信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】セバスチャン・フンドラ、1年ぶりのリング!vsコーデル・ブッカー!女子FOTYの妹に負けないインパクトを残せるか。

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スーパーウェルター級はかなりごちゃごちゃしています。

WBA王者のテレンス・クロフォードはWBOの暫定タイトルを持っているという状況で、ほぼ内定している次戦はカネロ・アルバレスとのスーパーミドル級戦。

クロフォードに続いて評価の高いバージル・オルティスJr.はWBCの暫定王者どまりで、未だ正規王者とならず。あと一応、WBAの休養王者としてジャーメル・チャーロの名前がまだあります。もう3年近く、この階級で試合をしていないはずですが。

なので実質、正規王者と呼べるのはWBC・WBOの統一王者であるセバスチャン・フンドラと、WBO王者のバフラム・ムルタザリエフ。

そしてフンドラは週末に約1年ぶりとなる復帰戦、統一王座の防衛戦が決まっています。

ということで今回のブログは、セバスチャン・フンドラvsコーデル・ブッカーのプレビュー記事。

3/22(日本時間3/23)アメリカ・ラスベガス

WBC・WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ

セバスチャン・フンドラ(アメリカ)21勝(13KO)1敗1分

vs

コーデル・ブッカー(アメリカ)23勝(11KO)1敗

身長197cmのスーパーウェルター級、セバスチャン・フンドラは早くからその特異性のために注目されましたが、初の世界タイトルショットを迎える少し前まで「イロモノ」というイメージだったと思います。

2016年に初回KOでプロデビューしたフンドラは、2022年にWBC世界スーパーウェルター級暫定王座を奪取しています。この時の相手はエリクソン・ルビンで、このルビンは世界初挑戦のときこそジャーメル・チャーロに初回KO負けを喫してしまいましたが、間違いなく本物のボクサーでした。

そのルビンと倒し倒されの激闘を演じ、ルビンのノーマスを勝ち取ったフンドラは、暫定ながらも世界タイトルを戴冠しています。

その数戦前から、ナサニエル・ガリモア、ハビブ・アフメド、ホルヘ・コタ、セルヒオ・ガルシアらを退けていたフンドラは、ここで評価を完全に確定させました。

初防衛戦をクリアし、ここからというところでブライアン・メンドサにまさかの敗戦。面倒さのオーバーハンドで高い塔がゆっくりとくずれるように倒れるフンドラの姿は2年が経った今でもはっきりと思い出せるほど、ショッキングなものでしたね。

それまではフンドラが明らかに取っていた試合で、ワンパンチのノックアウト負けはフンドラの打たれ脆さを露呈してしまうものでした。

だからこそここからフンドラの再起ロードは難しいのではないか、と思ってしまいましたが、1年のブランクを経ての復帰戦でティム・チューを破って一気に2冠王者に。この戦いは運も味方した、とも言えますが、偶然のエルボーでチューは額から大出血、チューのパンチでフンドラも鼻骨骨折をして鼻血が止まらないという大流血ファイトとなりました。

この戦いに勝利したフンドラは、今回が2冠の初防衛戦となります。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

挑戦者のコーデル・ブッカーはあまり聞かないボクサーですね。

2016年にプロデビューしたブッカーは、デビューから17連勝を記録。しかし2022年にプロスペクト、オースティン「アンモ」ウィリアムスに初回TKO負けで初黒星を喫しています。

その後は6連勝、うち4つをノックアウト勝利で飾っています。

レジュメはさほど充実しているとは言えず、前戦でたたかったブライアン・ダミアン・チャベスは当時3連敗中野ボクサーだったし、その前に戦ったグレグ・ベンディティも亀海に勝利した以外、特筆すべき勝利は無いボクサーです。

このブッカーの映像を見ると、やや粗さのあるサウスポーで、サンデーパンチは左のフック、オーバーハンドでしょう。この左をダブル・トリプルと放っていき、当たるまで出し続けるみたいなイメージですね。

フンドラを相手にこれが当たるか、というと身長が高すぎて難しいので、まずこの左をボディに持っていく必要がありそうです。ハンドスピードは速く、回転力もありそうなのでワンチャンあるのかもしれません。

ただ、フンドラはチュー戦で新たな扉を開いたのではないか、と思っているので、それがまさにその通りであればブッカーはほぼノーチャンス。

フンドラがチュー戦のようにジャブを突いてインサイドに入らせない戦い方をしたならば、ブッカーがフンドラに近づける道理がありません。

大きな体を折り畳んでの接近戦、クロスレンジのファイトスタイルだったフンドラは、チュー戦では丁寧にジャブを突き、しかもそれを数多く突き、ジャブでペースを握っていきました。これがフンドラの新たなファイトスタイルである可能性は高いですね。

妹、ガウリエラ・フンドラが女子の最高選手に選ばれたのですから、ここは兄として良いパフォーマンスでクリアしたいところ。フンドラの素晴らしいノックアウト劇を期待したい。

ヘスス・アレハンドロ・ラモスJr(アメリカ)22勝(18KO)1敗

vs

グイド・エマニュエル・シュラム(アルゼンチン)16勝(9KO)3敗2分

「ヘスス・ラモス」なんていう名前は一般的だから、あのヘスス・ラモスとは違うボクサーだと思っていたらまさかのヘスス・アレハンドロ・ラモスでした。

わずか1.5か月前、元王者ジェイソン・ロサリオを一方的に蹂躙し、8RTKOで切って落としたラモスは、ダメージがないとはいえ超短期間でのリング復帰です。

24歳という若さのあるコンテンダーは、そもそも2021年にのちに世界王者となるブライアン・メンドサを破っており、その時点ですでに実力が確かだと言えますね。

2023年、ステップアップファイトとして元タイトルチャレンジャーのエリクソン・ルビンと戦い初黒星。これはルビンが噛ませ犬に落ちてしまいそうで落ちない、という意地を見せた試合でした。ちなみにルビンは5月にまたも無敗のボクサーの対戦相手としてあてがわれています。エリクソン・ルビン、サバイバルの道は険しい。

ともあれ、このルビン戦の前にはジョセフ・スペンサーやウラディミール・エルナンデスを退けるなどしているラモスは、初黒星のあともその勢いを落とすことなくヨハン・ゴンサレス、ジェイソン・ロサリオを撃破しています。

グイド・シュラムというボクサーは、そのヨハン・ゴンサレス、ウラディミール・エルナンデスに連敗を喫しているボクサーであり、この戦いの興味は勝敗にはないのかもしれません。

同じくスーパーウェルター級のファイトをここでやる意味は、やはりラモスJr.が良い勝ち方をすることによって、同じ興行のメインイベントに出ているフンドラへの挑戦をアピールするもであるのかもしれません。

いずれにしろ、閉鎖的なPBCは今、スター選手を育成しなければなりません。

その意味において、このヘスス・アレハンドロ・ラモスJr.はKO率も高く、スターになり得る攻撃性をもってもいます。これがどんなファイトになるのか楽しみです。

イライジャ・ガルシア(アメリカ)16勝(13KO)1敗

vs

テレル・ガウシャ(アメリカ)24勝(12KO)4敗1分

このイライジャ・ガルシアというのは非常に良いボクサーで、きっと世界王者になるボクサーなのだと思っていました。

2020年のプロデビュー以来、頻繁にリングに立ち、16連勝。両の手にパワーを秘めた左右のフックは非常に強烈で、非常に好戦的なそのボクシングは多くのファンの好むところでしょう。

しかし結果的には、少しキャリアを急ぎすぎた感があり、前戦でベテラン、カイロン・デービスに初黒星を喫しています。

この試合、ガルシアはウェイトオーバー、調整もうまくいかなかったのかもしれませんが、とにかくデービスとその参謀、スティーブン「ブレッドマン」エドワーズはカウンターを主体とする素晴らしいゲームプランを遂行。

21歳と若く、ボクシングにおいても人生においてもまだまだキャリアの足りないガルシアは、パワーパンチで攻め入るもカウンターを当てられる、という展開から抜け出す事ができず判定負けを喫しています。

ただ、この結果はガルシアにとって非常に良い経験になったはず。勝ちよりも、負けの方が得られる経験値は多いはずですから。

その復帰戦にあてがわれたのは、こちらもベテラン、テレル・ガウシャ。

なかなか一筋縄ではいかないこのベテランを再起戦に選ぶというのはガルシア陣営も非常に強気です。

ガウシャの4つの敗北は、カルロス・アダメス、ティム・チュー、エリクソン・ルビン、エリスランディ・ララ。当然みんな世界レベルの相手です。

これはイライジャ・ガルシアにとってかなり難しい試合になる可能性がありますね。

ガウシャは37歳で、なんとガルシアとは16歳差。若さ、勢い、そこからくるポテンシャルはガルシアなのでしょうが、やはりガウシャには強敵たちと戦ってきた経験値があります。オッズはガルシア-600、ガウシャ+450ですが、はっきり言ってこれはわかりません。もしガルシアがデービスに負けた時からさほど成長していないのであれば、危ないでしょう。

個人的には、勝負論としてはこの試合が一番あるのではないかと思いますが、如何に。

配信情報

この興行は、PBCファイトで、もちろんアメリカではAmazon Prime Videoで生配信。今回は非PPVファイトということで、追加料金無しで見られる興行です。

この場合、日本のAmazon Prime Videoでも視聴可能なはずです。ただし、これは1週間前の現在、アメリカのAmazon Prime Videoのライブ配信スケジュールにも載っていないので、反映されるのは数日前かもしれません。このためにアマプラに加入しようという人はいないのかもしれませんが、日本も北米ももっとちゃんとやってほしい。

おそらくポスターに掲載されいてるこの3試合が放送網に乗ってくるメインカードかな?と思います。わかりませんけど。

放送開始は9時、メインはお昼ころでしょう。

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