昨日(日本時間5/3)のニューヨーク、ボクシングの試合会場としてはエキセントリックなタイムズ・スクエアで行われた興行は、セミファイナル、メインが塩試合に徹し、この2試合に出場した4人のボクサーの総パンチ数、つまりは48ラウンズ分のパンチ数は、ウィリアム・セペダたった1人の12ラウンズ分と大差ありません。というか負けています。
悲しいかな、これが現代ボクシングであり、現在のアメリカのボクシング。
これではボクシングの人気は戻ってきません。それはタイムズスクエアでやろうとも、アルカトラズでやろうとも、一瞬の話題で過ぎ去ることで結局はスペシャルな殴りあいを視聴者は求めています。少なくとも、アクションは多ければ多い方が良い。
↓観戦記
さて、絶望的なNY興行視聴のあと、すぐにダイナミックグローブを視聴できたのはラッキーでした。げんなりする時間が少なくて済んだためです。
こちらはどの試合も非常に面白かった。後楽園ホールはもちろんですが、日本で行われる試合は好試合になる可能性が非常に高く、それはビッグマッチにおいても同様です。世界(というかアメリカ)は日本の興行、マインドを見習うべきでしょう。
↓ダイナミックグローブの観戦記
さて、長くなりましたがGW興行の2日目、カネロが登場のサウジアラビア興行の観戦記。
↓プレビュー記事

5/3(日本時間5/4)サウジアラビア・リヤド
マーティン・バコーレ(コンゴ共和国)21勝(16KO)2敗
vs
エフェ・アジャグバ(ナイジェリア)20勝(14KO)1敗
ヘビー級のサバイバルマッチ。やや試合枯れ気味のあジャグバはここに勝てば、引き続きリヤドのリングに上がれるかもしれません。
一方でバコーレは前戦でジョセフ・パーカーに敗北してから大事な復帰戦。
初回、ずんぐり体型のバコーレがプレス。分厚い腹回りと細い足は、随分昔のヘビー級ボクサーを見ているようでノスタルジーを感じるものです。
対してスマートで、ボクサー然としたアジャグバ、おおよそ効きそうにはないバコーレの分厚い腹にボディジャブ、終盤には右ストレートを顔面にヒットしています。
3Rに入ると攻勢を強めたバコーレ、ボディジャブを多用してプレス。バコーレにとって、アジャグバは距離が遠く、速いのでしょう。アジャグバはバコーレからのパンチをスウェーでかわし、右ストレートをヒット。重厚なボディを持つバコーレですが、ボクシングスキル、そしてクイックネスにおいてはアジャグバに大きく劣ります。しかしラウンド終盤、アジャグバをロープに詰めての連打はちゃんとボクサーっぽいコンビネーションを出せています。やはりこの身体から放たれる強打は脅威。
4R、思い出したかのようにダック、ウィービングを使いだしたバコーレは、近い距離に詰め寄って力強いパンチでアジャグバを追い詰めます。アジャグバはコーナー、ロープに詰まりながら軽めのカウンターしか打てません。バコーレはこの近接戦闘において、パンチのアングルに非常に優れていますね。中間距離はアホみたいに弱そう(下手くそにみえる)ですが、この距離のバコーレは強い。アジャグバはピンチか。
この攻勢で疲れたのか、次のラウンドは明らかに休憩を挟んだバコーレ。いやここは一気にいけや、と思ったのも後の祭りで、アジャグバはこのラウンドで見事に復活。そして6Rにはしっかりとしたアウトボックス。
ヘビー級としてよく動けるし、スキルもあるアジャグバ。おそらく打たれて強くはないのでしょうから、バコーレの一発をもらってはいけない緊張感はありつつも、よくコントロールしているように見えます。ちょっと焦りもでてきたバコーレはとにかくパンチを当てようと躍起になっています。このボクサーはこれで良いと思いますが。
9R、アジャグバもバコーレのプレスで削られて足が動かなくなってきているのか、接近戦に付き合う場面が出てきます。そうなるとパワーに勝るバコーレが優勢で、バコーレはパンチのつなぎ目も良いし強弱のある連打ができます。
ラストラウンド、歩いてプレスをかけるバコーレ、アジャグバはアウトボックス。足が動けばアジャグバが優勢となるのではないでしょうか。遠い距離からワンツーを放って動く、という勝ちに徹したボックスのアジャグバ。だからきっとこのボクサーは呼ばれないのでしょう。
中盤、バコーレの右から左がヒット!アジャグバはダメージを追いロープに詰まりますが、バコーレにも追い足がないのでそのままエスケープ。アジャグバの逃げ切りか、バコーレが捕まえるか、という戦いですが、何せバコーレが距離を詰めるのが下手すぎました。近い距離では強いですが、そこに付き合ってくれないボクサー相手だと相性が悪いのかもしれません。
規定の10Rを終了し、判定は96-94アジャグバ、95-95✕2、1-0のドロー。うーん、アジャグバの方がラウンドは多かった気がしましたが、後半に捲られましたかね。
ブルーノ・スラーチェ(フランス)26勝(5KO)無敗2分
vs
ハイメ・ムンギア(メキシコ)44勝(35KO)2敗
大きなアンダードッグの選手がビッグアップセットを起こした場合には、2度は勝たなければその地位を確立できません。
その地位を確立したのは、明日ラスベガスに登場するラファエル・エスピノサであり、1度では「フロック」と言われて評価は定まりません。
このブルーノ・スラーチェもこの再戦が試金石。1度はハイメ・ムンギアに勝利しましたが、ペース的には明らかにムンギアペースだったこともあり、やはりその強さには疑問符がつきます。
スラーチェはここに勝利して自らの人生を切り開けるのか、それとも予想通り負けて、大金を稼ぐのは一過性になってしまうのか。
初回のゴング、まずは中間距離。ムンギアはプレスをかけ気味、スラーチェは下がり気味、互いに攻め込む時には強く攻め込むというパターン。どちらも高次元のカウンターをもっているタイプではないので、交互に攻撃を仕掛けていくようなイメージです。
2R、プレスを強めたムンギア、やはりパワーもスピードもヒット奪う当て勘というものもムンギアが上のように思います。時折、スラーチェのアングルを工夫したパンチが入ることはありますが、ムンギアは集中してよく見ています。
3R、スラーチェのジャブはよく伸びるし、右ストレートのタイミングも良い。ここはスラーチェのクリーンヒットが上回るか。ただ、(前戦でムンギアをノックアウトしたという事実があるにせよ)パワーレスには違いなく、ガードの上を叩いた時のムンギアの反応は、逆の場合、ムンギアがスラーチェのガードの上を叩いた場合と違い、かなり違います。
4R、ムンギアはとにかく左フックを当てたいようです。ストレートの距離から少し距離を詰めて左フックを強振。それをスラーチェはバックステップ、スウェーで躱します。そしてムンギアの右に右を合わせようとしています。
スラーチェは非常に自信をもって戦っているように見えます。
5R、ボディジャブを叩くムンギア、これにスラーチェは後退。パンチングパワーだけでなく、フィジカルにもやはり大きな差があります。下がってしまうとムンギアの力強い右オーバーハンドが飛んできます。ここを右カウンターで迎え撃ちたいスラーチェですが、ムンギアの力強い攻撃が続くとガードでなんとか凌ぐという状況です。
6R、スラーチェが下がり始めたので少し出てきたか。身体を振ってプレスをかけるムンギア、スラーチェがロープ際にいくと強い右オーバーハンド。スラーチェはしっかりとガードしていますが、ガードの度に身体が泳ぎます。
7R、このままムンギアに流れがいきそうなところで、スラーチェは下がるのを止めました。自ら先手をとってコンビネーションで攻め入ります。このあたりの行動を見れば、初戦でムンギアに勝利したのは完全なフロックではない、と言えそうです。機を見るに敏、やるべきことがわかっているボクサーです。
だからおそらく、自ら攻めてムンギアを倒せる可能性は低い、というのもわかっているはず。やはり頼るべきは、ムンギアの、特にまっすぐの右に合わせる自身の右カウンターです。ただ、このパンチはロープに詰まった状態では出せません。やはり決戦はリング中央です。
8R、おそらくそれはムンギアもわかっていて、スラーチェを下がらせるためにプレス。ムンギアとしてはスラーチェに逃げ場をなくし、それはロープ際やコーナーですが、そこで強い右を叩きつけたいよう。
9R、スラーチェが下がり始めてから、快適に戦えているムンギア。前半にムンギアはチャージ、倒しきれはしないもののやはりこの回転力は素晴らしいもの。
10Rもムンギアが強打で攻めます。スラーチェは硬いブロッキングでそのクリーンヒットを逃れますが、それでも見栄えは悪い。11Rもエネルギッシュに攻めるのはムンギア。後半にもボディショットを中心としてラッシュ、このボディはガードの固いスラーチェに対して、非常に有効なはずです。
11R、基本に立ち返ったのかスラーチェが若干足を使い始めます。ここでもムンギアの力強い攻撃、スラーチェのディフェンスもよく、クリーンヒットは奪えないものの、スラーチェはなかなか攻めることはできません。
ラストラウンド、攻めるも決定打には欠けるムンギア、スラーチェに対してノックアウトでリベンジ、とはいかなそうです。力強い攻撃はスラーチェの固いブロッキングに阻まれています。
とはいえ、スラーチェにも打つ手立てがなく、アクションがあるにも関わらず同じ展開のため少し眠くなる試合は、規定の12ラウンズを終えて終了。
判定は、116-112、117-111✕2、3-0でハイメ・ムンギア。
まあ順当でしょうが、ムンギアは本来もっと良いパフォーマンスを見せたかったはずです。次世代のスター候補、と呼ばれて久しいムンギアですが、果たして今、この階級で大きな武器をもっているかというとそうではありません。
今後も注目はされるのでしょうが、かつて騒がれたようにカネロの後継者となることはできなさそうです。
WBC世界クルーザー級タイトルマッチ
ノエル・ミカエリアン(アルメニア)27勝(12KO)2敗
vs
バドゥ・ジャック(スウェーデン)28勝(17KO)3敗3分
イマイチ乗り切れないクルーザー級戦線、「なんだかんだタイトルマッチ」です。
初回はリング中央で探り合いから、ミカエリアンが長いジャブ。クイックネスは明らかにミカエリアンですが、ジャックもちゃんと反応はしていますね。
2R、よく動くのはミカエリアン。トリプルジャブから左フック、いかにも軽そうなパンチですが、このボクサーの最大の持ち味はステップワークでしょうか。最近の重量級ボクサー、昔のようなパワー偏重がない分、まとまってはいますがこういうボクシングだったら明らかに軽量級や中量級の方が面白い。このラウンドはジャックのは入り際にミカエリアンが良い右をコネクトしています。
3R、ミカエリアンは良いジャブをもっており、ジャックのジャブに合わせる右も良いですね。ジャックも飛び込んでのワンツー、右を浅くヒット。41歳、若干手数は少ないながらも負けていません。
4R、バドゥ・ジャックは想像以上に動けている印象です。しかしミカエリアンはアクションが多く、このラウンドも中盤、ジャブから右ボディ、右フックと右のダブルを上手く当てています。ジャックも良いジャブをヒット、互いに良いラウンドですね。
5R、ジャックがプレス。ミカエリアンは動いてストレート系のコンビネーションですが、ジャックはガードをガッチリと固めているからクリーンヒットは奪えません。
ガードを固めて被弾を避けた上で、ジャックは後半に鋭いワンツーをヒット。これはすごい。
6R、そんな戦い方が良さそうなジャックはこのラウンドもハイガード。つまりはミカエリアン、芯に残るようなパワーはないのでしょう。
中盤にはチャージを見せるなどしたジャック、その後もミカエリアンの打ち終わりに左フックをリターン。
7R、ジャックがガードを固めてミカエリアンを追い、右ボディをヒット。中盤、ミカエリアンもサイドにまわって右をヒットする等して盛り返しますが、ジャックの攻撃に対して必要以上に下がってしまう場面もありますね。
8R、ラウンド前半はミカエリアンが動きながらも必要以上に下がらず、でしたが、後半には大きく下がったところにジャックのワンツーがヒット。お互いに浅いですが右を当て合います。結構なクロスファイトではないでしょうか。
9R、ジャックが右ボディストレートをヒット、その後フィジカルを使って攻め入ります。対ミカエリアンに対しての自らのストロングポイントをよくわかっており、さすがのベテランらしさを発揮。ミカエリアンはスムーズなコンビネーションによる手数、それがハイペースで繰り出されます。
そんな中、後半にはミカエリアンの右のリターンがヒット。これは印象的なヒットです。
10R、ミカエリアンは非常に回転力がありますが、ジャックはブロッキングで十分に耐えられるとの判断。この判断がクロスファイトを産んでいると言って良いでしょう。
ただ、全体を通してですが、ちょっとジャックはブロッキングに割く時間が長く、手数が少ない。
11R、ジャックはこのラウンドに入っても衰えを見せることはありません。現役生活を続けていく上で、ブランクがあろうとも継続的にトレーニングを行っているのでしょう。
ショートの距離、上手く右をコネクトするジャック、ミカエリアンは変わらずコンビネーションで旺盛な手数を見せています。
ラストラウンド、トリプルジャブからの右ストレートのミカエリアン。このボクサーはストレート連打が出るボクサーですね。ジャックもハイガードのスタイルは変わらず、ガードしてからの一発が良いですね。
疲れているのはミカエリアンの方なのか、後半に入るころ、ジャックはチャージ。ジャックに身体を持たれかけて休んだミカエリアンは、再開後は今度はワンツーで反撃、クリーンヒットを奪っています。
これはどっちかわからない戦いでした。バドゥ・ジャック、勝とうが負けようがまだまだやれるところは見せれたのだと思います。
パンチスタッツは、ジャックが122/369、ミカエリアンが153/670と出ています。ジャックの手数は少なかったですが、ミカエリアンの半分ぐらい(55%程度)というのはあまりにも少ない。ミカエリアンは細かなコンビネーションを出していたのでこういう数値になりますが、実際はここまでの差はない、というイメージです。
ともあれ判定は、114-114、115-113✕2、勝者はバドゥ・ジャック。
これはお見事です、バドゥ・ジャック。ドロー、2ポイント差が2人、これは逆になっていてもおかしくはないほどの接戦だったと思います。
いずれにしろ、41歳の戴冠というのは異常。まさか勝つとは思いませんでしたね。
世界スーパーミドル級4団体王座統一戦
サウル「カネロ」アルバレス(メキシコ)62勝(39KO)2敗2分
vs
ウィリアム・スカル(キューバ)23勝(9KO)無敗
さて、メインイベントは本日の主役、カネロの登場です。今日のリヤドでの試合は、これまでそこそこ歓声が聞こえているので、このスターの試合は盛り上がるはずです。
まず初回、遠くからジャブを飛ばすスカル。カネロはジリジリとプレス、まだ様子見段階ですが、しっかりプレッシャーはかかっていそうです。
シンプルなトランクスデザインのカネロはNBNL1のグローブ、濃いめのブルーでトータルコーディネート。スカルは世界戦で珍しく、LEONEのグローブですね。
2R、カネロがプレスから得意のジャブ→右ボディストレート→左フックのコンビネーション。これだけで会場が沸きます。いつものラスベガスほどではないですが、サウジの観客のカネロへの期待が窺えますね。
スカルはジャブを飛ばして時折強い右ストレート、カネロはまだ強引にはいきません。
3R、カネロが若干見切り始めたのか、スカルの右をスリッピング・アウェー。しかしアクションはまだまだ少なく、ちょっと攻め手を欠く印象でしょうか。このままズルズルいくことは無いと思いますが、そろそろ動きがあってほしい。
4R、スカルが左リードを増やしてきました。しかし当たる距離ではありません。カネロは強い踏み込みからこれまた得意の左ボディショットを使い始めます。ゆったりとしたプレスをかけているのは、スカルが左右に動くからなのでしょうか。
スカルはカネロが右を振ってくる時に右カウンターを狙っているようで、そうでない時は非常に大きく躱しています。
5R、忙しなく動くスカルに対して、カネロはあくまでもゆったりとしたリズム。この展開では、カネロ・バイアスが働く分、スカルの勝利がないように思います。
ここまでのパンチスタッツはカネロ12/38、スカル15/117、カネロはやる気があるのか?もう前半は終了しています。カネロのスタッツはヘイニーペース以下。
「またも」マスボクシングのようなPPVファイト、これもまた、金返せ案件なのでしょうか。もうマジで買うのやめようかな。
6R、一歩強く踏み込んだスカルの右ストレートがヒット。カネロも強く踏み込んで右ボディストレート。威力はありますがあたりどころはそんなに良くありません。
続いて強い右ボディストレートをヒットしたカネロはおそらくこのラウンドもものにしているのでしょうが、逃げ回るスカルをなかなか捉えきれない現実があります。うーん、これはまた凡戦の予感しかしませんね。
7R、カネロが右ボディから返しの左ボディ。動き周るスカルを捉えるのはやはり難しいのか、とにかくカネロはボディから崩していく作戦のようです。
もっと強引にいってほしいところですが、スカルが逃げ回っている(ように見える)のはカネロの集中力切れを狙ったものでしょうから、強引に行けばカウンターをもらいかねないから仕方ないのかもしれません。それでもやはり、見ている側からすると恐ろしくつまらない戦いです。
8R、カネロの右ボディはスカルの大きな動きで空を切ります。中盤、カネロのいきなりの左フックがスカルにヒット、その後は両者ともほとんど手を出さず。スカルは動きすぎてカネロとファイトする気は全くないようです。彼にとってはリングに上がることが大事だったのかもしれません。
9R、開始早々、レフェリーが両者を呼び話をしています。もしかして、アマチュアボクシングではよくある「もっと手を出して」的な注意でしょうか。これは恥ずべきこと。
このレフェリーの注意が効いたのか、カネロがジャブから攻め入ります。で、ボディを打てば低いと注意を受ける。もうこの際多少は目を瞑れ。サウジの王族たちも観客席で固まったまま動かず、皆微動だにしません。
大きく躱したスカルは両腕を上げてはしゃいでいますが、この場面が何度もあるのでここで攻めれば良いのに。いよいよ会場はブーイング、小さいですが。
10R、カネロはかなり前のめりに攻める兆しを見せますが、スカルは相変わらず逃げ回り。これが彼のスタイルなのでしょうが、これでタイトルを失ってはもう対戦相手は現れないのではないでしょうか。
このつまらないボクシングを捕まえきれないカネロ、やはり年齢からくる衰えというもの、頂点を極めたボクサーはあとは落ちるのみ、という典型なのかもしれません。おそらく、昔のカネロなら強引にパワーでなんとかしてしまったはずです。
11R、わざわざ観ながら文字を書いている自分自身が滑稽に思えてきました。ただただリング上でダンスするスカルが7割か8割ぐらい悪い。そしてそれを捕まえられないカネロももちろんイマイチで、なぜこんな試合を見せられているのかという怒りすら覚えてきます。私の貴重な時間。。。
カネロも相当フラストレーションが溜まっているのでしょう、密着状態でレフェリーを無視して殴りかかります。気持ちはわかります。
ラストラウンド、いちいちレフェリーの方を見てローブローをアピールするスカル。そんなことよりファイトしろ。
いったいこのビッグマッチに何をしに来たのか。
カネロは少なくとも攻めようとはしており、スカルは逃げ回るだけ。はっきり言って、勝者は明らかでしょう。これで良いのか、ウィリアム・スカル。
当代きってのボクサー、「カネロに恥をかかせる」ことと「ビッグマネーを稼ぐ」ことを実現したスカル。そして、「キューバ人ボクサー全体を冒涜した」というスカル。
判定は、115-113、116-112、119-109、3-0でカネロ。
115-113はアンチカネロのジャッジが混じっていたのか?と思うほどです。これはカネロがかわいそう。
試合後、クロフォードがリングに上って紹介されています。9月の正式発表と見て良いのでしょうが、これはクロフォードに勝ち目が見えてしまった、と思う人も多いでしょう。
いつからボクシングという競技は、「ウェイトをつくってリングに上がるだけ」の競技に成り下がってしまったのか。ビバメヒコじゃねえわ。今回の2興行のPPVは明日の興行に支払ったことにしようと思います。
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