信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】タイガー・ジョンソン、カツマ・アキツギの高パフォーマンス!ProBoxTV、11/7開催コンテンダーシリーズ!

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ProBoxTV

ギャリー・ジョナスが創設、現在もCEOを務めるこのプラットフォームは、そのすべての興行を無料配信。

ジョナスは2024年にはBoxingSceneを買収しており、今、アメリカのボクシング界で非常に重要なポジションにある人です。

このProBoxTVの「Contender Series」にはこれまでも数々の世界ランカーたちが出場、アンジェロ・レオを世界王者にまで押し上げています。ラモン・カルデナスもこのProBoxTVで腕を磨いた一人ですね。

さて、11/7(日本時間11/8)に行われたこのコンテンダーシリーズには、デランテ「タイガー」ジョンソンが登場。トップランクが期待するプロスペクト、元オリンピアンの「タイガー」ジョンソンは、トップランクがESPNとの提携を終了したために、プラットフォーム的に見れば「アウェイ」の試合に臨みます。これはProBoxTVがジョンソンを救った、とも取れますね。

ということで今回のブログは、11/7(日本時間11/8)に行われたProBoxTV興行の観戦記。

 

 

 

11/7(日本時間11/8)アメリカ・フロリダ

カツマ・アキツギ(アメリカ)13勝(3KO)無敗

vs

ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)20勝(15KO)5敗

バンタム級期待の無敗プロスペクト、秋次克真が、ツータイム・タイトルチャレンジャーであるビンセント・アストロラビオを迎えます。

前戦がジョナス・スルタン(フィリピン)、その前がアストン・パリクテ(フィリピン)と来日経験のあるフィリピン人ボクサーを次々と退け、現在は下位ながらも世界ランクにランクイン。このまま順調に進めば、来年、いや再来年にはチャンスが来そうでしょうか。是非日本で戦ってほしいですね。

アストロラビオは2024年7月、中谷にボディ一発で沈められてしまいましたが、その前にはWBCの挑戦者決定戦でナワポーン・カイカンハ(タイ)を11RTKOで撃破。その前の試合ではジェイソン・モロニー(オーストラリア)とフルラウンドにわたる激闘を展開するなど、確かな実力を持っています。過去にはギジェルモ・リゴンドーを相手に金星を挙げて話題になりましたね。

アキツギとしては得意と思われるフィリピン系パンチャー、どのようなパフォーマンスを見せてくれるか。

初回、まずリング中央を陣取って速いジャブで攻めるアキツギ。ワイルドカードジムで練習している、みたいなことを実況が言ってますね。(たぶん。)

 

 

 

鋭いサイドステップから奥の手のボディを見舞うアキツギ。アストロラビオはプレスをかけられて下がる場面が多く、らしくはないですがまだ序盤だからでしょうか。

ちょっと頭から入ってくる事が多いアストロラビオ、バッティングには注意してほしいですね。

2R、ノーモーションの左、ショートの左、カラのコンビネーション。アキツギは非常にアグレッシブに、コンパクトで非常にセレクトの良いコンビネーションを次々に放っていきます。

この波状攻撃にアストロラビオは反撃の糸口を掴めないか、単発を返すのがやっとです。そういえば中谷の左ボディストレートで沈んだアストロラビオ、今回もサウスポー、アキツギノコのパンチはキーになりそうです。

と、思ったらまさに、アキツギのボディでアストロラビオがダウン!!残り時間は1分弱、アキツギはチャージをかけますが、アストロラビオにはまだ反撃の力が残っており、おそらくここでのフィニッシュを断念。アキツギの左ストレートにあわせるアストロラビオの左ジャブ、これはちょっと危険かもしれないですね。

スローが流れると、ダウンを奪ったのはアキツギの左アッパー気味のレバーブローだったようです。

 

 

 

3R、アングル多彩なコンビネーションで攻めるアキツギ。アストロラビオもプレスを賭け始めますが、アキツギが必ずと言って良いほどリターンをかけてくるので、かなり攻めづらそうです。

4R、アキツギがややギアアップ、長い左ボディから攻め入り、接近戦。しかしここではアストロラビオのパンチも活きる距離、一発のパワーはアストロラビオが上回ります。

それをパンチのアングル、手数、回転力で埋めにかかるアキツギ、上下に打ち分けてアストロラビオのガードの間隙を縫ってアッパー、そして右ボディ!この右ボディでアストロラビオ箱の試合2度目のダウン!

立ち上がったアストロラビオに対し、しつこくボディを叩くアキツギ、またもボディで3度目のダウンをゲット!立ち上がったアストロラビオを仕留めようと前に出るアキツギ、しかしここでアストロラビオの右を被弾!アキツギは止まりませんが、このラウンド、アストロラビオはなんとかサバイブ!

5R、アキツギが観客を煽ってスタート、ここまでのパンチスタッツはアキツギ86、アストロラビオ31と圧倒的です。

しかし、イタチの最後っ屁、ということなのか、アストロラビオの攻撃はここに来てパワフルに。アキツギもちょっと攻めきれません。

 

 

 

6R、しっかりとジャブを突いて、中間距離で戦おうというアキツギ。サイドにまわってかわし、左ストレートをコネクト、そしてボディにつなげます。このペースで戦えば、KOを狙わずとも判定勝利は固いでしょう。

そしてこのラウンドも、アキツギの左ボディがヒット!アストロラビオはダウン!

顔面への左ストレートでアストロラビオを弾き、コンパクトな左右をボディに集めるアキツギ、しかしこのラウンドもアストロラビオはサバイブ!こんなにボディで倒されて、アストロラビオは根性ありますね。

アキツギの右まぶたが切れてるのはバッティングでしたっけ?

7R、軽い左から入ってしっかりとボディを叩くアキツギ。ほとんど手が出ないアストロラビオ、しかし強振の一発を振ってなんとか反撃。

中間距離ではアキツギがカウンターを用意している分、警戒するだけで攻められないアストロラビオ、アキツギがコンスタントにジャブを打つほか、動きがありません。

ここでアキツギが動くと、また左ボディでアストロラビオがまたもダウン!これでレフェリーがストップ!

 

 

 

カツマ・アキツギ、7RTKO勝利!

会心の勝利と言って良いでしょう、カツマ・アキツギ!パワーパンチのスタッツが133/299というのは驚異的。

ディフェンスに回っては非常にテクニカル、攻撃に回っては素晴らしいコンビネーションを幾度も繰り広げました。ニックネームは「El Cuete Japonecito(クエテ・ハポネシト)」、小さな日本人ロケットみたいな意味だそうです。

バンタム級ということで、今後の日本人との絡みも非常に楽しみですね。

ニクラウス・フラッツ(プエルトリコ)15勝(10KO)2敗

vs

デランテ「タイガー」ジョンソン(アメリカ)16勝(7KO)無敗

トップランクからの刺客、デランテ・ジョンソンを迎え撃つ、ニクラウス・フラッツ。フラッツの2敗のうち1敗は、ジョンソンが前戦で降したジャネルソン・フィゲロア・ボカチカ(アメリカ)によるもので、フラッツにとってはここに勝てばフィゲロアへのリベンジも果たすのと同義。

ただ、「ボクシングに3段論法は通用しない」ということを示すには、タイガー・ジョンソンはあまりにも強大な敵です。

 

 

 

対してジョンソンは、プラットフォームがアウェイとはいえ、こんなところで負けるわけにはいかないプロスペクト。番狂わせは起こるか。

初回、まずはリング中央でジャブの差し合いです。ジョンソンのジャブが1段速く、そしてタイミングも良い。早々にフラッツの顔は跳ね上がります。

上体のやわらかいジョンソンはフラッツの中間距離での攻撃をスイスイとかわしてジャブをリターン、これはフラッツの顔面を捉えています。

後半にはワンツーを打ち込んだジョンソン、かなり余裕のある試合運びです。

2R、グイグイとプレスをかけていくフラッツ。中間距離では技術の差が大きいですから、こうするほかありません。攻め込む時にジョンソンのカウンタージャブを浴びますが、気にせず強い攻めは、その意気やよし、です。

ただ、ジョンソンも気が強いですね、基本的には中間距離でのカウンターショットを狙う戦法ですが、近づかれればガッチリと組んでフラッツを押し返しています。

3R、無遠慮に前に出てくるフラッツですが、このボクサーも超至近距離で大きな武器があるタイプのボクサーではありません。必然的に、近い距離では組み合いのようになり、どちらも効果的なパンチは打ち込めず。

 

 

 

中間距離ではフラッツのパンチは当たらず、圧倒的にジョンソン。

距離を詰めすぎない距離で戦いたいフラッツは、後半、ジョンソンをコーナー傍に詰めてラッシュ、浅くも右ストレートをヒット。

これに気を良くしたフラッツは攻勢を強めますが、終盤、中間距離でジョンソンのワンツーが綺麗にヒット!フラッツはダウン!!

立ち上がったところでゴングです。

見事なワンツーでしたね。

4R、明らかにフィニッシュを狙うジョンソンは、猛チャージ。しかしまだ倒せないと悟ったか、誘ってのカウンターにチェンジ。

後半、近い距離でショートの右をヒットしたジョンソンは、その後のラッシュでも右を幾度もヒット。

かなりダメージを溜めていそうなフラッツは、ラウンドの最終盤、またもジョンソンの右を浴びるとダウン、立ち上がるも焦点が定まらず、レフェリーはストップ。

デランテ「タイガー」ジョンソン、4RTKO勝利!

 

 

 

これまた会心の勝利、タイガー・ジョンソン。圧倒的でしたね。

パワー、というよりもタイミングを持つジョンソン。これはアキツギにも言えることですが、パワーでぶっ倒す系ではなく、タイミングで倒す系の2人のボクサーが、この興行のセミ、メインをノックアウトで飾ったというのはファンとしても非常に満足のいく興行だったでしょう。

フラッツはIBFとWBOで下位ながらもランクに入っているボクサーです。この圧倒的な勝利により、ジョンソンは世界タイトル圏内に入るのかもしれません。もしかすると、この見事なストップ勝利とこのあとに起こるであろう称賛は、彼を「倒しに行くボクサー」への変遷を促す出来事になるかもしれません。

今後のタイガー・ジョンソンのキャリア、非常に楽しみですね。

 

 

 

 

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