信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

Pick Up News!!期待のカーメル・モートンのウェイトオーバー。期待のマッチアップ、ディエゴ・パチェコvsクリスチャン・ムビリ!etc.

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

いよいよ今年も残すところあと1ヶ月です。

2024年、早かったですねー。

残すところあと1ヶ月とはいうものの、ボクシング興行はまだまだ盛りだくさん。そして毎日のように興味深いニュースも出てきます。

ということで今回のブログは、いくつかのニュースをピックアップ。

 

 

 

カーメル・モートンのウェイトオーバー

11/30(日本時間12/1)に行われる予定だったカーメル・モートンの試合が、モートンのウェイトオーバーにより延期(予定)に。

しかも15lbs(約6.8kg)以上という大幅なオーバーで、これは全く落とす気がなかったのか、契約ウェイトを勘違いしてたんじゃないかというレベルの話。(そんなことはあり得ませんが)

メイウェザー・プロモーションに所属し、世界中が期待をかけるこのモートンの失敗は非常に残念なものです。

昨年9月、17歳でプロデビューしたモートンは、本当にティーンエイジャーかというぐらい体が仕上がっており、向かう所敵なしの6連勝(5KO)。まだキャリアの形成段階であり、対戦相手の質云々を語られる場所にいませんが、この5つのノックアウトのうち4つが初回KOというパンチャーぶりをアピールしています。

 

 

 

ちなみにそもそもアメリカで17歳でプロデビュー自体が特例で、本来アメリカは18歳にならないとプロデビューできません。17歳でプロデビューしたいボクサーは、メキシコに行ってプロデビューするという抜け道を使っています。しかし、このモートンは「アメリカで」「17歳で」プロデビューした掟破りのボクサー、それだけ周囲が、またアメリカのボクシング界が期待しているボクサーなのでしょう。

契約ウェイトが133lbs、ライト級超の契約ウェイトで15lbsものオーバーというのは非常に残念なニュース、である、というだけでなく、このことはモートンの将来を不安にさせるニュースではないでしょうか。

モートンの身長を調べると5'2"と出てきて、センチメートルに直すと157cmとなります。これはおそらく間違っている(情報が古い)のではないかと思いますが、それでもメイウェザーよりも高くない、ということから170cm以下、ということが予想されます。

上体はかなり発達しているので、ジャーボンタ・デービス(165cm)と同じくらいか少し高いぐらいか、ということだと推察されますが、問題なのは彼がまだ18歳であるという現実です。

仮に165cmとして、そして仮に今回全く減量をしていなかったとしても、67kg超というのはこれはかなりの数値です。もしこれが少しでもウェイトを減らした後の数値であるならば、普段がかなりでかい。

 

 

 

しかも18歳ということは、これからまだでかくなる可能性が大きい。

どんなに才能を持っているとしても、さすがに小さすぎる気がします。そして世界タイトルを獲得したとしても、そのスタートがウェルター級とかになってしまった場合、その先を望むのは非常に困難でしょう。

ウェイトオーバー、これはもちろん契約不履行で「NO」を突きつけなければいけないですが、それ以上に、今後のモートンのキャリアが心配ですね。

タンクは結局ローチと3/1

ジャーボンタ・デービスvsレイモント・ローチ。

たくさんの批判を受けているこのカードは、当初12月と発表があったのちに延期と報道され、その後も「やっぱり12月にやるらしいよ」の噂のあとは出てこず、最終的に来年の3/1(日本時間3/2)に落ち着いたようです。

 

 

 

批判されるのは仕方ないですが、これは全てタンクの責任というわけではありません。

一端はあるのでしょうけれど。

ボクシング界のスターであるジャーボンタ・デービスには制約が多い。彼は自身のマネジメント会社を設立していますが、実質試合を組むのはPBCに頼っています。

そのPBCは、ShowtimeからAmazon Prime Videoにプラットフォームを移しましたが、結局のところ体制は変わらず、基本的には「PBCファイター同士」の戦いで全てを賄おうとしています。もはや、そんな時代ではありません。

そんな中で飛び込んできてくれるボクサーもいるわけですが、タンクがPBC以外のファイトに出ることはありません。

そういう厳選された中で選ばれたのがWBA世界スーパーフェザー級王者のレイモント・ローチです。

これは何というか、良いことが一つもない日程とマッチアップです。

 

 

 

まずタンクは年に1試合しかできないということと、ローチが王座を返上しての挑戦でないが故、WBA王座の動きは止まってしまいます。おそらくローチはこの試合でKO負けをするでしょうから、じゃあ6月くらいにスーパーフェザー級の防衛戦を、とはならないでしょうし、さらに指名挑戦期限がガバガバのWBAだから剥奪も考えられません。ただただ、ローチが王座でいるだけの期間が長く続くのみ。

北米Amazon Primeは大丈夫なのでしょうか。大人気ボクサーのタンクとはいえども、この試合のPPVを売るのは非常に難しいでしょう。1週間前には、リヤドシーズン(これがPPVとなるかは不明)も控えています。

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 PBCが、この興味を引くことがあまりないメインイベントに対してのサポートカードとして、どのような強力なマッチアップを持ってくるかには興味があるので期待しましょう。

ディエゴ・パチェコvsクリスチャン・ムビリ!?

暗いニュースばかりだったので、テンションの上がるニュースをいきましょう。

IBFはIBF世界スーパーミドル級王者、ウィリアム・スカルへの指名挑戦権をかけて、ディエゴ・パチェコとクリスチャン・ムビリに挑戦者決定戦をオーダー。

この入札期限が12/10とのことなので、おそらく春頃には試合が行われ、夏か秋頃にはスカルとこの試合の勝者の世界タイトルマッチが見れそうです。

王者、ウィリアム・スカルは先月、ウラディミール・シシュキンに判定勝利を得ましたが、この採点が物議を醸します。シシュキンのサリタ・プロモーションはIBFに正式に抗議をしましたが、このダイレクトリマッチは認められず、スカルは来年の夏か秋まで待つのか、一つ選択防衛戦を挟むのか、という判断が必要です。

そして何より、この挑戦者決定戦は非常に興味深い。

 

 

 

22勝(18KO)無敗のヒスパニック系アメリカンのプロスペクト、ディエゴ・パチェコ。弱冠23歳と若く、193cmの長身と201cmというリーチから繰り出される強打は非常にパワフルで且つアングルとタイミングもよく、前戦でこれまでKO負けのなかったマシエ・スレッキを6Rで沈めています。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

このパチェコはすぐにタイトルに絡んでもおかしくありませんが、それでこの階級のトップはサウル「カネロ」アルバレス。そうそうチャンスが回ってくるものではありません。

そしてこのパチェコ以上に待たされている、と言えるのがクリスチャン・ムビリ。

カメルーン出身のフランス国籍のボクサー、ムビリはパワーショットを基本として戦うゴリゴリのファイタータイプで、28勝(23KO)という戦績を残しています。

 

 

 

現在はカナダを主戦場としており、カナダのボクシングシーンを大いに盛り上げている存在と言って良いでしょう。

前戦はセルゲイ・デレビヤンチェンコにほぼ完勝しています。

このパチェコvsムビリは素晴らしい戦いとなりそうで、言ってしまえばスカルvsシシュキンよりもレベルの高いファイトになりはしないか。

これは非常に楽しみ、続報を待ちましょう。

 

 

 

アーノルド・バルボサJr.vsジャック・カテラル

先日、アーノルド・バルボサJrは元王者、ホセ・カルロス・ラミレスに勝利し、その前にはジャック・カテラルが元王者レジス・プログレイス、元4団体統一王者ジョシュ・テイラーに勝利しています。

「あの頃」、つまりはコロナ禍が世界を襲った頃のトップボクサーたちは負け、新たなボクサーたちが台頭しています。

そしてそれらのボクサーたちを倒したこのバルボサとカテラルに対し、WBOは挑戦者決定戦をオーダーしています。

この交渉のカギを握るのはジャック・カテラルであり、ホルへ・リナレスへの勝利も含めると元世界王者を3連破したカテラルは、次戦がタイトルショットを希望しているようです。

まずカテラルの第一希望はIBF王者のリアム・パロであり、このサブリエル・マティアスを降して王者となったボクサーには、12/7(日本時間12/8)に指名挑戦者であるリチャードソン・ヒッチンズ戦が割り当てられています。

 

 

 

ロードウォリアーの王者であるパロ相手の交渉はエディ・ハーンをバックに据えるカテラルにとってはさほど難しくなく、ここでパロが勝利すれば一気に交渉が進むかもしれません。

そしてヒッチンズが勝利したとしても、こちらはマッチルーム所属の選手なので交渉は難しくないでしょう。

それでも絶対にうまくいく交渉というのはないでしょう。そしてこのIBFタイトル挑戦よりも(エディ・ハーンにとって)魅力的なのが、このバルボサvsカテラルの試合がWBO世界スーパーライト級王座決定戦となることです。

 

 

 

現在この階級のWBO王者はテオフィモ・ロペスですが、ロペスはウェルター級への転級を検討しています。スーパーライト級でもあまり良いパフォーマンスを見せられていませんが、ここはラテン系パリピ、ウェイトを落とすのが嫌というのもあるのでしょう。

今回はロペスのことは置いておいて、そうなるとこのバルボサvsカテラルが王座決定戦への繰り上げとなることは明白です。

「この試合は2月にやりたい」と語るのはカテラルではなくエディ・ハーン。ハーンとしてはこの試合までにロペスにタイトル返上してもらいたい、という感じ。もしそうでなければ、この試合が謎の暫定王座決定戦になるかもしれない、とも言っています。

ともあれ、私は個人的にカテラルのボクシングが好きではありません。なのでこの試合が決まれば、頑張れバルボサでいかせてもらいます。

 

 

 

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