信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

比嘉大吾と堤聖也、伊藤雅雪と三代大訓。国内注目マッチが次々発表!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

先日、トップランク社が興行の正式発表を打ち出しました。

二転三転し、話題となっていたロマチェンコvsロペス、対戦相手が変更となりましたが井上尚弥のラスベガスデビュー等々、充実した内容でした。

ここでテンションが上がったボクシングファンに、畳み掛けるように国内での好カードが続々と発表されています。

9/10現在、ここ数日で発表された注目の国内試合をピックアップしてお伝えしていきます。

↓前回のブログはこちら

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10/26(月)バンタム級10回戦

比嘉大吾(Ambition)vs堤聖也(角海老宝石)

元世界王者、比嘉大吾の本当のリング復帰!前回の比嘉大吾の復帰戦は、非常にモヤモヤを抱える中での試合でした。しかしそれも今は晴れやかに再スタートをきり、前途は洋々。

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そしてジム移籍後第一戦の相手は、無敗のホープ、堤聖也!大きな話題となったGOD'S LEFTバンタム級トーナメント決勝、中嶋一輝(大橋)と争い、ドロー。優勢点で中嶋が優勝しました。 しかし中嶋はOPBF3位、日本5位とランキングを上げたにも関わらず、堤は未だ日本13位。悔しさもあるでしょう。

 

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個人的には堤が終始中嶋を翻弄したように見えました。ただ、忙しく動き回る堤よりも、落ち着いた中嶋の立ち振る舞いにポイントが流れてしまったのかもしれません。

比嘉と堤は、アマ時代対戦経験があり、比嘉の0勝2敗。先にプロ入りした比嘉の実績は堤を大きく上回っているものの、比嘉も油断はできない相手です。

順当にいけば比嘉の勝利ですが、堤も本当に良いボクサー。アマキャリアも十分にあり、陣営も格上との闘い方を知っています。それでも比嘉大吾にはKO勝利を飾ってもらいたいです。

この試合はTBSで11/18に深夜放送!!!といってテンションあがる人いますかね?

今時はもうネットでライブ配信の方が良いですよね。数日後なら百歩譲って許せますが、3週間後って。。。

 

↓堤とドロー、中嶋は9/16のフェニックスバトルに登場です。

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11/3(火)WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ

京口紘人(ワタナベ)vsタノンサック・シムシー(タイ/グリーンツダ)

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WBC王者、寺地拳四朗(BMB)との統一戦が期待される京口ですが、次戦は防衛戦。本人によると「コロナだから」という理由で日本人とやる、というのは違うと。指名挑戦者でなければ日本人とはやりたくない、とも言っていました。

相手のタノンサック・シムシーは20歳の新鋭、当然のごとくムエタイで慣らし、国際式に転向。11戦目でタイ国ライトフライ級王座を獲得していますが、そこまで11戦全勝全KO。その後2戦を判定勝利で飾り、最新の試合は2020年2月にKO勝利。戦績を14戦全勝12KOとしています。

 

戦績はライトフライ級としては驚異のKO率を誇りますが、まだ強豪との対戦はありません。20歳の新鋭らしく攻撃時の勢いはありますが、やはりディフェンス面には不安が残ります。まだもう少しキャリアを積むべき時、とも思えます。もしかすると陣営としては、経験の一環として挑戦させるのかもしれない、とも思いました。

とはいえ、怖さのあるボクサーなので一発当たれば試合はどうなるかはわかりません。ただ、京口のキャリア、テクニックを考えると今回は圧勝しなければならない相手。圧勝で更に評価を高め、統一戦に弾みをつけてもらいたいですね。

↓この試合は京口紘人のYoutubeチャンネルで生配信!

京口紘人 Hiroto Kyoguchi【WBA世界王者】 - YouTube

11/5(木)ライト級10回戦

伊藤雅雪(横浜光)vs三代大訓(ワタナベ)

8/31のA-SIGN興行で発表された注目カード!

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元WBO世界スーパーフェザー級王者、伊藤雅雪と、現OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者、三代大訓がライト級のノンタイトル戦で激突!

伊藤雅雪は伴流ジムからプロデビューしたプロ叩き上げのボクサー。しかしそのスタイリッシュなボクシングでOPBF王座を奪取し、その後WBOアジア・パシフィック王座を吸収し、アメリカでWBO世界王座決定戦に出場。ダウンを奪い、クリストファー・ディアス(プエルトリコ)に勝利して初戴冠。

 

この日、実に日本人として37年ぶりにアメリカの地で世界奪取した伊藤は、この試合から攻撃的スタイルにスタイルチェンジ。しかしその攻撃的ボクシングが2度目の防衛戦では空回り、ジャメル・ヘリング(アメリカ)にタイトルを奪われてしまいます。

ヘリング戦の前に横浜光ジムに移籍、ヘリング戦後の2019年9月に負傷しつつも再起を飾ります。本来であれば2020年2月に中国で世界ランカー戦を控えていましたが、自身の怪我で延期、その後はコロナショックで試合自体が消えてしまいました。

対する三代は、元アマエリートで、ここまで10戦9勝(3KO)1分。デビュー4戦目で仲里周磨(ナカザト)、5戦目で正木脩也(帝拳)とのホープ対決を制し、6戦目でカルロ・マガレ(フィリピン)からOPBF王座を奪取。

そして当時の日本王者、末吉大(帝拳)との王座統一戦に挑むもドロー、気を取り直してOPBF王座の防衛に注力し、ここまで3度の防衛。

 

闘ってきた相手も強豪揃いではありますが、やはり伊藤のキャリアには劣ります。

元来、スタイリッシュで距離を大切にするボクサーよりのボクサーファイターだった伊藤は、三代の嫌がることもわかっていそうで、ファイターよりになった伊藤が三代を攻略するような気がします。

しかし三代はポイントを取れるボクサーですので、序盤、伊藤に飲み込まれずに、ジャブを当て、ペースを握る事ができればおもしろくなりそう。

この日、他にも先日のA-SIGN興行でMVPを受賞した佐々木尽、素晴らしいボクシングを披露した谷口彪賀も出場予定!

↓この試合は、A-SIGNのYoutubeチャンネルで生配信!

A-SIGN.BOXING.COM - YouTube

そしてこの先の国内ライト級には、吉野修一郎(三迫)というラスボスがいるので、この勝者は吉野の3冠に挑戦し、その勝者が世界に行く、というのが1番納得でしょう。

 

↓吉野修一郎の3冠防衛戦

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そして世界のライト級は、間もなく(事実上)4冠統一がなされます。その4冠統一王者となったボクサーは、おそらくいくつかのタイトルは手放すでしょうから、戦国時代に突入します。

その頃に日本人ボクサーがタイトルに絡めれば非常におもしろいですね。

11/23(月)WBOアジア・パシフィック・ライトフライ級王座決定戦

加納陸(大成)vs平井亮輝(千里馬神戸)

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WBOアジアの王座決定戦として行われるこの1戦。加納は若くしてタイでプロデビュー、日本では2015年にデビューし、22歳ながらこれまでOPBF暫定、WBC世界ユース等を獲り、世界、WBOアジアパシフィック、日本王座への挑戦は失敗に終わっています。

対する平井は、2018年に日本王座に挑戦するも失敗、今回タイトル初戴冠なるか。兵庫県の出身の二人のボクサーが、アジア・パシフィックのタイトルを争うメインイベント!

しかしこのメインよりも注目すべきなのがセミファイナル、そしてセミセミ。

ライトフライ級6回戦

高山勝成(寝屋川石田)vs小西伶弥(サンライズ)

元主要4団体ミニマム級王者、高山。東京オリンピックを目指すも叶いませんでしたが、なんとプロ復帰を表明し、2階級制覇を目指します。とまあ、ここまでは既報。しかしその相手は、なんといきなり小西伶弥。年齢的にも遠回りはしていられない、ということでしょう。

 

高山が無敗のホープとして畠山昌人(協栄札幌)の持つ日本ライトフライ級タイトルに挑戦したのは既に17年以上も前の話。月日が経つのは早いものです。

そんなホープ時代から時がたち、引退届けを出して(当時日本が認めていなかった)IBF王座へ挑戦したり、プロ→アマという前代未聞の転向をしたり(しかもまた戻ってきたり)、この人の行動力には本当に感服します。稀有なボクサーだと思います。

対する小西伶弥は、真正ジムから独立した江藤日出典会長についてサンライズジムに移籍。場所は旧真正ジムだったと記憶していますので、環境は変わっていないはずです。

小西は2019年5月、フェリックス・アルバラード(ニカラグア)の持つIBF王座に挑戦し、敗北を喫した試合以来の再起戦となっています。ここで連敗は阻止したいところでしょう。

10回戦でもなく、8回戦でもなく、6回戦で行われるこの試合。高山としては動き回りたいでしょうし、小西としては捕まえたいでしょう。ただ、高山は頭の位置がバッティングしやすいので、そこは気をつけてもらいたいですね。

両者ともに世界をめざすなら絶対に負けられない1戦!楽しみです。

 

セミファイナル バンタム級8回戦

石田匠(井岡)vs石井渡士也(REBOOT.IBA)

30戦28勝(15KO)2敗という戦績の石田匠。敗北のふたつは、世界タイトルに挑んだカリド・ヤファイ(イギリス)、世界タイトル挑戦者決定戦に挑んだイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)戦。元日本王者という肩書も持つ、間違いなく日本トップレベルのスーパーフライ。

そしてそこに挑む石井渡士也は、3戦3勝(2KO)。前戦で日本ユース・バンタム級王座を獲得。若干19歳、4戦目で挑む世界ランカー戦。

スーパーフライ級の選手ながら、長身の石田はジャブを突き、背の低い石井を突き放しにかかるでしょう。そしてそれができるだけの経験も、テクニックも持ち合わせています。

しかし石井はあの井上尚弥とのスパーリングで名を上げたボクサー。井上尚弥のスパー相手は数階級上でないと務まらない、という見解の中で、同じ階級の石井はパートナーとして何ラウンドも消化。併せて、未来の世界王者、中谷潤人(M.T)のスパーリングパートナーとしても腕を磨いています。

 

日本のトップオブトップと拳を交えている経験を、この試合に活かすことはできるか。

石田は勝たなければならない試合、石井は勝てば大きく名を上げられる試合。

石田にとっては負けたら失うものが多く、石井にとっては冒険マッチ!この試合は、コロナだからこそ実現したと言っても過言ではないでしょう。

↓この試合はテレビ大阪の公式Youtubeで生配信!下のリンクは発表会見。

https://www.youtube.com/watch?v=ay2uM7uQGS0

さて、他にもまだまだ決まって発表がありそうですが、また頃合いを見てまとめてみます。

海外試合だけでなく、国内試合も楽しみですね!!!

 

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