信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

初冬は世界ライト級ウィーク。11月末から一気に動く、世界ライト級戦線のまとめ。

ここ最近、次々と発表された12月興行。

その中で最もアツい階級は、ライト級。今月末にいよいよ開催されるテオフィモ・ロペスとジョージ・カンボソスJrのWBAスーパー・IBF・WBO世界ライト級統一タイトルマッチを皮切りに、翌週にはWBC世界ライト級タイトルマッチ、デビン・ヘイニーvsジョジョ・ディアス。

そして翌日にはジャーボンタ・デービスvsイサック・クルスのWBAレギュラー世界ライト級タイトルマッチが行われます。

さらにその翌週、3階級制覇王者にして前ライト級統一王者、テオフィモ・ロペスが元IBF王者、リチャード・コミーと激突。

 

突如として吹き荒れたこのライト級世界トップ戦線の数々は、その勝敗の行方とともに、そこで勝利するボクサーたちが見せるパフォーマンスにも大いに注目です。

今回のブログでは、初冬にヒートアップするライト級世界トップ戦線についてです。

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※すべて現地時間

11/27(土)

テオフィモ「テイクオーバー」ロペスvsジョージ・カンボソスJr

本来は6/19に挙行されるはずだったこの試合は、ロペスのコロナ罹患を皮切りとして開催地、日程、ファイトマネーへそれぞれが文句を言い続け、結局ようやく決まった11/27。10/16という日程で決まった時点で、すでに6度延期されていたようなので、最終的に決まったのは7度目の延期ということだと思います。

最初の日程から半年という期間を経て、場所はニューヨークのMSGに落ち着き、興行権はこの興行を超高額で落札したトリラー社からマッチルームに移り、DAZNで配信されることが決まっています。

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ちなみに、FITE.TVでPPVの権利を購入した私は、1度目の購入では返金の申請をスルーしてしまったと思われ(返金の形跡がない)、2度目の購入でそれに気づき、返金してもらいました。(返金申請に期限があるようです)なので、今後FITE.TVのPPVを購入するときは、その当日か早くても前日、あまりハリキって購入しないようにしよう、というの訓戒です。皆さんもお気をつけください。

ということで、忘れていましたがこの興行のプレビューは書いていたんですよね。

↓6月時点のもの

boxingcafe.hatenablog.com

 

この半年という延期の期間が、両者にとってどのような意味をもらたらすのか、はわかりません。ただ、おそらくカンボソスにとっては準備期間が増えた、というのは、ロペス対策として大いに役立つはず。勝手な想像ですが、オーストラリア人ボクサーは非常にオーセンティックなボクサーが多く、基本の型がきっちりとしている=真面目なボクサーが多い。

そしてラテンのノリを感じさせるテオフィモ・ロペスに関しては、自身のコロナ罹患というのもあり、この半年のリスケジュールの間、集中してトレーニングしていたかというと疑問が残ります。

ということで、元々あった大きな差は若干縮まったのではないか、と考えています。

 

それでもテオフィモが大きく優位なのは動かず、前戦で「世界最高峰」ワシル・ロマチェンコに勝利したというその「株」を落とさないような、素晴らしいパフォーマンスを期待したいものです。

ライト級戦線からは外れますが、このマッチルーム興行のメインにアジンガ・フジレvs尾川堅一のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦がセット。これは楽しみですね。

その裏のShowtime(日本ではWOWOWでオンデマンド配信)ではブランドン・フィゲロアvsスティーブン・フルトンのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦。こちらの興行もライース・アリームvsエドゥアルド・バエス、ゲイリー・アントニオ・ラッセルvsアレクサンドロ・サンティアゴという軽量級の注目マッチが目白押し。後は勅使河原弘晶vsマーロン・タパレスの正式発表がまだないんですが、もしテッシーvsタパレスが12/29、GGGvs村田のアンダーに組み込まれるならそっちの方が嬉しい。

あ、完全に脱線してしまったので元のレールに戻ります。

 

12/4(土)

デビン「ザ・ドリーム」ヘイニーvsジョセフ「ジョジョ」ディアス

統一から取り残された王座、WBC。元々2019年にロマチェンコとルーク・キャンベルが戦ったときに、WBCは王座決定戦と認定していましたが、その後謎のフランチャイズに昇格?降格?

余ったWBCの正規王者を射止めたのがデビン・ヘイニー。元々は暫定王座を獲得しましたが、ロマチェンコのフランチャイズ降格?昇格??により正規王者に。

そこから危なげのない勝利でアルフレッド・サンティアゴ、ユリオルキス・ガンボアを退け、3度目の防衛戦となるホルヘ・リナレス戦では思い切り効かされるという大苦戦ながらも、中差判定勝利。

そして暫定王者とのジョセフ・ディアスとの団体内統一戦を迎えます。

この暫定王座というのも非常に曲者で、本当は2021年にライアン・ガルシアがルーク・キャンベルと戦い、見事な7RKO勝利で戴冠したものでした。

 

しかしその後、ガルシアは精神的な病を患い、戦線離脱。今も「引退か?」などと囁かれているようなので、去就も注目されますね。華のあるボクサーなので、戻って来ることを願います。

その「空いた暫定王座」を争ったのが、ジョセフ・ディアスとハビエル・フォルトゥナ。ジョジョは前戦でIBF世界スーパーフェザー級タイトルの防衛戦を戦い、体重超過でタイトルを失っています。(試合はドロー)

そんな訳でかつて内山高志の対抗王者だったフォルトゥナを応援したファンも多かったと思いますが、残念ながら?ディアスが勝利して暫定王者に。暫定王座戦じゃなくて挑戦者決定戦で良かったと思うのですが。

さてさて、ヘイニーは前戦で脆さを全世界に露呈してしまいました。しかし、あれはリナレスだからこそ当てられた、とも言えます。

 

リナレスも、序盤はヘイニーの素早い動きに対応しきれず、詰めきれなかった印象ですから、正直ディアスがヘイニーに当てられるか、というと非常に微妙な気がします。

個人的には、ヘイニーvsリナレス2というのが見たい。12R戦った後なら、ヘイニーを捕まえられる気がします。ということで今回、ヘイニーにこんなところで負けてほしくはないですし、ここは相性的にもヘイニーに完勝してもらいところです。

↓ヘイニーvsリナレスの観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

このヘイニーvsディアスはDAZNで生配信。

12/5(日)

ジャーボンタ「タンク」デービスvsイサック・クルス

スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級王者だったタンク・デービスは、WBAの王座正常化の動きにあわせてスーパーフェザー級王座を返上。でもまだ2つ持っています。

こんな横暴が許されて良いのか?と思うのですが、なぜかタンクは特別な存在です。しかもたくさんの案件を抱えるリアルな犯罪者でもあります。

それでも人気者のタンク・デービスは、本来は元暫定王者、つまりは指名挑戦権を持つロランド「ロリー」ロメロとの防衛戦の予定でした。

しかし、ロメロが性的暴行で告発を受け、この試合が消滅。

代わりにイサック・クルス・ゴンザレス(アイザック・クルスと書いていましたが、イサック表記が多いので即刻変更笑)に白羽の矢が立ちました。

↓クルスvs激闘王フランシスコ・バルガスの観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

デービスはひき逃げ容疑とか色々持っており、最大7年の懲役刑が課されるかも、みたいなことを言われていましたが、あれはどうなったんでしょうか。ひき逃げはOK、性的暴行はNG。不思議な世界ですね。

ともあれ、イサック・クルスは非常にエキサイティングなボクサーで、全弾フルスイング。タンクはスピードとパワーを兼ね備え、柔らかな動きで実はボクシングをさせても上手いので、引き出しは多そうです。

近い距離での打ち合いになるか、もしくはタンクが下がりながら対応して、スピーディに踏み込んでヒットアンドアウェイを選択するのか。そしてもしくは、タンクが「下がらされる」という展開になるのか。

タンクが前に行こうとして下がらされるなら、クルスに勝機が出てくるような気がしますが、果たして。これは名試合間違いなし。タンクは人間的にはちょっとアレですが、基本的に試合に外れがなく、そしてクルスの試合にも外れがありません。

 

ボクシングファンはもちろんのこと、ボクシングにほんの少し興味がる、というファンにも超おすすめできる試合になるのではないでしょうか。大激戦必至!

ともあれ、群雄割拠のライト級、この試合はタンクが優位でしょうが、クルスがどれくらいタンクを苦しめられるのか、そしてアップセットが起こる可能性はゼロではありません。

非常に楽しみな一戦です。

ちなみに、WBAといえばミシェル・リベラも挑戦権を持っていると思うのですが、このイサック・クルスの後はロメロ→リベラ、となるのでしょうか。なかなかハードな防衛ロードですね。

このデービスvsクルスは米国ではShowtime、日本ではWOWOWオンデマンドで生配信です。注意しないといけないのは、この興行はアメリカ時間で12/5の日曜日、つまり日本時間では12/6(月)ということです。皆さん休みをとりましょう。

 

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12/11(土)

「ハイテク」ワシル・ロマチェンコvsリチャード・コミー

前戦で見事なカムバックを果たした元PFPキング、ワシル・ロマチェンコ。中谷正義戦では圧倒的な力を誇示し、長身の中谷に対して恐れることなく立ち向かい、その技術を遺憾なく発揮しての9RTKO勝利。

敵わなかった中谷ですが、ロマチェンコにとって終わってみれば圧勝ではありましたが楽勝ではなかったはずです。リングサイドで写真を撮っていた「パンチを予見する男」福田直樹氏も中谷の右ボディは非常に効果的だった、と回想しており、その善戦ぶりが窺えます。

 

間違いなく前戦は自身のライト級史上、最高のパフォーマンスを示せたであろうロマチェンコ、テオフィモ・ロペスとの再戦を目指し、次のテストマッチはリチャード・コミー。

このコミーはかつてのIBF世界ライト級王者であり、当時ロマチェンコとの統一戦がクローズアップされる相手でもありました。

しかし、コミーは指名挑戦者、テオフィモ・ロペスの凶悪なカウンターの前に沈み、この統一戦は実現せず、どころか、その立場をロペスにとって代わられ、ロペスは統一王者に。

テオフィモ・ロペスの歩んできた道、中谷正義→リチャード・コミーという道程を、なぞるようにしたマッチメイクを繰り返すロマチェンコ。

中谷正義には、テオフィモ・ロペスよりも明確に勝利をしました。

コミー相手にはロペス以上の勝ち方は難しいと思いますが、またロペスとの再戦に漕ぎ着けられるような勝ち方を期待したいものです。

 

このロマチェンコvsコミーの放送は、米国ではESPN、日本ではWOWOWオンデマンド生配信。WOWOWのテレビのほうは同時刻にノニト・ドネアvsレイマート・ガバリョを生中継。

ライト級の世界タイトルの全てが現地時間11/27(土)〜12/5(日)の間に動きます。この一週間強のどこかでアップセットが起これば、勢力図が塗り替えられ、また一気に違う流れが押し寄せてくるかもしれません。

初冬、ライト級がアツすぎる。暖かい冬が過ごせそうですね!

 

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