてではなく、人としてのモハメド・アリを大いに知ることができます。

ザ・グレーテスト、20世紀最高のアスリート、アメリカと闘った男。数々のアリのニックネーム以上に、モハメド・アリという人物は世界に与えた影響はとんでもなく大きい。

モハメド・アリは、ボクサーとかアスリートとか革命家とかいう枠を全てとっぱらった、「The Greatest」なんだと痛感させられる一冊です。(あ、上下巻2冊です。)

 

 

今回は海外ボクサーを中心にピックアップしてみました。

昔、私が子供の頃はインターネットなんてなかったので、本を探すのにも一苦労でした。ボクシング・マガジンは近くの本屋に1冊だけ入荷するのを買いに行ったり、ワールド・ボクシング(当時)は売っていなかったのでその存在すら知らなかった。

今はネットで買える時代。

この恵まれた時代の恩恵を受けながら、外出自粛引きこもりライフを過去試合の観戦と、読書とともに楽しんでいこう!と思います。

 

プライバシーポリシー お問い合わせ