信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】田中恒成、石田匠、下町俊貴、能嶋宏弥、12/11(日)は各地で興行が開催!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

急ぎ足で書いてきた、12/11(日)興行のプレビュー記事もようやく最後。

バタバタと忙しく、ちょっと内容が薄い事についてはご容赦を。

過去3日間にわたり、テレンス・クロフォードvsデビッド・アバネシアン、ジョシュ・ウォーリントンvsルイス・アルベルト・ロペス、そしてテオフィモ・ロペスvsサンドール・マーティンについてプレビューを上げてきましたが、それよりも注目されているのは国内興行かもしれません。

愛知県では元世界王者、田中恒成(畑中)が世界ランカー対決に臨み、別興行では能嶋宏弥(薬師寺)が挑戦者に可兒栄樹(T&T)を迎えてWBOアジアパシフィック王座の防衛戦。

そして大阪では下町俊貴(グリーンツダ)が先日大沢宏晋(当時オール)を戦慄のノックアウトで破ったジョー・サンティシマ(フィリピン)へのチャレンジマッチ、これまた別興行で石田匠(井岡)が元世界ランカー、ロニー・バルドナド(フィリピン)戦。

他にも大阪、東京で2興行ありますが、多すぎて触れる事すらできません。

ということで変わらず、いや更に急ぎ足で上記4興行のプレビューを書きたいと思います。

 


12/11(日)愛知・武田テバオーシャンアリーナ

スーパーフライ級10回戦

田中恒成(畑中)17勝(10KO)1敗

vs

ヤンガ・シッキボ(南アフリカ)15勝(4KO)1敗1分

元3階級制覇王者、田中恒成は、2020年の大晦日、井岡一翔の持つWBO世界スーパーフライ級王座へとチャレンジ。

このままトントン拍子に進むかと思われたキャリアは、高い高い井岡一翔という壁に見事に跳ね返され、8RTKO負けで王座獲得ならず、プロ初黒星を喫しました。

勢いだけではどうにもならないということを経験し、再起に臨むも、この再起戦では石田匠(井岡)相手に薄氷を踏むような勝利。これは石田が素晴らしかった、ということもありますが、田中のボクシングに迷いがあったことも事実としてありました。

そこから修正した田中恒成は、続く再起2戦目で橋詰将義(角海老宝石)に挑戦、素晴らしいパフォーマンスを見せて5RTKO勝利でWBOアジアパシフィック王座を獲得しています。

この王座を返上し、本格的に4階級制覇へのリスタートを切った田中恒成、復帰3戦目で世界ランカー、ヤンガ・シッキボを迎えることになりました。

 

このシッキボについては、これまで名前を聞いたことのないボクサーでした。

15勝中4KOというKO率、そして南アフリカ、というと身体能力の高い、遠目で戦うアウトボクサーというのがイメージされるのですが、映像を見た限りでは少しそれとは異なるようです。

1試合だけですが、Youtubeにあがっていた映像をチェックすると、自らプレッシャーをかけ、相手が手を出さざるを得ない状況にしたところで、バックステップからのカウンター。

この試合ではパンチを出さずに先にしかけ、身体能力と長そうなリーチを活かしたカウンターを振るっており、インテリジェンスも感じるボクシングですね。

世界ランクに入っているボクサーだけに、侮ることはできませんが、世界的強豪と呼ぶにはまだやや足りないようにも思います。

なので、ここは田中が快勝してくれるはずです。

 

51.3kg契約8回戦

畑中建人(畑中)12勝(9KO)無敗

vs

浅海勝太(ハラダ)10勝(5KO)10敗

そのセミファイナルには、田中恒成の後を追いかけている畑中ジムのホープ、畑中建人が登場。前戦が1年以上前、ということで、ここ最近のリング登場は1年に1度、というのは非常に寂しいものです。

そのマッチメイクはやや慎重にも思えますが、ここまでデビューから13連勝を記録しています。

対戦相手の浅海勝太は、勝ちと負けが同率というボクサーですが、全くもって侮れるボクサーではありません。

前戦では三迫ジムのホープ、狩俣綾汰(三迫)にアップセット勝利。

その前にも井上夕雅(真正)と好勝負を演じる等、戦績からは想像もつかいない強豪です。

そのキャリアにおいて、どちらが厳しい勝負をくぐり抜けてきたか、というと浅海かもしれません。その浅海をスッキリとした形で退け、畑中は次の世代の日本フライ級の覇権を握れるか、というのが勝負所。

浅海はここで2戦連続アップセットとなると、フライ級のトップボクサーにとっても放っておけませんし、すぐにでもタイトル挑戦が叶う位置にきます。

こんなところでは負けられない畑中、勝てば大きく飛躍できる浅海。勝利の女神が微笑むのはどちらか。

 

放送・配信

この興行は、中部地区ではCBC放送が地上波生中継。そして、全国のボクシングファンに向けては、Paraviが生配信をしてくれます。

Paraviの放送日時は、12/11(日)15:00〜とのことなので、全試合というわけではないようですが、このセミファイナルとメインイベントを中継してくれるようです。

これは嬉しいですね!

↓Paraviはこちらから

https://www.paravi.jp/

12/11(日)愛知・刈谷あいおいホール/SPLENDED BOXING

WBOアジアパフシフィック・ミドル級タイトルマッチ

能嶋宏弥(薬師寺)10勝(5KO)1敗

vs

可兒栄樹(T&T)6勝(2KO)2敗2分

田中恒成vsシッキボと同日に、同じく愛知県で行われるSPLENDED BOXING。ボクシング選手名鑑管理人のせきちゃんさんが配信主となり、アマボクシング配信でおなじみのsakanaさんのYoutubeチャンネルで配信される興行では、初のタイトルマッチではないか、と思っています。(違っていたらすみません)

WBOアジアパシフィック王者、能嶋宏弥はもともとウェルター級の選手で、2020年のウェルター級の新人王。2022年3月、はじめてスーパーウェルター級で戦うと、それが目に止まったからなのか同年7月に当時のWBOアジアパシフィック王者、野中悠樹(渥美)から声がかかります。

ランカーでもなかった下の階級の能嶋にタイトル戦の白羽の矢が立ったのはなぜかはわかりませんが、もしかしたら野中陣営は守りに入ったマッチアップだったのかもしれません。

しかし、大方の予想を裏切り、ビッグアップセットを起こした能嶋は、はじめて戦うミドル級戦でアジアタイトルを獲得。

そしてその初防衛戦の相手として、2020年のミドル級東日本新人王、可兒栄樹と戦う事になりました。

ふたりは新人王の同期で、全日本まで獲ったのは能嶋ですが、ウェルター級の話。可兒は全日本新人王決定戦で惜しくも敗れていますが、どちらに転んでもおかしくないような試合でした。

↓能嶋、可兒の全日本新人王決定戦!

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

これは非常に楽しみな戦いですね。

能嶋は、タイトル獲得戦となった前戦では非常に積極的でアグレッシブな、挑戦者らしい戦いを見せましたが、その本質は距離をとって戦うアウトボクサー。しっかりと大きくリングを使うタイプのボクサーです。

今度の試合で、能嶋はどのような戦いをみせるのか。

パワーでいうと、これまでミドル級で戦ってきた可兒に分があると思いますし、このボクサーは非常に良いコンビネーションを持っているという印象です。

可兒が追いかけ、能嶋がボックスする、という展開になりそうですが、前戦で素晴らしい攻撃的ボクシングを見せた能嶋が、今回もそれを織り交ぜてくると、非常にエキサイティングな試合にもなりそうです。

放送・配信

この興行は、sakana1976のYoutubeチャンネルで生配信。

配信開始日時は、12/11(日)13:00〜全試合配信となっています。

おそらく、メインの開始は14:30〜15:00くらいになるのではないでしょうか。

↓sakanaさんのYoutubeチャンネルはこちらから

https://www.youtube.com/watch?v=zeABKohvjpM

 

12/11(日)大阪・エディオンアリーナ/CRASH BOXING

フェザー級10回戦

下町俊貴(グリーンツダ)15勝(11KO)1敗2分

vs

ジョー・サンティシマ(フィリピン)22勝(19KO)4敗

上記の通り、中部地方は激アツなわけですが、関西のリングもアツい。

この日、エディオンアリーナは(よくある通り)昼ころからと夕方からの2興行が開催されます。

その昼頃からの興行は、グリーンツダジム主催のCRASH BOXING、メインは下町俊貴がジョー・サンティシマに挑むチャレンジマッチ!

グリーンツダのホープ、下町は素晴らしいキャリアを歩んでおり、前戦では水野拓哉(松田)を7RTKOで破っています。過去には、英洸貴(カシミ)等の強豪も打ち破ってきましたが、今度のサンティシマは世界レベルの強豪、ここまでの相手とは1段上のランクのボクサーだと言えます。

サンティシマはエマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)へも善戦したとも言えるボクサーで、前戦では元世界ランク1位の大沢宏晋(当時オール)を痛烈なノックアウトで屠っています。

ブンブン振り回す系の、強いフィリピン人、反面ディフェンス面はやや甘く、下町のジャブがビシビシと決まるようならチャンスもあります。

ボクモバの予想では五分五分、と出ていますが、ここは流石にサンティシマが優位ではないか、と個人的には思ってしまいます。

 

ただ、下町にとってはここに勝てば一気に世界ランクまで手中にできる、過去最大の大勝負。

下町のモチベーション、そしてわざわざこのリスキーな強豪を呼んだグリーンツダ陣営、その勝機に期待したい。

放送・配信

この興行のセミファイナルは、那須亮佑(グリーンツダ)vs平井乃智(石田)。こちらも非常に注目ですね。

他にもグリーンツダジムのボクサーたちが次々と登場するCRASH BOXINGは、真正ジムのYoutubeチャンネル「BOXING REAL」で生配信してくれるようです。山下会長様様、ですね。

配信開始は12/11(日)12:30〜ということなので、こちらも全試合生配信。これは有り難い。

YoutubeチャンネルBOXING REALはこちら

https://www.youtube.com/@BOXINGREAL/streams

 

12/11(日)大阪・エディオンアリーナ/THE HEAT 三田から世界へ

バンタム級8回戦

石田匠(井岡)31勝(16KO)3敗

vs

ロニー・バルドナド(フィリピン)15勝(9KO)3敗1分

そして、グリーンツダ興行が終わったあとには同じ会場で井岡ジム、大成ジムの共同興行!

そのメインイベントには石田匠が登場で、セミには大成ジムの松岡新、放映は大成ジム興行をいつも配信してくれるテレビ大阪ニュースが担ってくれています。

石田は2019年12月、イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)に僅差の判定を落としたあと、当時無敗のホープだった石井渡士也(REBOOT.IBA)を迎えて再起戦。ここで再起を飾った石田は、続く元3階級制覇王者、田中恒成(畑中)との試合を僅差判定で落としました。

その後はカルロ・デメシーリョ(フィリピン)、アルビン・メデュラ(フィリピン)といった日本でもおなじみのフィリピン人ボクサーに連勝、今回のロニー・バルドナドも田中恒成戦で来日経験のあるボクサーです。

バルドナドは元世界ランカーとはいえ、石田は現世界ランカー。

ここは快勝して、今後チャンスが大きくなるであろうバンタム級の世界戦線で石田ここに在りを見せなければいけない試合です。

 

そして勝負は来年か、それとも再来年か。

井上尚弥が去った後のバンタム級の世界トップ戦線に、石田匠がどのように絡んでいくのかが楽しみですね。それにはまず、ここを快勝しなければいけません。

放送・配信

この興行は、テレビ大阪ニュースのYoutubeチャンネルで生配信。

配信日時は、12/11(日)17:30〜ということなので、こちらももちろん全試合生配信。

↓テレビ大阪ニュースのYoutubeチャンネルはこちらから

https://www.youtube.com/watch?v=C5nJxkMWe6s

しかも、その他にもまだある。

とんでもない数のライブ配信がありますが、実はまだ他にもボクシングの生配信があるんです。

それは石川ボクシングジム主催のGENKOTSU立川立飛大会であり、これは12/11(日)13:00の配信開始、配信場所は石川ボクシングジムのYoutubeチャンネルで、当然全試合生配信。

↓石川ボクシングジム立川チャンネルはこちら

https://www.youtube.com/@user-cb8lb4gk4j/streams

 

まとめると、以下の通りです。

12/11(日)国内ボクシング配信情報(時間は配信開始時間)

12:30〜BOXING REAL(メイン:下町俊貴vsサンティシマ)

13:00〜sakan1976(メイン:能嶋宏弥vs可兒栄樹)

13:00〜石川ジム立川チャンネル(メイン:大野俊人vsジャッカン)

15:00〜Paravi(メイン:田中恒成vsシッキボ)

17:30〜テレビ大阪ニュース(メイン:石田匠vsバルドナド)

やっぱり少なくとも、あと2人位は分身がほしいものですね。

 

 

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そしてもうあといくつねると、井上尚弥vsポール・バトラーの世界バンタム級4団体統一戦。

同じ時代に生まれたならば、必見である日本人初の4団体統一戦です。

この興行はひかりTV及びdTVで生配信、現在、dTVでは「井上尚弥選手全力応援キャンペーン」を開催中。その一環として、dTVに「入会&継続でdポイント(期間・用途限定)1,000pt還元!キャンペーン」を実施中とのことです。

初回一ヶ月は無料なので、今入れば井上vsバトラーは無料で見れます。その後一ヶ月を継続すれば1,000ptがもらえる、というキャンペーンですね。エントリーも必要だそうなので、ご注意下さい。

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