信太のボクシングカフェ

信太のボクシングカフェ

ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】矢吹正道vs謎の世界上位ランカー、ロナルド・チャコン!IBF世界ライトフライ級挑戦者決定戦!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

1月ももうすぐ終わり。

ということで最終週は国内外の注目ファイト!

まずは1/28(土)は矢吹正道がIBF世界挑戦者決定戦に出場、そして翌日1/29(日)はアルツール・ベテルビエフvsアンソニー・ヤーデの3団体統一ライトヘビー級タイトルマッチ。

1/29は朝6:00から予定があるので、早々にライブ視聴は諦めましたが、1/28の矢吹vsチャコンはなんとかライブ時間に間に合いました。

ということで、メインのみではありますが、今回のブログでは1/28に行われた矢吹正道vsロナルド・チャコンのIBF世界ライトフライ級挑戦者決定の観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

1/28(土)名古屋国際会議場

IBF世界ライトフライ級挑戦者決定戦

矢吹正道(緑)14勝(13KO)4敗

vs

ロナルド・チャコン(ベネズエラ)28勝(20KO)1敗1分

果たして、ロナルド・チャコンというボクサーは非常に謎の多いボクサーです。戦績は非常に立派なものではありますが、戦ってきた相手はそのほとんどが大きく負け越しているボクサー。

試合の映像は、というと、もう何年も前の、しかも自らがYoutubeにアップしている切り抜き程度の動画のみ。よくこの戦歴で世界上位ランクに進出できたものだ、と関心するほどのもので、強敵との対戦経験はないと思われます。

リングに立ったチャコンは、非常に良い顔つきをしていますし、良い体つきをしています。

さて、未知のロナルド・チャコンを相手に、矢吹はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。

注目のゴング。

 

初回、矢吹の鋭いジャブ。チャコンは反応よく上体で躱します。チャコンのトランクスに「青田」の文字。日本企業?個人?のスポンサーがついているようです。

序盤、矢吹のワンツーに右カウンターをあわせたチャコン!いきなりドキッとするパンチです。

矢吹は丁寧なジャブからワイルドな右、ショートの右から長い左。この左は良いですね。

チャコンはプレスをかけつつカウンター狙い、ヒリヒリとする展開が続く中で、やや矢吹の方が見栄えが良いように見えます。

これは後の先、カウンターを取り合う展開です。

2R、チャコンは自らも攻めはじめますが、非常に踏み込みが鋭い。そこに矢吹は大きなバックステップで躱すか、もしくは迎え撃つか、ですが、迎え撃つ場合はちょっと頭が危ないのと、フィジカルはチャコンの方がありそうなのでその辺りが危ないところ。

3R、チャコンは下から攻めていきます。やはりリーチがあり、顔が小さな矢吹はちょっと遠く見えるのか。その中でもチャコンの右クロスのタイミングは良い。この右クロス、当たっても当たらなくても驚異にはなるので、矢吹のジャブを封じるには得策でしょう。

矢吹もふとした時に出すジャブ、そして右クロスが良い。矢吹はチャコンの右クロスの牽制も気にせず、ジャブが減る事はありませんね。

4R、このラウンドから少しずつボディを増やしているイメージの矢吹。ややワイルド気味のチャコンのパンチをかわし、ボディ。

 

5R、矢吹が良いステップで距離をキープ。互いにクリーンヒットらしいものは少ないのですが、非常に見応えのある試合です。ただ、ともにもう少し見せ場をつくっていきたいところ。

6R、チャコンの鋭い入りに対して巧くバックステップで躱し、左をヒットする矢吹。ややチャコンは焦りが見えるようにも見えます。ちょっと強引に来ています。

一方の矢吹は冷静に、丁寧にジャブを突き続けています。

中盤、そのジャブから右で大きく攻め込んだ矢吹、左フックをヒット。後半にはカウンターで左ボディをヒット。終盤に右フックもヒット、徐々にチャコンを見切ってきたか。

7R、チャコンの大きな右に対してのリターンの左フック、やや大きめの左に対しては右クロス、という矢吹。どのパンチにも合わせられるような感じです。

こうなるとチャコンは徐々に打つ手を防がれていき、このラウンド後半には矢吹がプレスをかける展開になっていきます。

そして残り30秒ほどのところで矢吹は連打、右フックでチャコンはダウン!

ダメージがありそうなチャコンはクリンチで逃げますが、矢吹は追撃して2度目のダウンを奪取!立ち上がったところでゴング。

 

8R、チャンスの矢吹は左ジャブカウンターからラッシュ!開始30秒過ぎのところでチャコンは本日3度目のダウン。

立ち上がったチャコンに対して果敢に攻める矢吹ですが、チャコンは上体を大きく振ってサバイブ、その後もブロッキング、ステップワーク。そんな状態でも左フックは強く振ってきます。

打ち疲れもあってかやや落ち着いた矢吹はジャブに立ち返り、カウンター戦法。このラウンドは倒しきれず。

9Rは矢吹は少し休むラウンドにするのか、どっしりと構えて鋭いジャブ。このジャブは本当によく当たります。

チャコンはやや打つ手なし、という印象ながらも、勝利を諦めずに手を出します。しかし、矢吹がカウンターの準備をしているため、さほど強くは攻められていません。

10R、引き続き矢吹はジャブ、そしてチャコンが攻めるとスッとバックステップしてリターン。

後半、矢吹のジャブカウンターでチャコンは顎を跳ね上げられ、その後も矢吹のジャブは次々と当たります。チャコンの勝ち目はどんどん薄くなっていきますが、チャコンは諦めませんね。

 

11R、やはりチャコンはもう矢吹のジャブに反応できていないイメージ。矢吹はチャコンのジャブをかわして左ボディ、右をはずして左フック!

矢吹のジャブで幾度も顔を跳ね上げられるチャコン。そして後半、矢吹の右カウンターがヒット!!

そこからラッシュを仕掛けた矢吹、レフェリーはストップ!!!

矢吹正道、11RTKO勝利!!!

ヒリヒリした序盤から一気に抜け出し、最終的にはストップ勝利を決めてみせた矢吹正道。ロナルド・チャコン、非常にタフで良いボクサーではありましたが、矢吹の完勝と言える内容でした。

今回、矢吹は危ない場面はほとんどなく、ジャブとステップワークで完璧に距離をコントロール、素晴らしいカウンターを幾度も決めてみせました。素晴らしい勝利でしたね。

 

勝利者インタビューで左を痛め、右も痛めたという矢吹。それでも仕留めきったのは素晴らしい事ですね。確かに今回は額やテンプルあたりに当たっていた事も多かったので、少し心配です。

IBF王者はシベナチ・ノンシンガ(南アフリカ)。

↓ノンシンガの戴冠戦

boxingcafe.hatenablog.com

非常に身体能力の高いボクサーであり、このボクサーも素晴らしいジャブを持っています。

矢吹vsノンシンガ、これはいつ叶うのか。

楽しみに待ちたいと思います。

 

 

【宣伝】

ボクシング用品専門ショップ、やってます。

是非覗いてみて下さい。

boxingcafe.base.shop

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ