さて、2/10(金)が過ぎましたが、寺地拳四朗vsジョナサン・ゴンサレスの正式発表の報は届かず。もう2ヶ月を切っていますが、本当に大丈夫なのか。とりあえずホテルだけでもとって置いたほうが良いのか。
今日は拳四朗vsゴンサレスのアマプラ興行の記事を書く気満々でしたが、仕方がないので方向転換、日本時間2/12(日)に行われるレイ・バルガスvsオシャーキー・フォスターのプレビュー記事。
ちなみにこの興行の放映は、アメリカではShowtimeが放映、日本ではU-NEXTが生配信。

2/11(日本時間2/12)アメリカ・テキサス
WBC世界スーパーフェザー級王座決定戦
レイ・バルガス(メキシコ)36勝(22KO)無敗
vs
オシャーキー・フォスター(アメリカ)19勝(11KO)2敗
WBC世界フェザー級王者、レイ・バルガス。前戦でマーク・マグサヨ(フィリピン)を僅差の判定でかわしきり、2階級制覇を成し遂げたバルガスは、早々に階級アップして3階級目を狙います。
ただし、フェザー級王座を保持したままであり、負ければフェザー級に戻り、勝てばスーパーフェザー級に転級するという保険付き。最近はこういうのばかりです。
エマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)は比較的しっかりとフェザー級で戦った印象でしたが、このバルガスはまだ王座を獲得したばかり。
2019年7月、亀田和毅を迎えてWBC世界スーパーバンタム級王座の防衛戦を飾ると、王座を返上。その後はブランクをつくり、2021年11月にレオナルド・バエス(メキシコ)を相手にフェザー級初戦をクリアします。
そして2022年7月のマグサヨ挑戦となるわけですが、このバルガスは色々と計算ずくで動いている、ととられてもおかしくないような行動です。
WBCに優遇されるメキシカンであるバルガスは、本来はもっと早くにフェザー級タイトルに挑戦できたでしょうが、ときの王者は絶対王者、ゲイリー・ラッセルJr(アメリカ)。そのラッセルが怪我をしながらも防衛戦をこなし、マグサヨに王座が移った途端に挑戦というのは偶然だろうか、という思いがありました。
そして今回は、その王座の初防衛戦すらせず、シャクール・スティーブンソン(アメリカ)の王座剥奪を皮切りに王座決定戦への出場を決め、スーパーフェザー級へ。
これを後押ししているのがWBCのビバメヒコカルチャーであり、本当にこれはげんなりしてしまう事柄です。
ともあれ、もともと倒し屋の毛があったバルガスですが、王座獲得以降は判定狙いの戦いが続き、長いリーチを活かしたややディフェンシブな戦いで、長い政権を築きます。
2017年2月、王座獲得戦となったギャビン・マクドネル(イギリス)戦からはストップ勝利はなく、現在目下8連続判定勝利中。
これはパンチがないわけではなく、倒す気がないわけでもなく、ただただ慎重なだけだと思われます。
さて、対戦相手のオシャーキー・フォスター、このボクサーについてはあまり私も知りません。なのでいくつかの映像をナナメ視聴。
前戦では当時無敗のムハンマドクジャ・ヤクボフ(タジキスタン)とのWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦にダウンを奪っての判定勝利をあげており、これはプロベラムの興行だったようです。
非常に瞬発力のあるボクサーで、反応がよく、カウンターも巧い、アフリカン・アメリカンらしいボクシング。その他の試合もかいつまんでみてみましたが、このヤクボフ戦のパフォーマンスは素晴らしかったですね。どちらかというと、前に出てくる相手に対して真価を発揮しそうな感じがします。
さて、この試合で当時ロブソン・コンセイサン(ブラジル)に次ぐ挑戦権を得たフォスターは、その試合の11ヶ月後、待ちに待った王座初挑戦を迎える事になります。
これは非常に気合が入っているでしょう。
このヤクボフ戦の前は古豪ミゲル・ローマン(メキシコ/まだやってたんか)に9RKO勝利。ローマンはフォスター戦後3連勝しており、戦績の良いボクサーにも勝っている事から、完全にアンダードッグ化したわけではなさそうですね。
キャリア中期(9戦目と12戦目)にそれぞれ敗戦を喫しているのは気になりますが、183cmというリーチを誇る、下がりながらカウンターが打てるボクサーというのは打倒バルガスへは良さそうな感じもします。
感情論でいうと、レイ・バルガスがこのスーパーフェザー級王者になることは納得がいかない。なので、オシャーキー・フォスターに頑張ってほしい。今まで名前しか知らなかったけど。その名前も、読み方がわかりづらかったので知ってたというのも微妙ですけど。
頑張れ、オシャーキー・フォスター!!あ、ちなみにフォスターはテキサス出身。超地元の利を活かしてもらいたい。
マリオ・バリオス(メキシコ)26勝(17KO)2敗
vs
ジョバンニ・サンティアゴ(プエルトリコ)14勝(10KO)2敗1分
セミファイナルには、元WBA世界スーパーライト級王者、マリオ・バリオスが登場です。「アステカ」というニックネームを持つバリオスは、まさにアステカの戦士。
2019年9月、バティルザン・アフメドフ(ウクライナ)との王座決定戦を経て戴冠したバリオスは、初防衛戦ではライアン・カール(アメリカ)をノックアウト。
そしてジャーボンタ・デービス(アメリカ)戦を迎えます。
↓観戦記
この試合でバリオスはジャーボンタ・デービスに11RTKO負けを喫し、王座から陥落。それでも長いジャブ、ストレート系のパンチは、十分にデービスを困らせたとも思います。
その王座陥落後の復帰戦の相手は、なんとキース・サーマン(アメリカ)。
親日家ということで有名な「ワンタイム」サーマンに対して、バリオスはまっすぐ過ぎました。サーマンの技巧にほどなくいなされ、ボクシングの若さを指摘されたような格好となってしまいます。
キース・サーマンはこの時、パッキャオ戦での初黒星以降2年半振りのリング復帰。バリオスは真正面から力比べをしてくれる相手に対しては良い試合ができますが、タンクのようにサイドにまわられたり、サーマンのように中間距離での技巧を持つボクサーは難しいのかもしれません。
ということで、強豪を相手に2連敗を喫してしまったバリオスですが、次戦の相手、ジョバンニ・サンティアゴ(プエルトリコ)も現在2連敗中のボクサーです。
2020年12月、ペルーの無敗プロスペクト、ファン・セガラとの無敗対決で初回KO勝利。その勢いを駆ってビッグネーム、エイドリアン・ブローナー(アメリカ)戦に臨みます。しかしブローナーに勝利することはできず、敗北。ポイント差は結構開きましたが、これはサンティアゴがよくブローナーを苦しめた、と言える内容でもありました。まあ、ブローナーが衰えているということで間違いはないのでしょうが。
さて、その次に戦ったのが飛ぶ鳥を落とす勢いのビッグ・プロスペクト、ゲイリー・アントワン・ラッセル(アメリカ)。6Rでストップ負けしてしまいますが、このサンティアゴ戦後、ビクトル・ポストル(ウクライナ)、ランセス・バルテレミー(キューバ)といった元王者たちを退けてしまうアントワン相手なので、致し方なかったと思います。
↓アントワンvsサンティアゴの観戦記
ということで、このバリオスvsサンティアゴというのは2連敗中のボクサー同士のサバイバルマッチではあるけれども、決して「上を目指せない」一戦というわけでもありません。現実的に言うと、上がつまっているウェルター級という階級で、ここに勝ったからといって世界タイトルが近づくわけでもないのですが、ともあれ、ここに勝てばより強い相手との一戦にすすめるのではないか、と思います。
レニエル・ペロ(キューバ)8勝(5KO)無敗
vs
ビクトル・ファウスト(ウクライナ)11勝(7KO)無敗
こちらはヘビー級10回戦、無敗のプロスペクト対決です。
レニエル・ペロ、ビクトル・ファウスト、両ボクサーのことは知りませんが、ふたりともPBC所属なのかもしれません。
この一戦は、今回のShowtime興行のTVファイトのオープニングバウトと記録されているので、おそらく日本でもU-NEXTがここから中継を開始してくれるはずです。
ちなみに、その他のアンダーカードはYoutubeで生配信が決まっています。
注目は、レニエル・ペロの(たぶん)弟、同じくヘビー級のダニエル・ペロ(キューバ)。23歳と若く、出身国はキューバ、東京五輪代表でこの五輪では銅メダルを獲得しています。ちなみに、セミファイナルでリチャード・トーレスJr(アメリカ)に負けたボクサーですね。
↓アンダーカードはこちらから!
Rey Vargas vs. O’Shaquie Foster: Countdown | SHOWTIME CHAMPIONSHIP BOXING Prelims - YouTube
放送・配信
この興行は、メインカード3試合(たぶん)を日本ではU-NEXTが生配信。
配信日時は、2/12(日)11:00頃〜との事です。
ちなみにYoutubeで配信される上記のプレリムス(アンダーカード)は、8:45〜とのことなので、非常に暇な日曜日をお過ごしの方は是非アンダーカードから御覧ください。めちゃくちゃすごいボクサーが出てくるかもしれませんしね。
ということで、がんばれオシャーキー・フォスターのPBC興行はU-NEXTで!
↓U-NEXTはこちらから
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